日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

暴行事件発覚から2週間。横綱・日馬富士が引退表明。

2017年11月29日 | Sports

大相撲の秋巡業中に横綱・日馬富士関がモンゴル人の後輩力士である貴ノ岩関に暴行した事件が明らかになってから2週間が経過した29日、日馬富士関が一連の暴行問題の責任を取る形で引退を表明しました。


今月14日に事件が発覚して以降、公の場から姿を見せなかった日馬富士関ですが、この日の朝に日本相撲協会に引退届を提出。午後2時から福岡・太宰府天満宮で師匠の伊勢ケ浜親方と共に記者会見に出席しました。
初めに伊勢ケ浜親方が「本日、横綱・日馬富士が引退届を提出しました。日馬富士が今回の問題の責任を取る形で引退したいということは、本人から早くから言われておりましたが、ファンの皆様に相撲を楽しんでいる間、控えさせていただきました」と涙ながらに説明。さらに「日頃から酒癖悪い、乱暴するとか、そういったところは私自身見たことも聞いたこともありませんでした。なぜ今回そんなことになったのか、唯々不思議というか、残念でなりません」と語ったのち、「これまで支えていただいたファンの皆様、また相撲協会の皆様に、心から御礼とお詫びを申し上げます。本当にすいませんでした」と頭を下げました。

日馬富士関は「この度、貴ノ岩関にケガを負わせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日を以って引退をさせていただきます。国民の皆様、相撲ファンの皆様、相撲協会、伊勢ケ浜部屋の後援会の皆様、親方、女将さんに大変迷惑をかけたことを心から深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
引退を決めた理由についての質問には、「この事がマスコミの皆様に知られて、その後に親方に話して『この事が大きくなってます』、『横綱の名前に傷つかぬよう責任を持ちたい』と伝えた」と述べました。
暴行に至った理由については、「先輩横綱として、弟弟子が礼儀と礼節がなってない時に、それを正し、直し、教えてあげるのが先輩の義務だと思う。弟弟子を思って叱ったことが彼を傷つけ、世間を騒がしてしまった」と話しました。
貴ノ岩関に対して思うことはの問いに、「貴ノ岩関にケガを負わせて、心も傷ついていると思う。ちゃんとした生き方をして頑張っていただきたいです」。酒のトラブルについては「酒を飲んで何かの事件を起こしたことはない。人を傷つけたり、暴れたり、酒癖が悪いと言われたことは今まで1度もない」と強調しました。

日馬富士の引退を受け、相撲協会の八角理事長は「このような形で土俵を去ることは、日本相撲協会としても大きな損失であり、非常に残念。どのような理由であっても暴力を肯定することはできない。断腸の思いです。」とコメントしています。



事件が発覚した当初は、「ビール瓶で殴った」と言われていましたが、最近の報道では「平手で複数回殴った後、頭部でリモコンで殴った」との疑いも。リモコンといっても、テレビやエアコンのような一般的なものではなく、カラオケボックスにある「デンモク(電子目次本)」といわれるものです。恐らくデンモクの角の部分で殴ったのではないでしょうか。あれで思いっきりガーンと殴られたら、傷がパックリ割れて、大出血すると思います。
被害者の貴ノ岩関は、九州場所を全休したため、来場所は十両陥落が決定的。冬巡業も不参加。一部報道では初場所も休場も示唆しているとか。貴ノ岩の師匠である貴乃花親方は、依然として沈黙を保ったまま。貴ノ岩または親方が暴行事件のことを語る日は来るのだろうか。

日馬富士の引退発表に「残念だ」とか「悲しい」という声もありますが、不祥事を起こしたのだから引退は当然だし、やむを得ないと思います。16歳でモンゴルから来日し、努力を積み重ねて横綱まで上り詰めたけど、晩節を大いに汚しましたね。「相撲を愛している」のなら、後輩たちをもっと優しく接しているし、人を殴らないはずだ。横綱なら何をやってもいいと思ったら大間違いです。
現役を引退した力士は親方に転身するのが一般的ですが、日馬富士関は日本国籍を取得していないため、相撲協会には残ることができません。今後はモンゴルに帰国して事業家か政治家に転身するだろうと思います。なんせモンゴルでは「国民的英雄」ですから。
また総合格闘技イベントの「RIZIN」が日馬富士に興味を示し、大晦日参戦も噂されていますが、絶対ないと思います。元横綱の曙なんかK-1で負けてばっかりだし、元大関の把瑠都もミルコ・クロコップにKO負け。日馬富士も総合格闘技で成功を収めそうになれない気がする。

今年1月の初場所で稀勢の里が優勝して横綱に昇進し、白鵬,日馬富士,鶴竜,稀勢の里の「4横綱時代」が到来。しかし、稀勢の里が春場所で左腕を痛めると、九州場所で左足首と腰を痛めて途中休場。鶴竜は右足などを痛めて4場所連続で休場。日馬富士は不祥事で引退表明。白鵬は秋場所全休の後、九州場所で優勝。わずか10カ月で4横綱時代が終わり、全員が皆勤だった場所は一度もありませんでした。次の初場所では稀勢の里と鶴竜が進退をかけることになりそうです。
日馬富士暴行事件の真相が一日でも早く明らかになるのと同時に、相撲界から暴力がなくなることを願うばかりです。そして、来年以降も相撲人気が続けばと思っています。





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シュヴァルグラン7度目のGⅠ挑戦で遂に初制覇!キタサンブラックは落鉄で3着。

2017年11月26日 | 競馬

国際招待レース・第37回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m 17頭立て)が26日、東京競馬場で行われました。JC2連覇&最多タイのGⅠ7勝目を狙う④キタサンブラック、今年のダービー馬②レイデオロ、オークス馬⑧ソウルスターリング、秋の天皇賞の雪辱に燃える⑫サトノクラウン、⑪マカヒキ&⑮ワンアンドオンリーの歴代ダービー馬、昨年2着⑤サウンズオブアース、おなじく3着だった①シュヴァルグランに加え、海外勢から2年連続参戦の⑥イキートス(ドイツ)、ドイツGⅠ3勝の③ギニョール、ライアン・ムーア騎乗の⑭アイダホ(アイルランド)、コーフィールドカップを勝った⑩ブームタイム(オーストラリア)の4頭が参戦しました。


単勝の人気は、キタサンブラックが1番人気(2.1倍)、レイデオロ2番人気(3.8倍)、3番人気サトノクラウン(5.7倍)。4番人気のソウルスターリング(9.3倍)までが10倍以下で、5番人気以降はシュヴァルグラン、マカヒキ、⑬シャケトラ、⑨レインボーライン、ギニョールと続きました。

