日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

団野大成が大仕事!高松宮記念は12番人気の伏兵・ファストフォースが勝利!

2023年03月26日 | 競馬

野球日本代表(侍ジャパン)のWBC制覇の感動が残る中、25日深夜の「ドバイワールドカップデー」で、イクイノックスがドバイシーマクラシックでレコード勝ち、さらにドバイワールドカップでウシュバテソーロが優勝し、日本競馬界にとって歴史的な1日となりました。ドバイの歓喜から一夜明けた26日は、中京競馬場で春の最強スプリンター決定戦・第53回高松宮記念(GⅠ・芝1200m 18頭立て)が行われました。シルクロードステークス覇者⑮ナムラクレア、4連勝で阪急杯を制した⑪アグリ、2021年香港スプリントでの落馬から1年3カ月ぶりの復帰⑪ピクシーナイト、オーシャンステークスを勝った⑦ヴェントヴォ―チェ、⑱ウインマーベル、⑭トウシンマカオに加え、⑥ナランフレグ、⑧ロータスランド、③キルロード、①トゥラヴェスーラ、⑤メイケイエールの昨年のこのレース1~5着馬が揃って参戦しました。




単勝オッズは、1番人気メイケイエール(4.5倍)、2番人気ナムラクレア(5.4倍)、3番人気アグリ(6.3倍)、4番人気ロータスランド(7.0倍)、5番人気トウシンマカオ(7.9倍)まで10倍以下。その後はウインマーベル、ヴェントヴォーチェ、ピクシーナイト、ナランフレグ、⑯グレナディアガーズと続きました。

スタートで、ナランフレグとグレナディアガーズが出遅れる。先行争いで、好スタートを決めた⑩オパールシャルムが行くかと思いきや、キルロードがハナに立つ。3,4番手から②ダディーズビビッドと④ウォーターナビレラ、5,6番手の位置にアグリとメイケイエールがつける。ウインマーベルが7番手に浮上し、中団グループにはトゥラヴェスーラ・ヴェントヴォーチェ・⑬ファストフォース・ロータスランド・ピクシーナイト・ナムラクレアと固まっている。14番手トウシンマカオ。15番手⑨ディヴィナシオン、16番手ナランフレグ、17番手⑰ボンボヤージ、最後方にグレナディアガーズという展開。
3,4コーナー中間のところで、キルロードがわずかに先頭、シャルム2番手、アグリが3番手に浮上してきた。マーベルも外に持ち出し、エール・クレア・ロータスは中団待機。マカオはまだ後ろのポジション。
4コーナーを回り、ラストの直線の攻防。残り400mを切ってアグリが先頭、キルロードとアグリの間からファストフォースが伸びてきて、外からナムラクレアも接近。ヴェントヴォーチェも最内を掬っている。残り200mでファストが前に出ると、クレアも外から並びかける。後続からナランフレグとロータスランド、一番外からグレナディアガーズも追い込んで来たが、ファストフォースが抜け出して先頭ゴールイン!ナムラクレア2着、最内で頑張ったヴェントヴォーチェが3番手入線。


【高松宮記念 全着順】
1着⑬ファストフォース 
2着⑬ナムラクレア 
3着①トゥラヴェスーラ
4着⑥ナランフレグ 
5着⑯グレナディアガーズ
6着⑦ロータスランド 
7着⑫アグリ 
8着④ヴェントヴォーチェ
9着③キルロード 
10着⑱ウインマーベル
11着④ダディーズビビッド
12着⑤メイケイエール 
13着⑪ピクシーナイト 
14着⑨ディヴィナシオン
15着⑭トウシンマカオ 
16着②ウォーターナビレラ
17着⑩オパールシャルム 
18着⑰ボンボヤージ 

【払戻金】
単勝 ⑬ 3,230円
複勝 ⑬ 660円  ⑮ 220円  ① 770円
枠連 7⃣-7⃣ 1,690円
馬連 ⑬ー⑮ 7,920円
馬単 ⑬ー⑮ 24,330円
3連複 ①-⑬-⑮ 81,180円
3連単 ⑬-⑮-① 668,280円
ワイド ⑬ー⑮ 2,360円  ①-⑬ 6,520円  ①-⑮ 4,290円


不良馬場で行われた高松宮記念は、単勝12番人気の伏兵・ファストフォースが、ゴール前抜け出して快勝。2番人気のナムラクレアは2着、3着のトゥラヴェスーラは13番人気。2ケタ人気が2頭馬券圏内に入ったので、3連単で66万8千円台の高配当がつきました。前回優勝のナランフレグは4着、4番人気のロータスランド6着。3番人気のアグリは一度は先頭に躍り出るも、最後に失速して7着に沈みました。
1番人気のメイケイエールは12着と大敗。スタート後に折り合いが良くなく、直線でも前が開かず。半年前のスプリンターズステークスの時も1番人気で14着と惨敗。GⅢとGⅡの重賞では通算6勝を挙げながらも、GⅠの舞台では持ち前の力を発揮できず。無冠のまま引退してしまうのか。

GⅠ初勝利のファストフォースは、2021年のCBC賞以来の勝利を挙げ、重賞通算2勝目。鞍上の団野大成騎手はデビュー5年目、西村真幸調教師は厩舎開業9年目で嬉しいGⅠ初制覇を果たしました。団野騎手はゴール手前のところからガッツポーズを出してましたが、勝利インタビューでは「直線でアグリを妨害してしまった」と反省を口にしておりました。騎乗停止とはいかなかったものの、過怠金50,000円が科されました。
父・ロードカナロア、母の父・サクラバクシンオーと名スプリンターの血を持つファストフォースですが、2歳時は未勝利が続いて地方転入も経験。中央復帰後は芝1200mのレースで連勝し、2021年CBC賞では1分06秒0のJRAレコードで重賞初制覇。ついに覚醒かと思ったら、その後は勝ち切れず成績低迷。昨年のセントウルステークスでメイケイエールの2着に入ると、前走のシルクロードステークスではナムラクレアにアタマ差の2着。この日の高松宮記念では、ナムラクレアを残り100mを切ったところで振り切り、前走の雪辱を果たしました。
地方への移籍、レコード勝ち後の成績不振を乗り越えて、7歳にして初めてのGⅠタイトル獲得。ここまで来るのにだいぶ遠回りされましたねぇ。この勝利がフロックか、そうでないかは、今後の活躍次第だと思います。

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ドバイワールドカップデー2023!イクイノックスがSCを圧勝し、ウシュバテソーロがWC制覇!

2023年03月26日 | 競馬

競馬界の侍ジャパンがドバイに挑む!日本時間25日深夜、メイダン競馬場で「ドバイ・ワールドカップデー2023」が行われました。ドバイシーマクラシックには年度代表馬のイクイノックス、前回覇者のシャフリヤール、香港ヴァーズ覇者・ウインマリリンの3頭が参戦、メインの「ドバイワールドカップ」は、サウジカップ覇者のパンサラッサ、皐月賞馬・ジオグリフ、さらにはテーオーケインズ、ウシュバテソーロ、カフェファラオのダート界のトップホースが参戦しました。



「ドバイシーマクラシック」(GⅠ・芝2410m 10頭立て)は、⑦イクイノックス、⑥シャフリヤール、⑩ウインマリリンの日本勢3頭に加え、アイルランドダービー馬⑧ウエストオーバー(英国)、5連勝中⑧レベルスロマンス(UAE)、ネオムターフカップを勝った②モスターダフ(英国)、①ボタニク(フランス)などが出走しました。
スタートは10頭ほぼ揃って飛び出し、1コーナーを回ったところでイクイノックスが押し出されるように先頭に躍り出る。モスターダフ2番手、ボタニクが3番手、4番手⑨ザクレイ(フランス)、ウインマリリンは5番手追走。6番手ウエストオーバー、その後ろの7番手にシャフリヤールが控えている。後方は8番手レベルスロマンス、9番手④ロシアンエンペラー(香港)、最後方⑤セニョールオーバー(香港)。
向正面は縦長の状態となり、3コーナーを回るところでイクイノが先頭、モスター2番手、ボタニク3番手。マリリン5番手、レベルス6番手、シャフリは後方3番手に下がる。
4コーナーで馬群がギュッとつまり、最後の直線に入るところで、モスターダフがイクイノックスに迫り、真ん中からザクレイとレベルスロマンスが追い上げ、シャフリヤールは大外に持ち出す。しかし、イクイノックスが残り300mで後続を突き放す!ウエストオーバーが2番手に上がり、ザクレイ3番手に上がり、シャフリ5番手、マリリンは6番手。独走のイクイノックスは残り100mを切った辺りから流し、そのまま先頭でゴールイン!イクイノックスが初めての海外レースで圧勝!


