日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

怪物牝馬アーモンドアイGⅠ4連勝!府中2400mを2分20秒6で駆け抜けた!

2018年11月25日 | 競馬


国際交流レース・第38回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m 14頭立て)が25日、東京競馬場で行われました。史上5頭目の三冠牝馬①アーモンドアイが、ジャパンカップで古馬に挑戦。迎え撃つ古馬勢は、昨年の勝ち馬⑨シュヴァルグラン、2年ぶりのGⅠ制覇を目指す③サトノダイヤモンド、秋の天皇賞では惨敗した⑪スワーヴリチャード、粘りの走りで秋天3着⑧キセキ、宝塚記念&香港ヴァーズ覇者④サトノクラウン、さらにはアイルランドダービー馬⑫カプリ(アイルランド)、カナダのGⅠで2着⑥サンダリングブルー(英国)、ホッカイドウ競馬所属②ハッピーグリンなどが参戦しました。



単勝のオッズは、アーモンドアイが1.4倍と断然の1番人気。2番人気はスワーヴリチャード(6.5倍)、3番人気サトノダイヤモンド(7.1倍)、4番人気のキセキ(9.2倍)まで10倍以下。その後はシュヴァルグラン、カプリ、サンダリングブルー、⑤ミッキースワロー、サトノクラウン、⑭ウインテンダネスと続きました。

注目のスタートで、アーモンドアイはまずまずの飛び出し。スワーヴリチャードは出遅れなかった。スタンド前の先行争いで、キセキが前に出る。さらには⑬ノーブルマーズ、⑩ガンコも先行し、アーモンドアイは4番手、スワーヴリチャードは5,6番手につけ、シュヴァルグラン8番手、サトノダイヤモンドは9番手で1コーナーを回る。
2コーナーを過ぎたところで、キセキが先頭を走り、2番手にノーブルマーズ、アーモンドアイが内側3番手を進み、4番手にガンコ、5番手にスワーヴリチャード。6番手ウインテンダネス、ハッピーグリンとシュヴァルグランが7,8番手で並走。その後ろの9番手にサトノダイヤモンド、外側10番手に⑦サウンズオブアース。11番手サトノクラウン、12番手にカプリ、13番手ミッキースワロー、最後方にサンダリングブルー。
3コーナーを回り、キセキが後続を引き離しにかかり、アーモンドが2番手に浮上。スワリチャは4,5番手を維持し、シュヴァルは中団待機、サトダイは外に持ち出した。
4コーナーを過ぎで最後の直線コースに入っても、キセキが粘りを見せる。アーモンドアイもキセキの背後にピタリとついている。スワーヴリチャードが3番手に上がり、後続ではシュヴァルグランとサトノダイヤモンドが追い込みをかける。ゴール残り300mでアーモンドが外側に進路を取ると、残り200mでキセキを捕らえてついに先頭!ラスト100mで引き離し、堂々と先頭でゴールイン!アーモンドアイ古馬にも完勝!ジャパンカップで今年のGⅠ4勝目です!




ジャパンカップ 全着順&払戻金
1着①アーモンドアイ    2分20秒6
2着⑧キセキ        1馬身3/4
3着⑪スワーヴリチャード  3馬身1/2
4着⑨シュヴァルグラン    クビ差
5着⑤ミッキースワロー    2馬身
6着③サトノダイヤモンド
7着②ハッピーグリン
8着⑭ウインテンダネス
9着④サトノクラウン
10着⑥サンダリングブルー
11着⑫カプリ
12着⑩ガンコ
13着⑬ノーブルマーズ
14着⑦サウンズオブアース

単勝 ① 140円
複勝 ① 110円  ⑧ 160円  ⑪ 150円
枠連 1⃣-5⃣ 600円
馬連 ①-⑧ 590円
馬単 ①-⑧ 700円
3連複 ①-⑧-⑪  960円
3連単 ①-⑧-⑪ 2,690円
ワイド ①-⑧ 230円
    ①-⑪ 240円
    ⑧-⑪ 470円


秋の東京競馬場のフィナーレを飾るジャパンカップは、メンバー唯一の牝馬であるアーモンドアイが人気に応えて完勝しました。3歳牝馬の優勝は、2012年のジェンティルドンナ以来史上2頭目の快挙。勝ちタイムはなんと、2分20秒6を叩き出しました!2005年にアルカセットが記録した「2分21秒1」を1秒5も更新する府中2400mのレコードを樹立。驚異的なタイムで古馬の壁をぶち破りました。
2着のキセキは、ハイペースで先頭を走り続け、最後はアーモンドアイに屈しましたが、2分20秒台で2400mを走り切りました。キセキの粘り強さもすごかったし、川田将雅騎手も強気の騎乗をしましたね~。このコンビはもっと評価されてもいいんじゃないか?
3着には2番人気のスワーヴリチャードが入り、連覇を狙ったシュヴァルグランは4着。3番人気のサトノダイヤモンドは6着。サトダイも京都大賞典で復活したと思ったけど、このレースで掲示板圏外…。地方馬のハッピーグリンが7着と健闘し、外国勢はサンダリングブルー10着、カプリは11着という結果に終わっています。

GⅠ4勝目のアーモンドアイは、シンザン記念から5連勝。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、今年のGⅠ7勝目。JBCスプリントを含めると年間8勝目です。また、この勝利で今年199勝目となり、史上2人目の年間200勝に王手。武豊さんの年間最多勝記録「212勝」にも射程圏内に入っています。これは間違いなく超えるね。
アーモンドアイにはもう恐れ入りました!もう「女傑」の名を通り越して「化け物」としか思えない。牝馬三冠に続いてジャパンカップまで優勝して、GⅠ年間4勝だから、年度代表馬は確定ですね。序盤から2,3番手を追走し、直線で前を行くキセキを風除けにして、残り200mであっさりとかわして1着でゴール。強豪ぞろいの古馬を蹴散らし、2400mの世界記録を打ち出してしまいました…。こりゃ「ロンジンワールドベストレースホースランキング」の最新ランキングで上位に入って来そうですね。
国内ではもう敵がいないから、次の目標は海外GⅠ制覇でしょう。3月下旬のドバイシーマクラシックで始動し、凱旋門賞ではエネイブルと直接対決するってこともあり得る。アーモンドアイには「世界№1ホース」になってほしい。そのためにも体調とケガだけは気を付けてもらいたい。




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アーモンドアイ国内現役最強へ。ジャパンカップ2018枠順発表。

2018年11月22日 | 競馬
今月25日に東京競馬場で行われる第38回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m)の枠順が22日に発表されました。平成最後のジャパンカップは、3歳牝馬三冠レースで完全制覇を果たしたアーモンドアイが参戦。さらには、昨年の優勝馬・シュヴァルグラン、復活を目指すサトノダイヤモンド、天皇賞・秋からの巻き返しを図るスワーヴリチャード、秋天3着のキセキも出走します。気になる枠順はこうなりました。




①アーモンドアイ(C.ルメール)
②ハッピーグリン(服部茂史)
③サトノダイヤモンド(J.モレイラ)
④サトノクラウン(W.ビュイック)
⑤ミッキースワロー(横山典弘)
⑥サンダリングブルー(F.ベリー)
⑦サウンズオブアース(田辺裕信)
⑧キセキ(川田将雅)
⑨シュヴァルグラン(C.デムーロ)
⑩ガンコ(蛯名正義)
⑪スワーヴリチャード(M.デムーロ)
⑫カプリ(R.ムーア)
⑬ノーブルマーズ(高倉稜)
⑭ウインテンダネス(内田博幸)


アーモンドアイは最内枠の1枠1番に入り、サトノダイヤモンドは3枠3番、連覇を狙うシュヴァルグランは6枠9番。外国勢は2頭が参戦し、サウダリングブルーは4枠6番、カプリは7枠12番。さらにはホッカイドウ競馬所属のハッピーグリンが2枠2番に入っております。