スタートは17頭綺麗に出揃う。スタンド前での先行争いで、キタサンブラックが早々と先手を取る。⑦ディサイファ・シャケトラ・ギニョール・ワンアンドオンリー・⑰ラストインパクトが2番手を争い、シュヴァルグランは内側7番手あたり、ソウルスターリングとレイデオロは中団グループ。マカヒキ12番手、サトノクラウンは13番手でゴール板を通過した。
1,2コーナーを過ぎ、向正面に入ったところで、キタサンブラックが先頭でレースを引っ張り、2番手にディサイファ、ギニョールが単独3番手。4,5番手の位置にシュヴァルグランとワンアンドオンリー、6番手シャケトラ、ソウルスターリングはその後ろの7番手につけ、内側8番手にブームタイム。9番手に⑯ヤマカツエース、10番手にレイデオロ、外側11番手ラストインパクト、マカヒキは12番手、サトノクラウン13番手。後方グループは、14番手アイダホ、15番手サウンズオブアース、16番手イキートス、最後方にレインボーライン。
3コーナーを過ぎ、キタブラが軽快なペースで先頭をキープ。ディサイファ2番手、ギニョール3番手は変わらず。後続ではシュヴァルが4番手、サトクラとシャケトラが外から押し上げ、ソウスタとレイデオロはまだ中団馬群の中。
17頭がほとんど一団の状態で4コーナーを回って最後の直線コースへ。キタサンブラックがゴール残り400mを切ったところで突き放しにかかるが、2番手からシュヴァルグランが追いかけ、レイデオロが大外から追い込みをかける。先頭争いはこの3頭に絞られ、サトノクラウンとソウルスターリングは伸び脚を欠いてるか?残り200mでシュヴァルがキタブラとの差を縮め、残り100mでキタブラを捕らえて先頭!外からレイデオロも来ているが、シュヴァルグランが先頭でゴールイン!そしてレイデオロがゴール前でキタサンブラックをかわして2番手、キタブラは3着でした。



ジャパンカップ 全着順&払戻金
1着①シュヴァルグラン  2分23秒7
2着②レイデオロ     1馬身1/4
3着④キタサンブラック   クビ
4着⑪マカヒキ       4馬身
5着⑭アイダホ       クビ
6着⑨レインボーライン
7着⑧ソウルスターリング
8着⑯ヤマカツエース
9着⑨ギニョール
10着⑫サトノクラウン
11着⑬シャケトラ
12着⑤サウンズオブアース
同着⑩ブームタイム
14着⑰ラストインパクト
15着⑥イキートス
16着⑮ワンアンドオンリー
17着⑦ディサイファ

単勝 ① 1,330円
複勝 ① 190円 ② 140円 ④ 120円
枠連 1⃣-1⃣ 1,780円
馬連 ①-② 1,770円
馬単 ①-② 5,250円
ワイド ①-② 460円 ①-④ 350円 ②-④ 230円
3連複 ①-②-④ 1,300円
3連単 ①-②-④ 13,340円


2017年の東京競馬のフィナーレを飾る一戦は、単勝5番人気のシュヴァルグランが優勝。道中は4,5番手を追走し、最後の直線でキタサンブラックを捕らえて差し切り勝ちを収めました。2番人気のレイデオロは、ゴール前でキタサンブラックを捕らえて2着。史上2頭目のJC連覇を目指したキタサンブラックは、スタートから先頭をひた走りながらも粘り切れず3着。武豊騎手がレース後の談話で左前脚を落鉄していたことを明らかにしていました。今回は正直運がなかったなって思います。メンバー紅一点のソウルスターリングは7着。この秋は3戦連続で掲示板を外しました。3番人気のサトノクラウンは直線伸びず10着。良馬場だとダメですね…。
海外勢はアイダホが5着と好走。単勝オッズで10番人気でしたが、ライアン・ムーア騎手の剛腕で掲示板を確保しました。他の海外勢は、ギニョール9着、ブームタイム12着同着、イキートスは15着に終わりました。
優勝したシュヴァルグランは、昨年11月のアルゼンチン共和国杯以来の重賞3勝目。通算でも22戦7勝。鞍上のヒュー・ボウマン騎手は、日本のGⅠ競走初勝利。オーストラリアを拠点としているボウマン騎手は、「ロンジンワールドベストジョッキーランキング」で、ムーア騎手とデットーリ騎手を抑えて現在1位。現在22連勝中のウィンクスの主戦騎手を務めています。同馬を管理する友道康夫調教師と、馬主の佐々木主浩さんは、同レース初勝利です。
姉のヴィルシーナ、妹のヴィブロスがGⅠタイトルを取る中、シュヴァルグランはGⅠ競走に6度も挑戦し、3着が2回、今年の春の天皇賞で2着と惜しいレースが続いていました。今回のジャパンカップは7度目のGⅠ挑戦でしたが、ついに悲願が達成。しかも同世代の強敵を破ってのGⅠ初制覇ですから。やっと姉と妹に追いつきましたね。3兄弟をGⅠ馬に育て上げたハルーワスウィート恐るべし。もし有馬記念に参戦するとしたら、またボウマン騎手が騎乗するのでしょうか…。


11月の競馬も終わり、JRAのGⅠも残り5レース。12月3日は中京競馬場でダートのGⅠ競走・チャンピオンズカップが行われます。前走のJBCクラシックを勝ったサウンドトゥルーは、CC連覇に挑戦。GⅠ通算10勝のコパノリッキーは現役ラスト2戦。帝王賞を勝ったケイティブレイブ、昨年2着の雪辱に燃えるアウォーディー、フェブラリーステークスを制したゴールドドリーム、昨年の東京大賞典覇者・アポロケンタッキー、韓国GⅠ・コリアカップを勝ったロンドンタウン、元3歳ダート王・ノンコノユメのGⅠウィナーの他に、みやこステークスで圧勝したテイエムジンソク、カフジテイク 、ミツバ、サンライズソアなどが登録。ダート現役最強馬は一体どの馬になるのか?















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浦和レッズが2度目のACL制覇!10年ぶりのクラブW杯出場決定!

2017年11月25日 | soccer

サッカーのアジアクラブ王者決定戦・AFCチャンピオンズリーグの決勝戦「浦和レッドダイヤモンズVSアルヒラル(サウジアラビア)」は25日、埼玉スタジアム2002で第2戦が行われました。リヤドでの第1戦は1-1の引き分けに終わりましたが、浦和が貴重なアウェーゴールを獲得。この第2戦で勝つかスコアレスドローならば浦和の優勝、逆に2-2で終わった場合はアルヒラルの優勝となります。10年ぶりのアジアの頂点へ、浦和レッズがホームで優勝を飾ることができたのか?


スタメンはこちら
[浦和レッズ]
GK 1 西川周作
DF 5 槙野智章
DF 6 遠藤航
MF 3 宇賀神友弥
MF 10 柏木陽介
MF 15 長澤和輝
MF 16 青木拓矢
MF 22 阿部勇樹
FW 8 ラファエル・シルバ
FW 9 武藤雄樹
FW 30 興梠慎三

[アルヒラル]
GK 1 アルムアイフ
DF 2 アルブライク
DF 12 アルシャハラニ
DF 33 ハウサウィ
DF 70 ジャハファリ
MF 7 アルファラジ
MF 8 オタイフ
MF 16 ミレシ
MF 24 アルアビド
MF 29 アルドーサリ
FW 77 ハルビン



アルヒラルのボールでキックオフしたこの試合、前半開始23秒に相手DFがトラップミス→浦和の長澤がボールを拾い、左足でシュートを放ったが、ゴール左に外れる。8分には敵陣の高い位置で長澤が相手ボールを奪い、ドリブルで持ち込んでゴール正面の位置からシュートするも、GKにキャッチされます。11分、浦和は右サイドでFKのチャンスを得ると、柏木センタリング→ラファエルシルバが飛び込むも合わすことができず。
アルヒラルは前半25分、アルドーサリがドリブルで浦和DFをかわして右足を振り抜いたが、ボールはクロスバーを越えます。27分にはミレシがFKを蹴ったが、最後はGK西川が押さえる。32分、アルファラジのスルーパス→左サイドのアルシャハラニがペナルティエリア内でグラウンダーのクロスを入れたが、ゴール前で浦和DF槙野がクリア。アルヒラルのエース・ハルビンに通らず。
浦和は38分、左サイドで宇賀神がクロス→ニアサイドで興梠が飛び込むもシュート打てず。40分には長澤が左サイドにパスを送ると、ラファエルシルバがPA内に入るもシュートまで持ち込めず。その直後にアルヒラルはアルドーサリがシュートを放つも枠外。42分、ミレシがハルビンとのワンツーから右足でシュートを打ったが、右に外れた。前半は両チームともゴールが奪えず、0-0で終えました。