日本最強馬・イクイノックスが、ドバイシーマクラシックで堂々の逃げ切り勝ち!スタート直後に先頭に立ち、マイペースの逃げで脚を溜め続けると、ラストの直線ではノーステッキで後続を突き放し、ラスト100mでルメール騎手が後ろを見るほどの余裕の走りでした。勝ちタイム2分25秒65は、メイダン芝2410mのコースレコードを1秒以上を更新しました。これもしかすると、「ワールドベストレースホースランキング」で125以上のレーティングを出して、1位になるかもしれませんね。
鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、アーモンドアイとのコンビで制した2019年のドバイターフ以来のドバイGⅠ勝利で、シーマクラシックは2006年のハーツクライ以来17年ぶり。この日はUAEダービーでデルマソトガケを勝利に導いています。
その他の結果は、2着にウエストオーバー、3着のザクレイはJRAオッズで8番人気。前回覇者のシャフリヤールは5着、ウインマリリン6着、日本勢のライバルといわれていたレベルスロマンスは7着に終わっております。
海外GⅠ初制覇のイクイノックスは、秋の天皇賞、有馬記念に続きGⅠ3連勝。キタサンブラック産駒は海外GⅠ初勝利。父親は日本国内のGⅠを7勝しながらも、海外に一度も挑戦せず。海外で結果を残した時点でキタブラを越えましたね。もし今後も海外を走るなら、英国のキングジョージorプリンスオブウェールズステークス、秋は凱旋門賞かブリーダーズカップターフに挑戦もあり得るでしょう。



メインレースの「ドバイワールドカップ」(GⅠ・ダート2000m 15頭立て)は、日本からは⑨パンサラッサ、⑬テーオーケインズ、⑭ウシュバテソーロ、⑤クラウンプライド、③カフェファラオ、⑦ジオグリフ、⑮ヴェラアズール、⑧ジュンライトボルトの8頭が参戦。海外勢は昨年の優勝馬④カントリーグラマー(アメリカ)、メイダンで2連勝①アルジールス(英国)、⑥エンブレムロード(サウジアラビア)、⑪サルートザソルジャー(バーレーン)などが出走しました。
スタンド前のスタートで、パンサラッサはまずまずのスタート、ウシュバテソーロは後方から。先行争いで②ベンドゥーグ(UAE)とテーオーケインズ、⑩リモース(UAE)が競り合うが、大外からパンサラッサも加わる。1コーナーを回るところでリモースとパンサラッサの2頭が並んだ。
2コーナーから向正面で、パンサラッサ先頭、リモース2番手、3番手ベンドゥーグ、4番手サルートザソルジャー、5番手アルジールス、内側6番手テーオーケインズ、7番手カントリーグラマー、8番手ジオグリフと続く。中団より後方のグループは、⑫スーパーコリント(米国)、エンブレムロード、カフェファラオ11番手、その後は12番手ヴェラアズール、13番手ジュンライトボルト、14番手クラウンプライド、最後方にウシュバテソーロと日本馬が続く。
3コーナーを過ぎて、リモースがわずかに前に出て、パンサ2番手、ベンドゥとサルート、アルジーも先頭集団に加わる。3,4コーナーのところでパンサが馬群の中にに下がり、ケインズ、ヴェラ、ファラオ、ジオも中団グループに控える。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、ベンドゥーグとアルジールスの2頭が抜け出し、テーオーケインズ3番手、4番手からウシュバテソーロが追いかける。残り200mでアルジーが抜け出すが、2番手に上がったウシュバが外から襲い掛かる。さらにケインズも3番手に上がる。そして残り100mでウシュバがアルジーをかわして先頭、ケインズが3番手、大外からエンブレムロードが追い込んでくるが、ウシュバテソーロが先頭ゴールイン!日本馬・ウシュバテソーロがドバイワールドカップを制しました!


サウジカップのパンサラッサに続き、日本馬が再びダートのビッグレースを制しました!日本馬が半数以上も参戦した今年のドバイW杯で、ウシュバテソーロが見事に優勝しました!最後方から徐々に順位を上げ、ラストの直線で外から猛追し、残り100mで先行するアルジールスを捕らえ、最後は2着に2馬身3/4差をつけました。2着争いは接戦となりましたが、アルジールス2着、エンブレムロード3着、テーオーケインズは4着。クラウンプライドが5着と頑張り、通算獲得賞金歴代トップを狙ったパンサラッサは10着、ジオグリフ11着、カフェファラオ12着、ヴェラアズール13着、ジュンライトボルトは最下位の15着。W杯連覇を狙ったカントリーグラマーは7着でした。
ウシュバテソーロは東京大賞典、川崎記念に続き、ダートGⅠ3連勝。昨年10月のブラジルカップから破竹の5連勝です。昨年4月にダートに転向し、わずか1年足らずでドバイを制してしまいました。鞍上の川田将雅騎手は海外GⅠ3勝目。馬上でのインタビューでは、テンション爆上がりでした。普段はクールな印象の川田騎手も、この日ばかりは爆発しちゃいました。「世界のKAWADAさん」とは川田将雅のことです!
ドバイワールドカップで日本馬が優勝したのは、2011年のヴィクトワールピサ以来史上2頭目。当時はオールウェザー馬場で、トランセンドとの日本馬ワンツーフィニッシュでした。純粋なダート競走としては、ウシュバテソーロが初めてで、1着賞金約9億円を獲得。まだ3月ですが、「JRA賞最優秀ダートホース部門」がほとんど決まった感がありそうだなぁ。
ドバイW杯が行われた3月26日(日本時間)は、ドバイに散った砂の女王・ホクトベガの誕生日。川崎記念からドバイへのローテは全く同じ。ホクトベガもきっと喜んでると思います。



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侍JAPANが日米決戦を制し、14年ぶり3度目のWBC優勝!大谷翔平が胴上げ投手&大会MVP!

2023年03月22日 | Sports

野球の世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」が、日本時間22日午前に決勝戦が行われました。3度目のWBC優勝を目指す日本代表(侍ジャパン)は、前日の準決勝・メキシコ戦で、9回に村上宗隆選手のサヨナラタイムリーヒットで、劇的逆転勝利を飾り、14年ぶりの決勝進出を果たしました。決勝の相手であるアメリカは、前回大会に続いての連覇に挑みます。WBCでは過去3度対戦し、アメリカの2勝1敗。運命の日米対決の結果は!?

