日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第101回全国高校サッカー選手権決勝戦 岡山学芸館が東山を破って初優勝!

2023年01月09日 | soccer

第101回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦が9日、東京・国立競技場で行われました。前回覇者・青森山田、前橋育英、昌平(埼玉)といった優勝候補校が次々と敗退した今大会、決勝に勝ち進んだのは岡山学芸館(岡山)と東山(京都)の2チーム。両チームともに初の決勝進出で初優勝を狙いますが、東山は京都勢55大会ぶり、岡山学芸館は岡山県勢初の選手権優勝が懸かっています。全国3883校の頂点に立ったのは果たして!?


両チームのスタメン
【岡山学芸館】
GK 12 平塚仁
DF 2 福井槙
DF 3 田口大慎
DF 4 井上斗嵩
DF 5 中尾誉
MF 6 田口裕真
MF 7 木村匡吾
MF 8 岡本温叶
MF 10 山田蒼
FW 9 今井拓人
FW 11 田邉望

【東山】
GK 1 佐藤瑞起
DF 2 石井亜錬
DF 3 志津正剛
DF 4 新谷陸斗
DF 6 仲里勇真
MF 7 真田蓮司
MF 8 松橋啓太
MF 10 阪田澪哉
MF 13 清水楓之介
FW 14 北村圭司朗
FW 15 豊嶋蓮央


先に決定機を迎えたのは東山。前半16分、右サイドで新谷が前線へ縦パスを入れ、北村がドリブルからグラウンダーで折り返すが、ゴール前詰めていた豊島には通らず。
前半25分、岡山学芸館は右サイドから今井がドリブル突破。GKと1VS1の場面でシュートと見せかけてクロス→これが東山DF新谷に当たってゴールイン。学芸館がオウンゴールで先制点を奪います。
東山は28分、松橋のパス→真田がペナルティエリア左から左足シュートを放ったが、GKにキャッチされる。学芸館も29分に右サイドからチャンスを作るも、追加点を奪えず。
前半44分、東山は左サイドで北村がボールをキープしてから折り返し→真田がダイレクトで右足ミドルシュート。ボールはゴール右隅上に突き刺さり、東山が1-1の同点に追いつきます。

後半7分、学芸館は左サイドで田口のスルーパス→中尾が左足でクロスを上げ、ゴール前で木村が頭で合わせてゴール!完璧なヘディングシュートで岡山学芸館2-1と勝ち越します!
再びリードされた東山は、後半14分にPA右で坂田のグラウンダークロス→真田のシュートはクロスバーの上。17分には中里がミドルを放つも枠外。後半29分、左サイドのクロスに坂田が飛び込んだが、ヘディングシュートはクロスバーに当たりノーゴール。
学芸館1点リードで迎えた後半39分、学芸館は右サイドのロングスローから、ファーサイドにこぼれたボールを木村が右足ボレーシュート。ボールはゴールに吸い込まれ、学芸館に追加点が生まれ、3-1と突き放します。学芸館は43分に今井が反転してからシュートを放つが、東山GKのセーブに阻まれダメ押しの4点目ならず。試合は3-1で岡山学芸館が勝利し、初優勝を果たしました。




全国3883校の頂点を決める一戦は、岡山学芸館高校が木村選手の2得点の活躍で東山高校を撃破。岡山県勢初の高校日本一に輝きました。中国地方の優勝は、第87回大会の広島皆実高校以来14年ぶりです。東山高校はオウンゴールで先制されながらも、真田選手のスーパーゴールで追いつきましたが、後半の決定機を逸したのが痛かったです。
この試合で最も活躍した木村選手、後半7分に勝ち越しのヘディングシュート、終盤には勝利を決定づけるボレーシュートを決めました。最初の得点の場面は、合わせるタイミングがバッチリでした。165センチの小柄な身長にもかかわらず、力強いヘディングでした。2得点目の場面では、木村選手が右足を迷わず振り抜き、無人状態のゴール右側に決めてみせました。東山のGKもDFと重なっちゃったなぁ。

