日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

浅野だ!井手口だ!サッカー日本代表が6大会連続W杯出場決定!

2017年08月31日 | soccer

2018 FIFA ロシアワールドカップ・アジア地区最終予選「日本代表VSオーストラリア代表」が31日、埼玉スタジアム2002で行われました。ここまで最終予選を8試合戦って5勝2分け1敗・勝ち点17でグループBの首位にいる日本代表。今回の豪州戦で勝てばロシアW杯出場が決定しますが、負ければ窮地に追い込まれてしまいます。勝ち点16で3位の豪州の方も、勝てばW杯出場。宿敵・豪州との大一番、ハリルJAPANはロシア行きの切符を掴むことができたのか!?



スタメンはこちら
[日本代表]
GK 1 川島永嗣
DF 3 昌子源
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也
MF 2 井手口陽介
MF 16 山口蛍
MF 17 長谷部誠(Cap)
FW 14 乾貴士
FW 15 大迫勇也

[オーストラリア代表]
GK 1 ライアン
DF 6 スピラノビッチ
DF 20 セインズバリー
MF 3 スミス
MF 5 ミリガン(Cap)
MF 21 ルオンゴ
FW 7 レッキー
FW 10 クルーズ
FW 14 トロイージ
FW 22 アーバイン
FW 23 ロギッチ

日本はチームを支え続けてきた本田圭佑と香川真司をスタメンから外し、井手口と浅野の若手選手を先発起用。さらには乾が中盤に入り、FWは大迫の1トップ。対する豪州は、エースのユリッチと日本キラー・ケーヒルの2人がベンチスタート。



豪州ボールで始まったこの試合、前半1分に日本は右CKから酒井宏が飛び込むが、シュートは枠を捉えることができず。豪州も7分にCKでの混戦から、ロギッチが左足で叩きつけてのシュートを放ったが、GK川島にキャッチされる。日本は14分に乾が右サイドからシュートを放つも左にそれる。16分には左のショートコーナーから、ファーサイドの浅野が頭で合わせたがポストに当たる。22分には大迫がミドルシュートを狙うもGKの正面。相手陣内に攻め込みながらも、なかなかゴールが奪えません。
前半35分、日本は左サイドでボールをつなぎ、大迫のスルーパス→長友のクロス→逆サイドの浅野のヘディングシュートは枠外。前半38分、豪州はレッキーが右足でシュート。ボールはDF吉田の足に当たると、ポスト右を直撃。日本にとっては危ない場面だった。そして迎えた前半41分でした。左サイドで長友が右足でクロスを上げると、ゴール前でフリーになっていた浅野が左足で合わせてゴール右隅へ!スタメン起用に応えた浅野、日本に先制点をもたらしました!前半は1-0で日本リードで終了。

後半3分、豪州は右サイド・レッキーのパスに反応したクルーズがゴール前に飛び込むが、GK川島が先にボールを抑える。日本は後半8分に中盤で井手口が右サイドにパスを出すが、浅野がボールに触れず。その直後、酒井宏が右サイドを突破するが、クロスは相手DFに当たる。後半11分、日本はカウンター攻撃を仕掛け、大迫のパスを受けた乾が左サイドをドリブルで仕掛け、そのままシュートまで持って行ったが、DFに阻まれる。
1点を追う豪州は、後半16分にトロイージに代えてユリッチを投入。後半23分にはケーヒルが入る。厄介な2人が入ったことで流れが変わり、後半26分に右サイドでクルーズがグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前にユリッチがいたが、酒井宏が対応。こぼれ球にケーヒルが反応するが、DF吉田がシュートを打たせない。日本DF陣がピンチを守り切ります。
日本も後半30分に乾を下げてFW原口元気を投入。すると後半32分、変わったばかりの原口がDFを一人かわした後、ペナルティエリア内に進入。グラウンダーの折り返しから、井手口が右足を振り抜いたが、ゴール手前にいた豪州DFにクリアされて2点目ならず。後半37分、敵陣で原口がボールを奪うと、井手口がドリブルで中央に持ち込み右足一閃!ミドルシュートがゴール右に突き刺さり、日本に大きな2点目!ロシアW杯出場に大きく近づきます!
豪州も終盤に反撃に出るも、日本が最後まで守り切りタイムアップ!日本が豪州を2-0で下し、ロシアW杯本大会出場を決めました!



勝った方がW杯出場の「天王山」は、日本代表がオーストラリアに快勝!6大会連続のW杯出場が決定しました。ブラジルW杯最終予選に続き、埼スタでの豪州戦で決めたわけですが、前回は引き分け、今回は完封勝利ですよ。日本はW杯予選の豪州戦で7戦未勝利(2敗5分け)でしたが、8度目の対戦で念願の初勝利!まさに歴史的な1勝といえるでしょう。試合が始まる前はとても不安でしたけど、豪州を倒してロシア行きを決めてよかった!ハリルJAPAN、おめでとう~!!
今回の試合はスタメンに抜擢された若手の2人が、ハリルホジッチ監督の期待に応えました。前半41分に先制点を挙げた浅野選手は、昨年のタイ戦以来となる代表戦でのゴール。左足のボレーシュートでゴールネットを揺らした後、「ジャガーポーズ」が飛び出ました。昨年は自らの2得点でU-23アジア選手権優勝に導き、今年はハリルJAPANのW杯出場に貢献。大事な一戦で結果を残すって凄いな…。
後半37分に2点目を奪った井手口選手は、攻守で奮闘。セットプレーのキッカーを任せられると、守備でも豪州攻撃陣を封じました。後半32分に放った右足のシュートは相手の好守にふせがれましたが、それから5分後に強烈な右足ミドルをゴールに叩き込みました。井手口選手のゴールが生まれた瞬間、私も感激しちゃいましたよ。
これまでは岡崎選手、本田選手、香川選手などがチームを引っ張ってきましたが、井手口&浅野の「リオ五輪世代」の2人がW杯出場に導いた。今回は途中出場だった久保裕也選手もUAE戦とタイ戦で2試合連続ゴール。サッカー日本代表も世代交代の時が来たのかも。


昨年9月に始まったロシアW杯最終予選、初戦のUAE戦では1-2の逆転負けという屈辱的黒星スタート。2戦目のアウェー・タイ戦は2-0で勝利して勝ち点3を獲得。3戦目のホーム・イラク戦は、UAE戦同様苦しい戦いでしたが、後半終了間際に山口選手の勝ち越しゴールで劇的勝利。4戦目のアウェー・豪州戦は、原口選手が先制点を挙げながらも、後半に追いつかれて1-1の引き分け。5戦目のサウジアラビア戦は2-1で競り勝ち、前半5試合を2勝1敗1分け・勝ち点7で折り返し。
後半戦に入り、6戦目のUAE戦&7戦目のタイ戦を連勝で飾りますが、中立地・イランでの開催となった8戦目のイラク戦は1-1のドロー。前半に大迫選手が先制点を奪ったものの、後半に追いつかれてしまいました。イラク戦で勝っていれば、楽になれたのに…。そして9戦目の豪州戦で完勝。「最終予選の初戦で負けるとW杯に出場できない」、「日本はW杯予選の豪州戦で勝てていない」という不吉なジンクスを覆してのW杯出場となりました。初戦を落としながらも、よくW杯の切符を手にできたなあ!

最終予選はまだ1試合残っており、9月5日にサウジアラビア代表とのアウェー戦(@キングアブドゥラー スポーツシティスタジアム)が控えています。サウジと豪州は勝ち点16で並んでいますが、得失点差でサウジ2位、豪州3位。最終戦の結果次第では、サウジと豪州の順位が入れ替わる可能性も。さすがに豪州はタイに負ける事はないと思うけどねえ。熾烈なB組2位争いも気になるけど、日本は勝って最終予選を終えたいものです。







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フロンティアが2連勝で新潟2歳王者に!キーンランドカップは9歳馬が勝った!