両チームのスタメン
   【日本】       【アメリカ】
1(中)ヌートバー   (右)ベッツ
2(右)近藤健介    (中)トラウト
3(指)大谷翔平    (一)ゴールドシュミット
4(左)吉田正尚    (三)アレナド
5(三)村上宗隆    (指)シュワバー
6(一)岡本和真    (遊)ターナー
7(二)山田哲人    (捕)リアルミュート
8(遊)源田壮亮    (左)ムリンス
9(捕)中村悠平    (二)アンダーソン
 (投)今永昇太    (投)ケリー

決勝戦の先発投手は、日本・今永VSアメリカ・ケリー。日本の先発メンバーはメキシコ戦と同じ。アメリカは主将のトラウトが2番、4本塁打のターナーが6番に入っています。


決勝戦の先発を任された今永は、初回にトラウトにライトへの2塁打を許すが、ゴールドシュミットを3球三振、アレナドを1塁ゴロに打ち取り得点を与えず。しかし2回、1死走者なしでターナーに4球目を狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて1点を失う。この後、2本のヒットを許して1,2塁のピンチを背負ったが、ベッツをレフトフライに打ち取り、追加点は許さず。
先制された日本は2回裏、この回の先頭・村上が、ケリーの初球をジャストミート!右中間に飛んだ打球は、スタンド上段席に突き刺さる特大ソロホームラン!村上に待望の一発が生まれ、1-1の同点!村上の一発で勢いづいた打線は、岡本と源田がヒットでつなぎ、中村が四球を選んで1死満塁と攻め立て、ヌートバーの1塁ゴロの間に3塁走者が生還し、2-1と勝ち越しに成功します。
3回から戸郷翔征が2番手のマウンドに上がり、3回はトラウトをフォークで空振り三振を奪うと、2死1,2塁からターナーを内角低めのフォークで空振り三振に仕留める。4回は下位打線を3者凡退に抑え、2イニング無失点。
追加点が欲しい日本は4回裏、岡本がアメリカ3番手・フリーランドの2球目を捉え、左中間スタンドへのソロ本塁打!日本に3点目が入ります。
日本は5回に3番手・高橋宏人が2本のヒットを許しながらも0点に抑え、6回は4番手・伊藤大海が3者凡退に封じる。7回、5番手の大勢が四球とヒットで無死1,2塁のピンチを招く。アメリカは反撃のチャンスでトラウトを迎えたが、2塁ライナーに倒れて1アウト。続くゴールドシュミットは遊撃ゴロ併殺打で3アウト。反撃のチャンスをモノにできず。
2点リードのまま迎えた8回、日本の投手陣を支え続けたダルビッシュ有が5番手で登板。アレナドをセンターフライに打ち取って1死を取るも、シュワバーにファウルで粘られ、最後はスプリットをライトスタンドへ運ばれるソロ本塁打を被弾。これで3-2と1点差に詰められる。
日本がリードしたまま迎えた9回表、二刀流・大谷翔平が最後のマウンドに上がる。先頭のマクニール(途中出場)に対して、フルカウントから真ん中低めのストレートを投じたが、僅かに外れて四球。いきなり同点のランナーを背負ってしまう。続く1番・ベッツにはストレートを打たせて2塁ゴロ。1塁走者を2塁アウト→源田が1塁に送球してダブルプレー!一気に2アウトを取り、世界一まであと1アウト。そして、主将・トラウトとの「エンゼルス対決」。初球ボールの後、ストレートで2度も空振り。フルカウントからの6球目、最後はスライダーで空振り三振に仕留めてガッツポーズ!侍JAPANが3-2でアメリカに勝利しました。


WBC 決勝 2023.03.22
日本-アメリカ ローンデポ・パーク
米 010 000 010 2
日 020 100 00x 3
勝: 【日】 今永 (1勝)
敗: 【米】 ケリー (1敗)
S: 【日】 大谷 (2勝1S)
本塁打:【米】ターナー 5号 シュワバー 2号
    【日】村上1号 岡本2号



侍JAPAN、14年ぶり3度目のWBC制覇!アメリカとの決勝戦は、村上選手と岡本選手のアベックホームランが実現すれば、7人の投手リレーでアメリカ打線を2点に抑えました。今永投手から始まり、8回はダルビッシュ、最後に大谷投手が締めました。準決勝のメキシコ戦も苦しかったけど、決勝戦も厳しい戦いとなりました。アメリカの攻撃の時は、ランナーがいたら失点されるんじゃないかと怖くて見てられなかったんで・・・。でも、苦難の末に世界一を勝ち取ることができました!
これで日本代表は、2019年プレミア12、東京五輪、2023年WBCと主要国際大会で3大会連続優勝。WBCでは1次ラウンドから7戦全勝。2013年第3回大会のドミニカ共和国以来、史上2度目の全勝優勝を果たしました。間違いなく日本の野球は世界一です!

2回に今大会初ホームランを放った村上選手、初球を叩いてすぐにホームランを確信してましたね。1次ラウンドは調子が上がりませんでしたが、準々決勝のイタリア戦で初タイムリー、メキシコ戦でのサヨナラヒット、アメリカ戦での値千金の一発。徐々に調子を上げ、決勝の大舞台で「村神様」が舞い降りました。そんな村上選手、東京五輪の決勝のアメリカ戦でも先制ホームランを打ってましたね。
岡本選手は4回の第2打席で貴重なソロ本塁打を放ち、チーム唯一の2安打を記録。最初の打席で単打を放つと、ヌートバー選手の1塁ゴロの間に勝ち越しのホームを踏みました。その前に巨人の同僚・戸郷投手が無失点の好投を見せたから、自らのバットでそれに応えてみせました。

投手陣は、先発の今永投手が4安打浴びながらも、2回のターナー選手のホームランの1失点のみ。2回でマウンドを降りた後、味方が勝ち越したので、勝利投手となりました。8回に登板したダルビッシュ投手ですが、3試合続けて本塁打を浴びてしまいました。
そして、最後に登場した大谷選手は、トラウト選手から三振を奪って雄叫びを上げました。今大会は3試合登板して2勝1セーブ、打撃ではチームトップの.435、本塁打1本の成績。二刀流の活躍で優勝に大きく貢献したとして、大会最優秀選手(MVP)に選出。今回の侍JAPANは正しく「大谷で始まり、大谷で終わる」WBCでした。

「WBC優勝監督」となった栗山英樹監督は、試合後に侍ジャパンの退任を表明すると同時に、監督業の引退を表明。最高の形で有終の美を飾ったんじゃないかと思います。栗山氏の後を継ぐ次期監督には、福岡ソフトバンクホークスで5度の日本一に導いた工藤公康氏や、WBC2連覇に貢献したイチロー氏、古田敦也氏などが候補に挙がっています。2026年のWBCでは誰が日本代表のユニフォームを着ているのだろうか。

毎試合ハラハラしまくりでしたが今回のWBCは、大谷選手の二刀流の活躍、ヌートバー選手の「ペッパーミルフィーバー」、吉田正尚選手の勝負強い打撃、村上選手の復活劇といろんな名場面がありました。無傷の7戦全勝は確かに凄かったけど、7試合中4試合が逆転勝ちでした。韓国戦では3点先行されながらも直後のイニングで4点返したり、メキシコ戦では2度もリードを許しながらも、逆転サヨナラ勝ち。決勝も2回に先制されながらも、その裏に逆転しました。「やられたらやり返す」という意識が強いチームでした。
WBCが終わり、侍ジャパンも解散。3月31日から2023年の日本プロ野球のペナントレースと、アメリカ・メジャーリーグが開幕します。WBC優勝メンバーが、所属先のチームでどんな活躍をするのか非常に楽しみです。侍ジャパンの選手の皆さん、WBC優勝おめでとうございます!あなた達は最高の侍です!



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村神様が決めた!侍JAPAN、メキシコに大逆転サヨナラ勝利で14年ぶりの決勝進出!

2023年03月21日 | Sports

野球世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の準決勝「日本VSメキシコ」戦が、日本時間21日にアメリカ・マイアミの「ローンデポ・パーク」で行われました。ここまで5戦全勝で勝ち進んで来た侍JAPAN、14年ぶりのWBC決勝進出をかけた一戦は、劇的な結末となりました!


