日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

フェブラリーステークスも完勝!モズアスコットが芝&ダートのGⅠ制覇を達成!

2020年02月23日 | 競馬

新型コロナウイルスの感染拡大で様々なイベントの中止および規模縮小が相次ぐ中、中央競馬は今週も通常開催。天皇誕生日の23日は、東京競馬場で伝統のダートGⅠ競走・第37回フェブラリーステークス(GⅠ・ダート1600m 16頭立て)が行われました。前回の優勝馬⑤インティ、2年前の覇者⑩ノンコノユメ(大井)に加え、初ダートの根岸ステークスで快勝した⑫モズアスコット、マイルCS南部杯を制した⑨サンライズノヴァ、昨年の地方競馬年度代表馬①ブルドッグボス、南関東のエース格⑪モジアナフレイバー(大井)、②アルクトス、⑰ヴェンジェンス、④タイムフライヤーなどが参戦しました。



単勝の人気は、1番人気モズアスコット(2.8倍)、2番人気インティ(3.0倍)、3番人気サンライズノヴァ(6.81倍)、4番人気の②アルクトスまでが10倍を切り、その後はヴェンジェンス、③ワイドファラオ、⑯ワンダーリーデル、ノンコノユメ、⑬デルマルーヴルと続きました。
芝コース上のスタートで、⑮ケイティブレイブとモズアスコットが好スタートを決める。ダートコースに入ったところでワイドファラオが先頭、2番手にアルクトス、3番手グループにはタイムフライヤー,インティ,⑥ミッキーワイルドの3頭が並ぶ。6番手にブルドッグボス、7番手にヴェンジェンス、モズアスコットは8番手追走。9番手デルマルーヴル、10番手にケイティブレイブが控える。後方勢は11番手ノンコノユメ、12番手ワンダーリーデル、13番手サンライズノヴァ、14番手⑧キングズガード、15番手⑭ミューチャリー(船橋)、モジアナフレイバーが最後方。
3コーナーを回り、ファラオとアルクトスの2頭が飛ばし、フライヤー3番手、インティは4番手につけ、ヴェンジェンス内側7番手、モズアスは中団8番手。サンノヴァはまだ後方に控えている。
4コーナーから最後の直線に入り、アルクトスが前に出るが、ワイドファラオも抵抗し、さらに外からタイムフライヤーが接近。その後ろでブルドックボスも内から追い上げ、さらにはモズアスコットが足を伸ばす。インティは後退気味だ。残り200mでモズアスがフライヤーをかわして先頭に浮上!後続からケイブレとリーデルが追い込み、サンノヴァもやってくるが、モズアスコットが完勝でゴールイン!芝のマイルGⅠ馬・モズアスコット、ダート界も制圧しました!


【フェブラリーステークス 全着順】
1着⑫モズアスコット    1分35秒2
2着⑮ケイティブレイブ    2馬身1/2
3着⑨サンライズノヴァ    1馬身1/4
4着⑯ワンダーリーデル    ハナ差
5着④タイムフライヤー    1馬身3/4
6着⑧キングズガード
同着⑪モジアナフレイバー
8着⑩ノンコノユメ
9着②アルクトス
10着⑦ヴェンジェンス
11着⑭ミューチャリー
12着③ワイドファラオ
13着①ブルドッグボス
14着⑤インティ
15着⑬デルマルーヴル
16着⑥ミッキーワイルド

単勝 ⑫ 280円
複勝 ⑫ 160円  ⑮ 2,160円  ⑨ 220円
枠連 ⑹-⑻ 3,100円
馬連 ⑫-⑮ 36,230円
馬単 ⑫-⑮ 46,980円
3連複 ⑨-⑫-⑮ 95,310円
3連単 ⑫-⑮-⑨ 464,920円
ワイド ⑫-⑮ 11,170円
    ⑨-⑫   520円
    ⑨-⑮ 18,320円


