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世界陸上大阪大会もいよいよ終盤に突入。男子400mではジェレミー・ウォリナー(米国)、110mハードルは劉翔(中国)が金メダルを獲得。そして男子4×100mリレーの予選で、日本が38秒21のアジア新記録をを樹立しました!
まず、男子400mの決勝から。6レーンで決勝に臨んだジェレミー・ウォリナーは、序盤から飛ばしていきます。3コーナーで先頭に立つと、残り100mで2位以下を大きく引き離してゴール。優勝タイムは43秒45の自己ベスト。世界歴代3位と今季世界最高タイムで連覇達成です。お気に入りの長居スタジアムで世界新とはいきませんでしたが、来年の北京五輪で世界新誕生もあり得るでしょう。200mにも参戦して、タイソン・ゲイとの直接対決も見てみたいですね。
110mハードル決勝では、劉翔が中盤で追い上げると、テレンス・トラメル(米国)をゴール前で交わし、接戦を制しました。劉翔は世界陸上初優勝。中国初の金メダルをもたらしました。決勝では9レーンを走った劉翔、大外不利を覆す勝利でした。劉翔の最大のライバル、ダイロン・ロブレス(キューバ)は4位に終わりました。
男子4×100mリレーは、予選第2組でアメリカ、ジャマイカ、日本が登場。日本は塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治のメンバーで予選に臨みました。一方、ジャマイカはアンカーにアサファ・パウエルを投入しました。レースは予想通りジャマイカとアメリカがレースを引っ張り、日本も負けずに先頭争いに絡みます。アンカーの朝原が、ナイジェリアを抜いて3位でゴール。38秒21の好記録で決勝進出、全体の順位でも3位に入り、メダル獲得の可能性も出てきました。この組で1位に入ったジャマイカのタイムは38秒02!ただ、アメリカは決勝で2冠王・ゲイが登場するので、金メダル争いは全くわからないでしょう。運命の決勝は明日。日本リレーチームには絶対にメダルを取ってほしい!
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その他の競技では、女子200m決勝はアリソン・フェリックス(米国)が21秒81のタイムで優勝。100m金メダリスト、ベロニカ・キャンベル(ジャマイカ)は銀メダル、銅メダルにはスサンティカ・ジャヤシンゲ(スリランカ)が輝きました。フェリックスはこの種目2連覇です。
女子三段跳びは、ヤルヘリス・サビヌ(キューバ)が15m28cmで優勝。走り幅跳びとの2冠に挑んだタチアナ・レベデワ(ロシア)は銀メダルでした。
明日は男女4×100mリレーの決勝、女子5000mでは、福士加代子が1万メートルのリベンジに挑みます。
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