スタメンはこちら
   【日本】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(左)吉田正尚
5(三)村上宗隆
6(一)岡本和真
7(二)山田哲人
8(遊)源田壮亮
9(捕)中村悠平
 (投)佐々木朗希

   【メキシコ】
1(左)アロザレーナ
2(右)ベルドゥーゴ
3(一)メネセス
4(指)テレス
5(三)パレデス
6(二)L・ウリアス
7(遊)トレホ
8(中)トーマス
9(捕)バーンズ
 (投)サンドバル



準決勝の先発投手を託された佐々木は、初回にメキシコの先頭打者・アロザレーナを163キロのストレートで空振り三振を奪うなど、3者凡退の好投を見せる。2回にはウリアスにピッチャー返しを受けるなど、2本のヒットで1死1,2塁のピンチを迎えたが、トレホを遊撃ゴロ併殺打に打ち取り無失点に抑えます。
先制点が欲しい日本打線ですが、メキシコ先発・サンドバルの前に苦戦。初回は3者連続三振、2回は吉田がヒットで出塁するも、村上三線、岡本も併殺打に倒れる。3回も3者凡退に終わります。
0-0で迎えた4回、佐々木が2死からテレスとパレデスに連打を浴びて1,2塁のピンチを背負うと、ウリアスに2球目のフォークを狙われ、レフトスタンドへの本塁打を被弾。3連打で3点を失った。
反撃したい日本は、4回裏に近藤と吉田のヒットで2死1,3塁のチャンスを作るが、村上が見逃し三振に倒れて2者残塁。5回、先頭の岡本がサンドバルの2球目を捉え、レフトへ大きな打球を放ってホームランかと思いきや、フェンス手前でメキシコ左翼手・アロザレーナのジャンピングキャッチに阻まれる。この後、山田のヒットと2つの四球で2死満塁。近藤が初球をレフトへ打ち返すもまたもアロザレーナに阻まれて3アウト。6回も2死満塁のチャンスだったが、源田が倒れてまたも3者残塁。2イニング続けて満塁で得点を挙げられません。
3点ビハインドの7回表、5回から2番手で登板している山本由伸が1死から四球の走者を出した後、トーマスを空振り三振→キャッチャー・甲斐拓也が2塁に投げるが、メキシコの1塁走者が遊撃手・源田のタッチをかわして盗塁成功かと思われたが、日本側がチャレンジを要求。リプレー検証の結果、判定はアウトに。三振ゲッツーで0点。
7回裏、日本は近藤のヒット、大谷の四球で2死1,2塁の場面で、吉田がメキシコ3番手・ロメロの5球目を振り抜く。ライトポール際へ高く舞い上がった打球は、ポールに当たってホームラン!4番の起死回生の3ラン本塁打が生まれ、3-3の同点に!
流れは日本に傾くかと思われた8回表、山本が1死2塁からベルトゥーゴに初球を左中間へ弾き返され、タイムリー2塁打で勝ち越し点を献上。さらに2死2,3塁で3番手・湯浅京己がパレデスにレフト前タイムリーを打たれて追加点を与えてしまう。
3-5と2点差とされた日本は、8回裏に1死2,3塁で甲斐の代打・ 山川穂高がレフトへの犠牲フライを放ち1点を返す。ヌートバー四球で2死1,2塁と同点または逆転のチャンスだったが、近藤は三球三振に倒れて2者残塁・・・。
1点差で迎えた9回裏、先頭の大谷がメキシコの6番手・ガイエゴスの初球を叩き、右中間を破る2塁打で出塁!ヒットが出れば同点、ホームランならサヨナラの場面で、前の打席で3ラン本塁打を放った吉田は四球を選ぶ。ここで日本は、1塁走者・吉田→代走に周東佑京。長打が出れば、俊足の周東でも生還できる。無死1,2塁となり、ここまで当たりのない村上が3球目を狙い撃ち!センター方向に上がった打球は、中堅手の頭上を越えてフェンス直撃!2塁走者・大谷、さらに1塁から周東がホームイン!村上のタイムリー2塁打で、日本が6-5とメキシコに逆転サヨナラ勝利を挙げました!



WBC 準決勝 2023年3月21日
日本ーメキシコ ローンデポ・パーク
MEX|000 300 020 |5
JPN|000 000 312x|6
勝:[日] 大勢  1勝
敗;[メ]ガイエゴス(1敗2S)
【本】ウリアス1号、吉田 2号


侍ジャパン、14年ぶりのWBC決勝進出!先発の佐々木投手が3ラン本塁打を浴び、打線も再三得点圏に走者を置きながらも、6回まで無得点に抑えられましたが、7回に吉田選手の一発で一旦は同点。再びリードを許した後、9回に村上選手の2点タイムリー2塁打で大逆転!8回裏に1点差に詰め寄った後、近藤選手が三振に倒れた時は「これで終わりかも」と思いましたが、凄い幕切れとなりましたねぇ。
メキシコはサンドバル投手が素晴らしいピッチングをしたし、アロザレーナ選手の守備も凄かった。ウリアス選手の一発といい、メジャーリーガーの実力を見せつけてきました。さすがは1次ラウンドで優勝候補のアメリカに勝っただけに、手ごわいチームでした。

この日の投手陣は、佐々木投手は4回まで投げて被安打5・3奪三振・3失点。アメリカでの初登板で、いきなり160キロ台を連発し、3回までの投球は悪くなかったんですが、4回のウリアス選手に高めのフォークを痛打されました。切り抜ければ5回以降も続投できただけに、あの一発は悔やまれる。
5回から2番手で登板した山本投手は、3イニング目までノーヒットに抑えていましたが、4イニング目の8回に3本のヒットを浴びて2失点。9回に4番手で登板した大勢投手は、12球でメキシコ打線を0点に抑え、その裏に日本が逆転したので勝ち投手になりました。決勝でも登板可能なので、胴上げ投手になれる可能性があるでしょう。

打線の方は、4番の吉田選手が3安打の猛打賞。メキシコ先発のサンドバル投手から2安打を打つと、7回には低めの球を片手一本でライトへ持って行き、準々決勝のイタリア戦から2試合連続となる3ラン本塁打を放ちました。吉田選手は今大会13打点目をマークし、大会最多打点の記録を更新しました。もし日本が優勝すれば、MVPに選ばれるんじゃないかと思います。
サヨナラタイムリーを放った村上選手は、第3打席まで全て三振を喫し、7回の4打席目は3塁フライと全く良い所なし。それでも最後の打席で「村神様」が降臨しました。あの場面で勝負を決める精神力は凄いし、栗山監督もよく我慢して使い続けたなって思いました。そんな村上選手は、チェコ戦から4試合連続ヒットです。

日本代表は22日の決勝戦でアメリカと対戦します。アメリカは準々決勝でベネズエラに7-5と競り勝ち、準決勝はキューバに14-2と圧勝しています。準決勝はメキシコの応援団が多かったけど、決勝は完全アウェーの中で戦わなければなりません。決勝の先発ピッチャーは、左腕の今永昇太投手が務めます。今永投手がしっかり抑えた後は、細かい継投を行い、展開次第ではダルビッシュ投手も登板か?まさか「大谷投手」もある?
いよいよ泣いても笑ってもあと1試合。メキシコ戦のサヨナラ勝ちの勢いをそのままに、強敵・アメリカも倒して世界一を勝ち取ってほしい!



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侍JAPANが5大会連続ベスト4進出!準々決勝でイタリアに快勝しアメリカ行きを決める!

2023年03月16日 | Sports

野球の世界一決定戦「2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」も決勝トーナメントに突入。15日の準々決勝第1試合は、A組首位のキューバが、B組2位のオーストラリアを破って準決勝一番乗りを果たしました。16日は準々決勝第2試合が行われ、B組の1次ラウンドを4戦全勝で1位通過を決めた日本代表(侍ジャパン)が、B組2位のイタリア代表と対戦。難敵・イタリアを倒して、アメリカ行きの切符を手にできたのか!?