三冠牝馬の次は現役最強を目標に掲げたアーモンドアイ。古馬初対戦となる今回は良い枠を引き当てました。近年は最内枠を引いた馬が上位に入っていて、2016年にキタサンブラック、2017年はシュヴァルグランが優勝しています。それに斤量53キロいうのも有利だし、府中コースで2戦2勝、同じ舞台ののオークスで勝ってるから、アーモンドの1着は固いかなぁって思います。勝てばGⅠ4勝目で、年度代表馬は決定的となるのですが…。
サトノダイヤモンドは、前走の京都大賞典で1年7か月ぶりの復活勝利。今回のJCではジョアン・モレイラ騎手が騎乗。このコンビは魅力的すぎるぅ~。モレイラ騎手のマジックで、サトダイを2年ぶりのGⅠ制覇に導けるか。シュヴァルグランはヒュー・ボウマン騎手がメルボルンカップで騎乗停止を受けた事で来日できず、クリスチャン・デムーロ騎手が代役を務めます。ボウマンが乗れないのは痛手としか言えない。JC連覇に黄信号か?
今年の秋のGⅠは外国人ジョッキーが6週連続で勝利中。JCでも7人の外国人ジョッキーが出場します。日本人騎手も頑張ってほしいんですが、正直太刀打ちできないでしょうねえ。
国内現役最強馬を決めるジャパンカップは、15時40分に発走。当日は東京競馬場の最終レースとして行います。




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サッカー日本代表、2018年最終戦を快勝!山中亮輔が代表デビュー戦で初ゴール!

2018年11月20日 | soccer


サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2018 日本代表VSキルギス代表」が20日、豊田スタジアムで行われました。16日のベネズエラ戦では酒井宏樹選手が先制ゴールを決めながらも、後半にPKを献上。試合も1-1の引き分けに終わり、森保JAPANの4連勝とはなりませんでした。今回のキルギス戦は、日本代表の今年最後の試合。勝って波乱の2018年を締めくくりたいところでした。


スタメンはこちら
[日本]
GK 12 権田修一
DF 20 槙野智章(Cap.)
DF 5 山中亮輔
DF 3 室屋成
DF 2 三浦弦太
MF 8 原口元気
MF 14 伊東純也
MF 17 守田英正
MF 18 三竿健斗
FW 11 杉本健勇
FW 13 北川航也



試合は開始直後に動きます。前半2分、右サイドで北川がドリブルで仕掛けてから杉本にパス。杉本が左サイドにボールを送り、ペナルティエリア内に入ったDF山中が左足でシュート。ボールはポストに当たってから、ゴールイン!代表初スタメンの山中がいきなりの大仕事!早い時間帯で日本が先制点を奪います。
日本はその後も攻め続け、前半8分に右サイドのCKを立て続けに獲得するも、ゴール生まれず。前半19分、左サイドのPA手前で原口が倒されてFKを獲得。このFKを原口が右足でシュート。GKの手を弾いた後、ゴール左隅に吸い込まれていった。原口は納得してなかったが、それでも日本に2点目が入りました。
さらに日本のチャンスは続き、24分に右サイドの北川が逆サイドへロングパス→杉本が頭で折り返して、伊東が反転してから右足シュートを放ったが、ゴール左に外れる。31分にはPA右で伊東がクロスを上げ、杉本が頭で叩きつけたが、GKの正面。37分には伊東の低いクロスから、北川が飛び込んだがボールを合わせられず。前半は日本が2点をリードして終えました。

後半に入っても日本がキルギスゴールに襲い掛かります。後半4分に左CKをDF三浦が頭で合わせたが、GKの正面を突いてノーゴール。後半11分には左サイドの山中クロス→ゴール前で杉本のヘディングシュートはGKにキャッチされた。
なかなか追加点が生まれない日本は、後半14分に杉本→FW大迫勇也、伊東→MF堂安律、三竿→MF柴崎岳と3選手を同時投入。さらに16分にはDFの槙野が脳震盪を起こし、DF吉田麻也と交代。槙野の巻いていたキャプテンマークも吉田に引き継がれた。
迎えた後半27分、守田の縦パス→北川のヒールパス→最後は大迫が右足で流し込んでゴール!日本にようやく3点目のゴールが生まれます。その直後、南野拓実&中島翔哉がピッチに入ると、南野→堂安とつなぎ、最後は中島が右足でゴールに突き刺して4点目!入ったばかり南野と中島が得点に絡み、キルギスを突き放します。
終盤に差し掛かった後半36分、中島がドリブルで中央突破を見せると、中島のパスを受けた南野が左サイドから左足でシュート。これはGKにキャッチされる。後半44分、中島の左CK→三浦のヘディングシュートはポスト右に当たって、GKに掻き出された。後半47分には大迫が頭で落とし、南野が抜け出してシュートをはなつも、わずかにゴール左…。ダメ押しの5点目は生まれなかったものの、日本がキルギスに4-0と完勝しました。



日本代表の2018年最終戦は、開始わずか2分に山中選手の先制弾を皮切りに、原口選手のFKゴール、後半27分からの連続ゴールも生まれ、快心のゴールラッシュとなりました。試合内容も結果も良かったので、来年1月のアジアカップに弾みがつきましたね。
左サイドバックでスタメン出場の山中選手は、ファーストタッチの左足シュートでゴールネットを揺らし、森保監督の期待に見事に応えました。キックオフから1分49秒でのゴールは、最速記録じゃないかと思います。代表デビュー戦でいきなり結果を出したから、アジア杯のメンバーにも入ってきそうだし、スタメンでの起用もあるはずだ。
後半27分から途中出場の中島選手、入ってすぐにゴールを決めました。代表戦でのゴールは今年3月23日のマリ戦以来で、森保体制では初得点となります。あの得点シーンは、南野選手から堂安選手、最後に中島選手が右足一閃。森保ジャパンの「三銃士」が得点に絡みました。ゴール以外でも随所に見せ場を作り、切れ味鋭いドリブルでキルギスのDF陣を翻弄させました。それに倒れそうになってもドリブルを続ける場面もありました。
後半27分の大迫選手のゴールは、新戦力の2人が良いプレーを見せました。守田選手が速くて正確な縦パスを出すと、北川選手がヒールパスでゴールをアシスト。北川選手も前半開始直後にドリブルでチャンスを作ってましたよね。あと、南野選手は惜しいシュートが2,3本あったなあ。



サッカー日本代表の2018年の戦いはこれにて終了。今年3月の欧州遠征でマリ戦で引き分け、ウクライナ戦で敗戦。その後の4月に当時の監督だったハリルホジッチ氏が解任され、西野朗氏が監督に就任。ロシアW杯開幕直前での監督交代は大きな騒ぎとなりました。
「西野JAPAN」になってもW杯前のテストマッチで苦戦が続きましたが、最悪の状態で迎えたW杯本番では、グループリーグ初戦のコロンビア戦で勝利。セネガル戦では2度もリードされながらも追いつき、貴重な勝ち点1を獲得。3戦目のポーランド戦では敗れましたが、辛くもGL突破。決勝トーナメント1回戦では、優勝候補のベルギーを相手に、原口選手と乾貴士選手のゴールで2点をリード。しかし、ベルギーに3点を奪い返されて逆転負けを喫し、ベスト16で幕を閉じました。
W杯後に西野氏が退任し、サンフレッチェ広島で3度もJ1優勝に導いた森保一氏が就任。「森保体制」になってからは、コスタリカ、パナマ、ウルグアイといったロシアW杯出場国を次々と撃破し、5試合で4勝1分けと無敗キープしています。
日本代表の指揮官が次々と変わり、長年日本代表を支え続けた長谷部誠選手と本田圭佑選手が代表引退を表明し、中島・南野・堂安の3選手が台頭。本当に波乱に満ちた年だったなぁて思います。

2019年1月5日からは、UAE(アラブ首長国連邦)で「2019 AFCアジアカップ」が始まります。日本代表はグループFに入り、9日にトルクメニスタン戦、13日にオマーン戦、17日にウズベキスタン戦が控えています。初戦から厳しい戦いが続くけど、8年ぶりのアジア制覇を目指して頑張ってほしいものです。








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2018年秋のマイル王はステルヴィオ!鞍上はビュイック騎手。

