日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

FIFA女子ワールドカップ決勝!なでしこJAPANが世界の頂点に立った!

2011年07月18日 | soccer

「2011FIFA女子ワールドカップドイツ大会」は、日本時間18日にいよいよ決勝戦を迎えました。準決勝のスウェーデン戦を快勝して初の決勝に駒を進めたサッカー女子日本代表は、決勝でFIFAランク1位のアメリカ合衆国と対戦。過去2回の優勝を誇る強豪であり、過去の対戦成績は3分け21敗と一度も勝った事がありません。ドイツで快進撃を続けてきたなでしこJAPANの戦いもいよいよクライマックス、初の世界一へいざ決戦の時!


スタメンはこちら。
日本
GK 21 海堀あゆみ
DF 2 近賀ゆかり
DF 3 岩清水梓
DF 4 熊谷紗希
DF 15 鮫島彩
MF 6 阪口夢穂
MF 8 宮間あや
MF 10 沢穂希
MF 11 大野忍
FW 7 安藤梢
FW 9 川澄奈穂美

アメリカ 
GK 1 ソロ
DF 3 ランポーン
DF 6 ルペイルベット
DF 11 クリーガー
DF 19 ビューラー
MF 7 ボックス
MF 9 オライリー
MF 10 ロイド
MF 15 ラピノー
FW 12 チェイニー
FW 20 ワンバック

前回のスウェーデン戦と同じメンバーで臨みます。川澄が2試合連続で先発出場。


日本ボールで前半開始。いきなり左サイドでチェイニーにボールを奪われ、ドリブル突破からシュートを放つが、海堀がセーブ。3分、澤がドリブルからパス出すも安藤には合わず。8分、アメリカは左サイドのラピノーのクロスにチェイニーが飛び込んできたが、わずかに左に外れる。危なかった。9分にはワンバックのミドルシュート、11分に右サイドのクロスのこぼれ球にロイド、さらにラピノーがシュート打つも右に逸れる。その後もアメリカの攻勢が続き、日本は押される展開が続く…。
流れを変えたい日本は21分過ぎから中盤でボールを繋ぎ、最後は大野がシュートを放ったが、これは左に逸れた。23分、宮間が左サイドでクロスを上げたが、合わせる相手が不在でラインを割る。27分、左CKをショートで繋ぎ、宮間のクロスは岩清水に合わず。アメリカは28分、ワンバックがDFラインを抜け出し、ドリブル突破から左足シュート、しかしバー直撃。日本は30分、大野のパスカットからスルーパス→安藤が左の位置からシュートを打ったが、GKにキャッチされた。34分、アメリカのFKの流れから、左サイドのクロスにチェイニーが飛び込むもバーの上。
37分、宮間のパスを受けた大野が安藤にパスを出すも、相手にクリアされCK。右CKは変化をつけ、川澄がペナルティエリア手前からシュート放ったが、枠を捉えることができない。39分には浮き球の縦パスに安藤反応するもGKが先にキャッチ。43分、大野がドリブルから浮かせて、安藤が飛び込むも合わせられず。前半ロスタイム前、澤→大野→近賀クロスのこぼれ球→大野シュートも決まらず。前半は0-0で終了。序盤はアメリカの猛攻の前に押され気味だった日本、時間が経つにつれだんだん敵陣で攻める場面もありました。


後半、アメリカはチェイニーに代わりモーガンを投入。後半4分、アメリカ右サイドのクロスにモーガンが詰めたが、海堀セーブ・ポスト直撃・澤がクリア。よく守ったが危なすぎる!やっぱりアメリカ恐い!6分、ロイドが1人でドリブルで持ち込んでシュートを打ったが、サイドネット。日本は7分に大野がドリブル突破を試みたが、アメリカDFに囲まれる。8分も大野のドリブルからチャンスが生まれたが、安藤が受け取れない。後半10分、日本は左CKを熊谷と岩清水飛び込むも届かず。後半15分、宮間のロングパスに大野が走り込むも、アメリカDFをかわせず。16分、澤の浮き球のパスに右サイドにいた近賀がシュート放つもバーを超える。19分、オライリーのクロス→ワンバックが飛び込んでヘッドも海堀が好セーブ!
日本は後半20分、大野→丸山桂里奈、安藤→永里優季がピッチに入る。FW2人を入れ替えてきました。24分、永里がボールを持ち込むも、DFに囲まれてシュート打てず。その直後にアメリカのカウンターからモーガンの左足シュートが決まりアメリカ先制。遂に失点を許してしまった。
反撃したい日本は26分、宮間→鮫島クロスもGKにキャッチされる。27分には澤がミドルを放つも威力が弱かった。32分、右サイドのパスに永里が受けてクロスも先にラインを割る。34分、宮間が直接狙ってもダメ。36分、右サイドにいた永里クロス→丸山が飛び込むも潰され、最後は宮間が押し込んで同点ゴール!さらに勢いに乗る日本は、速攻から永里が粘るも丸山行けず。対するアメリカは37分、右サイドでクロスを上げたが、ワンバック合わせられない。
残り5分を切り、アメリカは左CKを澤がクリア。さらにもう一度ワンバックが飛び込むも熊谷が体を張って抑えた。40分、近賀クロスに丸山飛び込んできたが、アメリカDFに潰された。43分、阪口シュートも左に逸れた。ロスタイム、アメリカが波状攻撃を仕掛け、最後はオライリーが打って行ったが、枠外。46分、鮫島が左サイドでドリブル突破を見せたが、クロス上げられず。そして後半が終わり1-1。勝負は延長戦へ…。