後半開始早々、浦和は宇賀神クロス→長澤の落とし→ラファエルシルバの右足シュートはゴール左。アルヒラルは後半5分、ゴールほぼ右寄りからのFKをハルビンが直接狙うが、左に外れてしまう。後半13分、アルヒラルの左CKからアルドーサリがミドルシュートを狙うもDFに当たり、こぼれ球をミレシが押し込もうとするが、GK西川がキャッチします。浦和は後半16分、左サイドで武藤が縦パス→柏木がドリブルで一気に突破してシュートまで持って行ったが、DFに当たった。
アルヒラルは後半17分にハルビンを下げてFWファラタ、23分にはFWアルカフタニも投入。浦和は後半24分、左サイドで宇賀神が左足でクロスを上げると、ファーサイドの武藤が頭で合わせたが、相手GKの好セーブに阻まれて得点ならず。その直後には柏木も左足ミドルを放ったが、強引すぎたか…。後半28分、浦和はPA手前左の位置でFKを獲得。柏木のセンタリングに興梠がヘディングシュートを放つもGKに防がれ、ゴール前でラファエルシルバと槙野が詰め寄るも、こぼれ球を押し込めず…。絶好の決定機だったが、もったいなかった。
後半29分、浦和は宇賀神に代わってDFのマウリシオが入る。後半32分、アルドーサリが浦和DF遠藤を倒したとして、2枚目の警告を受けて退場処分。アルヒラルは10人でプレーをする羽目に。その後、後半39分に興梠→ズラタンが入った。
このままスコアレスなら浦和優勝という中で迎えた後半42分、試合が動きます。中盤で武藤が前線に浮き球のパスを入れると、パスを受けたラファエルシルバが反転してから抜け出し、右足でゴールに叩き込む!浦和が終盤に得点を奪い、優勝へ大きく前進!そして、アディショナルタイムの反撃を振り切り歓喜のタイムアップ!浦和レッズが第2戦を1-0で勝利し、ACL優勝を果たしました!



浦和レッズやりました!10年ぶり2度目のAFCチャンピオンズリーグ優勝です!第1戦は1-1の引き分け、この日の2戦目は1-0で勝ち、2戦合計2-1でアルヒラルを下しました。Jリーグ勢がACLを制したのは、2008年大会のガンバ大阪以来9年ぶり3度目。ガンバが優勝して以降、韓国勢や中国勢のクラブが優勝していましたが、浦和がアジアの壁を破り、クラブW杯の出場権を手にしました。
優勝を決定づけるゴールを挙げたラファエル・シルバ選手は、先週の第1戦でも先制点をたたき出し、決勝戦で2戦連発。前回の試合で足首を痛めて途中交代、さらには相手サポーターからの人種差別の被害を受けました。それでも、色々な問題を乗り越えての活躍ぶり。試合後のインタビューでは男泣きを見せていました。ラファエル選手は今季、アルビレックス新潟から加入し、リーグ戦で12得点、ACLでも9得点を挙げております。
今大会の浦和レッズは、グループリーグを4勝2敗でF組1位通過。決勝トーナメント1回戦の済州ユナイテッド戦では、1戦目を0-2で敗れたものの、2戦目で3点を奪い返して逆転勝ち。しかし、試合後の乱闘騒ぎで後味の悪さが残りました。準々決勝の川崎フロンターレ戦では、初戦を1-3で落としましたが、第2戦で4-1と圧勝。2戦合計5-4の大逆転勝利。準決勝の上海上港戦は、1戦目は1-1の引き分け、2戦目は1-0で勝ちました。上海上港はフッキ、オスカル、エウケソンの元ブラジル代表選手が在籍していますが、スター選手を抑えての決勝進出は大きかったですね。
ちなみに、ホーム・埼スタでの試合は6試合で全て勝利!ホーム全勝でのACL制覇は大会史上初の快挙だそうです。

アジア制覇を果たした浦和レッズは、12月6日からUAEで開催される「FIFAクラブワールドカップ2017」にアジア代表として出場。日本時間9日の準々決勝で、開幕戦の「アルジャジーラVSオークランドシティ」の勝者と対戦。勝てば準決勝で欧州王者・レアルマドリードと戦えます。昨年は鹿島アントラーズがレアル相手に延長戦の死闘を演じ、敗れはしましたが大健闘を見せました。浦和もレアルに互角の勝負ができることを期待したいところ。
この大会には、本田圭佑選手が所属しているパチューカ(メキシコ)も出場。浦和とパチューカが対戦する可能性もあるかもしれません。浦和レッズ、本田選手、さらにはクリスチアーノ・ロナウド選手も見られるから、とても楽しみです。浦和レッズの選手の皆さん、クラブW杯でも頑張って下さい。









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NPBアワーズ2017 サファテがパリーグMVP受賞!

2017年11月20日 | HAWKS

今季のプロ野球のタイトル獲得者を表彰する「NPB AWARDS 2017」が20日、東京都内のホテルで行われ、プロ野球記録のシーズン54セーブを挙げた福岡ソフトバンクホークスのデニス・サファテ投手がパリーグの最優秀選手(MVP)に選ばれました。



サファテ投手は今季、66試合に登板し、2勝2敗54セーブ、3ホールド、防御率1.09を挙げ、ホークスの2年ぶりのパリーグ優勝&日本一に大きく貢献。記者投票では983点(1位180票、2位24票、3位11票)を獲得し、421点で2位だった柳田悠岐選手に2倍以上の大差をつけました。サファテ投手は「7年前に来日した時はいつまでいられるかわからなかったけど、このような賞をいただき、とても光栄で身が引き締まります」と話しました。
セリーグのMVPには、広島東洋カープの丸佳浩選手が受賞。143試合で打率.308,23本塁打,92打点を記録。ヒットも171本を放ち、「セリーグ最多安打」のタイトルも獲得。不動の3番打者として「赤ヘル打線」を牽引、チームのリーグ連覇の原動力となりました。記者投票では1134点(1位196票、2位46票、3位16票)を集め、2位以下を圧倒しました。

最優秀新人選手も発表され、セリーグは中日の京田陽太内野手、パリーグは源田壮亮内野手が新人王を受賞。両リーグで野手が新人王となったのは、1996年以来21年ぶりだそうです。京田選手は球団新人最多安打記録を塗り替える149安打、源田選手は新人安打数で歴代3位の153安打を放ちました。両者とも1年目からショートの定位置を獲得。「アジアプロ野球チャンピオンシップ」でも侍ジャパンのチームメイトでした。