2017年08月27日 | 競馬

夏休み最後の日曜日だった27日は、札幌競馬場でスプリント重賞の「キーンランドカップ」、新潟競馬場では2歳場による重賞「新潟2歳ステークス」が行われました。



札幌メイン・第12回キーンランドカップ(GⅢ・芝1200m 13頭立て)は、①ブランボヌール&⑩シュウジの昨年の1,2着馬、ヴィクトリアマイル5着⑪ソルヴェイグ、⑨モンドキャンノ&⑬メイソンジュニアの3歳勢2頭、バーデンバーデンカップを勝った⑦フミノムーン、札幌1200mのUHB賞を勝った②イッテツ、③ネロ、④ヒルノデイバローなどが参戦しました。
スタートは13頭出遅れなし。先行争いで、⑥ナックビーナスとソルヴェイグの2頭が前に出るが、ナックが鼻に立つ。シュウジが3番手につけ、4番手⑫ライトフェアリー、5番手ネロ、外側の6番手にメイソンジュニアが追走。中団7番手にイッテツ、8番手モンドキャンノ、9番手にフミノムーン。後方は10番手ブランボヌール、11番手⑤ノボバカラ、12番手⑧エポワス、最後方にヒルノデイバロー。
3,4コーナー中間地点で、先頭争いはナックとソルヴェの2頭が並び、シュウジ3番手、フェアリーが4番手。メイソンとキャンノが大外に回る。
最後の直線コースに入り、ナックビーナスが最内で逃げ粘るが、外からソルヴェイグが迫る。後続からはネロとライトフェアリー、さらにはエポワスも追い上げる。ゴール前でエポワスがナックとソルヴェの間を割って抜け出してゴールイン!9歳馬のエポワスが直線突き抜けて差し切り勝ち!

サマースプリントシリーズ第5戦のキーンランドカップは、9歳のベテラン馬・エポワスが、若さで勝る3歳&4歳勢を捻じ伏せて優勝。この馬は単勝オッズでブービーの12番人気でした!前走のUHB賞で1番人気になりながらも7着と惨敗、この日は前走から+20キロの大幅増と評価が急落しましたが、ルメール騎手の神騎乗によって重賞制覇を成し遂げました。エポワスはこのレースに参戦したのは3度目で、2015年は9着、2016年は6着、今年はついに勝利。同時に秋の短距離王決戦・スプリンターズステークスの優先出走権も獲得。9歳馬が芝のGⅠ競走を勝ったら、「中年の星」と言われるだろうなあ。
2番人気のソルヴェイグはエポワスから首差の2着、1番人気のモンドキャンノは6着、もう1頭の3歳馬・メイソンジュニアは7着。連覇を狙ったブランボヌールは11着、3番人気のシュウジは最下位の13着。モレイラ騎手はこの夏もJRAの重賞で勝てず…。




新潟メイン・第37回新潟2歳ステークス(GⅢ・芝1600m 15頭立て)は、新馬戦で5馬身差の圧勝劇を見せた①ムスコローソ、府中マイルで勝利した③テンクウ、中京マイルで逃げ切った⑧フロンティア、⑤オーデットエール、⑥プレトリア、⑮コーディエライトといった左回りのコースで結果を残した馬達に加え、1800mの新馬戦で勝利した④グランデウィークと⑫キボウノダイチも出走しました。
スタートでフロンティアと⑦マイネルサイルーンの2頭がポンと飛び出したが、コーディエライトが外から上がって先手を取る。サイルーン2番手、フロンティア3番手。テンクウと⑨フィルハーモニー,キボウノダイチが4番手集団を形成し、その後ろの中団7番手に⑬シンデレラメイク、プレトリアと⑭ダンツセイケイが8,9番手で並ぶ。10番手集団にグランデウィークと⑩エングローサー、オーデットエール12番手、ムスコローソは13番手に控えている。その後は②トッカータ,⑪ラインギャラントと続く。
外回り3,4コーナー中間時点で、15頭がほとんど一塊の状態。コーディエが先頭、フロンティアが2番手に上がり、サイルーン3番手、ダイチ4番手。プレトリアは中団、オーデットは中団より後ろの位置、ムスコローソは最後方。
長い直線コースに差し掛かり、コーディエライトがまだ先頭だが、外の方からフロンティアとキボウノダイチ、内からはテンクウとマイネルサイルーンが接近する。ムスコローソが最内から追い込んでくるが、前に届くかどうかは厳しそう。ゴールまで残り200mを切り、先頭争いはコーディエ・フロンティア・テンクウの3頭に絞られ、この3頭が後続を離しにかかる。そして残り100mでフロンティアが先頭に躍り出て、そのまま1着フィニッシュ!今年の新潟2歳チャンピオンはフロンティア!コーディエライトが2着で粘り、テンクウは3着。

来年のクラシック候補生が集まった新潟2歳ステークスは、単勝3番人気のフロンティアが優勝。スタートで前のポジションで控えると、直線でコーディエライト,テンクウとの追い比べを制しました。2着のコーディエライトは5番人気、3着のテンクウは3番人気。結果的には序盤から前にいた馬達が残りました。4番人気のプレトリアは7着、1番人気のムスコローソは12着と惨敗。終始後方で揉まれての競馬、直線で最内を突こうとしたけど、不発でした。
優勝したフロンティアは、新馬戦に続いてのデビュー2連勝で重賞初勝利。父はダイワメジャー、母はグレースランド、母の父はトニービン。お兄さんは2006年のクラシックで活躍したドリームパスポート。現役時代はGⅠで2着が3回、ダービーでも3着でした。この馬を管理する中内田充正調教師は、昨年のヴゼットジョリーに続いて同レース2連覇です。
新馬戦では逃げの競馬を見せたのに対し、2戦目の今回は番手追走から差し切り勝ち。逃げても控えても強いですね。マイル戦で連勝しているけど、もう1ハロン伸ばしても好走できると思う。そして年末は朝日杯フューチュリティステークスに向かうだろう。



来週・9月3日は夏競馬最終日。新潟競馬場はサマー2000シリーズ最終戦の新潟記念、小倉競馬場は小倉2歳ステークスが行われます。
小倉2歳ステークスの方は、アイアンクロー,イイコトズクシ,ナムラバンザイの「フェニックス賞組」、新馬戦で1位入線するも2着降着となったペイシャルアス、スーサンドン、シトリカ、オーロスターキス、アサクサゲンキ、ヴァイザー、モズスーパーフレア、バーニングぺスカ、さらには藤田菜七子騎手が乗るフローラルシトラスなどが登録。菜七子騎手は新潟最終レースで今季9勝目を挙げ、JRA年間10勝にあと1勝。小倉でJRA女性騎手初の重賞制覇を果たせるか…?
新潟記念は、小倉記念を勝ったタツゴウゲキ、函館記念を勝ったルミナスウォリアー、エプソムカップ2着アストラエンブレム、ラジオNIKKEI賞2着ウインガナドル、七夕賞2着マイネルフロスト、3着ソールインパクト、ロッカフラベイビー&ロイカバードの「佐渡ステークス組」などが出走予定。
サマー2000シリーズは現在、サクラアンプルールが13点が暫定トップ。タツゴウゲキが11点で2位、ルミナスウォリアーが10点で3位タイにつけています。現在5点のマイネルフロストは、新潟記念で1着(10点)を取り、ライバルが5着以下ならば逆転優勝となります。サマー2000シリーズ最終戦の勝者、シリーズ王者に輝くのは?








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一発攻勢で西武にも3タテ!8連勝で貯金40!

2017年08月24日 | HAWKS

パリーグ首位を独走中の福岡ソフトバンクホークスは、埼玉西武ライオンズ戦で2日続けて無失点勝利。チームも今季初の7連勝で、貯金も39に伸ばしました。8月下旬、シーズン終盤を迎えた今が一番強いんじゃないかって思います。24日の試合はソフトバンク・中田賢一VS西武・菊池雄星の先発で始まり、この日も序盤からホークス打線が爆発しました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク      埼玉西武
1(二 川島慶三    (中)秋山翔吾
2(遊)今宮健太    (遊)源田壮亮
3(左)中村晃     (二)浅村栄斗
4(中)柳田悠岐    (一)山川穂高
5(指)デスパイネ   (左)栗山巧
6(三)松田宣浩    (指)メヒア
7(一)江川智晃    (三)外崎修汰
8(右)上林誠知    (捕)炭谷銀仁朗
9(捕)髙谷裕亮    (右)木村文紀
 (投)中田賢一    (投)菊池雄星