今大会の岡山学芸館の戦いを振り返ると、1回戦は帝京大可児(岐阜)に1-0で勝利すると、2回戦は鹿島学園(茨城)に3-2で競り勝ち、3回戦の国学院久我山(東京)はPK戦の末勝利。準々決勝の佐野日大(栃木)戦は、4-0と圧勝。関東勢を次々と撃破してベスト4に駒を進めます。
準決勝の神村学園(鹿児島)戦では、早い時間帯に先制点を奪いながらも、神村のエース・福田師王選手にゴールを献上。後半も点の取り合いとなり、3-3で90分終了。PK戦では2年生GKの平塚選手が福田選手のPKを止める活躍を見せました。ちなみに平塚選手のお父さんは、プロゴルファーの平塚哲二さんです。そして決勝で東山に勝利しました。
大会前の学芸館は「ノーマーク」の印象でしたが、あれよあれよの快進撃で日本一まで上り詰めました。青森山田のようなタレント集団でもなく、プロ内定の選手もいない無名のチームが優勝したのは本当に奇跡だと思います。高校サッカーって何が起きるかわからないですね・・・。





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ディープ産駒の最終世代から大物誕生!?武豊は37年連続重賞制覇&重賞350勝達成!

2023年01月08日 | 競馬

1月8日は中京競馬場で3歳世代最初の重賞競走・第57回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ・芝1600m 7頭立て)が行われました。過去にはオルフェーヴル、ジェンティルドンナ、アーモンドアイといった3冠馬が出走し、ミッキーアイルやピクシーナイトもここを勝った後にGⅠ勝ちを果たしています。少頭数の今年は、モーリス産駒⑤クファシル、京王杯2歳ステークス4着⑦ペースセッティング、4戦目で初勝利の④トーホウガレオン、朝日杯FSにも参戦した③スズカダブル、ディープインパクト産駒の最終世代②ライトクオンタム、①サンライズピース、⑥シンゼンイズモが出走しました。



スタートでサンライズピースとライトクオンタムの内枠2頭がダッシュつかず。ポンと飛び出したペースセッティングが先頭に立ち、クファシルが2番手に上がり、スズカダブルが3番手。4番手にトーホウガレオン、ラストクオンタムは5番手追走。6番手にサンライズピース、シンゼンイズモが最後方。
3コーナーを回り、セッティングとクファシルの2頭が飛ばし、ガレオン4番手、クオンタムは5番手キープ。イズモがサンピーをかわして6番手に上がった。
4コーナーを回るところで、ペースセッティングが内で逃げ粘り、クファシル2番手、トーホウガレオンとライトクオンタムは大外に持ち出した。逆にサンライズピースは最内に進路を取る。残り200mでセッティング先頭、サンピーがインを突き、クファシル後退。そして大外のクオンタムが残り150mあたりから末脚が伸びて来た!ゴール前でセッティングを捕らえ、1着でゴールイン!ライトクオンタムが差し切り勝ちでデビュー2連勝!

【シンザン記念 全着順】
1着②ライトクオンタム   1分33秒7
2着⑦ペースセッティング   1馬身
3着④トーホウガレオン    1馬身
4着③スズカダブル      クビ差
5着①サンライズピース    1馬身
6着⑥シンゼンイズモ
7着⑤クファシル

【払戻金】
単勝 ② 300円
複勝 ② 180円  ⑦ 250円
枠連 発売無し
馬連 ②-⑦ 970円
馬単 ②-⑦ 1,490円
3連複 ②-④-⑦ 1,290円
3連単 ②-⑦-④ 5,520円
ワイド ②-⑦ 390円  ②-④ 370円  ④-⑦ 420円