今回の表彰式では、ホークスからサファテ選手の他に、工藤公康監督、最高出塁率の柳田選手、最多勝を獲得した東浜巨投手などが参加。

・パリーグ勝率第1位投手賞(最高勝率) 千賀滉大投手(勝率.765)
「1年間日本一を目指してチームみんなでやってきたので獲れてよかった。1年長かったけど、最後までやれたのは幸せです」
・パリーグ最多勝利賞 東浜巨投手(16勝5敗)
「投げる機会を頂いたというところで、しっかり結果を出せたところは良かったと思う。」
・パリーグ最多セーブ投手賞 デニス・サファテ投手(54セーブ)
「個人的にはいろんな記録が達成できた。家族と離れ離れになるということもあったので、苦しいシーズンだったけど、ファンやチームメイト、家族の支えがあったおかげで色々達成できたので、いい1年だったと思う」
・パリーグ最優秀中継ぎ投手賞 岩嵜翔投手 46ホールドポイント(3勝2敗40ホールド)
「まさかこんなに投げるとは思わなかったので、周りの協力のおかげだと思います。来季は見本となるサファテがいるので、一歩でも近づきたい」

・パリーグ最高出塁率者賞&ベストナイン(外野手) 柳田悠岐選手(出塁率.426)
「日本一になれて幸せな年でした。来季は今から始まっていると思うので、一生懸命やってまた日本一目指して頑張りたい」
・パリーグベストナイン捕手部門  甲斐拓也選手
「チームの先輩方や監督・コーチ、たくさんの方に力を借りた1年だった。もっとチームからも、投手からも信頼を得られるように、自分自身もっと努力していきたい」
・パリーグベストナイン遊撃手部門  今宮健太選手
3年ぶりの受賞について:「初めて取ったときよりは満足している。」
1年を通して印象的なシーンは?:「日本一になった瞬間が、昨年の悔しさを晴らした瞬間だったので、一番の思い出です」

・パリーグ最優秀監督賞 工藤公康監督
「この賞はチームを代表して、監督としていただいている風に思います。私一人の力とは到底取ることはできないし、チーム・スタッフ一同代表して御礼申し上げます。日本一になることは大変ですが、みんなで力を合わせて勝ち取る勝利も美味しいものというか、素晴らしいものだというのをまた実感することができました。」

なお、パリーグ最多本塁打者、最多打点者賞、ベストDH賞を受賞したアルフレッド・デスパイネ選手(35本塁打&103打点)は欠席しました。




サファテ投手が「日本シリーズMVP」、「正力松太郎賞」に続き、パリーグの最優秀選手に輝きました。抑えの投手がMVPを獲得したのは、江夏豊さん(1981年)、佐々木主浩さん(1998年)に次いで史上3人目だそうです。そんなサファテ投手はこの表彰式に出席するためにわざわざ来日し、式が終わったらもう帰国しました。弾丸ですなあ。もう少し日本にいてもよかったのにね。
レギュラーシーズンでは54セーブを挙げ、クライマックスシリーズでは3試合で2セーブ。日本シリーズでは3試合で1勝2セーブ、第6戦では来日初の3イニング登板を経験しました。開幕からフル回転が続いたので、オフはしっかり静養してほしいです。
今季の中継ぎ陣は、サファテ投手と岩嵜投手の他にも、シーズンを通じて頑張った投手がいました。森唯斗投手がリーグ3位の35ホールドポイントを挙げ、五十嵐亮太投手は前半だけで6勝をマーク。キューバ人左腕のモイネロ投手は、育成から支配下登録され、34試合に登板。嘉弥真新也投手は58試合に投げて「左の中継ぎエース」に成長しました。ホークスの中継ぎ陣は12球団で最強じゃないかなって思う。
サファテ投手は残り21セーブで日本通算250セーブに到達。来年のホークスは、内川聖一選手とサファテ投手の名球会入りが実現しそうですね。今シーズンは本当にお疲れ様でした。


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アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 稲葉JAPANが韓国に完勝し、3連勝で優勝を果たす。

2017年11月20日 | Sports

2020年の東京五輪金メダル獲得へ、稲葉JAPANが始動。11月16日から東京ドームで「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」が行われ、野球日本代表(侍JAPAN)は初戦の韓国戦、2戦目の台湾戦に勝利し、2連勝で決勝に進出。19日の決勝戦では韓国(1勝1敗)と対戦しました。「新生侍ジャパン」が宿敵・韓国を破り、初代王者となれるのか?


スタメンはこちら
   日本          韓国
1(二)京田陽太   (二)パク・ミンウ
2(中)松本剛    (中)イ・ジョンフ
3(指)近藤健介   (右)ク・ジャウク
4(一)山川穂高   (遊)キム・ハソン
5(右)上林誠知   (左)キム・ソンウク
6(左)外崎修汰   (指)ハ・ジュソク
7(三)西川龍馬   (三)チョン・ヒョン
8(捕)甲斐拓也   (一)リュウ・ジヒョク
9(遊)源田壮亮   (捕)ハン・スンテク
 (投)田口麗斗   (投)パク・セウン



日本は1回、松本の2塁打、近藤の四球で1死1,2塁のチャンスを作るが、山川と上林が凡退して得点ならず。2回は外崎の四球&西川のヒットで無死1,2塁と再び得点圏に走者を置く。しかし、甲斐が送りバントを試みるも最悪の併殺打。せっかくのチャンスをフイにしてしまった。
日本の先発・田口は、韓国打線を相手に3回までノーヒットに抑える。4回に2死を取った後、4番のキムハソンにレフトへの2塁打を許したが、後続を打ち取り得点を与えません。
田口の好投に応えたい日本は、4回裏に先頭の山川が四球を選ぶと、上林の犠打→韓国のキャッチャーが2塁に投げるもセーフ。無死1,2塁となり、6番・外崎が韓国先発・パクセウンの5球目のストレートを捉え、ライトフェンス直撃のタイムリーヒット!2塁から山川が生還し、日本が1点を先制します!この後、2つの四球で2死満塁と攻め立てますが、京田が3塁ライナーに倒れて2点目はならず。
5回、田口が2死からリュウジヒョクとハンスンテクに続けてヒットを許し、2死1,3塁のピンチを背負う。長打が出れば逆転される場面でしたが、パクミンウを2塁ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けます。
するとその裏、日本が2本のヒットと四球で2死満塁のチャンスを作り、外崎が韓国4番手のキム・ユンドンからレフト前タイムリーヒット!3塁走者が生還して2点目、2塁走者も本塁に突入するもアウト。なおも2死1,3塁で西川が右中間を破るタイムリー2塁打を放ってさらに2点を追加。外崎と西川の連続タイムリーで、日本が4-0とリードを拡げます。
中盤に入っても日本打線の勢いは止まりません。6回に松本四球、近藤の2塁打で2死2,3塁とし、山川がレフト前への2点タイムリーヒットを打つ。7回には西川が韓国6番手イ・ミンホからライトスタンドへのソロホームラン。7-0と勝利を決定づけます。
その後、8回に2番手・石崎剛が3人を抑えると、9回はクローザー・山崎康晃が3者凡退で締め括りゲームセット。日本が7-0で韓国に完勝しました。



アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 決勝 2017/11/19(日)
日本-韓国 (東京ドーム、18:11、30,498人)
韓|000 000 000|0
日|000 132 10X|7
【責任投手】
(勝)田口
(敗)パク・セウン
【本塁打】
(日)西川1号ソロ(7回、イ・ミンホ)