1回、ホークス先頭の川島が、西武先発・菊池が投じた初球ストレートを空振り。しかし、菊池が「二段モーション」の反則投球を宣告される。これで動揺したのか、川島に四球を与えてしまう。その後、2死3塁となり、4番・柳田が菊池の2球目のストレートを打ち上げ、レフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で1点を先制。なおも2死2塁でデスパイネが2球目を流し打ち、ライトのホームランテラスに突き刺さる2ラン本塁打。この回菊池から3点を奪いました。
2回、ホークス先発の中田がメヒアに右中間へのソロ本塁打を浴びて1点返されますが、その裏に先頭の江川が2塁打を放つと、1死3塁で高谷がレフト前へのタイムリーヒットで1点追加。明石四球で1死1,2塁として、今宮が5球目のカーブを捉え、レフトスタンド最前列に飛び込む3ラン本塁打!ホークスは2回にも4点を追加し、2回までに7点を奪いました。
3回、大量援護を貰った中田が、2アウトから秋山と源田に続けてヒットを浴び、浅村に四球を与えて満塁のピンチを招く。西武4番・山川にはフルカウントまで追い込まれたが、最後はスライダーで空振り三振に仕留めて3アウト。満塁のピンチをなんとか脱しました。
ホークスは中盤になっても打線の勢いは止まりません。5回は中村が西武2番手・福倉健太郎のスライダーを捉え、ライトスタンド中段へのソロ本塁打。6回には上林が直球を逆方向に飛ばし、レフトホームランテラスに飛び込むソロ本塁打。7回は1死3塁からデスパイネのレフトへの犠牲フライで10点目。
その後は、8回に寺原隼人、9回はプロ初登板の小澤怜史が2本のヒットを許しながらも0点に抑えてゲームセット。ホークスが10-1と圧勝し、西武との3連戦を全勝で飾りました。



パリーグ 2017年8月24日(木)
ソフトバンクVS西武 21回戦 ヤフオク
<ソフトバンク14勝7敗 観衆:36,164人>
西|010 000 000|1
ソ|340 011 10X|10
[勝] 中田(6勝6敗)
[負] 菊池(12勝6敗)
[本] メヒア(西/17号)、デスパイネ(ソ/29号)
   今宮(ソ/10号)、中村晃(ソ/2号)、上林(ソ/11号)



まいったなぁー。先週末の楽天に続き、西武にも3タテしちゃいましたよ。この日のホークスは、初回にデスパイネ選手の2ラン、2回には今宮選手の3ラン、さらには中村選手と上林選手にも本塁打が生まれ、西武投手陣に4本のホームランを浴びせる一発攻勢。投手陣は中田投手が7回まで頑張り、9回には1軍初昇格の小澤投手が登板し、無失点デビューを飾りました。前日には笠谷投手が好投し、この日の小澤投手も健闘。活きのいい若手ピッチャーを次々と試しますね。そういや、工藤監督が引き当てた高橋純平投手と田中正義投手は、今何してはるんでしょうか?
先発の中田投手は、7回まで112球を投げ、被安打5・6奪三振・2四死球・1失点。6月8日のヤクルト戦以来、約2か月半ぶりの勝ち星で、今季6勝目となりました。2回にメヒア選手に一発を浴びて1失点。3回には満塁のピンチを背負いながらも0点で切り抜けました。フルカウントから山川選手を三振にしたのはとても大きかったですね。3失点以上は覚悟していたけど、予想外の好投でしたな。
10安打のホークス打線は、柳田選手が3安打の猛打賞。最初の打席では放ったレフトへの先制2塁打は、もう少しでホームランかというような当たり。打球が高く上がっていたので、入るんじゃないかなって思いました。その後、第3打席にライト前ヒット、第4打席はこの日2本目の2塁打でした。
初回に2ラン本塁打を放ったデスパイネ選手は今季29号の本塁打。リーグトップで並んでいる柳田選手とレアード選手に並びました。デスパイネ選手の右方向へのホームラン多くない?2回に3ラン本塁打を放った今宮選手は、この3連戦で2本目のホームラン。今季10号に到達し、2年連続2ケタ本塁打となりました。

2カード連続で同一カード3連勝を達成したホークスは、8連勝で貯金40。ロッテに連敗した2位・楽天に8.5ゲーム差、3位・西武に11ゲームの差をつけました。西武相手に3戦合計で26得点、失点わずか1得点。3日間とも投打がかみ合ったなあ。
25日からは最下位に沈む千葉ロッテマリーンズとの3連戦。金曜日の予告先発は、ソフトバンク・東浜巨VSロッテ・酒居知史。ここまでパリーグトップの13勝を挙げている東浜投手は、ロッテ戦3連勝中。今回も相性の良さを発揮してくれるでしょう。土曜日には千賀滉大投手が投げ、日曜日は和田毅投手が約4か月ぶりの1軍マウンドに上がります。もしロッテにも3タテすれば、連勝が11に伸びるけど、上手く行くかな?










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2試合連続で西武に無失点勝利!ホークス今季初の7連勝!

2017年08月24日 | HAWKS

6連勝でパリーグ首位をひた走り続ける福岡ソフトバンクホークスは、23日も福岡ヤフオクドームで埼玉西武ライオンズと対戦。この日の試合に勝てば、今季初の7連勝&西武戦のシーズン勝ち越しが決まります。先発ピッチャーはソフトバンクが4試合未勝利の石川柊太投手、西武は6勝負けなしの岡本洋介投手でした。



両チームのスタメン
  ソフトバンク      埼玉西武
1(一)明石健志    (中)秋山翔吾
2(遊)今宮健太    (遊)源田壮亮
3(左)中村晃     (二)浅村栄斗
4(中)柳田悠岐    (一)山川穂高
5(指)デスパイネ   (指)森友哉
6(三)松田宣浩    (左)坂田遼
7(右)上林誠知    (三)外崎修汰
8(捕)甲斐拓也    (捕)炭谷銀仁朗
9(二)本多雄一    (右)金子侑司
 (投)石川柊太    (投)岡本洋介



試合は序盤からホークス打線が西武先発・岡本に襲い掛かります。1回に2死から中村がレフト前ヒットで出塁すると、4番・柳田が岡本の3球目をフルスイング!ライトへの大きな打球は、スタンド中段に着弾。柳田の2ラン本塁打で初回に2点を先取。
続く2回、1死1,2塁で本多が2球目のスライダーをしっかり捉え、右中間を深々と破るタイムリー2塁打。2塁から上林が生還して3点目を挙げると、なおも2,3塁で明石のレフト前タイムリーで4点目。さらには今宮の犠牲フラ、中村のライト線へのタイムリー2塁打もあり、この回4得点。2回までに6-0としました。
大量点を貰った石川は、序盤の3イニングを0点に抑える。4回は浅村に高めのカーブを狙われ、あわやホームランかというようなライトフェンス直撃の2塁打を浴びるが、山川と森を退けて得点を許さず。5回は先頭の坂田にヒットを打たれたが、後続をピシャリ。
5回裏、ホークスは中村の2塁打、デスパイネの四球で1死1,2塁のチャンスを作ると、松田が岡本の3球目を捉える。レフトへの高い打球は、ホームランテラスに突き刺さる3ラン本塁打。これでホークスは9-0とさらに点差を拡げ、西武先発・岡本をノックアウトしました。
石川は後半に入っても西武打線を寄せ付けず、6回と7回もゼロに抑え、7回無失点の快投でお役御免。8回からは2番手の笠谷俊介が登板し、2イニングを無失点に抑えて試合終了。ホークスが前日に続き、西武を完封しました。


パリーグ 2017年8月23日(水)
ソフトバンク 対 西武 20回戦 ヤフオク
<ソフトバンク13勝7敗 観衆:37,140人>
西|000 000 000|0
ソ|240 030 00X|9
[勝] 石川(5勝3敗)
[負] 岡本(6勝1敗1セーブ)
[本] 柳田(ソ/29号)、松田(ソ/21号)



うーん、たまらんなぁ。というか、止まらんなあ。23日の試合もホークスがパリーグ首位&連勝中の勢いを見せつけ、序盤で勝負を決めました。打っては柳田選手と松田選手のホームランなどで9点を奪い、無敗だった岡本投手に初めて黒星をつけ、投げては石川投手&笠谷投手の2人が西武打線をシャットアウト。2試合連続で無失点勝利を果たし、今季初の7連勝。西武戦の対戦成績も13勝7敗となり、今季の勝ち越しが決定。7シーズン連続で西武に勝ち越しですよ。
先発の石川投手は、7回まで107球を投げ、被安打3・7奪三振・2四球・無失点の内容。7月4日のオリックス戦以来、実に5試合ぶりの白星を挙げ、今季5勝目となりました。3回以外は毎回奪三振を記録し、得点圏に走者を背負った場面は、4回に浅村選手に長打を浴びた時だけで、7回を投げ切るまで3塁を踏ませないピッチングを披露。シーズン前半戦のときの石川投手に戻ってきたかも。
8回から2番手のマウンドに上がった笠谷投手は、2回を投げて無安打・3奪三振。プロ初登板ながら上々の内容を見せ、試合後のお立ち台に呼ばれました。1軍の舞台で快投を見せたから、大きな自信になると思います。笠谷投手、ホークスの左のエースを目指して頑張ってほしいです。
8安打を記録したホークス打線は、中村選手が3打席連続ヒットの固め打ち。第2打席にタイムリー2塁打を打って6点目をたたき出すと、第3打席でもライトに2塁打。前日の試合ではダイビングキャッチでバンデンハーク投手を助け、この日はバッティングでチームの連勝に貢献しました。
初回に先制の2ラン本塁打を放った柳田選手、低めに落ちるスライダーを豪快にすくい上げ、ライトスタンドに突き刺さりました。29本塁打でリーグトップのレアード選手(日ハム)に並び、2年ぶりの30号まであと1本に迫りました。

この日は2位の楽天がロッテに敗れ、ゲーム差が「7.5」に拡大。3位・西武とは10ゲーム差。もはや独走状態でしょう。24日の予告先発は、ソフトバンク・中田賢一VS西武・菊池雄星。ホークスは菊池投手に今季3戦全勝と得意にしていますが、中田投手が西武戦で2試合投げて0勝2敗。中田投手の出来次第では、中継ぎ総動員になるでしょう。





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埼玉に初めての大優勝旗!花咲徳栄が広陵に圧勝し、甲子園初優勝!