2023年最初の日曜重賞は、メンバー紅一点のライトクオンタムが大外を突き抜け、先行し続けたペースセッティングをゴール前差し切って優勝しました。スタートから先頭をひた走ったペースセッティングは1馬身差の2着、3着には4番人気のトーホウガレオンが入線。1番人気だったクファシルは直線で脚が止まり、最下位の7着に終わりました。
デビュー2戦2勝のライトクオンタムは、父・ディープインパクト、母・イルミナント、馬主が有限会社 社台レースホース。鞍上の武豊騎手は、37年連続JRA重賞勝利を達成すると同時に、JRA重賞通算350勝を達成しました。ディープ産駒の最終世代で、弟の幸四郎厩舎の管理馬で決めたのは運命を感じざるを得ません。ちなみに、武兄弟タッグはシンザン記念の後の最終レースでも勝利しています。
昨年11月の新馬戦では、スタート直後から逃げを打ち、ラストの直線では持ったまんまで突き放して2馬身半差の完勝。この日はスタートで出遅れながらも、直線で末脚を伸ばして快勝しました。まるで現役時代のディープインパクトにそっくりでしたなぁ。
シンザン記念を勝った牝馬は、後に大物へと出世するので、クオンタムも大物になりそうな予感がします。桜花賞での2歳女王・リバティアイランドとの一騎打ちが見られると思うとワクワクしかないです!できれば桜花賞でも武豊騎手に乗ってほしい!





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2023年の中央競馬始動!中山金杯はラーグルフ、京都金杯はイルーシヴパンサーが勝利!

2023年01月05日 | 競馬

2023年の中央競馬が1月5日に開幕!この日は新春恒例の東西金杯が行われました。今年最初の重賞ウィナーに輝くのはどの馬か!?


中山メイン・第72回日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ・芝2000m 17頭立て)は、ラジオNIKKEI賞を勝った⑤フェーングロッテン、きさらぎ賞覇者①マテンロウレオ、おととしのホープフルステークス3着③ラーグルフ、3連勝で重賞挑戦⑮レッドランメルト、ダートから芝に戻って来た⑪ラーゴム、中山牝馬ステークス優勝②クリノプレミアム、オールカマー3着⑫ウインキートス、⑧カレンルシェルブル、⑦アラタなどが参戦しました。
スタートでクリノプレミアムが飛び出し、フェーングロッテンや⑩コスモカレンドゥラ、ウインキートスが先行争いに加わる。マテンロウレオ・ラーグルフ・アラタ・レッドランメルトは中団より前の位置。カレンルシェルブルは内側12番手、ラーゴムは後方2番手でスタンド前を過ぎて行った。
1,2コーナーを回り、向正面に差し掛かるところで、フェーングロッテンが単独先頭、2番手ウインキートス、3番手コスモカレンドゥラ、4番手⑰エヴァーガーデン、クリノプレミアムとレッドランメルトが5,6番手で並ぶ。その後ろの7番手にラーグルフ、8番手アラタ、9番手④レインカルナティオ、10番手にマテンロウレオ。11番手⑯ゴールドスミス、12番手カレンルシェルブル、13番手⑬フォワードアゲン、14番手ラーゴム。後方は15番手⑭ワンダフルタウン、16番手⑨ヒュミドール、最後方に⑥スカーフェイス。
3コーナーを通過し、フェーンが軽快に逃げ、エヴァ―・カレンドゥラ・ランメルト・キートスが2番手集団を形成、クリプレとグルフが6,7番手に控え、レオは中団馬群にいて、アラタとラーゴムは外に持ち出した。
4コーナー手前でフェーングロッテン・エヴァ―ガーデン・レッドランメルトの3頭が並ぶが、最後の直線に入って再びフェーングロッテンが前に出る。残り200mで外からラーグルフが脚を伸ばし、さらにレッドランメルトがフェーンに再接近。後続からアラタ、クリノプレミアム、マテンロウレオも追い込んでくる。残り100mでグルフがフェーンに並び、ゴール前でクリプレが突っ込んできて、最後はほぼ3頭並んでゴールイン!内側フェーングロッテンが粘ったか、真ん中ラーグルフが出たか、それとも外強襲のクリノプレミアムが逆転か?

