日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

平成最後のJRA重賞競走は新潟大賞典!

2019年04月29日 | 競馬

28日に行われた春の天皇賞はフィエールマンが優勝、香港ではウインブライトがクイーンエリザベス2世カップを制しました。昭和の日の29日は、新潟競馬場で平成最後のJRA重賞競走・第41回新潟大賞典(GⅢ・芝2000m 16頭立て)が行われました。①ミッキースワロー、④スズカデヴィアス、⑤メートルダール、⑦アストラエンブレム、⑧ブラックスピネル、⑩エアアンセム、⑪ダッシングブレイズ、⑭ドレッドノータスと重賞ウィナー8頭の他に、2連勝中の⑥ロシュフォールと⑮メールドグラース、日経新春杯2着⑯ルックトゥワイス、⑬クリノヤマトノオー、③ランガディアなどが参戦しました。


揃ったスタートの後の先行争いで、ドレッドノータスとブラックスピネルの2頭が積極的に前に出て、ブラックスピネルが先手を奪う。ドレッドノータスは2番手、3番手にアストラエンブレム、4番手エアアンセム、5番手に⑨サンデーウィザード。その後ろの6,7番手のところにランガディアとメールドグラースが並び、中団8番手にメートルダール。内側9番手にスズカデヴィアス、外側では⑫アウトライアーズが10番手に押し上げる。後方グループは、11番手ルックトゥワイス、12番手クリノヤマトノオー、ミッキーロケット13番手、14番手ダッシングブレイズ、15番手ロシュフォール、最後方に②ショウナンバッハという展開。
外回りコースに差し掛かり、先頭を行くブラスピは前半1000mを60秒8で通過。ドレッドがピッタリと2番手、アストラが3番手。エアアンとランガが4,5番手で並び、トゥワイス・メートル・ミキスワ・ロシュは中団から後方の位置。
外回り4コーナーを回って長い長い直線コースに入り、ブラックスピネルがまだ先頭を快走。2番手からアストラエンブレム、エアアンセム、メールドグラースも外から追い上げる。残り200mを切ってもブラスピが粘るが、外からメールドが捕らえる。それにミッキースワローとロシュフォールが馬群を割いて上がって来て、一番外からルックトゥワイスもやってきている!しかし、メールドグラースが先頭でゴールイン!2番手はミキスワとロシュがほとんど並び、トゥワイスは4番手まで。


春の新潟の名物重賞・新潟大賞典は、ゴール前で大激戦となりましたが、単勝7番人気のメールドグラースが、ロシュフォールとミッキースワローを抑えて優勝。自身3連勝で重賞初勝利を飾り、平成最後のJRA重賞ウィナーとなりました。1番人気・ロシュフォールと2番人気・ミッキースワローの2着争いは、ミキスワが2着、ロシュがハナ差の3着。2頭とも馬群を捌いて追い上げたんですが、前が止まりませんでした。3番人気のルックトゥワイスは4着、4番人気のメートルダール9着。前回優勝のスズカデヴィアスは11着でした。
勝ったメールドグラースは、栗東・清水久嗣厩舎に所属。父はルーラーシップ、母はグレイシアブルーという血統。鞍上のダミアン・レーン騎手はJRA重賞初勝利。オーストラリアの若手の期待の星であるダミアン騎手は、週末から短期免許で日本に騎乗し、日曜日の東京5レースで初勝利を挙げると、7R~9Rまで3連勝を果たし、1日4勝の固め打ち。この日の1勝を含わせ、3日間で5勝をマーク。いきなり素質の片りんを見せつけたので、来週以降も大暴れしそうな予感がします。
メールドグラースは2017年9月にデビューしましたが、新馬戦から4戦続けて3着止まり。初勝利を挙げるまで6戦かかりました。今年に入ってからは、1月の1000万下(@京都)で1着、前走の尼崎ステークス(@阪神)も1着。昇級戦となった今回のレースも勝ち、3連勝で重賞タイトルを手にしました。連勝中の勢いに乗って宝塚記念に参戦もあり得ると思いますが、格上と互角の勝負ができるか難しいし、道悪なら苦戦するでしょう。