2017年08月23日 | Sports

今月8日から阪神甲子園球場で行われてきた第99回全国高校野球選手権大会は、大会14日目の23日に決勝戦を迎えました。今年の決勝戦は、1大会6本塁打の大会新記録を打ち立てた中村奨成選手を擁する広陵高校(広島)と、春夏通じて初の決勝進出を果たした花咲徳栄高校が激突。どちらが勝っても初優勝となるこの一戦、全国3839校の頂点に立ったのは?



両チームのスタメン
    広陵        花咲徳栄
1(右)高田誠也    (中)太刀岡蓮
2(二)吉岡広貴    (二)千丸剛
3(捕)中村奨成    (左)西川愛也
4(左)加川大樹    (一)野村佑希
5(一)大橋昇輝    (捕)須永光
6(中)佐藤勇治    (三)高井悠太郎
7(遊)丸山壮史    (右)小川恩
8(三)松岡直輝    (投)綱脇慧   
9(投)平元銀次郎   (遊)岩瀬誠良


決勝戦は初回から試合が動きました。1回表、花咲徳栄は先頭の太刀岡がセンター前ヒット、続く千丸がライト線への2塁打を放ち、無死2,3塁のチャンス。この場面で西川が広陵先発・平元の2球目を打ち返す。詰まった打球は2塁手の頭上を越えてセンター前にポトリ。この間に2人のランナーが生還。花咲徳栄が3連打で2点を先行します。
2点を追う広陵は、1回裏に1死から2番の吉岡がヒットで出塁すると、3番・中村がレフト線へ2塁打。こちらも連打でチャンスを作ったが、4番・加川は空振り三振、大橋は投手ゴロに倒れて2者残塁に終わる。2回、2死2塁で9番・平元が徳栄先発・綱脇から1塁線を破るタイムリー2塁打を放って1点を返します。
3回、徳栄は2死2,3塁から須永が低めの直球をセンター前に弾き返して2点を追加する。広陵はその裏、中村に2度目の打席が回ったが、綱脇の変化球の前に空振り三振。2死後、途中出場の村上嘉一がセンター前ヒットと盗塁で2塁に進むと、大橋がセンターへのタイムリー2塁打で1点を返す。3回まで終わり、花咲徳栄が4-2とリード。
5回、花咲徳栄は太刀岡の四球、千丸のヒットで無死1,3塁と攻め立て、西川が2球目の直球を捉え、右中間オーバーのタイムリー3塁打で2点を追加。なおも西川を3塁に置いて、野村のレフト前タイムリーでもう1点追加。これで広陵先発・平元はノックアウト。山本雅也が2番手に上がるが、徳栄打線の勢いは止まりません。1死2塁で高井がセンターへのタイムリー2塁打でこの回4点目。さらに2死後、相手のエラーと岩瀬のタイムリーヒットで2点を追加し、この回一挙6得点。スコアも10-2と大差がつく。
広陵も諦めません。先頭の高田がヒットで出塁すると、吉岡の左中間へのタイムリー2塁打で1点返す。徳栄は先発の綱脇を下げ、清水達也が2番手のマウンドに上がる。清水は中村に内野安打を許して2人の走者を背負ったが、村上を2塁ゴロ併殺打、大橋を3球三振に退け、広陵の反撃を1点に抑えます。
6回、徳栄は1死から西川がレフトへの2塁打のあと、野村がレフト前に弾き返すと、相手の左翼手が後逸する間に2塁走者が生還し、打った野村は3塁へ。記録はタイムリー3塁打。この後2死1塁から高井の2塁打、小川の死球で満塁とし、清水が遊撃ゴロ→遊撃手が2塁に送球したが、2塁手がボールをこぼしてしまう。走者も2人還り、13-3となる。続く岩瀬にもタイムリーが生まれ、この回4点追加で14-3と突き放した。
徳栄2番手・清水は、6回裏に1死1,2塁から山本にタイムリーを打たれて1点を失ったが、7回と8回は無得点に抑える。
徳栄10点リードで迎えた9回裏、1死1塁から中村が初球ストレートを強振し、レフト線への痛烈な2塁打。2死後、大橋が四球を選んで満塁となる。しかし、佐藤が初球を打ち上げてしまい、ライトフライで試合終了。花咲徳栄が14-4で広陵を下しました。




第99回全国高校野球選手権大会  決勝 
花咲徳栄(埼玉)-広陵(広島)
(観衆=43000人)
徳栄 202 064 000  14
広陵 011 011 000  4
【投手】
(花)綱脇、清水-須永
(広)平元、山本、森-中村



今年の夏の甲子園の決勝は、徳栄16安打、広陵13安打、両チーム合わせて29本のヒットが飛び交う乱打戦となりましたが、花咲徳栄が広陵に10点差の大差をつけての圧勝で、甲子園初優勝を果たしました。3回までは取られたら取り返すという展開が続きましたが、徳栄が5回に6点、6回に4点を奪って広陵を突き放しました。関東勢は一昨年の東海大相模、昨年の作新学院に続き、3年連続での優勝。埼玉県勢としては夏の選手権大会で悲願の初制覇。埼玉にようやく深紅の大優勝旗が渡りました…。埼玉県民の私も「ついにこの時が来たんだなあ」と感慨に浸ってます。

花咲徳栄はこの試合、3番の西川選手が3安打4打点の大活躍。1回の打席で先制の2点タイムリーヒット、第3打席では2点タイムリー3塁打、6回にも2塁打を放ち、ホームランが出ればサイクルヒットでした。4番の野村選手、9番の岩瀬選手も2打席連続でタイムリー安打を打っております。投手陣は先発の綱脇投手が、広陵の主砲・中村選手から変化球で三振を奪い、5回途中から2番手で登板した清水投手は、終盤の3イニングを無失点に抑えました。
1回戦から打線が爆発しまくった徳栄は、全試合で9得点以上。3回戦、準々決勝、決勝の3試合で2ケタ得点をマーク。全6試合で61得点、ヒットの数も80安打であります。全試合9得点以上で優勝したのは、1921年の和歌山中(現・和歌山県立桐蔭高校)以来96年ぶりだそうです。

広陵高校は守備での細かいミスが相次ぎ14失点。またも決勝で涙を呑み、4度目の準優勝となりました。中村選手が決勝でも3本のヒットを放ちながらも、得点につながらず…。甲子園を大いに沸かせてくれた中村選手は、この大会で28打数19安打、打率.679、6本塁打、17打点。優勝こそはなかったけど、この夏のMVPは間違いなく中村選手だと思います。今後の進路ではプロ入り志望を明言。秋のドラフト会議では清宮幸太郎選手(早実)、安田尚憲選手(履正社)と同じく、1位で指名されるでしょう。

花咲徳栄の優勝で幕を閉じる99回目の夏の甲子園。今年は史上最多となる68本のホームランが生まれました。開幕から毎日のようにホームランが出てたなぁって思いました。広陵・中村選手が1試合2本塁打を2度もやってのけたり、盛岡大附VS済美戦の「満塁ホームラン返し」というのもありました。
来年は100回目の記念大会。出場校も56校に増え、埼玉からは「北埼玉」と「南埼玉」の2校が出場します。今年の夏の王者・花咲徳栄は、春日部共栄と同じ北埼玉大会、浦和学院と聖望学園は南埼玉大会に出場。花咲徳栄高校の選手の皆さん、そして家族の皆さん、甲子園初優勝おめでとうございます。あなたたちは埼玉県民の誇りです!




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ホークス今季2度目の6連勝!バンデンハークが本拠地14連勝!