両チームのスタメン
   【日本】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(左)吉田正尚
5(三)村上宗隆
6(一)岡本和真
7(二)牧秀悟
8(遊)源田壮亮
9(捕)甲斐拓也
 (投)大谷翔平

  【イタリア】
1(左)フレリク
2(遊)ロペス
3(右)ドミニク・フレッチャー
4(捕)サリバン
5(一)パスクアンティノ
6(二)マストロボニ
7(指)フリシア
8(中)デルジオ
9(三)デビッド・フレッチャー
 (投)カステラニ


日本は初戦から4番を務めながらも不振が続いた村上に代えて、吉田を起用。韓国戦で右手小指を骨折した源田がスタメン復帰。1次ラウンドのB組のMVPに選ばれた大谷が3番DH兼投手の「二刀流」で出場します。


1回、日本の先発・大谷が先頭打者をスライダーで空振り三振。2死後にドミニクにヒットを許すも、サリバンを内野ゴロに打ち取り無失点。
その裏の日本の攻撃では、ヌートバーがレフト前ヒットで出塁すると、近藤が四球を選ぶ。一打先制のチャンスに大谷を迎え、カステラニの2球目を打ち返し、センター前に抜けるかと思いきや、ショートライナー。イタリア内野陣の大谷シフトに阻まれた。その後、吉田と村上も倒れて2者残塁。
2回、大谷がパスクアンティノにファウルで粘られるが、最後は164キロのストレートで空振り三振。3回も打たせて取るピッチングで3者凡退に抑えます。
なんとか先制点が欲しい日本は3回裏、1死から近藤が四球を選ぶと、大谷が意表を突くセーフティバント!大谷は1塁セーフ、相手投手の悪送球の間に近藤は3塁へ。無死1,3塁となり、4番・吉田がイタリア2番手・ラソーラの2球目を打ち返し、センター前かと思ったら、ここも遊撃手・ロペスの好守に阻まれショートゴロ。しかし、3塁走者が生還して日本に先制点が入る。村上四球で1死1,2塁の場面で、岡本がラソーラの6球目のスライダーを捉える。レフトに上がった打球はぐんぐん伸びてスタンドイン!岡本の値千金の3ラン本塁打が飛び出し、この回4得点!
4点の援護をもらった大谷は、4回にヒットと四球で2死1,2塁のピンチを背負うと、マストロボニに高めの球をレフトへ打ち返されたが、左翼手・吉田がフェンスにぶつかりながらもキャッチし、無失点で切り抜ける。しかし5回、ヒットと2つの死球で2死満塁のピンチを背負い、ドミニクにライト前タイムリーヒットを浴びて2点を失う。なおも2死1,3塁のところで大谷は降板。2番手で登板した伊藤大海がサリバンを遊撃フライに退け、イタリアの反撃を断ち切りました。
4-2と2点差とされた日本は、5回裏に大谷の四球、吉田の死球で無死1,2塁。追加点のチャンスに村上がイタリア4番手・ニットリの初球を捉え、センターの頭上を越えるタイムリー2塁打で1点追加!悩める主砲に初タイムリーが生まれた!無死2,3塁とチャンスは続き、岡本がライトフェンス直撃の2点タイムリー2塁打を放ち、7-2と突き放します。
7回表、日本は韓国戦で先発したダルビッシュ有が4番手のマウンドに上がる。最初の打者を三振に切って取ると、後続を3塁ゴロ、遊撃ゴロに打ち取り3者凡退。
その裏、先頭の吉田がイタリア5番手・マルシアーノのスライダーをフルスイング。ライトスタンドに飛び込むソロ本塁打で8点目。続く村上が2塁打を放つと、牧のライトファウルフライ→タッチアップで3塁進塁。1死1,3塁で源田がレフト前にタイムリーヒットを放ち9点目。
試合はこの後、8回にダルビッシュがドミニクにレフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて1点を返されたが、9回は5番手・大勢が締めてゲームセット。日本が9-3でイタリアに勝利しました。



ワールド・ベースボール・クラシック 準々決勝
2023.03.16 19:00 東京ドーム
日本 - イタリア  [入場数]41,723人
ITA 000 020 010|3
JPN 004 030 20X|9
【勝】大谷  2勝
【負】J.ラソーラ 1敗
【本】岡本(1号) 吉田(1号) Do.フレッチャー(1号) 


勝てばアメリカ行き、負ければ終わりの一戦は、2回まで無得点に抑えられながらも、3回に岡本選手の3ランなどで4点を奪い、さらには村上選手のタイムリー、4番・吉田選手の一発でイタリアから9得点。投げては大谷選手が164キロのストレートで三振を奪えば、終盤にはダルビッシュ投手がリリーフ登板もありました。
東京ドームでの戦いを全勝で終えた日本は、WBCで5大会連続のベスト4進出が決定。準決勝ではメキシコVSプエルトリコ戦の勝者と戦うことになります。

この日の大谷選手は、投手としては5回途中(4回2/3)まで71球を投げて被安打4・5奪三振・3四死球・2失点。序盤の3イニングは安定したピッチング。4回から苦しい内容となり、4回のピンチは吉田選手のファインプレーに助けられ、5回には制球乱れて満塁から2点タイムリーを浴びたところで降板。それでも今大会2勝目を挙げました。バッティングの方は、3回の第2打席でセーフティバントで内野安打。このバントヒットで日本が勢いづいたと思います。
中継ぎ陣では2番手の伊藤投手が大谷投手の作ったピンチを凌ぎ切ると、6回に登板した今永昇太投手が3者凡退。7回に4番手で登板したダルビッシュ投手は、8回に一発を浴びましたが、2イニングを投げ切りました。ダルビッシュ投手が日本で登板するのは、最後になっちゃうのでしょうか。9回の大勢投手は連打を浴びながらも、最後の打者をストレートで見逃し三振に仕留めました。点差があるとはいえ、クローザーとしては危ない気がする。

打線の方はチーム全体で8安打。この試合のヒーローとなった岡本選手は、第2打席で外角の球を振り抜き、レフトへの3ラン本塁打。5回の打席ではライトへの2点タイムリー2塁打を放ち、1試合5打点を挙げました。村上選手も2本の2塁打を放ち、1次ラウンドのチェコ戦から3試合連続ヒット。4番からの重圧から解放され、調子も上がってきたかも。1次ラウンドは不振だった岡本選手と村上選手が、この試合で結果を出したのは大きいですね。
4番に座った吉田選手は、2打席目に内野ゴロで日本に先制点をもたらすと、7回の第4打席で今大会初ホームランを放ち、4番としての役目を果たしました。準決勝以降も4番吉田、5番村上で固定すべきでしょう。


侍JAPANの今後のスケジュールは、日本時間21日午前に準決勝を戦い、そこで勝てば22日の決勝に駒を進めます。メキシコはアメリカに11-5で勝っているし、プエルトリコは2大会連続で決勝に進んでいるので、どちらも厳しい相手だと思う。プエルトリコ戦なら10年前のリベンジを果たしてほしいところだが。決勝ではアメリカとの戦いも見たいし、NPB経験者が多く在籍するキューバ代表との試合も見たい。
昨年のサッカーW杯では、日本代表がドイツとスペインに逆転勝ちして「ドーハの歓喜」を起こしました。次は野球日本代表が「マイアミの歓喜」を起こしてくれるでしょう。全勝優勝でプレミア12、東京五輪に続く「三冠制覇」を成し遂げてほしい。


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大谷翔平に待望のWBC初アーチ!侍JAPAN、1次ラウンド4戦全勝でB組首位通過!

2023年03月12日 | Sports

東京ドームで開催中の「カーネクスト 2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド 東京プール」は12日、日本代表VSオーストラリア代表の試合が行われました。ここまで3連勝中の日本代表(侍ジャパン)、1次ラウンド最終戦の豪州戦の前に準々決勝進出が決定。豪州戦で勝てば1位通過、負ければ2位で終えることになります。


両チームのスタメン
  【日本】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(三)村上宗隆
5(左)吉田正尚 
6(一)岡本和真
7(二)山田哲人
8(遊)中野拓夢
9(捕)中村悠平
 (投)山本由伸

  【オーストラリア】
1(右)ケネリー 
2(指)ホール
3(二)グレンディニング 
4(三)ジョージ
5(中)ホワイトフィールド
6(一)ウィングローブ
7(遊)ウェード 
8(捕)パーキンス 
9(左)ボジャルスキ
 (投)シェリフ