2018年11月18日 | 競馬

2018年秋のマイル王決定戦・第35回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が18日、京都競馬場で行われました。連闘で安田記念を勝った⑧モズアスコットをはじめ、昨年の優勝馬②ペルシアンナイト、2017年皐月賞馬③アルアイン、毎日王冠で逃げ切り勝ちの⑮アエロリット、今年のNHKマイルカップを勝った⑱ケイアイノーテック、ヴィクトリアマイル覇者⑥ジュールポレール、桜花賞馬⑫レーヌミノルとGⅠ馬7頭が参戦。
さらには富士ステークスを制した⑦ロジクライ、京成杯AHを勝った⑩ミッキーグローリー、①ステルヴィオ・⑪ジャンダルム・⑯カツジの3歳世代組、昨年2着⑭エアスピネル、今回でラストラン⑬レッドアヴァンセ、スワンステークスを制した⑰ロードクエストなども出走しました。



単勝オッズは、1番人気がモズアスコット(3.4倍)、2番人気アエロリット(5.1倍)、3番人気ペルシアンナイト(6.5倍)。4番人気以降はアルアイン(6.6倍)、ステルヴィオ(8.7倍)、ロジクライ(9.7倍)までが10倍を切り、その後はエアスピネル、ミッキーグローリー、ケイアイノーテック、ジュールポレールと続きました。

スタートでジャンダルム、③ブラックムーン、⑤ヒーズインラブが少し遅れ気味。先行争いで、好スタートを切ったアエロリットがそのまま行くかと思ったら、⑨ウインブライト、ロジクライ、アルアインの3頭が先手を主張。さらにはジュールポレールもこの争いに加わったが、ロジクライとアルアインの2頭が前に出る。しかし、アエロリットが我慢しきれず、外側からグイッと伸ばして先頭を奪取。4番手以降もケイアイノーテック、レッドアヴァンセ、ステルヴィオ、ウインブライト、ジュールポレールと順位が激しく入れ替わる。中団の9番手にペルシアンナイト、その外側にエアスピネル、11番手にレーヌミノル、モズアスコットは12番手を追走。13番手ロードクエスト、ミック―グローリー14番手、ヒーズインラブ15番手。後方にはカツジとブラックムーンがいて、ジャンダルムがしんがりを進む。
外回り3コーナーの下り坂に差しかかり、アエロが単独先頭、アルアインとロジクラが2,3番手で並ぶ。4番手集団はステル・ノーテック・ウインブラの3頭が固まっている。中団グループにはエアスピ・ジュール・アヴァンセ・ペルシアン・ロークエがいて、モズアスは13番手、ミキグロ16番手。
4コーナーを回ったところで、馬群がごちゃついてモズアスコットが不利を受ける。最後の直線コースに入ってもアエロリットが先頭だが、2番手からアルアイン、ロジクライ、ケイアイノーテック、外側からレッドアヴァンセ、エアスピネルと先頭争いは大激戦。ゴール残り200mを切り、アルアインがアエロをかわして先頭に立ち、アヴァンセとエアスピも接近。さらに後続から追い上げてきたステルヴィオとペルシアンナイトが内側に入ると、残り100mでアルアインを抜き去り、最後はステルヴィオが先頭でゴールイン!3歳馬のステルヴィオが混戦を制しました!



マイルCS 全着順&払戻金
1着①ステルヴィオ     1分33秒3
2着②ペルシアンナイト   アタマ差
3着③アルアイン      1馬身1/4
4着⑯カツジ        アタマ差
5着⑩ミッキーグローリー   クビ差
6着⑥ジュールポレール
7着⑬レッドアヴァンセ
8着⑤ヒーズインラブ
9着⑨ウインブライト
10着⑭エアスピネル
11着⑱ケイアイノーテック
12着⑮アエロリット
13着⑧モズアスコット
14着⑦ロジクライ
15着④ブラックムーン
16着⑪ジャンダルム
17着⑰ロードクエスト
18着⑫レーヌミノル

単勝 ① 870円
複勝 ① 310円  ② 230円  ③ 240円
枠連 1⃣-1⃣ 3,200円
馬連 ①-② 3,220円
馬単 ①-② 6,350円
ワイド ①-② 1,140円
    ①-③ 1,130円
    ②-③  670円
3連複 ①-②-③ 5,480円
3連単 ①-②-③ 29,790円


GⅠ馬が7頭も参戦するなど、豪華なメンバーが揃った今年のマイルチャンピオンシップ。単勝オッズ一ケタ台が6頭、最後の直線での先頭争いは大激戦となりましたが、3歳馬のステルヴィオが「秋のマイル王」に輝きました。昨年に続き、3歳世代の馬がこのレースを勝ちました。
連覇を狙ったペルシアンナイトはアタマ差の2着。外国人ジョッキーがGⅠで席巻している中、ミルコ・デムーロ騎手は勝ち運から見放されてる気がします。3着のアルアインは、一旦は先頭に立ったけど、1枠の2頭にかわされました。
4着以降は、外から突っ込んで4着に入ったカツジは16番人気の低評価を覆す激走。ミッキーグローリーも掲示板を確保しました。ジュールポレールは6着、ラストランのレッドアヴァンセは7着、悲願の初GⅠ制覇を目指したエアスピネルも先頭争いに加わったけど10着。2番人気のアエロリットは直線でズルズル下がって12着、1番人気のモズアスコットは4コーナーで不利を受けたのが響いて13着。人気上位2頭はそろって惨敗でした。

優勝したステルヴィオは、今年3月のスプリングステークス以来となる重賞2勝目。ロードカナロア産駒としては、2頭目のGⅠ馬を輩出。ステルヴィオを管理する木村哲也調教師は、開業8年目で嬉しいGⅠ初制覇を果たしました。
鞍上のウィリアム・ビュイック騎手は、JRAのGⅠ競走で初勝利。ノルウェー生まれ(国籍はデンマーク)のビュイック騎手は、今年のエプソムダービーでマサーとのコンビで優勝。他にもドバイシーマクラシック、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフなど海外のビッグレースを制しています。レース後のインタビューでは「日本のGⅠを勝つことができてうれしい」と大喜びでした。ビュイックに限らず、ジョアン・モレイラ、ライアン・ムーアといった海外のトップジョッキーが日本で見られるのは凄いよねえ。もちろん日本人ジョッキーも頑張ってほしいけど。
ステルヴィオは春の3歳クラシックの有力候補と言われていましたが、皐月賞では2番人気で4着、日本ダービーでは8着と結果を残せず。この馬にとって2000m以上は長いと思いました。秋初戦の毎日王冠では、後方待機から直線追い込んで2着。休み明け2走目の今回は、アルアインの内側に入り、ペルシアンナイトとの叩き合いに勝利。歴戦の猛者たちが集まる舞台で、ロードカナロアの血が炸裂させました。
3歳で秋のマイル王となり、状態が良ければ12月の香港マイル参戦も期待されていますが、予備登録のリストに載ってないので年内は休養の予定。来年の春はドバイか香港遠征を行うかもしれません。うーん、今年の最優秀3歳牡馬の行方が分からなくなってきたなぁ。



来週は東京競馬場で「元祖・国際GⅠ競走」ジャパンカップが行われます。史上5頭目の3冠牝馬に輝いたアーモンドアイ、昨年の優勝馬・シュヴァルグラン、京都大賞典で復活を果たしたサトノダイヤモンド、大阪杯覇者・スワーヴリチャード、2016年ダービー馬・マカヒキ、昨年の菊花賞馬・キセキ、GⅠ2勝のサトノクラウン、海外からカプリ(アイルランド)、サンダリングブルー(英国)が登録しています。






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日米野球最終戦も侍ジャパンが勝利!東京五輪へ視界良し!