2017年08月23日 | HAWKS

仙台での楽天との首位攻防戦を3連勝で終えた福岡ソフトバンクホークス。2位・楽天に6.5ゲーム差をつけ、独走態勢に入りつつあります。23日からは本拠地・福岡ヤフオクドームで埼玉西武ライオンズとの3連戦。3位・西武とは8ゲーム差ありますが、まだまだ予断禁物です。カード初戦の23日は、ソフトバンク・バンデンハークVS西武・ウルフの外国人同士の投げ合いでスタートしました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク        埼玉西武
1(一)明石健志      (中)秋山翔吾
2(遊)今宮健太      (遊)源田壮亮
3(左)中村晃       (二)浅村栄斗
4(中)柳田悠岐      (一)山川穂高
5(指)デスパイネ     (指)森友哉
6(三)松田宣浩      (三)外崎修汰
7(右)上林誠知      (左)栗山巧
8(捕)髙谷裕亮      (捕)炭谷銀仁朗
9(二)本多雄一      (右)金子侑司
 (投)バンデンハーク   (投)ウルフ

この日のホークスは、首を痛めて戦列を離れていた本多雄一が1軍に復帰し、9番セカンドで先発出場しました。


今季12勝目を狙うホークス先発のバンデンハークは、1回に浅村のヒット、山川の四球で2死1,2塁とされるが、森をカーブで空振り三振に仕留めて無失点。2回と3回は共に3者凡退に抑えます。
西武先発・ウルフから先制点をもぎ取りたいホークス打線は、1回は上位3人が抑えられると、2回は柳田,デスパイネ,松田が揃って凡退。2イニング続けてランナーが出ずに迎えた3回裏、先頭の上林がショートへの内野安打。チームにとって初安打と共に、初めてのランナーが生まれる。続く高谷の場面で、西武のキャッチャー・森がパスボールを犯し、上林は2塁進塁。高谷内野ゴロで1死3塁となり、本多がショートゴロに倒れたが、3塁走者・上林がホームインし、ホークスに先制点が入ります。
1点を貰ったバンデンハークは、4回にヒットのランナーを2塁に背負ったが、外崎を空振り三振に斬って取る。5回は下位打線を3者凡退に片付け、6回も2つの三振を奪って西武に得点を与えません。
追加点が取りたいホークスは、6回裏に1死から明石がウルフのカーブをうまく合わせてライト前にヒット。続く今宮もカーブをライトへ持って行き、打球は西武右翼手・金子のグラブに当たってからフェンスに到達。1塁から明石が生還し、ホークスに待望の2点目。打った今宮は3塁へ。
7回、バンデンハークが西武の中軸3人を抑えると、その裏の攻撃で高谷の2塁打、明石の四球で2死ながら2人の走者を置く。一打追加点の場面で、前の打席でタイムリーを放った今宮が、西武2番手・武隈祥太の初球を振り抜き、左中間ホームランテラスへの3ラン本塁打!今宮のバットでまたも得点が生まれ、5-0と突き放します!
ホークスは8回、3つの四球で満塁とすると、途中出場の江川智晃がライト前にタイムリーヒットを放ち2点追加。投打が噛み合ったホークスが、7-0で快勝しました。



パリーグ 2017年8月22日(火)
ソフトバンクVS西武 19回戦 ヤフオク
<ソフトバンク12勝7敗 観衆:38,585人>
西|000 000 000|0
ソ|001 001 32X|7
[勝] バンデンハーク(12勝5敗)
[負] ウルフ(9勝3敗)
[本] 今宮(ソ/9号)



西武との3連戦の初戦は、5回までバンデンハーク投手とウルフ投手の投手戦が続きましたが、6回に明石&今宮の1,2番コンビの連打で追加点を挙げ、ウルフ投手をマウンドから引き摺り下ろしました。2人ともカーブを捉えていましたね。終盤以降も追加点を重ね、西武投手陣から7得点。投げてはバンデンハーク→岩嵜翔→嘉弥真新也の継投で西武打線をわずか2安打に抑える完封リレー。いやぁ、5点差以上で勝ったのは久しぶりのような気がしますね。これでホークスは今季2度目の6連勝、貯金も38に伸ばし、西武とのゲーム差を「9.0」に拡げました。
先発のバンデンハーク投手は、7回まで90球を投げ、被安打2・10奪三振・1四球・無失点の素晴らしい内容。立ち上がりに2人のランナーを出しながらもピンチを切り抜け、2回以降は危なげないピッチング。5回から7回までは3イニング連続で3者凡退でした。自身4連勝で今シーズン12勝目のバンデンハーク投手、本拠地・ヤフオクドームで14連勝達成です。
打線はチーム全体で7安打。今宮選手は2本の長打で4打点を記録。6回の第3打席ではライトへのタイムリー3塁打、7回の打席ではレフトへの3ラン本塁打を放ちました。今宮選手の活躍が無かったら、もっと厳しい展開になっていたと思います。途中から出場した江川選手は、8日に2点タイムリーヒット。日曜日の楽天戦から2試合連続で適時打です。1軍復帰の本多選手は、2打席続けてショートゴロに終わりましたが、最初の打席で復帰後初の打点を挙げております。

23日の予告先発は、ソフトバンク・石川柊太VS西武・岡本洋介となっています。岡本投手は今季6勝0敗と負け知らずなのに対し、石川投手は4試合も勝ち星がありません。先週のオリックス戦でも5回まで1失点ながら白星つかず。石川投手にはホークスの連勝を止めないでほしい。それだけです。





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第99回全国高校野球選手権準決勝!広陵・中村奨成が大会新記録の6本塁打!

2017年08月22日 | Sports

第99回全国高校野球選手権大会(@阪神甲子園球場)は、大会13日目の22日に準決勝2試合が行われました。第1試合の広陵(広島)VS天理(奈良)は、今大会4本塁打を放っている広陵の主砲・中村奨成選手が、清原和博氏の持つ「1大会5本塁打」の記録更新に挑戦。第2試合の花咲徳栄(埼玉)VS東海大菅生(西東京)の関東勢同士の対決は、延長戦までもつれる死闘となりました。



準決勝第1試合:広陵(広島) 12-9 天理(奈良)
広陵は1回表、先頭打者が内野安打でヒットで出塁すると、1死2塁で3番・中村が天理先発・碓井涼太の初球をしっかり叩き、センターバックスクリーンに飛び込む先制2ラン本塁打!中村がいきなり快音を響かせ、今大会5本塁打目!
天理は3回裏、2死1,2塁から4番・神野太樹が右中間を破る2点タイムリー2塁打を放ち、2-2の同点とします。
4回、広陵は1死2塁で8番・山本雅也がライト線へのタイムリー2塁打を打って3-2と勝ち越しますが、その裏に天理が連続ヒットで無死1,2塁のチャンスを作ると、8番・杉下海士がライトオーバーの2点タイムリー2塁打。3連打で3-4と逆転します。
5回表、広陵は初回に先制2ランを放った中村に打席が回る。この日の3打席目となる中村は、碓井の3球目を狙い撃ち!打球は左中間スタンドに飛び込む完璧なソロホームラン!中村奨成がこの大会6本目のホームランが生まれ、広陵が4-4の同点に。
主砲の2発で流れをつかんだ広陵は、6回に2死満塁から途中出場・平元銀次郎がセンター前に2点タイムリーヒットを放って6-4と勝ち越す。さらに7回、2死満塁の場面で中村が登場し、レフト線を破る走者一掃のタイムリー2塁打。これで3点を追加し、9-4と突き放す。
天理も7回裏に2死1塁で6番・安原健人が広陵2番手・平元からレフトスタンドへの2ラン本塁打を放ち、9-6と3点差に詰め寄る。
9回、広陵は9番・丸山壮史のソロ本塁打、3番・中村と4番・佐藤勇治の連続タイムリーで3点を追加し、12-6と勝利をほぼ決定づける。天理は9回裏に5連打で2点を返すと、2死満塁から押し出して1点を加え、12-9と3点差に。なおも満塁のチャンスが続き、ホームランが出れば大逆転サヨナラだったが、2番・山口乃義は空振り三振に倒れてゲームセット。広陵が天理の追撃を振り切り決勝に進出しました。