1回、日本はヌートバーが四球で出塁した後、近藤がライト前ヒットで無死1,2塁。一打先制のチャンスで大谷が豪州先発・シェリフの2球目を狙い撃ち!打った瞬間にホームランの打球は、ライトスタンドの看板に当たった!4試合目で大谷翔平のWBC第1号本塁打が生まれ、日本が幸先良く3点先制。
2回には先頭の中野がヒットで出塁すると、盗塁と犠打で3塁まで進む。1死3塁でヌートバーが豪州2番手・ウィルキンスのツーシームをセンター前に弾き返すタイムリーヒットで1点を追加。続く近藤の場面でヌートバーが盗塁を決め、1死2塁で近藤が右中間を破るタイムリー2塁打を放ちもう1点追加し、5-0とリードを拡げますま。
日本の先発・山本は、初回に2つの三振を奪うと、2回も中軸を3者凡退に抑える好投。3回にヒットの走者を背負うも、後続を抑えて無失点。序盤3イニングを投げて豪州打線に得点を与えません。
さらなる追加点が欲しい日本は、中村のヒット、ヌートバーと近藤の連続四球で無死満塁のところで、大谷が登場。大谷にもう1本出るか期待されましたが、結果は四球。押し出しで6点目。5回には1死1,2塁から中村がライト線へのタイムリー2塁打を放ち7点目を挙げました。
山本が4回を投げ切った後、5回以降は継投に突入。5回は2番手の高橋奎二が登板し、2イニングを 投げて無失点。7回は3番手の大勢が先頭打者を出しながらも次の打者を併殺打に仕留める。8回は4番手の湯浅京己が走者2人背負いながらも相手の反撃を許さず。8回までオーストラリア打線を無失点に抑え、9回は5番手・高橋宏斗で完封リレー完成かと思ったら、先頭打者にソロ本塁打を浴びてしまい1点を返された。高橋はその後に2つの三振を奪いゲームセット。日本が7-1でオーストラリアに快勝しました。



2023.03.11 19:00 東京ドーム
オーストラリア - 日本 (41,664人)
日|320 110 000|7
豪|000 000 001|1
勝:[日] 山本 1勝
敗:[豪] シェリフ 1敗
本塁打:[日] 大谷 1号 [豪]ホール 1号


侍ジャパン、WBC1次ラウンド4戦全勝!この日のオーストラリア戦は、大谷選手の特大3ラン本塁打で先制すると、ヌートバー選手と近藤選手の1,2番コンビのタイムリーヒットも生まれました。投げては山本由伸投手が4回まで8奪三振・無失点の好投。初回から4回まで毎回、三振2個奪いました。投打で相手を圧倒した日本が豪州を降し、1次ラウンドのプールBを1位通過決定です。
いやぁ~、大谷選手に待望の一発が出ました。シェリフ投手の高めに浮いたボールを完璧に捉え、自身がCMで出演している会社の看板に当ててみせました。中国戦、韓国戦、チェコ戦とタイムリーを打ち、この試合の先制ホームランで4試合連続打点を挙げました。準々決勝では「二刀流」で出場するであろう大谷選手、中国戦に続いての好投と、チームを勝利に導くバッティングを見せてくれるでしょう!

1次ラウンド4試合は、チャンスで点が取れなかったり、劣勢になる時もありましたが、4試合で38得点を挙げました。1番・ヌートバー選手、2番・近藤選手、3番・大谷選手の上位トリオが大活躍。吉田選手も韓国戦で5打点、チェコ戦で3打点と大当たり。牧秀悟選手も2本のホームランを放っております。
心配なのは、4番に座る村上選手が4試合でわずかヒット2本しか打てていません。SNS上では「生き返れ村上」と村上選手の復調を願う声が上がっています。日本代表の4番だと荷が重いのか・・・。準々決勝以降、打順を6番か7番に下げれば、村上選手も少しは楽になると思いますが・・・。

日本は次戦、16日の準々決勝でA組2位のイタリア代表と対戦します。台湾で行われていた「プールA」は、台湾・オランダ・キューバ・イタリア・パナマの5チームが2勝2敗で並びましたが、得失点差でキューバが1位、イタリアが2位、3位オランダ、4位パナマ、地元の台湾が最下位という結果でした。イタリアには余裕で勝てるだろうと思っていても、慢心と油断とは禁物。しっかり勝ってアメリカに向かってほしい。





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2試合連続2ケタ得点で1次ラウンド3連勝!WBC初登板の佐々木朗希は4回途中まで8奪三振!

2023年03月11日 | Sports

「カーネクスト 2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド 東京プール」の日本代表VSチェコ代表の試合が11日、東京ドームで行われました。中国、韓国と連勝している侍ジャパン、大会初出場のチェコにもしっかり勝ち切って無傷の3連勝を果たし、準々決勝に大きく近づくことができたのでしょうか?



両チームのスタメン
   【日本】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(三)村上宗隆
5(左)吉田正尚
6(二)山田哲人
7(一)山川穂高
8(遊)中野拓夢
9(捕)甲斐拓也
 (投)佐々木朗希

  【チェコ】
1(遊)V・メンシク
2(指)ソガード
3(中)フルプ
4(捕)チェルベンカ
5(右)M・メンシク
6(一)ムジーク
7(左)エスカラ
8(三)スモラ
9(二)ハイトマル
 (投)サトリア

日本はこの試合、山田と山川をスタメンで起用。ショートには韓国戦で負傷した源田友亮に代わり、中野がスタメン入り。先発投手は、岩手県大船渡市出身の佐々木朗希。「東日本大震災」が起きた日にWBC初登板に挑みます。

1回、佐々木は先頭打者を外野フライで打ち取った後、ソガードをフォークで空振り三振。3番・フルプにレフトへの2塁打を浴び、チェルベンカを遊撃ゴロに打ち取ったかと思いきや、中野が1塁悪送球。この間にランナーが生還し、先制点を許します。
先制された日本は、チェコ先発・サトリアに苦戦。ヌートバーと近藤が三振に倒れると、大谷も1塁ゴロに倒れて3者凡退。2回には2本のヒットと四球で1死満塁と攻め立てますが、後続が倒れて3者残塁。
3回裏、1死から近藤が2塁打を放つと、一打同点の場面で大谷を迎えますが、まさかの三球三振。2死後、村上が四球を選び、走者2人置いて吉田が初球を打ち、レフト線に落ちるタイムリー2塁打!2塁走者の近藤、1塁走者の村上も生還し、2-1と逆転。なおも2死2塁で山田もレフト前ヒットを放ち1点追加。2者連続タイムリーで3点を挙げました。
4回、佐々木はムジークにファウルで粘られながらもフォークで空振り三振。続くエスカラに死球を与えるも、スモラを三振に退けた。佐々木は1次ラウンドの球数上限の65球を超えたためここで降板となったが、チェコを相手に8つの三振を奪いました。
4回裏、中野の四球、甲斐の犠打で1死2塁の場面で、ヌートバーがチェコ2番手・フラウチからセンター前タイムリーを放ち4点目。続く近藤は6球目のストレートを引っ張り、ライト線へのタイムリー2塁打で5点目。さらに大谷は高めの球を叩き、ライトフェンス直撃のタイムリー2塁打。ヌートバー、近藤、大谷の3連続タイムリーで6-1と点差を拡げる。この後、大谷の三盗、村上の四球で1,3塁とチャンスは続き、吉田の犠牲フライでこの回4点目。7-1と6点リード。
5回、3番手で登板した宮城大弥が連続ヒットを浴びて1,3塁のピンチを背負うが、内野ゴロの1点に抑える。その裏に2死2塁で途中出場・牧原大成のレフト前タイムリーが飛び出し8点目。
後半に入り、宮城が6回から3イニング連続3者凡退の好投を見せると、打線は8回に大谷の代打・牧秀悟がチェコ5番手・カプカの4球目を振り抜き、レフトスタンドへのソロ本塁打で9点目。さらに4番・村上に今大会初ヒットが生まれると、無死満塁で山川がしっかりと犠牲フライを放ち10点目。あと2点取れば10点差でコールド成立でしたが、中野と甲斐が凡退して3アウト。試合は日本が10-2で チェコを降しました。


2023.03.11 19:00 東京ドーム
日本 - チェコ  [入場数]41,637人
チ|100 010 000|2
日|003 410 02X|10
勝:[日] 佐々木  1勝
敗:[チ] サトリア 1敗
S:[日] 宮城 1セーブ
本塁打:[日] 牧 2号