運命の延長戦、立ち上がりにアメリカがCKから波状攻撃を仕掛け、ワンバックが強烈なヘディングを放ったが、GKがしっかりキャッチ。5分、アメリカはロングボールからモーガンが振り抜いたが、左に逸れた。日本も中盤で回そうとしているも前線に入らない。7分に前線へのボールに丸山が走り込んだが、相手DFが先にクリア。日本は延長11分、近賀がミドルを打ったが決まらない。延長13分、アメリカの左クロスにワンバックが頭で合わせて勝ち越しゴール…。
残り15分、もう攻めるしかない日本。延長後半3分、右サイドから攻め込み、丸山がドリブルを見せると、阪口のシュートは相手に阻まれる。4分には丸山がシュートも右に外れる。攻め続ける日本だが、アメリカのDFが堅い。7分、宮間のクロスに川澄と澤が飛び込むも届かず。しかし、近賀が拾ってクロスも永里のヘッドは失敗。9分、澤の縦パスに近賀が飛び込んだが、DFが間一髪でクリア。11分、左CKを澤が頭で決めた!!!またも同点!これで大会5得点目&代表通算80得点目!流れがまた日本に傾いたぞ!
そして延長後半14分、丸山を下げて岩渕真奈を投入。その直後、アメリカは右のクロスにワンバックが滑り込んだが、枠に外れた。後半ロスタイム、岩清水が相手を倒してしまい一発退場…。アメリカにとっては絶好のチャンス。このFKを日本が何とか防いだ!延長戦終了!120分間戦っても決着つかずPK戦へ…。長い…。


世界一を決める戦いはPK戦までもつれこみました。
先攻はアメリカ。1人目はボックス。右隅狙ったが、海堀が足で止めた!
後攻日本の1人目は宮間。しっかり右に決めてきました。ガッツポーズも余裕だ。
アメリカ2人目・ロイドはバーの上!2人連続失敗!日本にとって大きそう。
日本2人目・永里も続け!GKソロに止められた…。永里ついてないなあ。
アメリカの3人目・ヒースは左を狙ったが、また海堀止めた!持ってるなあ~!!アメリカはもしかして3人連続失敗!
日本の3人目・阪口は左隅にギリギリ決めた!世界一へリーチ!
アメリカ4人目・ワンバックはしっかりと決めた。
決めれば優勝となる日本の4人目は熊谷。責任重大の場面ですが…。決めた!!!なでしこJAPAN世界一!!!


やった~~~!!日本のサッカーが遂に世界の頂点に立ちました!日本VSアメリカの決勝戦は、PK戦までもつれ込む死闘となり、2度もリードされながらも、宮間選手と澤選手が決めて2-2の同点。その後のPK戦ではアメリカが3連続失敗したのに対し、日本は4人中3人成功させて見事に勝利!6回目の出場で初優勝を果たしました。この大会でアジア勢が優勝したのは史上初めてじゃないでしょうか?
いや~マジで眠れないよぉ~!やっと世界一になれたことよりもアメリカに初めて勝ったことが嬉しい!まだまだ興奮しています!朝まで起きていてよかったし、最後まで見れてよかった!なでしこJAPAN世界一おめでとうー!!!

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(18日22時追記)
いまだになでしこJAPANの優勝の興奮と余韻が残っています。キャプテンとしてチームを引っ張って来た澤穂希選手が5得点で単独得点王となり、大会MVPも受賞。個人タイトルの2冠を獲得しました。延長後半に決めた同点ゴールは、最初はヘディングかと思われましたが、改めてワイドショーなどで確認したら、つま先で合わせてましたね。あのシュートは男性でもマネできんわ。
日本のゴールマウスを守って来た海堀選手は、PK戦で2本セーブした事が評価されてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されました。試合でもワンバックのヘディングを間一髪で弾いたりしました。もし他のGKだったらアメリカの猛攻の前に大量失点されていたかもしれません。

今大会を振り返ると、グループリーグと決勝トーナメントの6試合を戦い、ほとんど苦しい試合だったなあと思いました。
初戦のニュージーランド戦は永里選手の先制点が生まれるも、同点に追いつかれ、後半に宮間選手のFKで勝利。2戦目は澤選手のハットトリックでメキシコに4-0の快勝。首位通過がかかった3戦目のイングランド戦に完敗。決勝トーナメントでは、準々決勝で3連覇を狙ったドイツに延長戦の末勝利。準決勝のスウェーデン戦は先制されながらも逆転勝ち。そして決勝ではアメリカにPK戦の末に勝ちました。GLでは2位通過だったけど、決勝トーナメントでは世界ランク1位と2位を破っての世界一獲得。なでしこは本当に勝負強さと精神力が強かった。
北京五輪の時はアメリカやドイツの壁に阻まれてメダルを逃しましたが、3年間で大きく進化を遂げました。今回優勝した事で、最新のFIFA女子ランクで1位に浮上すると思う。次はロンドン五輪の金メダルに期待がかかるけど、その前に9月からはロンドン五輪のアジア最終予選が控えており、各組1位のチームに五輪出場権が与えられます。なでしこなら世界一の貫録で最終予選を無敗で通過できるんじゃないかと思います。W杯は終わったけど、なでしこの挑戦はまだまだ続く…。ロンドンでも金メダル取れるように頑張ってほしいと思います!


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コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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物欲煩悩妄想日記 (Kutz-chang)
2011-07-19 00:26:09
こんばんは!!
TBありがとうございます。
いやぁ、あれだけの試合を観れるというの
は幸せです!!!

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