準決勝第2試合:花咲徳栄(埼玉) 9-6 東海大菅生(西東京)
関東勢同士の一戦は、初回に東海大菅生が1,2番の連続ヒットでチャンスをつかむと、2死2,3塁で5番・奥村治の場面で、花咲徳栄先発・綱脇慧の3球目のスライダーがワンバウンドすると、ボールが転がる間に3塁走者が本塁に突入して1点を先取。さらに奥村の2塁ゴロを徳栄2塁手・千丸剛が悪送球し、菅生が2点目が入る。
2回、徳栄が内野ゴロの間に1点を返すが、その裏に菅生は7番・牛山千尋が3塁打を打つと、9番・松本健吾のセンター前タイムリーヒットで3点目が入る。
3回、徳栄は3つの四死球で満塁とした後、5番・須永光が三塁強襲の2点タイムリーヒットで3-3の同点。しかし、菅生は3回裏に6番・佐藤弘教がライト線へのタイムリー2塁打を放ち、3-4と再びリードを奪います。
1点を追う徳栄は4回、7番・小川恩がヒットで出塁。2死2塁で1番・太刀岡蓮がレフトへのタイムリーヒット。4-4と徳栄が再び追いつきます。4回裏、綱脇が1死2塁と得点圏にランナーを背負ったところで、エース・清水達也がマウンドに上がる。清水は4球で打者2人を打ち取ります。
序盤の点の取り合いから一転、5回以降は膠着状態が続きましたが、8回に試合が動きます。徳栄は先頭の4番・野村佑希が相手のエラーで出塁すると、6番・高井悠太郎の死球、小川の四球で満塁とする。2死となり、9番・岩瀬誠良が、菅生2番手・戸田懐生の直球を捉え、レフト線を破る2点タイムリー2塁打。6-4と徳栄が初めてリードを奪います!
4回途中からマウンドに上がった2番手の清水は、8回まで菅生打線を抑え続ける好リリーフ。しかし9回裏、清水の前に抑え込まれていた菅生打線が反撃開始。2本のヒットで1死1,2塁と攻め、1番・田中幹也がショート強襲のタイムリーヒット。ボールが転がる間に2人の走者が一気に生還!東海大菅生が6-6の同点に持ち込み、勝負は延長戦へ。
延長11回表、花咲徳栄は2本のヒットで2死2,3塁と一打勝ち越しのチャンスを迎える。何としても1点が欲しい場面で、高井が菅生3番手・山内大輔の3球目を狙い撃ち。ライトへの鋭い打球は、右翼手の頭上を越えるタイムリー2塁打!2人が生還して徳栄が8-6と勝ち越す。さらにこの後、振り逃げで1点を追加し、この回3点を挙げて勝負あり。花咲徳栄が9-6で東海大菅生に競り勝ちました。






準決勝は2試合とも乱打戦となりましたが、広陵高校と花咲徳栄高校が23日の決勝戦に駒を進めました。花咲徳栄は春夏通じて初めての決勝進出で、埼玉県勢としては1993年の春日部共栄高校以来24年ぶりの快挙です。10年ぶり4度目の決勝進出となる広陵は、過去に準優勝3回。10年前の決勝では、野村祐輔投手(広島)と小林誠司捕手(巨人)を擁しながらも、佐賀北高校に逆転負けしております。
「大会№1スラッガー」の呼び声が高かった広陵の中村選手、準決勝で2本のホームランを放ち、1大会6本塁打の大会新記録を樹立しました。最初の打席でいきなりバックスクリーンに運んで清原氏の記録に並ぶと、5回の第3打席では左中間スタンドへの完璧な一発。豪快なホームランを2本打ったあと、6回に3点タイムリー2塁打、9回にもタイムリーヒットを放ち、この試合4安打7打点と大活躍。守備でも5回裏無死1,3塁の場面で、相手打者のスクイズに反応してダイビングキャッチ→3塁走者が飛び出したのを見て、3塁に送球して併殺打にしました。中村選手は好守で大活躍でしたねえ。
ここまで6本のホームランを放っている中村選手は、1回戦の中京大中京(愛知)戦で2打席連続本塁打を放つと、2回戦の秀岳館(熊本)戦でも9回にダメ押し3ラン本塁打。3回戦の聖光学院(福島)戦では、9回に決勝2ラン本塁打。レフトスタンドへの大きな一発でした。3回戦まで3試合連続本塁打、準々決勝の仙台育英戦ではホームランこそありませんでしたが、5打数2安打。ここまで5試合を終えて、23打数16安打、打率.696、17打点、38塁打。決勝でも中村選手の豪快なアーチに期待したい。

埼玉勢で久しぶりの決勝進出となった花咲徳栄は、1回戦から全て9得点以上。3回戦の前橋育英(群馬)戦で10得点をたたき出すと、準々決勝の盛岡大附属(岩手)戦でも2ケタの10得点。5戦合計で47得点と、広陵の44得点を上回っています。2年生で4番に座る野村選手は、今大会2本塁打。3番の西川愛也選手は埼玉大会で4本のホームランを打っております。徳栄が優勝するには、広陵の中村選手をしっかり抑えること、それに先行逃げ切りでしょう。

どちらかが勝っても初優勝となる決勝戦は、23日午後2時に試合開始予定。広陵・中村選手に有終の一発が生まれるのか?それとも、花咲徳栄が埼玉に初めての深紅の優勝旗をもたらすのか?決勝戦は乱打戦になるかもしれません。



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アウェーで楽天に3タテ!デスパイネが先制打&ダメ押しアーチ!

2017年08月21日 | HAWKS

Koboパーク宮城の東北楽天ゴールデンイーグルスVS福岡ソフトバンクホークスの首位攻防3連戦は、ここまで2試合を終えてホークスが2連勝。土曜日の試合は、千賀滉大投手が8回無失点の好投で、楽天のエース・則本昂大投手との投手戦に勝利。首位・ホークスと2位・楽天とのゲーム差は「5.5」に拡がりました。勝てば6.5ゲーム差となる20日の第3戦は、楽天・辛島航VSソフトバンク・武田翔太の先発で始まりました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク      東北楽天
1(一)明石健志    (遊)茂木栄五郎
2(遊)今宮健太    (指)ペゲーロ
3(左)中村晃     (三)ウィーラー
4(中)柳田悠岐    (一)アマダー
5(指)デスパイネ   (二)銀次
6(三)松田宣浩    (右)聖澤諒
7(一)明石健志    (左)松井稼頭央
8(右)江川智晃    (捕)嶋基宏
9(捕)髙谷裕亮    (中)オコエ瑠偉
 (投)武田翔太    (投)辛島航

3連勝を狙うホークスは、左対策として川島と江川をスタメンで起用。5連敗中の楽天は、1番茂木、2番ペゲーロ、4番アマダーの超攻撃オーダー。オコエ瑠偉も9番センターで先発出場。


1回表、ホークスは先頭の川島がライト前ヒットで出塁すると、2死3塁で柳田が四球を選び、走者2人を置いてデスパイネが楽天先発・辛島の4球目のストレートを弾き返し、左中間を破るタイムリー2塁打。3塁から川島が生還すると、柳田も1塁から一気にホームインし、ホークスが2点を先取。なおも松田四球、明石ヒットで2死満塁と攻め立てたが、江川が2塁フライに倒れて3者残塁に終わります。
その裏、ホークス先発の武田は、楽天先頭の茂木に四球を与えると、ペゲーロにレフトへの2塁打を打たれ、無死2,3塁のピンチを背負い、ウィーラーの三塁ゴロ→松田がエラーを犯して1点を失う。アマダー三振で1死を取った後、銀次に四球を与えて満塁。一打同点または逆転のピンチを迎えたが、聖澤を2塁ゴロ→本塁封殺で2アウト、松井稼を三振に斬って取り、初回のピンチを1点に留めました。
武田は2回以降も制球に苦しみます。2回は四球の走者を出した後、ペゲーロに甘いカーブを狙われる。1,2塁間の痛烈な打球を2塁手・川島が正面でキャッチし、2塁ゴロにしました。3回は先頭打者のウィーラーに四球を与えた後、アマダーを併殺打に打ち取る。4回まで毎回走者を背負いながらも、なんとか抑え続けます。
ホークス1点リードの5回裏、武田が先頭の茂木にヒットを許すも、ペゲーロを投手ゴロ併殺打に打ち取り2アウト。あと1死取れば勝利投手の権利獲得。しかし、ウィーラーの2塁打、アマダーの四球でランナーを2人背負う。ここでホークスベンチが動き、武田を諦めて嘉弥真新也にスイッチ。2番手の嘉弥真は、銀次を空振り三振に仕留め、楽天の反撃を封じました。
同点のピンチを切り抜けたホークスは、直後の6回に1死から松田がレフト線への2塁打を放つと、2死2塁で江川が楽天2番手・久保裕也の直球を叩き、センター前へのタイムリーヒット!江川が打撃でスタメン起用に応え、ホークスに3点目が入ります。
さらに8回、デスパイネが楽天4番手・福山博之の2球目をジャストミート!右中間スタンドに叩き込むソロ本塁打で1点を追加し、4-1と突き放す。
その後、8回裏に4番手のモイネロが楽天のクリーンナップを3者凡退に抑えると、9回は5番手・岩嵜翔が締めてゲームセット。ホークスが4-1で楽天に3連勝を果たしました。