この日の新潟競馬場は、メイン以外にもいろんな話題がありました。JRA通算1000勝にリーチをかけていたクリストフ・ルメール騎手が、第5レースのサラ系3歳未勝利戦(芝1800m)で⑦エクセランフィーユとのコンビで1着になり、通算1000勝目を飾りました。
外国人ジョッキーのJRA1000勝は初めての快挙であり、野平祐二氏の5209戦の「最少騎乗記録」を上回る5122戦目での記録到達となりました。フランス時代は通算1120勝を挙げていますが、今年中にもフランスでの勝利数を超えるでしょう。この春はドバイターフ、桜花賞、皐月賞、天皇賞とGⅠを勝ちまくり。5月5日のNHKマイルカップではグランアレグリアに騎乗し、JRA・GⅠ4連勝に挑みます。

そして、藤田菜七子騎手が1日2勝をマークしました。前日の東京3Rで約1カ月ぶりの勝ち星を挙げた菜七子騎手は、この日は8鞍に騎乗。2R・3歳未勝利(ダート1200m)では、5番人気の③ワールドイズマインに乗り、向正面で5番手を追走し、最後の直線で⑨イッツザファーストと⑮マイネルナイペスの間から抜け出して1着。2日連続勝利で今年の10勝目をマーク。
8レースの4歳以上500万下(芝2400m)は⑩コロンバスデイに騎乗。スタートから中団でレースを進め、3,4コーナー中間地点で3番手に浮上。直線コースでグイグイ追い上げると、残り150mあたりで大逃げを打っていた④ロイヤルディクリーを抜いて先頭に立ち、外から追い込んだ⑧シゲルシイタケの追撃を凌いで1着でゴールしました。
この日は2勝目を挙げた菜七子騎手ですが、それ以外でも好騎乗を連発。5レースでは⑪スパークオブライフで2着に持ち込むと、最終12レースでは⑧サンタナブルーに騎乗し、後方2番手追走から、直線一気に伸びて3着。⑤ボナヴィーゴ、③ララロワとの2着争いでしたが、ボナヴィーゴにアタマ差及ばず。それでも馬券圏内に入りました。この日は1着2回、2着と3着が1回ずつ。平成最後の新潟で大活躍の一日でした。
4週連続勝利と絶好調だった3月から一転、4月はスランプに陥っていましたが、日曜と月曜の2日間で3勝をマーク。3年連続で10勝に到達し、芝2400mのレースで勝ったのも初めてです。長距離戦で勝ったのはとても大きいですね。長いトンネルから解放された菜七子騎手、今後も勝つ星を積み重ねていけるかな。









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルメールGⅠ3連勝で8大競走完全制覇!ウインブライトが香港GⅠでレコードV!

2019年04月29日 | 競馬

「平成最後の日曜日」だった28日は、京都競馬場で現役最強ステイヤーを決める第159回天皇賞・春(GⅠ・芝3200m 13頭立て)が行われました。そして、同じ日には香港・シャティン競馬場でクイーンエリザベス2世カップもあり、日本馬が快挙を果たしました!


第159回天皇賞・春(GⅠ・芝3200m 13頭立て)は、昨年の菊花賞馬⑩フィエールマン、シルバーコレクター返上へ②エタリオウ、日経賞でエタリオウを破った⑤メイショウテッコン、ダイヤモンドステークスを勝った⑨ユーキャンスマイル、日経新春杯優勝⑦グローリーヴェイズの4歳世代の他に、昨年3着⑫クリンチャー、阪神大賞典2着⑥カフジプリンス、ステイヤーズステークスを勝った③リッジマン、⑧パフォーマプロミスなどが参戦しました。
スタートは13頭綺麗に揃い、フィエールマンとエタリオウは後方からのスタート。1周目3コーナーに向かっての先行争いで、④ヴォージュとメイショウテッコンの4枠2頭の競り合いから、ヴォージュが先手を奪う。メイショウテッコンは2番手につけ、3番手に⑬ロードヴァンドールが浮上。4番手にカフジプリンス、5番手①チェスナットコート、6番手にパフォーマプロミス、7番手グローリーヴェイズ。中団8番手にクリンチャー、フィエールマンは9番手を追走。10番手リッジマン、11番手ユーキャンスマイル、12番手に⑪ケントオー、エタリオウはポツンと最後方追走。
1周目の4コーナーから正面スタンド前に差し掛かり、先頭のヴォージュは前半1000mを59秒8で通過。ロードヴァンドールが2番手に上がり、メイショウテッコンは3番手。フィエールマン7番手、グローリーヴェイズ8番手、クリンチャー9番手、ユーキャンスマイル10番手、エタリオウはまだ集団から離れている。
かなり縦長の状態で1,2コーナーを回って2度目の向正面へ。ヴォージュが先頭、ヴァンドール2番手、テッコン3番手、カフプリ4番手。その後ろの5番手集団は、フィエール・パフォーマ・チェスナットの3頭が固まっている。クリンチャーとヴェイズが8,9番手で並走し、リッジマン10番手、ユーキャン11番手、12番手ケントオー、そして最後方のエタリオウは3コーナー前でロングスパートを仕掛ける。
外回り3コーナーで、今度はテッコンがヴォージュをかわして先頭。カフプリが2番手に上がる。フィエールは坂の頂上で4番手に押し上げ、ヴェイズ7番手。エタリオウも中団まで進出し、ユーキャンとクリンチャーは後方に下がった。
4コーナーの前でフィエールマンが早くも先頭に躍り出て、外からグローリーヴェイズが接近。テッコンは少し下がって、エタリオウは5番手まで上昇。ユーキャンスマイルも外に持ち出して末脚にかける。最後の直線に入り、フィエールマンとグローリーヴェイズの2頭が激しいマッチレース。3番手からエタリオウ、4番手からパフォーマプロミスが追い上げるが、前の2頭との差が縮まらない。残り200mで内側のフィエールがわずかに前に出て、ヴェイズが外からもう一度並びかけようとするが、フィエールマンが凌いでゴールイン!平成最後の春の盾を制したのはフィエールマンだ!


