30日に始まった「日本生命セパ交流戦2017」。6度の「交流戦優勝&勝率1位」を誇る福岡ソフトバンクホークスは、開幕戦で中日ドラゴンズに大勝。東浜巨投手が9回を完投、好調の打線も先発全員安打&2ケタ得点を記録しました。31日の2戦目の先発投手は、ソフトバンクはプロ初先発の石川柊太投手、中日は今季未勝利のエース・大野雄大投手でした。
両チームのスタメン
ソフトバンク 中日
1(二)川島慶三 (中)大島洋平
2(遊)今宮健太 (二)荒木雅博
3(中)柳田悠岐 (指)森野将彦
4(一)内川聖一 (一)ビシエド
5(指)デスパイネ (三)ゲレーロ
6(左)中村晃 (左)藤井淳志
7(三)松田宣浩 (右)平田良介
8(右)上林誠知 (捕)松井雅人
9(捕)甲斐拓也 (遊)京田陽太
(投)石川柊太 (投)大野雄大
1回、ホークス先発・石川は、中日1番・大島をセンターフライに打ち取ると、続く荒木を3球三振に仕留め、3番・森野にはファウルで粘られながらも、最後はレフトフライに退け、3者凡退で終えます。
その裏のホークスの攻撃は、先頭の川島が中日先発・大野の初球を捉え、レフト線への2塁打。今宮犠打で1死3塁となり、柳田が5球目を逆方向に弾き返し、レフトへのタイムリー2塁打で先制点をもぎ取る。なおも2死3塁で、デスパイネが3球目を引っ掛け、ボテボテの3塁ゴロ。しかし、3塁手が1塁に投げられず、この間に柳田が生還。タイムリー内野安打で2点目が入りました。
2回、石川が中日4番・ビシエドから空振り三振を奪うと、続くゲレーロを直球で見逃し三振。この回も3者凡退の好投。2回裏、1死1塁から甲斐が6球目の変化球を打ち上げ、打球はレフト・藤井とセンター・大島の間に落ちる。打球が転がる間に1塁走者・上林がホームインし、ホークス1点追加。石川に3点目をプレゼントしました。
3回、石川が2死を取ってから京田にヒットを許し、大島を空振り三振で3アウト→ボークを取られて2死2塁。これで動揺したのだろうか、大島にライト前タイムリーを打たれて1点を失います。しかしその直後、デスパイネが大野の直球をジャストミート!左中間スタンドへのソロ本塁打で4-1と突き放します。
4回、石川が2死取ってからゲレーロにライトへのソロ本塁打を浴びますが、ホークスも負けじと今宮がレフトホームランテラス席へのソロ本塁打を放つ。ホームランにはホームランでお返しだ!スコアも5-2とまたまた3点差。
4回まで2失点の石川は、5回に大島に2塁打を許すと、荒木に初球を狙われライト前ヒット。しかし、ライト・上林がストライク返球&キャッチャー・甲斐の好ブロックで2塁走者を本塁封殺!中日側が抗議を行うも、判定は覆らず。上林の強肩に助けられ、0点に抑えて勝ち投手の権利獲得。石川は6回も続投し、中日クリーンナップを10球で料理。石川は6回まで2失点に抑えてマウンドを降りました。
ホークスは6回に川島の2塁打、柳田の死球で1死1,3塁とチャンスを作り、内川が大野のシュートを流し打ち、ライト前タイムリーヒットで6点目。8回には2死1,2塁から中村がレフト前にタイムリーヒットを打って7点目。この日も打線がつながったホークス、中日に快勝です。
プロ野球交流戦 2017年5月31日(水)
ソフトバンク 対 中日 2回戦
<ソフトバンク2勝、ヤフオク、観衆:32,278人>
中|001 100 000|2
ソ|211 101 01X|7
[勝]石川(1勝1敗)
[負]大野(5敗)
[本]ゲレーロ(中/12号)
デスパイネ(ソ/15号)、今宮(ソ/2号)
中日との2戦目もホークス打線が爆発し、4回まで毎回得点を記録。投げては先発の石川投手が6回まで投げてプロ初勝利を手にしました。初めての先発登板なので、ボコボコに打たれるんじゃないかと思われましたが、堂々としたピッチングを見せてくれました。試合も7-2で中日を下し、このカード勝ち越しが決定。チームもこれで4連勝で、貯金も今季最多の13に増加しました。でもねー、パリーグ首位の楽天が巨人に連勝しやがるから、ゲーム差が全然縮まりません。楽天は交流戦になっても強いなぁホンマに。
プロ初先発で初勝利を挙げた石川投手は、6回まで91球を投げ、被安打6・5奪三振・無四球・2失点。育成出身の投手が先発初登板で白星を挙げたのは、球団史上初の快挙です。1回と2回は3者凡退に抑え、順調な滑り出しを見せたんですが、3回と4回に続けて失点。5回もまた1点を失うかと思われましたが、上林選手と甲斐捕手が石川投手を救いました。中日の4番から2つの三振を奪い、四死球を1個も与えなかった事も良かったと思います。結果を出したことで、来週以降も先発での登板が続くでしょうね。
打線のほうはチーム全体で16安打。2試合連続で先発全員安打達成です。前日に続いて初回に先制打を放った柳田選手は、この試合3安打の猛打賞。自身もこれで13試合連続ヒットです。デスパイネ選手はこの日も3連続ヒットで2打点をマーク。最初の打席ではラッキーな3塁へのタイムリー内野安打、次の打席では左中間への完璧な一発を披露。5月は10本塁打と大当たり。月間MVPあるかねえ?デスパいいばい、マジヤバい!
5月が終わり、ホークスの月間成績は18勝6敗と大きく勝ち越し。この1か月だけで貯金12です。デスパイネ選手が10本塁打、松田選手も9本塁打。不振に喘いでいた柳田選手と中村選手も復調しており、6月はさらに活躍してくれるはず。投手陣は東浜投手が5試合で4勝0敗。千賀投手が背中の違和感で一度は離脱しましたが、28日の日ハム戦に復帰して白星を挙げました。
ホークスの2戦2勝で迎える6月1日の3試合目は、ソフトバンク・中田賢一VS中日・鈴木翔太の予告先発で行われます。中田投手は先週のロッテ戦で7失点。前々回の西武戦でも7失点でKOされ、2試合で14失点と炎上しています。今度の内容次第では、2軍降格も避けられないかも。一方の鈴木投手は、5試合登板して2勝2敗。2勝はいずれもDeNA戦で挙げたものです。木曜日もホークス打線が中日投手陣を粉砕し、中日戦3連勝となるか。