2018年11月15日 | Sports

「2018 日米野球」の第6戦が15日、ナゴヤドームで行われました。前日の第5戦は、野球日本代表(侍ジャパン)が4点のビハインドをひっくり返して逆転勝ち。今大会4勝目を挙げ、最終戦を前に勝ち越しを決めました。最終戦も侍ジャパンが白星で飾れるのか。



スタメンはこちら
  <侍ジャパン>
1(中)秋山翔吾
2(二)菊池涼介
3(指)柳田悠岐
4(三)岡本和真
5(右)上林誠知
6(一)山川穂高
7(捕)森友哉
8(左)外崎修汰
9(遊)源田壮亮
 (投)笠原祥太郎

 <MLBオールスター>
1(指)リアルミュート
2(遊)ヘルナンデス
3(左)アクーニャJr.
4(三)スアレス
5(一)ホスキンス
6(右)ハニガー
7(中)ピラー
8(捕)チリーノス
9(二)テーラー
 (投)ジョンソン




3連勝を狙う日本は、初回に菊池と岡本がヒットを打ち、2死1,2塁と先制のチャンスの場面で、5試合連続ヒットの上林を迎えたが、三振に倒れて2者残塁。つづく2回、先頭の山川が四球のあと、森と外崎がヒットでつないで満塁とする。そして9番・源田がMLB先発・ジョンソンの5球目を引っ張り、ライト線ギリギリに落ちるタイムリー3塁打!満塁のランナーが全員生還し、3点を先制。秋山が倒れて1死後、菊池がセンターへ犠牲フライを放って1点追加。4-0とリードを拡げます。
日本の先発・笠原は、1回と2回はMLB打線を3者凡退に抑える。3回は先頭のピラーにヒットを許すと、次の打者に四球を与え、2人の走者を背負う。しかし、1死1,3塁からリアルミュートを空振り三振、ヘルナンデスをセンターフライに打ち取って無失点。4回にはアクーニャとスアレスにヒットを打たれたが、ここも得点を許しません。
笠原は5回も四球とヒットでランナー2人背負うが、リアルミュートをレフトフライ、ヘルナンデスには3球三振で2アウトを取ったが、80球の球数制限に達したところで、岩貞祐太と交代。2番手の岩貞は、アクーニャから三振を奪い、相手の反撃の芽を摘み取りました。
追加点が欲しい日本は、6回に先頭の上林がライト前ヒットを放って出塁。1死後に2塁への盗塁を仕掛けたが、失敗に終わる。8回には柳田がヒットを打つも、岡本と上林が外野フライに倒れて無得点。
7回まで無得点のMLB選抜は、8回裏に先頭のアクーニャが日本3番手・佐藤優のスライダーを捉え、バックスクリーン右に飛び込むソロ本塁打で1点を返す。アクーニャの一発で息を吹き返したのか、スアレス、ハニガー、ピラーがヒットを放ち、1死満塁のチャンスをつかむ。しかし、チリーノスとテーラーが三振に倒れ、反撃は1点のみに終わりました。
9回、日本は1死から2つの四球で1,2塁のチャンスを迎えたが、代打・山田哲人が併殺打。その裏、4番手の山崎康晃がMLB選抜の上位3人を片付けて試合終了。日本が4-1で逃げ切り、最終戦を勝利で飾りました。




日米野球 第6戦 2018/11/15(木)
MLB選抜-日本
(日本5勝1敗、ナゴヤドーム、25,890人)
JPN|040 000 000|4
MLB|000 000 010|1
【責任投手】
(勝)笠原1試合1勝
(S)山崎3試合1勝2S
(敗)ジョンソン2試合1敗
【本塁打】
(M)アクーニャ1号ソロ(8回、佐藤)



日米野球の最終戦は、日本代表が2回に源田選手の走者一掃のタイムリー3塁打など4点を奪い、先発の笠原投手が5回途中まで無失点に抑えました。2試合続けて逆転勝利でしたが、この日は先行逃げ切りで勝利。3連勝で今年の日米野球を締めくくりました。
MLB選抜は3回から3イニング連続で先頭打者が出塁するも得点できず、8回にはアクーニャ選手のホームランが生まれ、3本のヒットで満塁としたけど、もう一押し足りませんでした…。拙攻に泣かされたなあ。投げては先発のジョンソン投手は2回途中でノックアウト…。

この日の先発・笠原投手は、5回途中(4回2/3)まで80球を投げ、被安打4・4奪三振・2四球・無失点。2回まではパーフェクトピッチング、3回以降は先頭打者を出してから2人の走者を背負いましたが、再三のピンチを凌ぎ切りました。打たれそうで打たれなかったなあ。粘り強い投球で勝ち投手となりました。
5回2アウトから2番手で登板した岩貞投手も無失点ピッチング。先日の台湾戦では1イニングで5失点と散々でしたけど、メジャー軍団を封じたのはお見事でした。8回に登板した佐藤投手はホームランで1点失ったものの、1死満塁から連続三振を奪い、最少失点に抑えました。
打線の方は全体で8安打。2回の攻撃では、西武の選手たちが相次いで出塁し、源田選手が先制の3塁打を放ちました。その源田選手は3打数2安打3打点で「打のヒーロー」となりました。初めて4番に座った岡本選手は、第1打席に内野安打。上林選手は6回にライト前ヒットを放ち、全ての試合でヒットを記録しています。

4年ぶりの開催となった日米野球は、日本代表の5勝1敗で幕を閉じました。侍打線の終盤での粘り強さ、連日の逆転勝利、柳田選手の2試合連続ホームラン、前田健太投手の広島凱旋登板など、見どころが盛りだくさんでした。
稲葉篤紀監督になってからは、昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップで優勝し、今回の日米野球でメジャーを圧倒。来年の「WBSCプレミア12」、2020年の東京五輪に弾みがついたと思います。選手のみなさん、本当におつかれさまでした。





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逆転の侍ジャパン!4点差をひっくり返し、日米野球勝ち越しを決める!

2018年11月14日 | Sports

「2018 日米野球」は、第4戦を終えて野球日本代表(侍ジャパン)がMLBオールスターを相手に3勝1敗とリード。終盤戦を迎え、ナゴヤドームでの2試合を残すのみとなりました。14日の第4戦も、日本代表が終盤に驚異の追い上げを見せました。



スタメンはこちら
  <侍ジャパン>
1番(三)田中広輔
2番(指)菊池涼介
3番(二)山田哲人
4番(中)柳田悠岐
5番(一)岡本和真
6番(右)上林誠知
7番(捕)甲斐拓也
8番(左)田中和基
9番(遊)源田壮亮
  (投)東浜巨

 <MLBオールスター>
1番(遊)ロサリオ
2番(捕)モリーナ
3番(一)サンタナ
4番(中)アクーニャ
5番(左)ソト
6番(指)ホスキンス
7番(右)ハニガー
8番(三)ヘルナンデス
9番(二)メリフィールド
  (投)ゲラ


1回、MLB選抜は先頭のロサリオがライト前ヒットで出塁し、3塁まで進塁したが、後続が凡退。日本もその裏に菊池が四球を選んだが、得点にはつながらず。
2回、MLB選抜はソトがヒットで出塁した後、ホスキンスが日本先発・東浜の7球目の変化球を捉え、左中間スタンドに痛烈な2ラン本塁打を放ち、2点を先制。一発を浴びた東浜はその後、四球とヒットの走者を背負ったが、追加点は許さず。
2点を追う日本は2回裏、先頭の岡本がMLB先発・ゲラの2球目のストレートを叩く。センターへ上がった打球は、バックスクリーンに飛び込むソロ本塁打!岡本の今シリーズ初本塁打が生まれ、日本が1点を返す。
MLB選抜は3回に1死からアクーニャが2塁打を打つと、ソトがセンター前へのタイムリーヒットを打って3点目。さらに4回、2死1塁からモリーナがセンターオーバーのタイムリー2塁打を放ち、4点目を挙げます。
何とか反撃したい日本は、3回に四球の走者が2人出たが、柳田が遊撃フライに倒れて無得点。4回と5回もゲラの前に得点できません。
6回、MLB選抜は2死1塁でサンタナが日本3番手・岡田明丈からレフト前タイムリーを放ち、1-5と4点差に。
4点を追う日本は、6回まで終えてヒットの数が1本。しかし、7回から怒涛の猛反撃に突入します。岡本と上林が続けてヒットを放ち、無死1,3塁のチャンスで甲斐がMLB2番手・ベラスケスの5球目を右方向へ打ち返し、ライトへのタイムリーヒットで1点を返す。なおもランナー2人置いて、田中和が投手ゴロ→ベラスケスが2塁に投げるも悪送球となり、日本にもう1点入る。源田三振で1死後、田中広の場面で山川穂高が代打で登場。その山川は初球を捉え、左中間への2点タイムリー2塁打!稲葉監督の代打策が的中し、日本が5-5の同点に追いついた!
同点で勢いづく日本は8回、2死走者なしから上林がライト前ヒットを放って出塁すると、続く甲斐がMLB3番手オテロの3球目を振り抜き、センターへヒット。相手の野手の打球処理がもたつく間に、1塁走者の上林が3塁回ってホームイン!打った甲斐も2塁へ!甲斐のタイムリー2塁打で日本が6-5と逆転に成功!
1点リードの9回、日本は松井裕樹が6番手で登板。先頭のソトにヒットを許すが、ホスキンスを空振り三振にとって1アウト。続くハニガーを遊撃ゴロで併殺打かと思ったら、2塁手が悪送球。ハニガーは2塁に行こうとするが、ボールを処理したキャッチャー・甲斐の「甲斐キャノン」発動!ハニガーは2塁でアウトとなり試合終了。日本代表が連日の逆転勝利で、今大会4勝目を挙げました。