13頭で争われた今年の春の天皇賞は、1番人気のフィエールマンがグローリーヴェイズに競り勝って優勝しました。2着のグローリーヴェイズは一旦は前に出たけど、最後はクビ差で敗れました。戸崎圭太騎手もシャケトラの分まで頑張ったと思います。3着には8番人気のチェスナットコートが入り、2番人気のエタリオウは4着。エタリオウは離れすぎたし、向正面でロングスパートをかけたけど、直線で脚が止まってしまいました。
3番人気のユーキャンスマイルは5着、4番人気を分け合ったクリンチャーは10着、メイショウテッコンは11着。テッコンは3000m以上はダメですな。なお、ヴォージュはゴール手前で競走を中止。右前浅屈腱不全断裂と診断されました。
勝ったフィエールマンは、菊花賞に続いてのGⅠ2勝目。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は春のGⅠ競走で3連勝。春の天皇賞は初勝利で、史上3人目の「8大競走完全制覇」を達成しました。そして、この日は最終レースも勝ち、JRA通算999勝目となり、1000勝に王手をかけています。また、同レース初勝利のディープインパクト産駒も8大競走完全制覇。フィエールマンは関東馬だけど、2着のグローリーヴェイズもディープ産駒の関東馬であります。
菊花賞馬の意地を見せたフィエールマン、キャリア6戦目での春天制覇は史上最短だそうです。序盤から中団で待機し、2度目の3コーナーで4番手に上がると、4コーナー手前で早くも先頭に浮上。直線ではグローリーヴェイズとのデッドヒートを展開し、残り200mで抜け出して1着。これで名実ともに現役最強ステイヤーの座を射止めましたな。牡馬の4歳世代は実力馬揃いだけど、「世代最強」はフィエールマンなのかもしれない…。








香港・シャティン競馬場の第45回クイーンエリザベス2世カップ(GⅠ・芝2000m 13頭立て)は、日本から⑬ディアドラ、⑫リスグラシュー、④ウインブライトの3頭が参戦。香港勢は香港ヴァーズ覇者①エグザルタント、香港カップ優勝③グロリアスフォーエバー、昨年のこのレースの優勝馬⑤パキスタンスター、2017年香港カップ優勝②タイムワープ、香港ダービー馬⑧フローレなどが参戦しました。
スタートでウインブライトが少し遅れ気味。パキスタンスターがポンと飛び出したが、タイムワープがすぐさまハナを奪い、グロリアスフォーエバーが2番手、フローレが3番手につける。1コーナー地点でウインブライトとリスグラシューは中団馬群、ディアドラは後方3番手に控える。
2コーナーから向正面に差し掛かり、タイムワープが先頭、2番手グロリアスフォーエバー、3番手パキスタンスター、4番手フローレ。5番手争いはウインブライト・⑨ダークドリーム・⑪ワイククの3頭が並ぶ。8番手⑩ディノーゾ、9番手⑦エミネント(英国)、10番手リスグラシュー。後方はエグザルタンド11番手、ディアドラ12番手、⑥イーグルウェイが最後方。
3コーナーを回り、ワープが軽快に飛ばし、グロリアスが2番手追走。パキスタン内側3番手、フローレ4番手。ウインブラは6番手、リスグラは中団より後ろの位置。エグサルが10番手に上がり、ディアドラ11番手。
4コーナーから最後の直線で、リスグラシューとエグザルタントが外に持ち出し、ディアドラも後方から追い上げに掛かる。先頭争いでは、タイムワープが粘り込もうとするが、グロリアスフォーエバーが接近し、パキスタンスターも間を割って入ろうとする。4番手からウインブライト、大外からリスグラシューとエグザルタントも追い込む。残り200mでパキスタンが先頭に立つが、ウインブラとリスグラ、エグザルの3頭が脚を伸ばし、残り100mでウインブラがパキスタンとグロリアスを捕らえて先頭。リスグラとエグザルが襲い掛かるも、ウインブライト先頭でゴールイン!エグザルタントが2番手、リスグラシューは僅差の3番手…。