侍ジャパンの3戦目のチェコ戦も先制され、チェコ先発・サトリア投手の遅い球に苦しみましたが、3回に吉田選手がサトリア投手を攻略。その後も順調に追加点を挙げ、前日の韓国戦に続いての2ケタ得点を挙げました。これで1次ラウンドは無傷の3連勝を達成。次の豪州戦で勝てば1位通過で決勝トーナメント進出となります。
先発の佐々木投手は、4回途中(3回2/3)まで66球を投げ、被安打2・8奪三振・2四死球・1失点。初回から160キロ台を連発し、フルプ投手に対してMAX164キロを計測。この回にはワンバウンドしたボールが甲斐捕手のマスクに当たるシーンがありましたが、あれは見ていて痛そうでしたねぇ。WBCデビュー戦で堂々のピッチングを見せて勝ち投手となった佐々木投手、震災の津波で亡くなったお父さんも天国で喜んでいると思います。
5回から3番手で登板した宮城投手は、9回までの5イニングを投げ切りました。68球投げて7奪三振・1失点。いきなり連続ヒットを浴びた後に1点を取られましたが、6回から9回まで4イニング連続3者凡退、特に9回は3連続三振で締めました。宮城投手が頑張ったおかげで、リリーフ陣を温存できたのは良かったと思います。もし日本がB組1位で通過したら、準々決勝でまた宮城投手が見られるかもしれません。

打線の方はチーム全体で11安打10得点を記録。4回に痛烈なフェンス直撃2塁打を放った大谷選手は、初戦から3試合連続タイムリーと絶好調。吉田選手もこの試合3打点を挙げ、韓国戦とチェコ戦の2試合で8打点。大谷選手とヌートバー選手が苦戦したサトリア投手から2打数2安打のマルチ安打をマークしております。
8回に大谷選手の代打で登場した牧選手は、レフトスタンドへの今大会2号ソロ本塁打。高めのスライダーを合わせると、滞空時間も長く、スタンドへ吸い込まれました。大谷選手と村上選手を差し置いて、チームトップの数字を残してるのは凄いですね。
この日はスタメンに名を連ねた選手が活躍し、山田哲人選手は3回にタイムリー安打を放てば、山川選手も犠牲フライで1打点挙げました。途中出場の牧原選手も5回にタイムリーヒット。わき腹痛で辞退した鈴木誠也の代役として選出され、WBC初打席で初安打・初打点を記録し、いきなり結果を残しました。

日本代表の4試合目となる12日は、オーストラリア代表と激突。豪州は韓国との乱打戦を制すると、中国にはコールド価値の圧勝。山本由伸投手が豪州の強力打線を抑えられるか注目だ。もし日本が勝てば4戦無敗で1次ラウンド突破。B組1位になれば、16日の準々決勝ではA組2位の国と対戦予定。決勝トーナメント&B組1位通過を懸けた豪州戦はタフな試合になりそうだけど、絶対に勝ってくれると信じるしかない。






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侍JAPAN2ケタ得点の猛攻で韓国を圧倒!1次ラウンド2連勝で準々決勝進出にほぼ王手!

2023年03月10日 | Sports

東京ドームで開催中の「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」、2日目の10日は日本VS韓国が行われました。幾多の名勝負を生んだ宿命の日韓戦、両国が対戦するのは2009年の第2回大会の決勝戦以来14年ぶりです。初戦で中国を降した侍ジャパン、韓国戦に勝てば準々決勝進出に大きく前進。韓国はオーストラリア戦に続いて日本に敗れると厳しくなります。両国のプライドをかけた一戦の結果は!?


両チームのスタメン
 【日本代表】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(三)村上宗隆
5(左)吉田正尚
6(一)岡本和真
7(二)牧秀悟
8(遊)源田壮亮
9(捕)中村悠平
 (投)ダルビッシュ有

 【韓国代表】
1(二)T.エドマン
2(遊)キム・ハソン
3(中)イ・ジョンフ
4(一)パク・ピョンホ
5(左)キム・ヒョンス
6(右)パク・コンウ
7(指)カン・ベクホ
8(捕)ヤン・ウィジ
9(三)チェ・ジョン
 (投)キム・グァンヒョン

第2戦の先発投手は、日本は「チーム最年長」ダルビッシュ有、韓国は「日本キラー」キム・グァンヒョンのエース対決。日本は中村がスタメンマスクをかぶりました。


序盤はダルビッシュとキムグァンヒョンの両先発が共に2回まで無失点の好投。
3回、ダルビッシュが先頭のカンベクホに左中間への2塁打を許すと、ヤンウィジに6球目のスライダーを狙われ、レフトスタンド上段への先制2ラン本塁打を浴びる。2死後、キムハソンの3塁ゴロ→三塁手・村上が悪送球、2死2塁でイジョンフにライト前ヒット。右翼手・近藤のバックホームが逸れて2塁走者ホームイン。ダルビッシュはこの回3失点を喫した。
しかしその裏、日本も反撃。連続四球で無死1,2塁とし、1番・ヌートバーがキムグァンヒョンの6球目を弾き返し、センター前タイムリーヒットで1点返す。なおも1,3塁で近藤がセンターフェンス直撃のタイムリー2塁打で2-3と1点差に詰め寄る。ここで韓国はキムグァンヒョンがマウンドを降り、ウォン・テインが2番手で登板。無死2,3塁と一打同点または逆転のところで大谷に打席が回るが、申告敬遠で歩かされた。村上倒れて1死満塁の場面で、吉田がセンター前ヒット!ヌートバーと近藤が生還し、日本が4-3と逆転します!
日本1点リードの5回、近藤がウォンテインの7球目を打ち上げると、ライトスタンドに飛び込むソロ本塁打で1点追加!続く大谷がライト線への2塁打を放つと、1死3塁で吉田が犠牲フライを放って6点目。
6回、2番手の今永昇太がパクコンウに一発を浴びて6-4と2点差とされるが、その裏に途中出場の中野拓夢がライト線への3塁打で出塁した後、3連続四死球で7点目。なおも満塁の場面で、大谷が韓国6番手キム・ウォンジュン の初球を叩いてライト前へのタイムリーヒット。その後、村上の犠牲フライ、吉田のライト前タイムリー、岡本のレフト前タイムリーで3点を加え、この回5得点の猛攻。11-4と大きくリードします。
日本の勢いは止まりません。7回には相手の暴投と押し出して2点を挙げ、13-4。あと1点取れば10点差でコールドゲームが成立でしたが、村上と岡本が倒れてコールドならず。結局試合は13-4で日本が完勝し、今大会2連勝を果たしました。



2023.03.10 19:00 東京ドーム
日本 - 韓国  [入場数]41,629人
韓|003 001 000|4
日|004 025 20X|13
勝:[日] ダルビッシュ 1勝
敗:[韓] キム グァンヒョン 1敗
本塁打:[韓] ヤン ウィジ2号、パクコンウ1号 [日]近藤 1号


WBCでは14年ぶりとなる日韓戦は、3回表に3点を先取されながらも、日本がその裏に4点を奪い返して韓国のエース・キムグァンヒョン投手を攻略。中盤には近藤選手のホームラン、大谷選手のタイムリーなどで韓国を突き放しました。侍ジャパンは初戦の中国戦に続いての2連勝。WBCのVS韓国戦の対戦成績も5勝4敗と白星が先行しました。
対する韓国は2連敗で1次ラウンド突破が厳しい状況に。豪州戦で8失点、日本戦では10人の投手を使って13失点、2試合で21失点の大惨事。残り2試合で連勝しても2勝2敗。このままだと3大会連続予選敗退で終わりそうな予感がします。

この日の先発を務めたダルビッシュ投手は、3回まで48球を投げて、被安打3・1奪三振・1死球・3失点の内容。2回まではパーフェクトに抑え、日本のエースの貫禄を示すかと思ったんですが、3回に先制2ランを被弾すれば、味方のエラーもあって3点目を献上。味方打線が助けられて勝ち投手になりましたけど、次戦こそはエースの意地を見せてほしいです。
中継ぎ陣では、4回から2番手で上がった今永投手は3イニング1失点、終盤に登場した宇田川優希、松井裕樹、高橋宏斗の3投手がそれぞれ走者を一人も出さない完璧なリリーフを見せました。
打線の方はチーム全体で13安打13得点。吉田正尚選手が3安打の猛打賞を記録。最初の打席で内野安打、2打席目の4回に逆転2点タイムリーヒット、その次は犠牲フライ、ライト前タイムリー、押し出し四球と1試合で5打点を荒稼ぎ。近藤選手も反撃のタイムリー、5回裏にライトへの一発を放つなど3打点。ヌートバー選手はこの日も大ハッスルを見せ、守備ではセンターに落ちそうな当たりをダイビングキャッチ、打っても2安打1打点。7回の打席ではライト前ヒットを打って、送球の間に2塁に陥れる好走塁。今や侍ジャパンに欠かせない選手になりつつあります。

日本は11日の3戦目に、世界ランキング15位のチェコ代表と対戦。WBC初出場のチェコは、初戦となった中国戦で9回に大逆転して見事白星を手にしました。3戦目の先発投手を務めるのは、「令和の怪物」佐々木朗希投手。登板日が東日本大震災から12年目を迎える日。被災地・岩手に勇気を与える好投を期待しています。

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大谷翔平が投打で大活躍!侍JAPAN、3度目のWBC制覇へ白星発進!