関東最初の重賞は、ハンデ戦らしくゴール前大接戦となりましたが、勝ったのは1番人気のラーグルフでした。外から追い込んだクリノプレミアムがハナ差の2着、序盤から先行し続けたフェーングロッテンが3着。その後、アラタ4着、マテンロウレオが5着に入りました。
勝ったラーグルフは、前走の甲斐路ステークスに続いての連勝で重賞初制覇。通算でも5勝目をマーク。美浦・宗像義忠厩舎に所属し、父・モーリス、母・アバンドーネ。鞍上の戸崎圭太騎手は、中山金杯2勝目。戸崎騎手は昨年136勝を挙げて3年ぶりの関東リーディングジョッキーに輝き、全国でも2位に入りました。新年早々に重賞を勝ち、今年は久しぶりのGⅠ勝利も期待したいところ。
ラーグルフはおととしのホープフルステークスで3着の後、弥生賞11着、皐月賞8着、セントライト記念5着と重賞で苦戦続き。5度目の重賞挑戦となった今回、道中は7番手に控え、直線ではフェーングロッテンとクリノプレミアムとの叩き合いを制しました。ようやく重賞タイトルを手にしたラーグルフ、今後の目標は大阪杯あたりでしょうか。もし出てくれば、穴を開ける可能性も少なくないだろう。




中京競馬場の第61回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ・芝1600m 16頭立て)は、初マイル戦⑬オニャンコポン、NHKマイルカップ2着⑩マテンロウオリオン、マイル戦2勝②プレサージュリフト、昨年2着の雪辱へ③ピースワンパラディ、福永祐一ラスト金杯⑤エアロロノア、昨年の東京新聞杯を勝った⑦イルーシヴパンサー、⑥タイムトゥヘヴン、小倉開催の中京記念を制した①ベレヌス、④アルサトワなどが参戦しました。
スタートでオニャンコポンとマテンロウオリオンが出負け気味。先行争いでアルサトワとベレヌスの2頭が行くが、ベレヌスが先手を取る。アルサトワ2番手、⑨ダイワキャグニー3番手、4番手②プレサージュリフト、5番手集団にピースワンパラディ・⑧ヴィクティファルス・⑫シュリの3頭。8番手集団にエアロロノア・⑪エントシャイデン・⑭カイザーミノル、11番手イルーシヴパンサー、12番手⑮シャーレイポピー、13番手オニャンコポン、14番手タイムトゥヘヴン、15番手⑯ミッキーブリランテ、マテンロウオリオンが集団から大きく離されてしんがり追走。
3コーナーを過ぎて、ベレヌス先頭、キャグニー2番手、アルサトワ3番手、プレサージュ4番手。ロロノア6番手、イルパンとパラディが中団、シュリは外側。マテオリはまだ最後方だ。
最後の直線に差し掛かり、今度はダイワキャグニーが先頭に立つが、プレサージュリフト、アルサトワ、シュリが迫る。残り200mでプレサージュリフトが抜け出すが、後続勢からイルーシヴパンサーとエアロロノア、ピースワンパラディが追い上げる。残り100mでイルパンが内側からプレサージュをかわして先頭に躍り出て、ロロノアが2番手に上がったが、イルーシヴパンサー先頭でゴールイン!イルーシヴパンサーが中京マイルで復活!

最後の中京開催となった京都金杯は、5番人気のイルーシヴパンサーが最内を突いて快勝。2着には4番人気のエアロロノア、2番人気のプレサージュリフトが3着。3番人気のプレサージュリフトは4着、マイル初挑戦のオニャンコポンは6着。1番人気のマテンロウオリオンは13着と惨敗しました。向正面でポツンとしんがりだったからなあ。
勝ったイルーシヴパンサーは、昨年2月の東京新聞杯以来となる重賞2勝目。2021年6月の3歳以上1勝クラスから4連勝で重賞制覇の後、安田記念で1番人気に支持されるも8着。関屋記念で巻き返しを図るも11着と完敗。前走から約5か月ぶりのレースとなった今回、岩田望来騎手との初コンビで久しぶりの勝利を手にしました。望来騎手もゴールと同時にガッツポーズが飛び出しました。
そんな岩田望来騎手ですが、昨年は自身初の年間100勝(103勝)を達成すれば、11月のJBCレディスクラシックでGⅠ級初勝利を果たしました。年間勝ち星では父・康誠騎手を超えたけど、今年こそはJRAのGⅠを勝つところを見てみたい!









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