ウインブライトがやりました!初めての海外GⅠ挑戦で見事にクイーンエリザベス2世カップで優勝を果たしました!このレースで日本馬が優勝したのは、2017年のネオリアリズム以来史上5頭目です。1番人気のエグザルタントは2着、2番人気のリスグラシューは3着、4着にグロリアスフォーエバー、5着にパキスタンスターが入り、もう1頭の日本馬ディアドラは6着に終わりました。
悲願のGⅠ初制覇を果たしたウインブライトは中山金杯、中山記念に続いての3連勝。昨年の香港ヴァーズと香港カップの1,2着馬&香港の強豪馬を破る大金星を挙げ、1分58秒81のコースレコードを樹立。それに鞍上の松岡正海騎手がゴール前でド派手なガッツポーズが飛び出しました。「中山巧者コンビ」がアウェーで大きな仕事をやってのけましたね~。
ウインブラの父であるステイゴールドは、2001年の香港ヴァーズで優勝。それから約17年4か月後に息子が続き、親子2代で香港GⅠ馬になりました。日本馬&日本人ジョッキーが海外GⅠで勝つのは久しぶり。平成最後の日曜日に良い物が見られました。ウインブライトの関係者の皆さん、そして松岡正海騎手、おめでとうございます!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダノンプレミアム久々のマイル戦で快勝!フローラステークスはウィクトーリアが制す。

2019年04月21日 | 競馬

今週から東京と京都の春季開催が開幕。21日はGⅡ競走が2つも行われ、京都競馬場の読売マイラーズカップは、金鯱賞で復活勝利を挙げたダノンプレミアムが参戦。東京競馬場はオークストライアルのフローラステークスでした。



第50回読売マイラーズカップ(GⅡ・芝1600m 10頭立て)は、2017年朝日杯フューチュリティ以来のマイル戦となる⑥ダノンプレミアムを始め、昨年このレースで2着の後、安田記念を勝った④モズアスコット、昨年の3歳マイル王⑨ケイアイノーテック、今年1月の京都金杯を制した②パクスアメリカーナ、東京新聞杯を制した③インディチャンプ、京都マイル3勝の⑧グァンチャーレなどが参戦しました。
スタートでダノンプレミアムが良い飛び出しを決めたが、早めに前に出たグァンチャーレが先頭に立ち、ダノンプレミアムは2番手を追走。その後ろの3番手にパクスアメリカーナ、4番手にインディチャンプ、5番手に⑩メイショウオワラ、6番手にモズアスことが控えている。7番手①ストーミーシー、8番手ケイアイノーテック、後方は⑦トーアライジンと⑤コウエイタケルの2頭が並んでいる。
外回り3コーナーを通過し、先頭のグァンチャーレが少し後続を離し、ダノプレはガッチリと2番手キープ。オワラが3番手に上がり、パクアメが内側4番手、インチャが5番手、モズアスは6番手。ゴール残り600mを切って、ダノプレがグァンチャーレに接近し、4コーナーを回ったところで並ぶ。
直線コースに入ってもグァンチャーレが先頭を守ろうとするが、ダノンプレミアムはまだ持ったまんま。残り200mでダノプレがグァンチャーレを抜いて遂に先頭。3番手からインディチャンプ、4番手からパクスアメリカーナが追い上げる。しかし、残り100mでダノプレが抜け出して1着ゴール。ダノンプレミアム、久々のマイル戦でも力の違いを見せつけました。