フェブラリーステークスの過去の勝ち馬、芝GⅠ馬、地方馬と多彩なメンバーが揃った今年最初のGⅠ競走は、単勝1番人気のモズアスコットが、2着に2馬身半の差をつけて優勝。2着には最低16番人気のケイティブレイブが入りました。鞍上の長岡禎仁騎手はデビュー9年間で通算62勝、これがGⅠ初騎乗。一世一代の晴れ舞台で大いに見せました。3着争いは、後方から追い込んだサンライズノヴァが3着、ワンダーリーデルがハナ差の4着。
3頭が参戦した地方勢は、モジアナフレイバーが6着同着、ノンコノユメ7着、ミューチャリー11着。
史上2頭目の連覇を狙ったインティは、4番手を追走しながらも直線で失速して14着と惨敗。武豊騎手がムチを入れても加速しなかったなぁ。先行してれば結果も違ってたかも?
勝ったモズアスコットは、前走の根岸ステークスに続いての連勝で、2018年の安田記念以来となるGⅠ2勝目。芝&ダートのGⅠ制覇は、クロフネ、アグネスデジタル、イーグルカフェ、アドマイヤドンに次いで史上5頭目の快挙です。管理する矢作芳人調教師はフェブラリーS初勝利で、GⅠ競走3連勝を達成。同じくこのレース初勝利のクリストフ・ルメール騎手は、この日だけで6勝をマーク。特に第4レースから第7レースまで4連勝しました。
初ダートの根岸ステークスではスタートで出遅れながらも、鮮やかに差し切って1着。この日はスタートも上手く決まり、直線残り200mで先頭に立つと、後続をよせつけず。この日のモズアスは強すぎましたね。今後は再び芝に戻り、豪州GⅠのドンカスターマイルに挑戦予定とのこと。日本の芝とダート、さらには海外GⅠも勝ったら、アグネスデジタルの再現になるが…。




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モズアスコットがダートで復活!

2020年02月03日 | 競馬

2月に入り、今週から東京と京都開催がスタート。2日は東京競馬場ではフェブラリーステークスの前哨戦・根岸ステークス、京都競馬場は短距離重賞のシルクロードステークスが行われました。



第25回シルクロードステークス(GⅢ・芝1200m 18頭立て)は、スプリンターズステークス2着③モズスーパーフレア、葵ステークスを勝った⑬ディアンドル、京阪杯3着②カラクレナイ、CBC賞以来の実戦①レッドアンシェル、2017年高松宮記念優勝⑭セイウンコウセイ、重賞2勝⑱ダイメイプリンセス、⑧アウィルアウェイ、⑥エイティーンガール、⑫ジョイフル、⑯ハッピーアワー、⑮ナランフレグなどが参戦しました。
スタートでレッドアンシェル、セイウンコウセイの2頭が好スタートを決めるが、モズスーパーフレアが先手をもぎ取る。セイウンコウセイが2番手、⑤ダイシンバルカンとレッドアンシェルが3,4番手で並び、5番手にディアンドル、6番手⑰ビップライブリー。7番手グループにはカラクレナイ,⑨ラヴィングダンサー,ペイシャフェリシタの3頭が固まり、10番手ダイメイプリンセス、11番手⑦ラブカンプー、12番手⑪ディープダイバーと続き、13番手アウィルアウェイ、内側14番手④ティーハーフ、外側15番手にジョイフル。後方勢はエイティーンガール、⑯ハッピーアワー、ナランフレグと続く。
3,4コーナー中間を過ぎ、モズフレとコウセイが飛ばし、バルカン3番手、アンシェル4番手。カラクレとディアンは5番手グループの一角、アウィルとジョイフルはまだ後方のポジション。
最後の直線に入ってもモズスーパーフレアが逃げる逃げる。セイウンコウセイ2番手で粘る。3番手争いからはラヴィングダンサーとカラクレナイが脚を伸ばす。残り200mでアウィルアウェイとジョイフルが大外から追い込んできている。残り100mでモズフレとコウセイの差が縮まるが、ゴール前でアウィルが突っ込んで、さらにはエイティーンガール、一番外からナランフレグが飛び込んできたが、アウィルアウェイが先頭でゴール!真ん中から突き抜けたアウィルアウェイが差し切り勝ち!