日米野球 第5戦 2018/11/14(水)
日本-MLB選抜 
(日本4勝1敗、ナゴヤドーム、28,319人)
MLB|021 101 000|5
JPN|010 000 41X|6
【責任投手】
(勝)佐藤2試合1勝
(S)松井3試合1勝1S
(敗)オテロ2試合1敗
【本塁打】
(M)ホスキンス2号2ラン(2回、東浜)
(日)岡本1号ソロ(2回、ゲラ)



この日の試合は出てくるピッチャーが次々と打たれ、打線も6回まで岡本選手のホームラン1点のみに抑えられていたので、勝ち越しはお預けかと思われましたが、7回に4点のビハインドを追いつくと、8回には甲斐選手のタイムリー2塁打で逆転。その前にヒットで出塁した上林選手も、3塁で止まらずホームまで行っちゃいました。足でもぎ取ったともいえます。前日に続いての連勝を飾った侍ジャパン、対戦成績も4勝1敗とし、日米野球の勝ち越しを決めました。2大会連続でメジャーに勝ち越したなんてすごいな!
この日の投手陣は、先発の東浜投手が3回まで投げて被安打6・2奪三振・1四死球・3失点。立ち上がりから球数を費やし、2回にはホスキンス選手に一発を浴び、3回も相手に1点を献上。終始苦しい内容でした。東京五輪が少し遠のいたかな…。2番手の浜口遥大投手も2回1失点、3番手の岡田投手も1失点でした。
8回に5番手で登板した中日の佐藤優投手は、打者3人をパーフェクトに抑え、2つの三振を奪う好投。その裏に日本代表が勝ち越したので、勝ち投手になりました。この日米野球で中日からは2人選出されていますが、本拠地のマウンドで躍動しました。
侍打線は、全体で7安打を記録。スタメンマスクを被った甲斐選手は、2打席連続タイムリーを打つと、守備でも悪送球になったボールを素手で掴んでから、すぐに2塁に投げてランナーを刺殺。最後の最後に「甲斐キャノン」が飛び出しました。上林選手と岡本選手も2安打を記録し、岡本選手は2回にセンターへのソロ本塁打。始まった当初はノーヒットに苦しみましたが、13打席目に待望の一発が生まれました。上林選手は5試合連続でヒットを放ち、ここまで17打数9安打、打率.529と絶好調です。

日米野球も残すところあと1試合。15日の第6戦の予告先発は、侍ジャパン・笠原祥太郎、MLB選抜・ジョンソン(レッドソックス)と発表されています。侍ジャパンが最終戦も勝って有終の美を飾れるか?メジャー軍団も最後に意地を見せたいところだが…。そして、MVPは誰が受賞するのか?













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日米野球第4戦  前田健太が広島に凱旋!侍JAPANが9回逆転勝ちで3勝目。

2018年11月13日 | Sports


侍ジャパンとメジャーリーグのオールスターが激突する「日米野球2018」は、第3戦まで終えて日本代表が2勝1敗。11日の第3戦は、MLBオールスターが7-3と快勝し、今大会初勝利を挙げました。ここに来てメジャーが本領を発揮してきましたね。13日の第4戦は、広島カープの本拠地・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で行われ、ドジャースの前田健太投手が凱旋登板。さらには元メジャーリーガー・黒田博樹さんが始球式を務め、今季セリーグ最多勝の大瀬良大地投手が侍ジャパンの先発投手を務めました。


両チームのスタメン
 【侍ジャパン】
1(右)秋山翔吾
2(二)菊池涼介
3(中)柳田悠岐
4(一)山川穂高
5(指)森友哉
6(三)外崎修太
7(左)上林誠知
8(捕)會澤翼
9(遊)田中広輔
 (投)大瀬良大地

 【MLBオールスター】
1(遊)ロサリオ
2(捕)リアルミュート
3(一)サンタナ
4(右)アクーニャJr.
5(左)ソト
6(三)スアレス
7(指)ホスキンス
8(中)ピラー
9(二)テーラー
 (投)前田健太




MLBオールスターの一員としてマツダスタジアムに帰って来た前田健太は、1回に日本代表の1番・秋山を1塁ゴロに打ち取ると、続く菊池をライトフライで2死、3番・柳田には初球を打たせて遊撃ゴロで3アウト。日本の上位打線を完璧に抑えます。2回には4番・山川をスライダーで空振り三振、続く森も低めに落ちるボールで空振り。2死後に外崎にセンター前ヒットを打たれましたが、上林を3塁ゴロに退け、この回も無得点。前田は2イニングを0点に抑え、凱旋登板を終えました。
現在の広島のエース・大瀬良は、初回に先頭のロサリオ四球を許しますが、2死を取った後にナショナルリーグ新人王のアクーニャを三振に仕留めて無失点。2回も簡単に2アウトを取りましたが、ホスキンスに直球を捉えられ、ライトスタンドへのソロ本塁打を浴びて先制点を許しました。
1点を追う日本は、4回に2死から山川と森がヒットで出塁し、2死1,2塁のチャンスを掴むも、外崎がMLB2番手・アンドリースの前に三振を喫して2者残塁。5回には上林が2塁打を放ったが、1死3塁から田中広と秋山が続けて凡退し、またも同点ならず。
1-0とMLB選抜がリードして迎えた7回、MLB選抜は先頭のアクーニャが相手のエラーで出塁すると、2塁への盗塁を決める。無死2塁でソトが日本2番手・高橋礼からライトへのタイムリー2塁打を放ち、MLBが2点目を挙げます。
2点を追いかける日本は、8回に1死走者なしから秋山がMLB5番手・マキューの5球目のストレートをレフトへ打ち上げる。レフト前に落ちそうな当たりを左翼手・ソトが飛びつくも、キャッチできず。ボールが転がる間に秋山は2塁から3塁を回り、一気にホームイン。ランニングホームランで1点を返す。この後、菊池の2塁打、柳田の四球で1死1,2塁と攻め込むが、4番・山川が空振り三振、さらには森の代打・山田哲人も三振を喫し、同点&勝ち越しとはならず。
8回裏、MLB選抜は先頭のロサリオが2塁打を打ち、1死3塁でサンタナがレフトフライ。3塁走者・ロサリオがタッチアップし、左翼手・上林がバックホームを見せるも間に合わず。犠牲フライでMLB選抜が3点目。
9回、日本は先頭の代打・田中和基が四球を選ぶと、盗塁で2塁に進む。無死2塁で上林がMLB7番手・イェーツからセンター前タイムリーを放ち、2-3と1点差に。會澤の犠打で1死2塁のあと、田中広もフォークボールを叩きつけてセンター前タイムリーヒット!2塁走者・上林が還り、日本が3-3の同点!
なおも攻める日本は、秋山の場面で田中広が2塁盗塁→悪送球の間に3塁進塁。秋山は申告敬遠で歩かされ、1死1,3塁。一打勝ち越しの場面で、菊池がセーフティスクイズ。ボールが1塁に転がる間に、3塁走者・田中広がヘッドスライディングで生還。日本が4-3と試合をひっくり返す!さらには柳田の内野ゴロの間にもう1点追加し、この回4点を奪いました。その裏に山崎康晃が走者を出しながらも、MLB選抜の反撃を抑えて試合終了。日本が5-3の逆転勝利を飾りました。