GⅠ馬3頭、さらに今年のマイル重賞の勝ち馬も出走し、少頭数ながら豪華な顔ぶれとなった今年のマイラーズカップは、単勝1.3倍の断然の1番人気だったダノンプレミアムが完勝しました。前走の金鯱賞に続いての重賞連勝で、通算5度目の重賞勝ちです。また、ディープインパクト産駒はこの勝利で重賞200勝を達成しています。
スタートから先行を続けていたグァンチャーレが2着と粘り込み、3着には4番人気のパクスアメリカーナ、2番人気のインディチャンプは4着。インディチャンプは道中折り合い欠いてたような。ケイアイノーテックは6着、モズアスコットは7着に終わっています。
今回は久しぶりのマイル戦、初めての京都コースでしたが、序盤から上手く折り合って2番手をキープ。4コーナーの手前でグァンチャーレに並び、残り200mで抜け出して、最後は余力たっぷりでゴールしました。直線はノーステッキ、上がり3ハロンは32.2秒の好タイム。マイル戦はこれで3戦3勝。安田記念ではアーモンドアイ、ビューティ―ジェネレーションと好勝負が期待できそうですね。






東京メイン・第54回サンケイスポーツ賞フローラステークス(GⅡ・芝2000m) 上位2頭に与えられるオークスの優先出走権獲得を目指す18頭の牝馬が集結。クイーンカップ3着⑨ジョディー、フラワーカップ4着②シャドウディーヴァ、若駒ステークス3着⑱フェアリーポルカ、1800mで2勝の④ウィクトーリア、ミモザ賞を勝った⑫エアジーン、デビュー2戦目でGⅡ挑戦の⑩セラピア、⑬フォークテイル、③エトワール、藤田菜七子騎手鞍上の⑮ヴィエナブローなどが出走しました。
1コーナー奥のスタートで⑥ウインゼノビアが好ダッシュを決めたが、その直後にジョディーがかわして先頭。セラピアが2番手につけるが、大外から⑰レオンドーロが押し上げて先頭に立つ勢い。
向正面に入り、ジョディー先頭、2番手セラピア、3番手にレオンドーロ。4番手にウインゼノビア、5番手フォークテイル、6番手⑧パッシングスルー、シャドウディーヴァが最内を突いて7番手。中団グループには⑦アモレッタ・ヴィエナブロー・ウィクトーリア・⑭イノセントミューズの4頭が固まっている。12番手フェアリーポルカ、13番手⑤ペレ、⑯クラサーヴィツァが14番手から早めに仕掛ける。後方グループは、①ローズテソーロとエアジーンが並び、エトワール17番手、⑪ネリッサが最後方。
3,4コーナー中間、残り800mを過ぎて、ジョディーが単独先頭。セラピアが2番手、レオンが3番手。ポルカは好位まで押し上げ、パッシングは馬群の中にいて、ディーヴァとウィクは中団馬群の内側を走り、フォークとジーン、ヴィエナは外側。
18頭が一団で4コーナーを回って直線コースへ。逃げるジョディーにセラピアとウインゼノビアが接近し、外からフェアリーポルカとクラサーヴィツァが追い込み、最内からシャドウディーヴァもやってきている。残り200mを切り、ポルカが逃げるジョディーを捕らえにかかり、ディーヴァも内から突っ込む。残り100mでウィクトーリアとパッシングスルーが伸びてきて、最後はウィクとディーヴァが並んでゴールイン!ウィクトーリアとシャドウディーヴァの2頭がオークスの切符を手にしたが、1着はどっちだ?

フローラステークスはゴール前で大激戦となり、内ラチ沿いを上手く掬った2番人気のシャドウディーヴァと、外から突き抜けた3番人気・ウィクトーリアが並んでゴール板を通過しましたが、写真判定の結果、ウィクトーリアが接戦を制して1着。前走の3歳500万下の条件戦に続いての連勝で、重賞初勝利。通算でも3勝目をマークしました。
シャドウディーヴァはハナ差の2着。3着争いも混戦でしたが、ジョディーが3着に入り、パッシングスルー4着、5着にフェアリーポルカという結果。フェアリーポルカも先頭に立つかと思ったんですが…。1番人気のセラピアは14着と大敗。藤田騎手のヴィエナブローは16着に終わりました。
勝ったウィクトーリアは、美浦・小島茂之厩舎に所属し、父がヴィクトワールピサで、母は2008年の秋華賞馬・ブラックエンブレムという良血馬。過去2勝は先行して逃げ切りましたが、この日は控えての競馬を選択。3,4コーナーのところでは内側にいましたが、直線で外側に進路を変え、ラスト100mから末脚伸ばして差し切り勝ちを決めました。このレースで勝った馬はオークスでも好走することもあるので、本番も楽しみな一頭といえるだろう。