2020年の短距離戦線を占う一戦は、単勝3番人気のアウィルアウェイが、ゴール前でモズスーパーフレアとセイウンコウセイを捕らえて優勝。2着のエイティーンガールは調教師転身が決まっている四位洋文騎手が好騎乗。4歳世代の牝馬2頭が1,2着を占め、大外から飛んで3着に入ったナランフレグは4歳牡馬です。
スタートから先行を続けたモズスーパーフレアは粘り切れず4着。モズフレは中山でしか走れないのかしら?セイウンコウセイも5着でした
1番人気だったレッドアンシェルは最下位の18着。昨年6月にCBC賞勝ったあと、脚部不安で7か月も休養し、これが復帰初戦でしたが…。シェーン・フォーリー騎手が「ゲートが開く前に馬が突進し、どこか痛めたのかもしれない」と話しておりました。顔面を強く打ったか?
勝ったアウィルアウェイは、6度目の重賞挑戦で嬉しい初勝利。2走前のオパールステークスで勝利し、京阪杯でも4着と健闘。京都の1200mは得意なんでしょうね。鞍上の川田将雅騎手は先週のAJCCのブラストワンピースに続いての重賞連勝です。この馬は父がジャスタウェイ、母がウィルパワーで、兄が昨年の最優秀短距離馬のインディチャンプであります。兄はマイル界の頂点に立ちましたが、妹はスプリント界で主役を掴めるでしょうか?





第34回根岸ステークス(GⅢ・ダート1400m 16頭立て)は、関東重賞なのに出走メンバー全て関西馬という異例のレース。前回覇者⑤コパノキッキングは、今週ラストのオイシン・マーフィー騎手とのコンビで連覇に挑戦。他にも2018年の安田記念を制した⑪モズアスコット、ユニコーンステークス覇者⑥ワイドファラオ、武蔵野ステークスを勝った④ワンダーリーデル、プロキオンステークス2着③ミッキーワイルド、⑮ダノンフェイス・②テーオーヘリオス・⑦スマートアヴァロン・⑫アードラー・⑧ブルベアイリーデといった「すばるステークス組」も参戦しました。
スタートでモズアスコットが出遅れ。絶好の飛び出しを見せたコパノキッキングが先頭で行くかと思いきや、ワイドファラオ,⑬ヨシオ,⑯ドリームキラリも先団に加わる。5,6番手の位置に②テーオーヘリオスとミッキーワイルドが並走し、7番手ダノンフェイス、8番手①テーオージーニアス、9番手に⑩ノボバカラ。モズアスコットは10番手に盛り返し、11番手ブルベアイリーデ。後方集団は12番手スマートアヴァロン、13番手ワンダーリーデル、14番手⑨カフジテイク、15番手アードラー、⑭サングラスがしんがりという展開。
縦長の展開で3,4コーナー中間を過ぎ、ドリキラが先頭、キッキングが2番手、ヨシオ3番手、ファラオが4番手。ミキワイは5番手、ダノフェイ6番手に控え、モズアスが外から捲り気味に上昇。
4コーナーから直線に差し掛かった直後、コパノキッキングがドリームキラリをかわして早くも先頭。2番手からワイドファラオ、ミッキーワイルドが追いかけ、外からモズアスコットとダノンフェイスも追撃。残り200mを切ってもキッキングが粘るが、2番手に上がったモズアスが徐々に接近し、残り100mを切ってモズアスがキッキングをかわして1着ゴールイン!芝GⅠ馬のモズアスコットが、初のダート戦で勝利しました!

今年最初の府中の重賞レースは、初ダートのモズアスコットが差し切り勝ち。単勝1.9倍の1番人気だったコパノキッキングは、2着に敗れて連覇ならず。直線で抜け出したところで勝利は決まったかと思いましたが、相手が強かったなぁ。3着のスマートアヴァロンは単勝で9番人気の伏兵でした。4着にダノンフェイス、4番人気のワイドファラオが5着。2番人気のミッキーワイルドは11着と大敗。
モズアスコットは2018年の安田記念以来、実に1年8カ月ぶりの勝利。その間は掲示板を外すレースが続き、スワンステークスに至っては2年連続で2着。今回が初めてのダート戦で復活を果たしました。58キロの斤量を背負い、スタートで出負けしながらも挽回し、直線突き抜けて先頭でゴール。GⅠ馬の意地を見せたし、ダートでも走れるところを印象づけました。フェブラリーステークスでは優勝候補の最有力だと思います。





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