初代王者をかけた日韓戦は、3日前の初戦と同様の大激戦になるかと思われましたが、日本の一方的な試合展開となりました。4回に先制点を取った後、7回まで毎回のように得点が生まれました。投手陣は田口→石崎→山崎の3人の投手リレーで韓国打線をシャットアウト。投打が上手く噛み合い、「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の初代王者に輝きました。稲葉篤紀監督になってから初めての国際大会で、3連勝の完全優勝という最高の結果を残しました。2020年の東京五輪へ幸先良好だ!
韓国投手陣を相手に11本のヒットを浴びせた日本打線は、外崎選手が2打席連続でタイムリーヒット。4回の第2打席でライトフェンス直撃の先制打、5回の第3打席では満塁からレフト前にヒットを打ちました。外崎選手は前日の台湾戦でも先制ホームランを含む3安打2打点。3試合で13打数6安打4打点の好成績を残し、大会MVPに選ばれました。この活躍ぶりを見ると、MVPは当然といったところでしょう。
外崎選手以外では、西川選手が3安打3打点の猛打賞。5回には右中間への2点タイムリー2塁打、7回の第4打席ではライトポール際へのダメ押し本塁打を放ちました。西川選手は3試合でスタメン出場を果たし、打率は.636をマークしました。松本選手と近藤選手の日ハムコンビは共に2安打のマルチヒット。近藤選手は3試合で7本のヒットを打ち、ベストナインに選ばれています。
決勝戦で先発ピッチャーを務めた田口投手は、7回まで108球を投げ、被安打3・6奪三振・1死球・無失点。5回に連打を浴びてピンチを招きましたが、1番打者を退けてガッツポーズ。田口投手が反撃のピンチを凌いだ直後に、日本が3点を追加しました。強力な韓国打線をゼロに抑えたのは、来年に向けて大きな自信となるでしょう。今大会は日本の先発サウスポーの快投が目立ち、今永昇太投手が台湾戦で6回まで12個の三振を奪いました。今永投手と田口投手は、今後の代表戦でも招集されるんじゃないかな。

アジアプロ野球チャンピオンシップで優勝した侍JAPANは、来年3月にオーストラリア代表との2連戦を戦います。今大会では24歳以下&プロ入り3年以内の選手(オーバーエイジも含む)が出場しましたが、豪州戦では年齢制限なしの「フル代表」で臨みます。東京五輪までに日本代表はどこまで強くなれるのか、これからの戦いに期待しよう。










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今週もミルコ&ハービンジャー産駒!3歳馬のペルシアンナイトが秋のマイル王に輝く!

2017年11月19日 | 競馬

2017年の秋のマイル王決定戦・第34回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が19日、京都競馬場で行われました。3年連続出走の⑫イスラボニータ、スプリンターズステークスを制した⑦レッドファルクス、春の安田記念を勝った⑤サトノアラジン、桜花賞馬⑨レーヌミノルのGⅠ馬4頭に加え、前走の富士ステークスで快勝した⑪エアスピネル、皐月賞2着⑱ペルシアンナイト、4連勝と勢いに乗る④サングレーザー、逃げたらやばい⑧マルターズアポジー、サマーマイルシリーズ覇者⑯ウインガニオン、⑩クルーガー、⑬グランシルクなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気イスラボニータ(3.9倍)、2番人気エアスピネル(4.2倍)、3番人気レッドファルクス(5.0倍)。4番人気以降は、ペルシアンナイト(8.8倍)、サトノアラジン(9.1倍)、マルターズアポジー、サングレーザー、クルーガー、マルターズアポジーと続きました。

スタートは18頭綺麗に揃い、サトノアラジンとペルシアンナイトはすぐに後ろの位置に下げた。前の争いでは、ウインガニオンと⑮ムーンクレストが行くかと思いきや、マルターズアポジーがスッと抜け出してハナに立つ。2番手に③ヤングマンパワー、3番手⑥ダノンメジャー、4番手ムーンクレスト、5番手レーヌミノル、内側6番手②アメリカズカップ、外側7番手にウインガニオン。8番手の位置にエアスピネル、その外側の9番手に⑰ジョーストリクトリ。中団の10番手にサングレーザー、11番手イスラボニータ、その後ろの12番手にレッドファルクス。13番手クルーガー、14~16番手にグランシルク・⑭ガリバルディ・ペルシアンナイトの3頭が並び、サトノアラジン17番手、①ブラックムーンが最後方。
縦長の状態で外回り3コーナーを過ぎ、アポジーがマイペースで引っ張り、ダノメジャとムンクレが迫る。レーヌが5番手、エアスピは6番手あたり。ファルクス・レーザー・ボニータ・ペルシアンは中団馬群、アラジンが大外に持ち出した。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線コース。先頭のマルターズアポジーに、ムーンクレスト,ダノンメジャー,ヤングマンパワー,レーヌミノルが接近し、ゴール残り200mを切ったところでエアスピネルが馬場の真ん中から抜け出して先頭に浮上。レーヌが内で食い下がり、後続からサングレーザーとペルシアンナイトが追い込む。エアスピがこのまま押し切るかと思われたが、ゴール前でペルシアンが襲い掛かり、最後は2頭並んでゴールイン!エアスピネルが粘ったか、ペルシアンナイトが最後に捕らえたか?


マイルチャンピオンシップ 全着順&払戻金
1着⑱ペルシアンナイト  1分33秒8
2着⑪エアスピネル     ハナ
3着③サングレーザー    1/2馬身
4着⑨レーヌミノル     3/4馬身
5着⑫イスラボニータ    クビ
6着①ブラックムーン
7着⑩クルーガー
8着⑦レッドファルクス
9着⑬グランシルク
10着⑮ムーンクレスト
11着⑭ガリバルディ
12着⑤サトノアラジン
13着⑥ダノンメジャー
14着③ヤングマンパワー
15着⑧マルターズアポジー
16着②アメリカズカップ
17着⑯ウインガニオン
18着⑰ジョーストリクトリ

単勝 ⑱ 880円
複勝 ⑱ 290円 ⑪ 180円 ④ 430円
枠連 6⃣-8⃣  820円
馬連 ⑪-⑱ 2,480円
馬単 ⑱-⑪ 5,520円
ワイド ⑪-⑱ 1,000円 ④-⑱ 2,100円 ④-⑪ 1,240円
3連複 ④-⑪-⑱ 9,300円
3連単 ⑱-⑪-④ 55,890円


重賞勝ち馬が15頭も参戦した今年のマイルチャンピオンシップは、3歳馬のペルシアンナイトが、ゴール手前でエアスピネルを捕らえて優勝。3歳馬のマイルCS優勝は、2000年のアグネスデジタル以来17年ぶりです。エアスピネルは残り200mの時点で抜け出したけど、ペルシアンの強襲に遭いハナ差の2着。ゴール残り200mで抜け出したところで勝ったかと思ったんですが…。GⅠでは全て5着以内、今回が6度目の挑戦でしたが、悲願達成とはなりませんでした。3着のサングレーザーは、外から良く伸びたけどなあ。4着のレーヌミノルは、1200~1600mがベストだなあと実感。
1番人気のイスラボニータは5着に終わり、このレースの1番人気は8連敗。スプリントとの2階級制覇を狙ったレッドファルクスは8着、安田記念馬のサトノアラジンは12着。3歳勢が4着までに3頭入り、先輩GⅠ馬が総崩れに終わったので、マイル戦線は世代交代といえるでしょう。
優勝したペルシアンナイトは、アーリントンカップ以来の勝ち星を挙げ、重賞2勝目。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、先週のエリザベス女王杯に続いてのGⅠ勝ちを収め、今年でGⅠ6勝目。この秋GⅠで4勝の固め打ちです。GⅠ年間6勝は武豊騎手、岩田康誠騎手、池添謙一騎手、安藤勝己氏に並ぶタイ記録。残り6戦で新記録更新の可能性が高いですね。ハービンジャー産駒も2週連続GⅠ勝利。ディアドラ、モズカッチャンに次いで、3頭目のGⅠ馬誕生。そして、ペルシアンを管理する池江泰寿調教師は、マイルGⅠ春秋連覇を果たしました。
前走の富士ステークスでは、不良馬場と古馬相手に何もできず、それに休み明けもあって5着。今回は大外枠を引き当て、当日は体重が前走から12キロも増加。向正面では後方の位置にいたけど、直線ではミルコ騎手の神騎乗に導かれて1着になりました。3歳でマイルCSを勝った馬といったら、タイキシャトルとのアグネスデジタルが有名で、タイキシャトルは翌年にフランスのマイルGⅠを勝ち、アグネスデジタルは芝とダートのGⅠ、さらには香港カップまで優勝。ペルシアンナイトも偉大な名馬と肩を並べられるかどうか…。