来週は京都競馬場で最強ステイヤー決定戦「天皇賞・春」が行われます。昨年の菊花賞馬・フィエールマン、「シルバーコレクター」エタリオウ、ダイヤモンドステークスを勝ったユーキャンスマイル、日経賞でエタリオウを破ったメイショウテッコン、日経新春杯を制したグローリーヴェイズ、他にもリッジマン、ヴォージュ、カフジプリンス、ロードヴァンドール、クリンチャーなどが登録しております。本当だったらシャケトラも春天に向かうはずだったのに…。平成時代の最後のGⅠレースはどんなドラマが待ち受けているのでしょうか。





















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬界に悲報続出。アーモンドアイ凱旋門賞断念。シャケトラとヒシアマゾン死亡。

2019年04月17日 | 競馬

平成も残り2週間となった17日は、競馬界に残念なニュースが続出しました。先日のドバイターフで優勝したアーモンドアイが凱旋門賞の登録を見送ることを発表、さらには春の天皇賞に出走予定だったシャケトラが調教中の事故で安楽死処分。そして、90年代を代表する名牝だったヒシアマゾンが死亡するニュースも入りました。




アーモンドアイの馬主「シルクレーシング」の公式サイトによると、「ドバイ遠征における新たな環境への対応、レース後の様子、長距離輸送での体調の変化などを精査した結果、コース・距離・斤量、そして初めての環境と全てがタフな条件となる」という判断から、「ベストのレース選択ではない」との結論に至ったそうです。
国枝栄調教師の話では、アーモンドアイはオークス、秋華賞、ジャパンカップ、ドバイのレース後に熱中症のような危ない状況があったと語りました。帰国後は馬体の張りは落ちたけど、脚下は問題ないとのこと。今後はヨーロッパに行くことはなく、馬の様子を見て決めるとのことです。

海外初戦のドバイターフで優勝し、凱旋門賞でエネイブルとの直接対決が見られるんじゃないかと思っていましたが、参戦断念ということになりました。「ドバイターフのレース後に熱中症の症状が出た」、「帰国後は馬体の張りが落ちた」というから、ドバイ遠征の疲労がヤバかったんでしょうか。ロンシャンを走るアーモンドアイを見たかったけど、彼女の体質の弱さを考えると賢明な判断かもしれません。
今後については白紙だそうですが、国枝調教師は「安田記念も候補の一つ」と仰っています。左回りとの相性が抜群にいいから参戦の可能性はあるだろうけど、体調次第だと思います。それか春シーズンは大事を取って全休、秋の天皇賞で復帰して、ジャパンカップor香港カップというプランもありそうですね。アーモンドアイの一日でも早い回復、復帰を待ちたいと思っています。




この日は訃報が相次ぎました。春の天皇賞に向けて調整を続けていたシャケトラが、17日早朝、栗東トレーニングセンターでの1週前追い切り中に故障を発生。左第1指骨粉砕骨折を発症して予後不良となり、安楽死の処置が取られました。角居勝彦調教師によると、「種子骨を複雑骨折、管骨は脱臼していた」とコメント。シャケトラは以前にも左前脚の球節付近を骨折していましたが、以前骨折したのと同じ箇所だそうで。角居氏いわく「見えにくい場所を骨折して1年休養していました。馬の調子が良かったためそこに負担がかかってしまったようです」。
シャケトラは今年1月のアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)でフィエールマンを破って優勝。先月の阪神大賞典では5馬身差の圧勝。1年1か月の長期休養の後に重賞レースで2連勝、勢いそのままに春の天皇賞でGⅠ初制覇なるかというところで不慮の死を遂げました…。角居調教師も管理馬が亡くなって辛いと思うし、春天で騎乗予定だった戸崎圭太騎手もショックだと思います。
昨年はレインボーラインが春の天皇賞を勝った直後に故障発生→右前繋部浅屈腱不全断裂で引退。今年はシャケトラが左前脚骨折で安楽死。阪神大賞典を勝った馬はその後に大怪我をするというジンクスが生まれたのかもしれない。