パリーグ 2017年8月20日(日)
楽天VSソフトバンク 18回戦 Koboパーク
<9勝9敗 観衆:26,738人>
ソ|200 001 010|4
楽|100 000 000|1
[勝] モイネロ(3勝1敗1セーブ)
[負] 辛島(8勝6敗)
[S] 岩嵜(5勝2敗2セーブ)
[本] デスパイネ(ソ/28号)


やりました!ホークスが首位攻防戦で3連勝!敵地で3タテしたのは本当に大きいですよ。今回の試合は、デスパイネ選手が先制打とダメ押し弾の活躍を見せれば、中継ぎ陣の頑張りが光りました。嘉弥真投手が武田投手が作ったピンチを抑えれば、モイネロ投手も好救援で勝利に貢献。9回はサファテ投手ではなく、岩嵜投手にセーブがつきました。サファテ投手は前日まで4連投だったから、守護神を休ませることができて良かったと思います。首位攻防戦でスイープしたホークスは5連勝、VS楽天戦も4連勝となり、対戦成績を9勝9敗の五分に戻しました。そしてゲーム差も「6.5」に拡がり、首位独走態勢に入りました。いやぁー、首位っていいもんだわー。
先発の武田投手は、5回途中(4回2/3)まで93球、被安打3・3奪三振・6四球・1失点。初回から制球に苦しみ、毎回四球の走者を与えました。6与四球はプロ入りしてから自己ワーストの数字です。5回にゲッツーで2アウトを取った後、ランナー2人も出したところで降板…。あと1アウト取れば今季5勝目でしたが…。最近苦しいピッチングが続いているから、2軍に落とすって事はできないのでしょうか?
この試合の勝ち投手は、4番手で登板したモイネロ投手で、今季3勝目をマーク。武田投手の後に登板した嘉弥真投手じゃないのね…。モイネロ投手は7回からマウンドに上がり、2イニングで4個の三振を奪う完璧な内容でした。
8安打を記録したホークス打線は、デスパイネ選手が2安打3打点。初回の打席で辛島投手の直球を振り抜いて左中間への2点タイムリー2塁打、8回の第4打席では右中間への特大アーチを放ちました。これでデスパイネ選手は、ホームラン数で柳田選手に並びました。どちらが先に30本塁打に到達するかな。この日はデスパイネ&モイネロのキューバコンビが勝利に貢献しましたね。

4カード連続で勝ち越しを果たしたホークスは、22日から福岡ヤフオクドームでパリーグ3位の埼玉西武ライオンズとの3連戦に臨みます。前回の3連戦では西武に負け越しているので、福岡で借りを返したいところです。そんな西武は日ハムとの3連戦を1勝2敗で負け越しております。次の3連戦も勝ち越して、西武の息の根を止めてやれ。





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ナリタの馬が波乱演出!札幌記念と北九州記念

2017年08月20日 | 競馬

夏競馬もいよいよ終盤へ。20日は札幌競馬場で夏競馬唯一のGⅡ競走・札幌記念、小倉競馬場ではサマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念がおこなわれました。




小倉メイン・第52回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ・芝1200m 18頭立て)は、函館スプリントステークス2着⑬キングハート、目下3連勝中の⑨ダイアナヘイロー、今シリーズ3度目の出走②アクティブミノル、昨年の覇者⑯バクシンテイオー、他にも⑧ファインニードル、⑤エイシンブルズアイ、⑦アルティマブラッド、⑭ツィンクルソード、⑮ミッキーラブソングなどが参戦しました。
スタートで⑱ラインスピリットがいい飛び出しを見せたのに対し、⑥ナガラオリオンが出遅れる。前の争いで、アクティブミノルが先手を取ると、ダイアナヘイローが2番手、アルティマブラッド3番手。その後ろの位置にラインスピリットと④オウノミチが追走し、6番手にファインニードルが控える。内側7番手に①ラヴァーズポイント、外側8番手⑫ナリタスターワン、9番手⑩ダイシンサンダー、10,11番手の位置に③トウカイセンスとキングハートが並ぶ。12番手グループには、エイシンブルズアイ・ツィンクルソード・ミッキーラブソング・バクシンテイオーの4頭が固まる。後方は、16番手ナガラオリオン、17番手⑰プレイズエターナル、⑪ポメグラネイトがしんがり。
3,4コーナー中間点を過ぎ、先頭争いはアクティブとダイアナの2頭が並び、ライスピ,スターワン,キンハーの3頭も先頭集団に迫る。ニードルとアルティマは中団より前の馬群。
最後の直線コースに差し掛かり、アクティブミノルが内で逃げ粘るが、ダイアナヘイローがかわしにかかる。外からはラインスピリット、ナリタスターワン、キングハートも追い込む。ゴール残り100mでダイアナが抜け出すと、2番手に上がったナリタスターワンが前との差を詰めようとするが、ダイアナヘイローが先頭でゴールイン!ダイアナヘイロー、4連勝で重賞初勝利を飾りました。

スプリント界に新たなヒロインが現れました。単勝3番人気のダイアナヘイローが、道中2番手追走から、直線でアクティブミノルと競り合い、ゴール前抜け出して快勝しました。2着には12番人気のナリタスターワンが入り、3着のラインスピリットは15番人気。伏兵2頭が馬券に絡み、「⑨-⑫-⑱」の3連複で244,450円、3連単でも1,078,270円の高配当決着となりました。2番人気だったキングハートは4着、1番人気のファインニードルは5着に終わっております。
4連勝を果たしたダイアナヘイローは、父・キングヘイロー、母・ヤマカツセイレーン、母の父・グラスワンダーという血統。今年6月3日の戎橋特別(500万下)で勝利を挙げてから快進撃が始まり、同月25日の皆生特別(1000万下)、前走の佐世保ステークス(1600万下)で1着。500万下から3連勝でオープン入りを果たすと、連勝中の勢いそのままに重賞まで勝利。もしスプリンターズステークスに出るとしたら、おそらく上位人気に入るはずだ。
鞍上の武豊騎手&福島信晴調教師のコンビは、20年ぶり2度目の北九州記念制覇。20年前はダンディコマンドで勝利し、武豊騎手もJRA重賞競走で100勝目を挙げました。福島調教師も来年で停年を迎えるので、引退前に管理馬が重賞レースに勝ったので喜びも一入だと思います。




札幌のメイン・第53回札幌記念(GⅡ・芝2000m 13頭立て)は、重賞5勝の③ヤマカツエース、ルメール騎手との新コンビで挑む⑬エアスピネル、「マジックマン」ジョアン・モレイラ騎手が騎乗する⑤マウントロブソン、2年前の札幌記念覇者⑨ディサイファ、中山金杯覇者⑧ツクバアズマオー、ドバイシーマクラシック以来のレースとなる⑦サウンズオブアース、さらには函館記念2着⑥タマモベストプレイ、⑪アングライフェン、④ロードヴァンドールなどが参戦しました。
スタートは13頭横一線。正面スタンド前の先行争いで、ロードヴァンドールが鼻に立ち、タマモベストプレイ・サウンズオブアース・⑫マイネルミラノの3頭が2番手争い。①サクラアンプルール6番手、ヤマカツエースとエアスピネルは中団より後ろのポジション、マウントロブソンは後方の位置でスタンド前を通過していった。
1,2コーナーを回り、向正面に差し掛かったところで、ロードヴァンドールが単騎で逃げ、マイネルミラノが2番手、3番手にタマモベストプレイ、エアスピネルが4番手に浮上する。5番手にヤマカツエース、6番手サウンズオブアース、ディサイファとサクラアンプルールが7,8番手並走。9番手②ナリタハリケーン、10番手ツクバアズマオー、マウントロブソンは11番手に控える。12番手⑩サングラス、最後方にアングライフェンという展開。
3コーナーに入り、ヴァンドールがマイペースの逃げで先頭をキープするが、ミラノが差を詰めようとする。エアスピがベストプレイをかわすと、5番手からヤマエスが追い出し始める。6,7番手のところにサウンズとアンプルールがいて、ロブソンはまだ後方でもがく。
4コーナーで先頭争いはヴァンドール・ミラノ・エアスピ・ヤマエス・アンプルールの5頭が横一列。ラストの直線コースでサクラアンプルールが大外から先頭に躍り出る。ヤマカツエースとエアスピネルも食い下がるが、ラスト100mで突き放す。ナリタハリケーンが勢いよく脚を伸ばして2番手に上がり、アンプルールに襲い掛かるが、アンプルールが押し切ってゴールイン!最後はノーマークの2頭による1着争いでしたが、サクラアンプルールが勝利しました。