来週は東京競馬場で国際GⅠ・ジャパンカップが行われます。天皇賞春秋連覇を果たしたキタサンブラックがGⅠ7勝目に挑み、ダービー馬・レイデオロ、オークス馬・ソウルスターリングの3歳世代、宝塚記念馬・サトノクラウン、2016年ダービー馬・マカヒキ、春天2着・シュヴァルグラン、秋天3着・レインボーライン、ヤマカツエース、シャケトラなどが登録。
海外勢からはイキートス(ドイツ)、ギニョール(ドイツ)、アイダホ(アイルランド)、ブームタイム(オーストラリア)の4頭が参戦。イキートスは昨年に続いての参戦、ブームタイムは豪州GⅠ・コーフィールドカップを優勝しています。アイダホの調教師は、「世界№1トレーナー」エイダン・オブライエン氏。それにライアン・ムーア騎手が乗るんですから、不気味な存在になりそうだ。



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2018年のクラシックの主役誕生か!?ワグネリアンがデビュー3連勝で重賞V!

2017年11月18日 | 競馬

マイルチャンピオンシップを前日に控えた18日は、東京競馬場で2歳馬の重賞競走・第22回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ・芝1800m 7頭立て)が行われました。ディープブリランテ、イスラボニータ、サトノクラウンと幾多のGⅠ馬を輩出してきた「出世レース」、今年はデビュー2連勝中のディープインパクト産駒③ワグネリアンと、モーリスの弟⑦ルーカスの注目馬2頭が参戦。他にもロードカナロア産駒②ゴールドギア、①コスモイグナーツ&⑤シャルルマーニュのアイビーステークス組も出走しております。


単勝の人気は、ワグネリアンが単勝1.4倍の断然1番人気。ルーカスが3.4倍で2番人気。3番人気以降はシャルルマーニュ、ゴールドギア、①コスモイグナーツ、④カフジバンガード、⑥ケワロスと続きました。

スタートでコスモイグナーツがポンと飛び出し、ワグネリアンは5番手、ルーカスとゴールドギアは後方から。好スタートを決めたコスモイグナーツが積極果敢に飛ばし、ケアロス2番手、3番手にシャルルマーニュが追走。前からやや大きく離れた4番手にカフジバンガード。5番手にワグネリアン、内側6番手ゴールドギア、最後方のルーカスはワグネリアンをピッタリとマークする形だ。
3コーナーを過ぎ、ハイペースで逃げるイグナーツは1000mを58秒5で通過。ケアロス2番手、マーニュ3番手は変わらず。3,4コーナー中間のところで、ワグネリアンが早くも追い出し開始。ルーカスはまだしんがり待機。ゴール残り600mでワグネリアンは大外に進路を取る。
最後の直線コースに差し掛かり、コスモイグナーツが先頭をキープし続けるが、ケワロス、シャルルマーニュ、カフジバンガード、一番外のワグネリアンと5頭横一線。残り200mの手前で、ワグネリアンが抜け出して先頭に浮上!ルーカスも最後方から追い上げてきたが、ワグネリアンが後続を引き離して1着ゴール!ルーカスは2番手で入線し、シャルルマーニュが3着。


東スポ杯2歳ステークス 全着順&払戻金
1着③ワグネリアン   1分46秒6
2着⑦ルーカス      3馬身
3着⑤シャルルマーニュ   クビ
4着④カフジバンガード  1/2馬身
5着②ゴールドギア    1馬身3/4
6着①コスモイグナーツ  3馬身
7着⑥ケアロス      1馬身1/2

単勝 ③ 140円
複勝 ③ 110円 ⑦120円
馬連 ③-⑦ 130円
馬単 ③-⑦ 240円
ワイド ③-⑦110円 ③-⑤ 210円 ⑤-⑦ 300円 
3連複 ③-⑤-⑦ 380円
3連単 ③-⑦-⑤ 820円


2018年のクラシック戦線の主役候補が出てきました!単勝1番人気のワグネリアンが、2着に3馬身差をつけての圧勝。デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇を飾りました。2番人気のルーカスは、最後方から追い込んで2着。ルーカスはまだデビュー2戦目なので、これから強くなるでしょう。3着には3番人気のシャルルマーニュが入りました。
重賞初勝利のワグネリアンは、栗東の友道康夫厩舎に所属。父・ディープインパクト、母・ミスアンコール、祖父・キングカメハメハ、祖母・ブロードアピールという血統。みんな「金子真人ホールディングス」の馬ですやん!鞍上の福永祐一騎手は、東スポ杯で4勝目。レース後のインタビューでは「縦長になったけど、捕まえられる感触があった。直線ではターフビジョンを確認していた」と話していました。
ワグネリアンは今年7月の新馬戦でヘンリーバローズとの叩き合いを制すと、2戦目の野路菊ステークスでは直線で外から末脚を伸ばして快勝。雨が降り、重たい馬場でも脚力が違いました。3戦目だった今回は、初めての関東遠征&左回り挑戦。向正面では5番手を追走しながらも、前との差が大きく開いた状態。しかし、3コーナーで早めに仕掛けると、直線では5番手からまとめてかわしました。末脚の鋭さは祖母にそっくりですね。
次走は来年3月の弥生賞を予定しているとのこと。ホープフルステークスだったら、大本命に挙げられていたけど…。でも、来年のクラシックでの活躍が非常に楽しみです。


19日は京都競馬場で秋のマイル王決定戦「第34回マイルチャンピオンシップ」があります。前日の最終オッズでは、⑫イスラボニータが4.8倍で単勝1番人気。⑪エアスピネルと⑦レッドファルクスが4.9倍で並んでいます。3歳馬の⑱ペルシアンナイトが4番人気(8.7倍)、4連勝中の④サングレーザーが5番人気、春のマイル王⑤サトノアラジンが6番人気となっています。
3年連続出走のイスラボニータは、おととし3着、昨年は不利もあって2着。今年こそは優勝を狙います。富士ステークスで快勝したエアスピネルは、武豊騎手からライアン・ムーア騎手に変更。直前の乗り変わりが吉と出るか、凶と出るか?レッドファルクスはスプリント&マイルの2階級制覇に挑戦。マイルCSには3歳世代から5頭が参戦。ペルシアンとレーザーの他にも、桜花賞馬の⑨レーヌミノル、武豊騎乗の⑰ジョーストリクトリも出ます。先週のエリザベス女王杯のモズカッチャンに続き、3歳馬が古馬を撃破することができるでしょうか。











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プロ野球ベストナイン2017 甲斐拓也が育成出身で初めての受賞!