17日夕方には、90年代を代表する名牝馬の一頭だったヒシアマゾンが、アメリカ現地時間の15日夜、「ポログリーンステーブル」で老衰のため死去しました。28歳でした。
ヒシアマゾンのオーナーであった阿部雅一郎氏(故人)の長男・雅英さんのコメントによると、「日が沈みかけ薄暗くなった放牧地で静かに息を引き取ったという報告を受けた。ここ最近は食が細くなっていたものの、他の馬の例にはなく、ゆっくりながらも歩き回り、寝起きには問題なく見えていた」との声明を出しました。
アメリカ生まれの外国産馬だったヒシアマゾンは、1993年9月の新馬戦でデビューし、4戦目の阪神3歳牝馬ステークスで優勝。94年はクイーンカップ、クリスタルカップ、ニュージーランドトロフィーなどの重賞を勝利し、エリザベス女王杯ではチョウカイキャロルを破り、重賞6連勝でGⅠ2勝目。年末の有馬記念ではナリタブライアンに次いでの2着と健闘しました。95年にはオールカマーと京都大賞典で勝利し、96年引退。通算成績は20戦10勝、重賞9勝を挙げた名牝でした。

先日はダービーなどGⅠ7勝を挙げた女帝・ウオッカが亡くなりましたが、またも平成の名牝だったヒシアマゾンが天国へと旅立ちました。1200mのクリスタルカップで直線一気の豪脚で差し切り勝ち、中長距離戦でも牡馬と渡り合ったのも記憶に残っています。94年当時はクラシック競走に出走できず。もし出走可能だったなら、桜花賞とオークスは楽勝だったし、牝馬三冠も達成していました。94年はナリタブライアンが牡馬クラシック三冠馬になったけど、ヒシアマゾンの活躍も素晴らしかったです。ヒシアマゾンのご冥福をお祈り申し上げます。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラシックの主役の座は譲らない!サートゥルナーリアが接戦を制し、デビュー4連勝で皐月賞制覇!

2019年04月14日 | 競馬


2019年の牡馬クラシック第1戦・第79回皐月賞(GⅠ・芝2000m 18頭立て)が14日、中山競馬場で行われました。ホープフルステークスを勝った「西の無敗馬」⑫サートゥルナーリア、共同通信杯を勝った「東の無敗馬」④ダノンキングリー、朝日杯フューチュリティステークス覇者①アドマイヤマーズ、若駒ステークス&若葉ステークスと連勝した⑦ヴェロックス、2歳重賞で2勝⑧ニシノデイジー、京成杯を制した⑪ファンタジスト、⑨メイショウテンゲン・⑩シュヴァルツリーゼ・⑯タガノディアマンテの「弥生賞組」、スプリングステークス2着③ファンタジスト、毎日杯覇者⑤ランスオブプラーナ、3連勝中の②サトノルークスなどが参戦しました。


単勝の人気は、サートゥルナーリアが1.7倍で1番人気。2番人気はアドマイヤマーズ(5.7倍)、ダノンキングリーが僅差の3番人気(5.8倍)。4番人気のヴェロックス(9.0倍)まで10倍を切り、その後はファンタジスト、ニシノデイジー、シュヴァルツリーゼ、サトノルークス、メイショウテンゲンと続きました。

正面スタンド前のスタートは、18頭綺麗に出揃う。先行争いでダノンキングリー、ランスオブプラーナが前に出るが、外から⑭ダディーズマインドが上昇し、ランスオブプラーナに並びかける。さらには⑮クリノガウディーも先行策。ダノンキングリーとヴェロックスは4番手グループ、サートゥルナーリアとアドマイヤマーズとファンタジストは中団のポジション。ニシノデイジーは中団より後ろにつけ、メイショウテンゲンがしんがりで1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に入り、ランスオブプラーナが先頭、2番手ダディーズマインド、3番手クリノガウディー、ダノンキングリーは内側4番手追走。その後ろの5番手にアドマイヤマーズ、6番手ヴェロックス、7番手ファンタジスト、8番手⑤クラージュゲリエ、サートゥルナーリアは中団の9番手に控える。10番手グループにはシュヴァルツリーゼ,ファンタジスト,ニシノデイジーの3頭が並び、13番手サトノルークス、14番手⑬ブレイキングドーン。後方グループは⑰アドマイヤジャスタ,⑱ナイママ,タガノディアマンテの8枠3頭が並び、メイショウテンゲン依然として最後方を進む。
3コーナーを通過し、ダディーズがわずかに先頭に出るが、プラーナが内で粘り、ガウディーが外から迫る。ヴェロ、マーズ、ダノキン、サートゥルの4頭は好位を追走し、4番手に上がったヴェロが前の3頭をかわしにかかる。サートゥルは4コーナーの手前で外に持ち出した。
18頭殆ど一塊の状態で直線コースに差し掛かり、ヴェロックスが早めに抜け出しを図るが、ダノンキングリーが最内を突いて追い上げ、一番外からサートゥルナーリアが襲い掛かる!アドマイヤマーズはまだ5番手で苦しんでいる。残り200mを切って、ダノキン,ヴェロ,サートゥルの3頭が叩き合い、残り100mでサートゥルがわずかに先頭。ヴェロも抵抗し、ダノキンも盛り返そうとするが、サートゥルナーリアがわずかに先頭でゴールイン!2歳中距離王者・サートゥルナーリア、無敗で皐月賞を制しました!!