重賞勝ち馬7頭が集結した今年の札幌記念は、単勝6番人気のサクラアンプルールが直線突き抜けると、外から襲いかかったナリタハリケーンの追撃を首差で凌いで優勝しました。2着のナリタハリケーンは12番人気。小倉に続き、ナリタの馬が波乱を演出しました。結果的には函館記念組が1,2着を独占し、枠連「①-②」で22,390円、馬連で37,670円、馬単は69,510円とみんな万馬券でした。
1番人気だったヤマカツエースは3着、昨年の有馬以来8か月ぶりの国内でのレースだったサウンズオブアースは4着、2番人気のエアスピネルは5着。武豊騎手からルメール騎手に乗り替わっても結果が出ず、4コーナー辺りで先頭集団にいたけど、あまり伸びませんでした。3番人気のマウントロブソンは8着。「モレイラマジック」不発です…。モレイラ騎手は香港やドバイのGⅠで日本馬を勝利に導いているけど、意外にもJRAの重賞競走では未勝利…。なぜだ?
優勝したサクラアンプルールは、キャリア20戦目で重賞初制覇。中央でデビューしながらも、一度は地方に移り、中央に復帰しても500万や1000万でくすぶり続けていましたが、6歳になってようやく花を開きました。そういや今年3月の中山記念でも、8番人気で2着に入って波乱を起こしたよなぁ…。鞍上の蛯名正義騎手は2001年のエアエミネム以来、16年ぶりの札幌記念制覇となりました。



来週は札幌競馬場でスプリント重賞のキーンランドカップ、新潟競馬場は「新潟2歳ステークス」が行われます。
新潟2歳ステークスの方は、ダイワメジャー産駒のフロンティア、新潟マイルの新馬戦を勝ったオーデットエール、福島1800mのレースで勝利したグランデウィーク、キボウノダイチ、マイネルサイルーン、テンクウ、ムスコローソなどが登録。
キーンランドカップの方は、UHB賞を勝ったイッテツ、ヴィクトリアマイル5着ソルヴェイグ、函館SSでの惨敗から巻き返したいシュウジとブランボヌール、バーデンバーデンカップ優勝のフミノムーン、京阪杯を勝ったネロ、モンドキャンノ&メイソンジュニアの3歳勢2頭が登録しております。夏休み最後の思い出に競馬観戦はいかがですか?ただし、子供は馬券を買っちゃダメ。








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千賀が則本との投手戦を制す!ホークス4連勝で楽天に5.5ゲーム差!

2017年08月19日 | HAWKS

仙台の「Koboパーク宮城」で東北楽天ゴールデンイーグルスとの首位攻防戦を戦っている福岡ソフトバンクホークス。金曜日の初戦は、一発攻勢&東浜巨投手の好投で、ホークスが4-1で勝利。ガッチリと首位をキープし、楽天に4.5ゲーム差をつけました。カード2戦目の19日は、楽天・則本昂大VSソフトバンク・千賀滉大の先発で始まり、両者の意地がぶつかり合う投手戦となりました。




両チームのスタメン
  ソフトバンク      東北楽天
1(一)明石健志    (中)島内宏明
2(遊)今宮健太    (遊)茂木栄五郎
3(左)中村晃     (右)ペゲーロ
4(中)柳田悠岐    (三)ウィーラー
5(指)デスパイネ   (一)銀次
6(三)松田宣浩    (指)アマダー
7(右)上林誠知    (左)聖澤諒
8(二)髙田知季    (二)藤田一也
9(捕)甲斐拓也    (捕)足立祐一
 (投)千賀滉大    (投)則本昂大



ホークス先発・千賀は、1回に楽天先頭の島内に四球を与えますが、続く茂木を併殺打に打ち取り2アウト。3番・ペゲーロにはフォークで空振り三振に斬って取り、初回を3人で終えます。2回にはウィーラーと銀次を抑えた後、アマダーを三振に斬って取り3者凡退。
楽天のエース・則本を攻略したいホークス打線ですが、初回は上位3人が揃って凡退。2回は柳田とデスパイネが三振に倒れ、松田も内野フライに終わり、この回も3者凡退。
0-0で迎えた3回、ホークスは先頭の上林が初球を捉え、ライトへの2塁打を放つ。続く高田がしっかりと犠打を決め、上林は3塁に進む。2死3塁となり、1番・明石が則本の2球目を捉え、ライト前へのタイムリーヒットを放ち1点を先制。なおも2死1塁で今宮が2塁打を打ち、2,3塁と追加点のチャンスを作ったが、中村は空振り三振に倒れて追加点とはならず。
1点の援護を貰った千賀は、3回裏に先頭打者にヒットを許し、1死2塁と得点圏に走者を背負ったが、足立と島内を続けて三振を奪い、同点阻止。4回は茂木に四球を与えるも、1死後にウィーラーを併殺打に仕留めて無失点に抑えます。
3回に1点を奪ったホークスは、4回と5回は無得点。迎えた6回、2アウトから柳田がセンター前ヒットで出塁すると、デスパイネが四球を選ぶ。2死1,2塁と一打追加点のチャンスに、松田が5球目を打ち返し、レフト前へのヒット。2塁走者・柳田が生還し、ホークスに2点目が入ります。
その裏、千賀が島内とペゲーロにヒットを浴び、2死1,3塁のピンチを招く。ホームランで一気に試合がひっくり返される場面で、4番・ウィーラーに初球のフォークを合わせられる。打球は1,2塁間を破られたかと思われたが、2塁手・高田がキャッチし、1塁に送球してアウト!セカンド高田の好プレーに助けられ、楽天に得点を与えません。
千賀は終盤になっても楽天打線を寄せ付けず、7回と8回の2イニングを3者凡退。8回まで無失点ピッチングの快投で降板。最後はいつものようにサファテが登板し、茂木・ペゲーロ・ウィーラーを退けて試合終了。2-0で逃げ切ったホークスが、楽天に連勝しました。


パリーグ 2017年8月19日(土)
楽天VSソフトバンク 17回戦 Koboパーク
<ソフトバンク8勝9敗 観衆:27,111人>
ソ|001 001 000|2
楽|000 000 000|0
[勝] 千賀(11勝2敗)
[負] 則本(11勝4敗)
[S] サファテ(2勝2敗42セーブ)



この日も雨が降る中での試合でしたが、ホークスが千賀投手とサファテ投手の完封リレーで勝利しました。打っては3回に明石選手の先制タイムリー、6回には松田選手の貴重な追加点となるレフト前タイムリーヒットで、則本投手から2点を奪いました。「今日は則本が相手だから勝つのは難しいな」と思っていましたが、楽天のエースを撃破。敵地で連勝したホークスは、日曜日の3戦目を前に3連戦勝ち越し。15日のオリックス戦から4連勝で貯金36に増加。対する楽天は今季初の5連敗。ホークスと楽天のゲーム差は「5.5」に開きました。
則本投手との投手戦を制した千賀投手は、8回まで124球を投げ、被安打4・10奪三振・2四球・無失点の内容で今季11勝目。この日は150キロ超のストレートと得意の「お化けフォーク」が冴え渡り、毎回奪三振を記録。先頭打者に出塁を許したイニングが3度もありましたが得点を与えず、6回にはヒット2本でランナー2人背負いましたが、相手の反撃を封じました。今季の楽天戦は2試合未勝利と相性が悪かったのですが、3度目の対戦で白星を手にしました。
打線の方は則本投手から7安打。今宮選手がチーム唯一の2安打のマルチヒットをマークしています。先制タイムリーを打った明石選手は、高めのストレートを上手く捉え、レフト前に運びました。松田選手はフォークボールを叩き、詰まりながらもレフト前へのタイムリーヒット。3試合連続で打点を挙げ、自身も6試合連続ヒットと調子よさげです。

ホークスの2連勝で迎える20日の第3戦は、同一カード3連勝を狙うソフトバンクは武田翔太投手、連敗を止めたい楽天は左腕の辛島航投手が登板します。武田投手は楽天戦で1試合登板して1勝0敗。先週の日ハム戦では6回途中2失点で勝ち投手となったけど、ヒットを10本も浴びました。屋外での登板なので、足の痙攣を起こさないか不安ですが、相手打線を翻弄する投球で勝利を手にしてほしい。日曜日の試合も勝って楽天を3タテすれば、首位の座は安泰になるでしょう。







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