2017年11月17日 | HAWKS

今季活躍した選手に贈られる「2017プロ野球ベストナイン」の受賞者が17日に発表されました。2年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスからは、本塁打王&打点王の2冠に輝いたデスパイネ選手と、育成出身の甲斐拓也捕手ら4人が選出されました。


ベストナイン 受賞者一覧

<パ>
投手:菊池雄星(西武)
捕手:甲斐拓也(ソフトバンク)
一塁手:銀次 (楽天)
二塁手:浅村栄斗(西武)
三塁手:ウィーラー(楽天)
遊撃手:今宮健太(ソフトバンク)
外野手:柳田悠岐(ソフトバンク)
外野手:秋山翔吾(西武)
外野手:西川遥輝(日本ハム)
指名打者:デスパイネ(ソフトバンク)

<セ>
投手:菅野之(巨人)
捕手:会沢翼(広島)
一塁手:ロペス (DeNA)
二塁手:菊池涼介(広島)
三塁手:宮崎敏郎(DeNA)
遊撃手:田中広輔(広島)
外野手:丸佳浩(広島)
外野手:鈴木誠也(広島)
外野手:筒香嘉智(DeNA)


パリーグは、ホークスは甲斐選手とデスパイネ選手の他に、今宮選手と柳田選手も受賞。西武からは最多勝と最優秀防御率を獲得した菊池雄星投手ら3人が選出。セリーグでは、広島が最多安打の丸選手、盗塁王・田中選手など5人が受賞。DeNAは打点王・ロペス選手、首位打者・宮崎選手、キャプテン・筒香選手の3人が受賞しております。


甲斐捕手は先週のゴールデングラブ賞に続き、ベストナインのタイトルも獲得。パリーグ捕手部門は混戦ムードでしたが、記者投票で甲斐選手が108票を獲得し、西武・炭谷選手とロッテ・田村選手を抑えました。ちなみに、高谷裕亮選手にも1票入っていました。今季は107試合に出場。千賀投手と東浜投手の女房役を務め、強肩と意外性の打撃が評価されたのではないかと思います。育成ドラフト出身の選手がベストナインに選ばれるのは史上初の快挙だそうです。育成から成功した選手は数多くいるけど、今まで受賞者がいなかったのは意外でしたなあ。
パリーグ遊撃手部門は、今宮選手、西武・源田選手、楽天・茂木選手の3人の争いとなりましたが、90票を獲得した今宮選手が3年ぶり2度目の受賞。源田選手の155安打、茂木選手の活躍もあったので、今宮選手の受賞は無いんじゃないかと思いましたが、選ばれましたね。バント職人のイメージが強いけど、今季は14本塁打をマーク。打率.264も自己最高、15盗塁はチームトップの成績でした。来季はホームランを15本以上も打ちそうな気がしますね。
外野手部門で3度目の受賞を果たした柳田選手は、打率.310、31本塁打、99打点をマーク。31本塁打は両リーグ通じて日本人トップ。一時期は2度目のトリプルスリー&三冠王も期待されましたが、リーグ優勝後に右脇腹を痛めて戦線離脱。盗塁数も14個に留まりました。2014年の33個をピークに年々減少傾向気味ですね…。








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横綱失格だろ!日馬富士が後輩のモンゴル人力士をビール瓶で殴りつける。

2017年11月14日 | Sports

空前絶後のブームが続いている大相撲界。12日から福岡国際センターで大相撲九州場所が開催されていますが、現役横綱による不祥事が発生。横綱・日馬富士(伊勢ケ浜部屋)が、モンゴル人の後輩力士・貴ノ岩(貴乃花部屋)を暴行していたことが発覚しました。



日本相撲協会の関係者の話によると、10月26日に秋巡業「鳥取場所」が行われた後の食事会で、貴ノ岩関のスマートフォンが鳴った事が理由で日馬富士関が激怒。ビール瓶で貴ノ岩の頭部を殴ると、素手でも殴打したそうです。さらには同席していた白鵬関を突き飛ばしたり、部屋の後輩である照ノ富士関にも殴打したとのこと。
この疑惑を受け、日馬富士関はこの日の朝に福岡県内の宿舎で報道陣の取材に応じ、「貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会の皆様、相撲協会、私の部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と疑惑を認めて謝罪。その後、師匠の伊勢ケ浜親方と共に貴乃花部屋の宿舎を訪れましたが、貴乃花親方に直接謝罪することができませんでした。

被害を受けた貴ノ岩関は、今月13日に「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏れの疑いで全治2週間」の診断書を相撲協会に提出。九州場所直前に福岡市内の病院に一時入院し、九州場所は初日から休場。状態次第では途中出場の可能性もあるそうですが、微妙な状況です。また、貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出しており「取り下げるつもりはない」と話しています。

日馬富士関は9月の秋場所で11勝4敗の成績で通算9度目の幕内優勝を果たし、今場所の番付では東の正横綱に就いていました。しかし、初日の阿武咲戦で黒星を喫すると、2日目の貴景勝戦にも敗れて2連敗。3日目の14日は玉鷲と対戦予定でしたが、「左尺骨神経痛」のため休場を発表。これにより玉鷲戦は不戦敗となりました。
貴ノ岩関は、16歳でモンゴルから日本に来日し、高校卒業後に2008年に貴乃花部屋に入門。昨年の名古屋場所で12勝3敗の好成績で敢闘賞を獲得。今年の初場所では、14日目に白鵬関を破り自身初の金星を挙げ、殊勲賞を獲得。先場所は8勝7敗と勝ち越し、今場所は前頭8枚目に位置付けていました。もし全休となった場合は十両陥落が濃厚です…。


昨今の相撲人気を揺るがしかねない一大事件となった今回の出来事。鳥取県警も捜査を始めたということで、現役横綱の逮捕という前代未聞の事態も避けられません。日馬富士が前日に負けた相手がよりによって貴乃花部屋所属の力士で、その相手に一方的に押し出されました。負け方が明らかな無気力に感じたなと思います。
貴ノ岩関は頭部骨折&髄液漏れの重傷を負ったので、この先の力士生命が心配です。早期回復と復活を期待したいところだが…。

相撲界は過去にも暴行事件が起きており、2007年には時津風部屋で17歳の力士が先輩に暴行されて死亡する事件があり、当時の時津風親方と兄弟子3人が逮捕されました。親方は以前から新弟子をビール瓶で殴りつけたりしていたという。2010年には元横綱の朝青龍が、初場所中に一般男性に暴行を加える騒ぎを起こし、その影響で初場所後に現役引退。2015年には熊ケ谷親方(元・金親)がマネージャーの男性を金属バットで殴り、傷害罪で逮捕されました。

酔っ払って後輩の力士をビール瓶で殴るなんて、横綱としての品性と品格を欠く行動だと思います。この事件で日馬富士は「酒乱力士」というイメージがつけられ、朝青龍以上に質の悪い横綱と言われるでしょう。九州場所終了後にも処分が決まりますが、厳しい処分が下ると思います。ここまでくると、引退(事実上解雇)で角界追放待ったなしか。





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新女王はモズカッチャン!ミルコはエリ女2連覇!