日米野球 第4戦 2018/11/13(火)
MLB選抜-日本 
(日本3勝1敗、マツダ、30,751人)
JPN|000 000 014|5
MLB|010 000 110|3
【責任投手】
(勝)松井2試合1勝
(S)山崎2試合1勝1S
(敗)イェーツ2試合2敗
【本塁打】
(日)秋山1号ソロ(8回、マキュー)
(M)ホスキンス1号ソロ(2回、大瀬良)



マツダスタジアムで行われた日米野球の第4戦は、広島カープの歴代エースが集まり、前田投手と大瀬良投手の投げ合いは、前田投手が2回無失点、大瀬良投手は5回1失点の好投を見せました。日本は何度も得点圏にランナーを置きながらもあと1本が出ず、7回まで得点できませんでしたが、8回に秋山選手のランニングホームランから流れが変わり、9回に粘り強い攻撃で4点を挙げて逆転しました。日本代表は今大会3勝目を挙げ、負け越しの可能性がなくなりました。
この日の日本の先発の大瀬良投手は、5回まで73球を投げて被安打2・3奪三振・1四死球・1失点。2回にホスキンス選手に一発を被弾しましたが、3回から5回までは危なげないピッチングを見せました。前田投手がメジャーの貫禄を示したけど、大瀬良投手も内容的には負けてなかったんじゃないかと思います。
他の中継ぎ陣ですが、2番手で登板した高橋礼投手は、6回は3人で抑えたけど、その次の回ではエラーがらみで失点。死球の走者も出したけど、1点で切り抜けました。3番手の松井投手は犠牲フライで1点を失いましたが、9回に味方が逆転して勝ち投手に。最後に登板した山崎投手がセーブを挙げました。
打線の方は10安打を記録。反撃のランニングホームランを打った秋山選手は、この試合2安打のマルチ。現在4試合連続ヒット中で、8安打・7打点・打率.438。残り2戦の活躍次第ではMVPの可能性もあるかも。上林選手は4打数3安打1打点の猛打賞。第2打席から3打席連続でヒットを打ち、9回にはセンター前タイムリーヒットを放っています。
この試合では田中広輔&菊池涼介の「タナキク」、會澤翼選手の広島勢3人がスタメン。9回の逆転劇は広島勢の貢献が大きかったです。田中選手が同点タイムリーを打てば、盗塁と悪送球で3塁まで進塁。菊池選手はセーフティスクイズを決め、田中選手がヘッドスライディングでホームイン。會澤選手の送りバントも効きましたね。

14日と15日はナゴヤドームで2日連続開催。第5戦の予告先発は、日本代表が東浜巨投手、MLB選抜はゲラ投手がシリーズ2度目の先発に臨みます。


















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リスグラシュー無冠返上!モレイラも国内GⅠ初勝利!

2018年11月11日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第43回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 17頭立て)が11日、京都競馬場で行われました。昨年の優勝馬⑦モズカッチャン、昨年2着⑨クロコスミア、悲願のGⅠ初制覇へ⑫リスグラシュー、重賞では2着と3着が多い②フロンテアクイーン、京都大賞典2着⑤レッドジェノヴァ、秋華賞3着⑧カンタービレ、昨年のヴィクトリアマイル覇者⑥アドマイヤリード、4年連続出走の⑪スマートレイアーなどが参戦。4週連続GⅠ勝ちのクリストフ・ルメール騎手は、紫苑ステークスを勝った⑬ノームコアに騎乗しました。


単勝のオッズは、1番人気がモズカッチャン(3.6倍)、ノームコアが僅差で2番人気(3.8倍)、3番人気リスグラシュー(4.7倍)、4番人気レッドジェノヴァ(5.7倍)、5番人気のカンタービレ(7.7倍)まで10倍以下。その後は⑯コルコバード、フロンテアクイーン、スマートレイアー、クロコスミア、⑰ミスパンテールと続きました。

スタートは17頭揃って飛び出し、最初の先行争いで④プリメラアスールとクロコスミア、ミスパンテールの3頭が行ったが、クロコスミアが先手を奪う。カンタービレ、モズカッチャン、ノームコア、レッドジェノヴァの4頭が4番手集団を形成。その後ろではリスグラシューとコルコバード、フロンテアクイーンが固まっている。アドマイヤリードとスマートレイアーは後方でスタンド前を通過した。
2コーナーから向正面に入り、クロコスミアが先頭、2番手にミスパンテール、3番手プリメラアスール、その後ろの4番手にカンタービレだが、ノームコアがカンタービレとプリメラをかわして3番手浮上。ちょっと掛かってるのか?モズカッチャンが5番手で、カンタービレは6番手に下げる。中団勢はフロンテアクイーンとレッドジェノヴァが並走し、9番手コルコバード、リスグラシューは10番手。11番手③レイホーロマンス、12番手に⑮エテルナミノル、13番手⑩ヴァフラーム、14番手アドマイヤリード、15番手に⑭ワンブレスアウェイ、スマートレイアー16番手、最後方に①ハッピーユニバンス。
外回り3コーナーに差し掛かり、先頭のクロコが少し引き離し、ミスパン2番手、プリメラ3番手、ノームは4番手。カッチャンはノームをマークする形で5番手、さらにカンタービレ6番手。フロンテアとジェノヴァが7,8番手で並び、コルコ9番手、リスグラはまだ中団の10番手。
4コーナーから最後の直線コースに入っても、クロコスミアがまだ先頭をキープ。2番手争いでは内からモズカッチャン、ミスパンテール、真ん中ノームコア、外側にカンタービレと激戦だ。大外からリスグラシューが末脚を伸ばしてやってきた。残り200mを切り、クロコが逃げ粘るが、2番手に躍り出たリスグラが徐々に接近。カッチャンは3番手。ラスト100m~ゴール前でリスグラがクロコを捕らえ、先頭でフィニッシュ!ついにやったリスグラシュー!平成最後のエリザベス女王杯で初めてのGⅠタイトル獲得です!



エリザベス女王杯 全着順&払戻金
1着⑫リスグラシュー   2分13秒1
2着⑨クロコスミア     クビ差
3着⑦モズカッチャン    3馬身
4着⑤レッドジェノヴァ   クビ差
5着⑬ノームコア      クビ差
6着⑧カンタービレ
7着②フロンテアクイーン
8着⑯コルコバード
9着⑪スマートレイアー
10着⑩ヴァフラーム
11着⑭ワンブレスアウェイ
12着⑰ミスパンテール
13着③レイホーロマンス
14着⑥アドマイヤリード
15着⑮エテルナミノル
16着①ハッピーユニバンス
17着④プリメラアスール

単勝 ⑫ 470円
複勝 ⑫ 170円 ⑨ 570円 ⑦ 150円
枠連 5⃣-6⃣ 7,480円
馬連 ⑨-⑫ 9,800円
馬単 ⑫-⑨ 12,450円
ワイド ⑨-⑫ 2,630円
    ⑦-⑫  360円
    ⑦-⑨ 1,590円
3連複 ⑦-⑨-⑫ 8,660円
3連単 ⑫-⑨-⑦ 56,370円



「牝馬日本一」の座をかけた一戦は、単勝3番人気のリスグラシューがゴール前で差し切って優勝を果たしました。2着には9番人気の伏兵・クロコスミア。スタートから先頭をひた走り、ラストの直線でも粘っていたので、逃げ切っちゃうのかなと思いました。そんなクロコスミアは昨年と同じくクビ差の2着でした。連覇を目指したモズカッチャンは3着、2番人気のノームコアは5着に終わり、ルメール騎手の5週連続GⅠ勝利はなりませんでした。
勝ったリスグラシューは、8度目のGⅠ挑戦で悲願の初制覇。重賞勝ちも今年2月の東京新聞杯以来通算3勝目となりました。リスグラを管理する矢作芳人調教師は、エリザベス女王杯初勝利です。
鞍上のジョアン・モレイラ騎手は、待望の国内GⅠ初勝利。この日は第8レースで落馬するアクシデントに見舞われましたが、その次の第9レース・黄菊賞で1着になり、JRA通算100勝を達成しています。本当にいろいろあった1日でした。JRA騎手免許試験で不合格になった時は悲しい表情を見せていましたが、その無念を晴らせたと思います。モレイラ騎手にはもう一度JRAの試験に挑戦してほしいです。
リスグラシューといえば、「無冠の女王」または「シルバーコレクター」のイメージが強かったです。GⅠ初挑戦の阪神ジュベナイルフィリーズで2着、それからは桜花賞と秋華賞でも2着。ヴィクトリアマイルでは1番人気になりながらも、ハナ差の2着。GⅠでは2着が4回も経験。このまま無冠のまま引退してしまうのではないかと思われましたが、今回のエリ女で「無冠」に別れを告げました。本当に勝ててよかったなぁ。
今回は同世代のライバルであるディアドラと、3冠牝馬のアーモンドアイが不在でしたが、年末か来年あたりに牝馬界の2強と対戦する機会がやってきます。次からはGⅠ馬・リスグラシューの真価が問われますね。







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2018日米野球第2戦 稲葉JAPANが2ケタ得点の猛攻で2連勝!柳田が4打数4安打の固め打ち!