2023年03月09日 | Sports

野球世界一決定戦「2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」がついに開幕。3月9日は東京ドームで1次ラウンドの「プールB」の初日が行われました。5大会連続出場で14年ぶりの優勝を目指す日本代表(侍ジャパン)は今大会、エンゼルス所属の大谷翔平選手、日系アメリカ人のラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)、吉田正尚選手(レッドソックス)、ダルビッシュ有投手(パドレス)のメジャー4選手が出場。さらには、令和初の3冠王・村上宗隆選手(ヤクルト)、完全試合男・佐々木朗希投手(ロッテ)と日本プロ野球を沸かせている選手も選出されています。
9日のプールBの初戦は、中国代表と対戦。3度目の世界一に向け、好スタートを切りたいところでした。



スタメンはこちら
   【日本】
1(中)ヌートバー(カージナルス)
2(右)近藤健介(ソフトバンク)
3(指)大谷翔平(エンゼルス)
4(三)村上宗隆(ヤクルト)
5(左)吉田正尚(レッドソックス)
6(一)岡本和真(巨人)
7(二)牧秀悟(DeNA)
8(遊)源田壮亮(西武)
9(捕)甲斐拓也(ソフトバンク)
 (投)大谷翔平(エンゼルス)

  【中国】
1(右)梁培
2(遊)楊晋
3(中)真砂勇介
4(三)陳晨
5(指)R.チャン
6(一)曹傑
7(左)寇永康
8(二)羅綿駿
9(捕)李寧
 (投)王翔

日本は開幕投手を務める大谷が3番DH&投手の「二刀流」で出場。ヌートバーが1番に座り、4番には村上を起用しました。対する中国は、昨年まで福岡ソフトバンクホークスに在籍していた真砂が3番に入りました。真砂選手は両親が中国出身だそうです。


1回、日本の先発・大谷がマウンドに上がり、先頭打者をスライダーで空振り三振に仕留めると、2,3番を続けて内野ゴロに打ち取り、3者凡退の好スタート。
その裏の日本の攻撃では、先頭のヌートバーが中国先発・王翔の初球を叩いてセンター前ヒット。続く近藤と大谷が四球を選んで無死満塁のチャンスで、4番・村上が四球。押し出しでヌートバーが生還し、日本が1点を先取。王翔は12球連続でストライクが入らず。なおも満塁のチャンスが続いたが、1死後に岡本ライトフライ→3塁走者・近藤がタッチアップするも本塁憤死。ダブルプレーで1点止まり。
1点の援護をもらった大谷は、2回と3回も中国打線を3者凡退に抑える好投。追加点が欲しい日本打線は、2回も満塁のチャンスを作るも大谷遊撃ゴロ。3回も得点圏に走者を置くも得点を奪えません。
4回、ここまでパーフェクトに抑えていた大谷が、楊晋にストレートを打ち返されて初安打を許しますが、真砂と陳晨を空振り三振に退けて無失点。その裏、1死からヌートバーの内野安打、近藤のライト前ヒットで1,3塁と攻め立てる。追加点が欲しい場面で、大谷が中国2番手・王唯一の3球目を捉え、左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打。ヌートバーと近藤が生還し、日本が2点を追加します!
日本は5回から戸郷翔征(巨人)が 2番手で登板し、大谷はDH専念。その戸郷は5回に3者連続三振を奪いますが、6回に2死を取った後に梁培にストレートを狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて1点を失います。7回には2塁打と四球で1死1,2塁のピンチを背負いますが、曹傑をフォークで空振り三振、寇永康にもフォークで三振に抑えてピンチを脱します。
7回裏、日本は先頭の牧が中国4番手・蘇長竜の5球目を捉え、ライトへ飛んだ打球はぐんぐん伸びてスタンドイン!牧のソロ本塁打が飛び出し、日本4点目!
日本は8回、先頭の大谷がヒットで出塁すると、連続四球で1死満塁。途中出場・山田哲人(ヤクルト)が、中国5番手・伊建からレフト前タイムリーヒットを放って5点目。さらには源田の押し出し四球で1点を追加すると、甲斐のレフト線への2点タイムリー2塁打が生まれ、この回4得点。終盤に中国を突き放した日本代表が、8-1で勝利しました。



2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド・プールB 
日本 - 中国 <3月9日 東京ドーム 観客数:41616人>
中|000 001 000|1
日|100 200 14X|8
勝: [日] 大谷 1勝
敗: [中] 王翔 1敗
本塁打
【中】梁培 1号
【日】牧 1号



日本代表のWBC1次ラウンド初戦は、「二刀流」大谷投手が投げては4回無失点、打っては2安打2打点の活躍で勝利に貢献すれば、牧選手の本塁打も生まれました。序盤のチャンスで得点が入らず、終盤になってようやく追加点が次々入ったときは、「こういうのを早めにやってほしかった」って思いました。最終的にはヒット9本、16個の四死球を選んだにも関わらず、16残塁の山。今後の課題は残ったけど、まずは初戦を白星で飾れてよかったです。
この日の大谷選手は、投手としては4回まで49球を投げ、被安打1・5奪三振・無四球・無失点。決め球のスライダーが冴え渡り、中国打線を寄せ付けませんでした。バッティングでは4回の第3打席でWBC初安打・初打点となる2点タイムリー2塁打、8回の第5打席ではヒットで出塁して5点目のホームを踏みました。2死満塁で再び打席が回りましたが、結果は外野フライでした。初戦からマルチヒットを放った大谷選手、この大会で豪快なホームランが見られるでしょうか。

大谷選手以外では、2番手で登板した戸郷投手が3イニング投げて7奪三振の快投で「第2先発」としての役割を果たすと、8回に登板した湯浅京己投手(阪神)、9回の伊藤大海投手(日本ハム)も無失点ピッチング。
打撃陣では、ヌートバー選手が4打数2安打、6打席で5度出塁。守備でも3回にスライディングキャッチのファインプレーを見せ、大谷投手を助けました。最後の打席では足がつりながらも四球を選んで出塁。全力疾走と足の攣りにも耐えたヌートバー選手に「侍魂」を感じました。
日本代表の今大会第1号ホームランを放った牧選手、7回の第4打席で外角高めの球に反応しライトスタンド一直線。生還後には山川穂高選手と一緒に、ホームランパフォーマンスの「デスターシャ!」を行いました。1打席目にはレフトへの大ファールがありましたなぁ。あと山田選手の国際大会での勝負強さが健在だったことも良かった。強化試合では絶不調でしたが、1本のヒットで生き返りました。

侍JAPANは10日の2戦目に韓国代表と戦います。予告先発では、日本はエースのダルビッシュ有投手、韓国はキム・グァンヒョン投手が登板します。WBCで韓国と戦うのは、2009年大会の決勝以来14年ぶり。過去の対戦成績は4勝4敗の五分です。準々決勝進出&世界一を奪還するには、韓国戦は絶対に落とせません!総力戦で1次ラウンドの山場を乗り越えてくれ!






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