2017年11月12日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第42回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 18頭立て)が12日、京都競馬場で行われました。今年のドバイターフを勝った⑯ヴィブロス、昨年の優勝馬⑦クイーンズリング、GⅠ2勝⑩ミッキークイーン、京都大賞典を勝った⑫スマートレイアー、オールカマーを制した⑰ルージュバック、府中牝馬ステークス覇者④クロコスミア、今年重賞2勝の⑮マキシマムドパリ、ヴィクトリアマイル3着⑬ジュールポレールの古馬勢に加え、今年の秋華賞を勝った⑪ディアドラ、桜花賞&秋華賞2着⑥リスグラシュー、オークス2着⑤モズカッチャンの3歳世代トリオが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ヴィブロス(2.6倍)、2番人気ルージュバック(6.2倍)、ミッキークイーンが3番人気(7.2倍)。4番人気以降は、ディアドラ(7.4倍)、モズカッチャン(7.7倍)、スマートレイアー、リスグラシュー、クイーンズリング、クロコスミアと続きました。

スタートでクロコスミア、マキシマムドパリ、ヴィブロスの3頭が好スタートを決めたが、①クインズミラーグロがハナを奪う。クロコスミアは2番手につけ、ヴィブロスは4番手、スマートレイアーとモズカッチャンは5,6番手につけ、クイーンズリングとジュールポレールは中団馬群、リスグラシュー・ルージュバック・ミッキークイーンは中団より後ろのポジション、ディアドラは後方2番手で正面スタンド前を通過しました。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入り、クインズミラーグロが先頭、クロコスミアが2番手。3番手マキシマムドパリのすぐ後ろに、4ヴィブロスとモズカッチャンが4,5番手で並ぶ。6番手グループには⑱エテルナミノル・スマートレイアー・③トーセンビクトリーの3頭が固まっている。外側9番手ジュールポレール、10番手⑨デンコウアンジュ、11番手クイーンズリング、12番手ミッキークイーン、13番手リスグラシュー、14番手にルージュバック。15番手②ハッピーユニバンス、16番手⑧タッチングスピーチ。ディアドラは17番手、⑭ウキヨノカゼがしんがりを走っている。
外回り3コーナーを回り、ミラーグロが依然として先頭。クロコ2番手、マキパリ3番手は変わらず。エテルナが4番手、カッチャン5番手、ヴィブロス6番手。スマレイ・ルージュ・ミキクイ・クイリンは中団グループ。リスグラは15番手に下がり、ディアドラはまだ後方2番手に控えたまま。
4コーナーを回り、最後の直線コースに差し掛かったところで、今度はクロコスミアが先頭に浮上。2番手からマキシマムドパリ、その内側からモズカッチャン、5番手からヴィブロスが追いかける。さらに大外からミッキークイーンが追い込んで来た。ゴール残り200mを切ってもクロコが粘るが、ラスト100mで一番外からカッチャンが差を詰め、ミキクイも一番外から強襲する。そしてゴール手前でモズカッチャンがクロコスミアを捕らえて1着ゴール!2着争いはミッキークイーンとクロコスミアが並んで入線しました。


エリザベス女王杯 全着順&払戻金
1着⑤モズカッチャン   2分14秒3
2着④クロコスミア      クビ
3着⑩ミッキークイーン   アタマ
4着⑮マキシマムドパリ  1馬身1/4
5着⑯ヴィブロス      3/4馬身
6着⑫スマートレイアー
7着⑦クイーンズリング
8着⑥リスグラシュー
9着⑰ルージュバック
10着③トーセンビクトリー
11着⑱エテルナミノル
12着⑪ディアドラ
13着⑨デンコウアンジュ
14着①クインズミラーグロ
同着②ハッピーユニバンス
16着⑬ジュールポレール
17着⑧タッチングスピーチ
18着⑭ウキヨノカゼ

単勝 ⑤ 770円
複勝 ⑤ 260円 ④ 630円 ⑩ 240円
枠連 2⃣-3⃣ 4,020円
馬連 ④-⑤ 8,030円
馬単 ⑤-④ 15,890円
ワイド ④-⑤ 2,160円 ⑤-⑩ 870円 ④-⑩ 2,930円
3連複 ④-⑤-⑩ 20,760円
3連単 ⑤-④-⑩ 127,540円


重賞勝ち馬14頭が参戦した今年のエリザベス女王杯は、単勝5番人気のモズカッチャンが優勝。3歳世代がエリ女を制したのは2013年のメイショウマンボ以来となります。2着のクロコスミアは最後の直線で先頭に立ったけど、最後にかわされてクビ差惜敗。3着のミッキークイーンは、大外から飛んできましたが、あと一歩及びませんでした。4着のマキシマムドパリは単勝オッズで12番人気と人気薄でしたが、直線でも頑張りを見せ、あわや馬券に絡むかと思いました。
1番人気だったヴィブロスは直線伸びずに5着。レース後にルメール騎手が「この馬には距離が長いと思う」と話していました。2200mを走ったのは初めてだからなあ。悲願のGⅠ制覇を目指したスマートレイアーは6着、ルージュバックは9着。レイアーは武豊騎手から川田将雅騎手に乗り替わった影響が大きかったなあ。GⅠでのテン乗りは厳しいですねえ。3歳勢のリスグラシューは8着、秋華賞に続いての連勝を狙ったディアドラは12着と惨敗。どちらも見せ場が無かったと思う。昨年の勝ち馬・クイーンズリングは7着。今年はクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗し、「同一馬での兄弟連覇」の期待がかかっていましたが…。
優勝したモズカッチャンは、フローラステークスに次いでの重賞制覇で、通算でも4勝目。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、昨年に続いてのエリ女連覇。今年だけでもうGⅠ5勝目です。カッチャンを管理する鮫島一歩厩舎は、開業18年目で初めてのGⅠ制覇を果たしました。馬主のキャピタル・システムもGⅠ初V。ハービンジャー産駒はディアドラに続いてのGⅠ馬輩出です。
モズカッチャンはオークスで2着、秋華賞では落鉄の影響もあって3着とGⅠでは惜しいレースが続いていました。3度目のGⅠ挑戦となった今回は、スタートからヴィブロスを徹底的にマークし続け、ラストの直線ではマキシマムドパリの内側に入ると、先に抜け出していたクロコスミアをゴール前で差し切りました。3度目の正直が叶い、念願のGⅠタイトル獲得となりました。ミルコ騎手の快心の騎乗も良かったけど、クロコスミアの和田竜二騎手も好騎乗だったと思います。

今年の3歳牝馬世代はソウルスターリングの1強かと思われましたが、レーヌミノルが桜花賞を制し、NHKマイルカップでアエロリットが勝利。ソウルスターリングはオークス馬になった後、毎日王冠と秋の天皇賞で連敗。ディアドラが秋華賞、モズカッチャンがエリ女を制しました。そう見ると、3歳牝馬世代はハイレベルだなって思います。この後、レーヌミノルがマイルチャンピオンシップ、ソウルスターリングがジャパンカップに出走予定。「最優秀3歳牝馬」争いは一体どうなるのか?

来週は秋のマイル王決定戦「第34回マイルチャンピオンシップ」が行われます。安田記念馬・サトノアラジン、スプリンターズステークス覇者レッドファルクス、富士ステークスを快勝したエアスピネル、4連勝でスワンステークスを勝った3歳馬・サングレーザー、皐月賞2着・ペルシアンナイト、レーヌミノル、イスラボニータ、マルターズアポジー、ウインガニオン、グランシルクなどが出走予定です。今度のGⅠもまた、どの馬が勝つかわからんぞ…。








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