2018年11月11日 | Sports

「2018日米野球」は10日、東京ドームで第2戦が行われました。第1戦は9回裏に柳田悠岐選手がセンターバックスクリーンへのサヨナラ2ラン本塁打を放ち、野球日本代表(侍ジャパン)がMLBオールスターに逆転勝利を飾りました。この日の第2戦は、侍ジャパンの打線が爆発しました。



両チームのスタメン
  【侍ジャパン】
1(中)秋山翔吾(西武)
2(遊)源田壮亮(西武)
3(二)山田哲人(ヤクルト)
4(指)柳田悠岐(ソフトバンク)
5(一)山川穂高(西武)
6(右)上林誠知(ソフトバンク)
7(三)岡本和真(巨人)
8(捕)會澤翼(広島)
9(左)田中和基(楽天)
 (投)上沢直之(日本ハム)

 【MLBオールスターチーム】
1(遊)ロサリオ(メッツ)
2(指)モリーナ(カージナルス)
3(一)サンタナ(フィリーズ)
4(右)ハニガー(マリナーズ)
5(左)ソト(ナショナルズ)
6(捕)リアルミュート(マーリンズ)
7(三)ヘルナンデス(ドジャース)
8(中)ピラー(ブルージェイズ)
9(二)テーラー(ドジャース)
 (投)ラミレス(マリナーズ)



1回、日本は1死から源田が2塁打を打つと、2死2塁で4番・柳田がMLB先発・ラミレスの初球を振り抜き、レフト線への鋭いタイムリーヒット。2塁から源田がホームインし、日本が先制します。
1点の援護を貰った日本の先発・上沢は、MLB先頭のロサリオにセンター前ヒット、続くモリーナにライト前ヒットを打たれ、無死1,3塁のピンチを招きます。しかし、サンタナから空振り三振を奪うと、4番・ハニガーを3塁ゴロ併殺打に仕留め、いきなりのピンチを脱しました。
2回裏に上沢が3者連続三振を奪った直後の3回、日本は田中和が四球を選んだあと、盗塁で2塁進塁。無死2塁で秋山が右中間へのタイムリー3塁打を放って1点を追加。続くバッター・源田が1塁へのタイムリー内野安打で3点目を奪い、1死1塁で柳田が初球の変化球を豪快にフルスイング。左中間に大きく打球を飛ばし、スタンドに飛び込んだ!柳田の2試合連続ホームランでさらに2点追加。この回4点を挙げ、5-0とリードを拡げます。
5回、日本の先頭の山田が相手のエラーで2塁に進むと、柳田がMLB2番手・ジョンソンからレフト前へのタイムリーヒットを打って6点目。柳田はこの試合4打点目。続く山川がセンター前へのポテンヒット→柳田3塁、山川は2塁進塁。1死後に岡本の申告敬遠で満塁とし、會澤のレフト前タイムリーヒットで7点目。さらに2死満塁で秋山の2点タイムリーヒットで、9-0と大量リード。
上沢は4回までMLB選抜を相手に無失点に抑え続けていましたが、5回に先頭打者のソトにストレートをレフトに打ち返され、ソロ本塁打を浴びて1点を失う。それでも後続のバッターを抑え、5回を投げ切ったところでマウンドを降りました。
日本は7回、3つの四球で2死満塁と攻め立て、ここまで無安打だった山田がライト前に2点タイムリーヒットを放つと、柳田の代打・森友哉もレフト前タイムリー。3点を追加し、12-1とします。
このままでは終われないMLB選抜は、終盤に反撃。7回に1死2,3塁からヘルナンデスの内野ゴロ、ピラーのセンター前タイムリーで2点を返す。8回には2死1,3塁からリアルミュートがライトへの3ラン本塁打を放って3点を返し、メジャーの意地を見せました。試合は日本代表が12-6でMLB選抜を降しました。



日米野球 第2戦 2018/11/10(土)
MLB選抜-日本代表
(日本2勝、東京ドーム、45,450人)
JPN|104 040 300|12
MLB|000 010 230|6
【責任投手】
(勝)上沢1試合1勝
(敗)ラミレス1試合1敗
【本塁打】
(日)柳田2号2ラン
(M)ソト2号ソロ、リアルミュート1号3ラン




この日の第2戦は侍ジャパン打線が17安打で12得点の猛攻を見せ、MLB選抜を圧倒しました。1,3,5,7回の奇数イニングに得点が生まれましたね~。投げては上沢投手が5回まで1失点の好投を見せました。MLB選抜は先発のラミレス投手が5失点、2番手のジョンソン投手が7失点と炎上しましたが、ソト選手が2試合連発、終盤には5点を返しました。一時は11点も差もつけられたけど、最後は6点差まで詰めてきましたね。
第1戦でヒーローに選ばれた柳田選手ですが、この試合でも大活躍。第1打席に先制のタイムリーヒット、第2打席では高めに浮いたカーブをしっかり捉え、左中間スタンドへの大きな2ラン本塁打。打ちあがった瞬間に大歓声が沸き上がってましたなぁ。第3打席もレフトへタイムリーを打って4打点目。第4打席でもセンター前にヒットを打ち、4打数4安打4打点の固め打ち。日本の4番として文句なしの結果を残しました。連夜の活躍にMLB選抜の監督が「柳田は素晴らしい選手で、危険な打者だ」と絶賛。柳田選手はスイングもパワーも規格外です。
あと、西武勢の活躍も目立ちました。1番に座った秋山選手は、タイムリーヒットを2本放ち、3安打3打点。前日は満塁のチャンスで走者一掃の一打を打ったけど、2戦目も満塁の場面で2点タイムリーヒットを打っております。勝負強いですね。2番に入った源田選手も3安打1打点、途中出場の森友哉選手も2打席連続ヒットを記録しています。山川選手もヒット1本出たけど、まだパリーグ本塁打王の本領を発揮できてませんねえ。
先発投手の上沢投手は、5回まで79球を投げ、被安打4・7奪三振・1四死球・1失点。立ち上がりに連打を浴びながらもピンチを凌ぎ、2回は3者連続三振の快投。その後も落差のあるフォークボールで相手打線を翻弄し、毎回の7奪三振を記録しました。代表戦初登板初先発で勝ち投手になり、東京五輪のメンバー入りに一歩近づいたんじゃないでしょうか。

11日も東京ドームで第3戦が行われます。メジャー軍団を相手に2連勝中の侍ジャパンですが、連勝を伸ばせるのか?ってか、3戦目あたりからMLBオールスターの逆襲もあるかもしれないなぁ。














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川崎フロンターレが第32節で敗れるも、J1リーグ2連覇決定!

2018年11月10日 | soccer

「2018明治安田生命J1リーグ」も終盤戦へ。10日は第32節の8試合が行われました。現在首位を行く川崎フロンターレは、勝てばリーグ2連覇が決定。もし敗れても、2位のサンフレッチェ広島が勝ち点を獲得できなければ、川崎の優勝が決まります。優勝争いも気になりますが、ACL出場権争い&残留争いの行方はどうなった?




セレッソ大阪(勝ち点47)2-1川崎フロンターレ(勝ち点63)@ヤンマースタジアム
優勝に王手を懸けている川崎は、序盤からセレッソゴールに襲い掛かり、前半5分にMF守田英正がシュート、前半11分にFKからDF奈良竜樹のヘディングシュートも決まらず。前半15分にはFW阿部浩之もシュートを狙ったが、得点を奪えず。セレッソは前半40分に右サイドのクロス→ゴール前でFW柿谷曜一朗が飛び込むも、ボールを合わせられず。前半44分にはCKからMFソウザのシュートはGKに防がれる。
両チーム無得点で迎えた後半10分、セレッソは左サイドで田中亜土夢がグラウンダーで折り返し、FW杉本健勇が右足でゴールに流し込み、セレッソが先制点を奪います。
追いかける展開となった川崎は、後半21分に右サイドのFKをMF中村憲剛がセンタリング→ファーサイドでDF谷口彰悟が相手と競り合いながらボールに合わせようとしたが、相手DFにクリアされる。後半31分にはMF斎藤学とMF鈴木雄斗を同時に投入。すると後半44分、FW知念慶がペナルティエリアに進入すると、セレッソGKキム・ジンヒョンに倒されてPKを獲得。決まれば同点のPKを、MF家長昭博がゴール右隅に決め、1-1の同点に追いつきます。
しかし後半アディショナルタイム、セレッソがカウンターを仕掛け、左サイドのMF福満隆貴のクロス→MF山村和也の右足シュートが決まる。この1点が決勝点となり、セレッソが首位・川崎を破りました。


サンフレッチェ広島(勝ち点56)0-1ベガルタ仙台(勝ち点45)@エディオンスタジアム
勝って優勝争いに望みを繋ぎたい広島は、ホームで仙台と対戦。
前半7分、仙台は右サイドのクロスにDF大岩一貴がヘディングシュートを放つも枠外。広島は前半26分にCKからFWパトリックが頭で合わせるも、GKの正面を突いた。仙台は40分、DF蜂須賀孝治のボールキープ→MF永戸勝也がPA左からシュートを打ったが、ゴールポストを叩いて得点できず。
後半7分、広島はスルーパスからパトリックが抜け出したが、GKとの1対1の場面でシュートを打ちきれず。後半22分、仙台は左サイドのクロスから、FWハモンロペスが胸で落とし、最後はFW石原直樹が右足ボレーシュートをゴールに突き刺し、仙台先制。広島にとっては痛恨の失点。
広島は後半38分、左CKからDF佐々木翔が飛び込んだが、シュートは仙台GKの好守に阻まれて同点ならず。後半46分には馬渡和彰が強烈な右足シュートを放つも、またもGKの好セーブに阻まれてしまう。試合はこのまま仙台が1点を守り切って終了。広島は勝ち点を挙げられることができませんでした。



というわけで、首位の川崎フロンターレがセレッソに競り負けましたが、2位のサンフレッチェ広島も仙台に敗れたため、川崎フロンターレの2年連続2度目のJ1リーグ優勝が決定しました。Jリーグの優勝争いって白熱するイメージがあるけど、負け試合で優勝決定の形は拍子抜けしますなぁ。なんだかなぁー。
今季のJ1は広島が開幕から好調をキープし、第5節から首位の座を守り続け、第14節では2位に勝ち点10の大差をつけて独走状態。一方の川崎は広島とは勝ち点13差も離されました。しかし、9月になってから状況が一変し、広島に勢いが止まると同時に、川崎が白星と勝ち点を積み重ね、第28節で両チームが勝ち点で並びましたが、得失点差で川崎が首位に立ちました。川崎はその後も勝ち点を伸ばし続け、残り2節で優勝を決めたのでした。
首位から陥落した広島は、9月1日の鹿島戦で勝ったのを最後に7戦未勝利。この日の仙台戦で泥沼の5連敗となりました。セリーグで3連覇を達成した広島東洋カープとの「ダブル優勝」もあるんじゃないかと思われましたが…。歴史的な大失速といえるでしょう。



その他の試合
北海道コンサドーレ札幌1-2浦和レッズ@札幌厚別公園競技場
勝った方がACL出場権に近づく一戦は、前半7分に浦和がFW武藤雄樹の右足弾でゴールで先制。札幌も25分にDF進藤亮佑のヘディングシュートで同点に。その10分後の35分、浦和は左サイドDF宇賀神友弥のグラウンダークロス→武藤が左足でゴールに押し込んで、2-1と勝ち越し。
札幌は後半9分、前線でボールを繋いで、最後はMF荒野拓馬にボールが渡ったが、シュートは大きく外してしまう。後半43分にも大きなチャンスを迎えながらも、同点ゴールを奪えず。勝った浦和はACL出場権に望みを繋ぎ、札幌は一歩後退です。


ヴィッセル神戸0-0サガン鳥栖@ノエビアスタジアム神戸
この夏に元スペイン代表の司令塔・イニエスタが神戸に入団すると、フェルナンド・トーレスも鳥栖に加入。スペインからの超大物プレーヤーが、神戸で競演しました。
前半30分、神戸はイニエスタが元ドイツ代表・ポドルスキとのワンツーからミドルシュートを放ちますが、枠を捉えることができず。神戸は37分に左サイドのFKから、ポドルスキがボレーを放ったが、相手に当たってしまった。後半18分には左サイドでイニエスタが浮き球のパス→味方が落としてから、ポドルスキがシュート。しかし、ポストに嫌われてしまった。
鳥栖の方も後半20分にFW金崎夢生がシュートを打つも決められず。結局両チームとも決め手を欠き、0-0の引き分けに終わりました。


V・ファーレン長崎0-1横浜Fマリノス@トランスコスモススタジアム長崎
今季初めてJ1に昇格した長崎だが、ここまで最下位。マリノスは勝って残留を確実なものにしたいところ。
前半12分、マリノスはFW遠藤渓太がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをFW伊藤翔が蹴ったが、長崎GK徳重健太に止められて先制ならず。長崎は16分に左サイドのスルーパス→逆サイドを走り込んだMF飯尾竜太朗がシュートを打ったが、GKに止められた。
後半20分、マリノスは投入されたばかりのイッペイシノヅカの折り返し→ゴール前でフリーの伊藤がスライディングシュートを見せるも、クロスバーに当たった。長崎も後半26分、PA右からFW中村慶太が頭で折り返し→鈴木武蔵のヒール→MF島田譲の右足シュートはわずかにゴール右。そして後半29分、マリノスは左サイドでシノヅカが低めのクロスを上げ、伊藤がボールを合わせてゴール。ちょっとラッキーな形で1点をもぎ取ったマリノスが勝ち点3を獲得。長崎は17位以下が確定しました。



ガンバ大阪1-0湘南ベルマーレ@パナソニックスタジアム吹田
宮本恒靖監督が就任してからは7連勝と勢いに乗るガンバは、後半15分にファン・ウィジョがダイビングヘッドを決めて先制。この1点を守り切って8連勝を達成し、J1残留を決めました。

清水エスパルス2-0名古屋グランパス@IAIスタジアム日本平
清水は後半14分にFW北川航也が頭で叩きつけて先制点を奪うと、後半20分には右サイドのクロス→FWドウグラスのヘディング弾で追加点を挙げ、名古屋に2-0と快勝しました。

FC東京0-0ジュビロ磐田@味の素スタジアム



第32節を終え、鹿島が勝ち点52で3位ですが、勝ち点56で2位の広島とは「4差」に接近。残り2試合で鹿島と広島の順位が入れ替わる可能性もあります。札幌が勝ち点51で4位、FC東京が勝ち点50で5位につけています。FC東京と鹿島は現時点で「2差」あります。
残留争いの方は、勝ち点29で最下位の長崎がマリノスに敗れたため、J1残留はほぼ絶望的となりました。勝ち点33で17位の柏レイソルは、加藤望監督の解任を発表。湘南・鳥栖・名古屋の3チームが勝ち点37で並んでおります。勝ち点41のマリノス・ジュビロ・神戸も入れ替え戦に回る可能性だってあります。ACL&残留争いは最後までわからないでしょう。


















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