【皐月賞全着順】
1着⑫サートゥルナーリア  1分58秒1
2着⑦ヴェロックス      アタマ差
3着④ダノンキングリー    ハナ差
4着①アドマイヤマーズ    2馬身
5着⑤クラージュゲリエ    1馬身1/2
6着⑯タガノディアマンテ
7着⑪ラストドラフト
8着⑰アドマイヤジャスタ
9着⑭ダディーズマインド
10着⑱ナイママ
11着⑬ブレイキングドーン
12着⑩シュヴァルツリーゼ
13着③ファンタジスト
14着②サトノルークス
15着⑨メイショウテンゲン
16着⑮クリノガウディー
17着⑧ニシノデイジー
18着⑤ランスオブプラーナ

【払戻金】
単勝 ⑫ 170円
複勝 ⑫ 110円  ⑦ 200円  ④ 160円
枠連 ⑷-⑹  670円
馬連 ⑦-⑫  950円
馬単 ⑫-⑦ 1,140円
ワイド ⑦-⑫ 360円
    ④-⑫ 270円
    ④-⑦ 660円
3連複 ④-⑦-⑫ 1,480円
3連単 ⑫-⑦-④ 4,390円


桜が残る中で行われた平成最後の皐月賞は、最後の直線でサートゥルナーリアが内側に斜行し、ヴェロックスに接触した件で審議となり、結果が出るまで10分以上もかかりましたが、到達順位の通り確定しました。2着争いはヴェロックスとダノンキングリーが同体でゴール板を通過しましたが、ヴェロが2着、ダノキンがハナ差の3着となりました。どの馬が勝ってもおかしくなかったけど、やはりサートゥルは強かったです。
2番人気だったアドマイヤマーズは4着。最内枠が影響したのもあるし、2000mは長かったかな。5着には14番人気のクラージュゲリエが入り、ダービーの優先出走権を獲得しました。そのほか、京成杯馬のラストドラフトが7着、武豊騎手騎乗のファンタジスト13着、弥生賞馬のメイショウテンゲンは15着、ニシノデイジーは17着、毎日杯から中2週で挑んだランスオブプラーナは最下位の18着。2年前のアルアインの再現とはならなかったね。
サートゥルナーリアは昨年末のホープフルステークスに続いてのGⅠ連勝で、デビューから4戦4勝。無敗での皐月賞制覇は、2005年のディープインパクト以来14年ぶりです。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は皐月賞初勝利で、3歳クラシック競走を完全制覇達成。先週の桜花賞ではグランアレグリアを勝利に導き、アーモンドアイのドバイターフを含めると、3週連続GⅠ勝利を収めました。サートゥルを管理する角居勝彦調教師は、このレース2勝目です。
兄のエピファネイアは2013年の皐月で2着、リオンディーズも2016年に5着(4位入線のあとに降着)と敗戦。「皐月賞制覇」はシーザリオ一族の悲願でしたが、サートゥルが兄の無念を晴らして1冠獲得。前走から106日開いての皐月賞優勝は同レース最長記録、年明け初戦での優勝は史上初だそうです。ルメール騎手がレース後に「今日は100%の出来ではなかった」と話していましたが、それでも休み明けで勝ち切ったんですから凄いですよ。
無敗で1冠を獲得し、次は令和最初の日本ダービーで2冠獲得が掛かっています。ダービーもサートゥル、ヴェロックス、ダノキンの3強の争いになりそうだけど、サートゥルが万全の状態なら、圧勝も期待できるでしょう。無敗&元号跨ぎの二冠制覇、せひ見たいです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これが平成最強障害馬の実力だ!オジュウチョウサンJRA史上初の同一重賞4連覇!

2019年04月14日 | 競馬

皐月賞を前日に控えた13日は、中山競馬場で春の障害王決定戦・第21回中山グランドジャンプ(J・GⅠ 芝4250m、11頭立て)が行われました。障害界の絶対王者⑤オジュウチョウサンが、中山GJ4連覇に挑戦。もし勝てばJRA史上初の同一重賞競走4連覇の快挙となります。他にも、昨年末の中山大障害で接戦を演じた①ニホンピロバロンと⑩タイセイドリーム、ペガサスジャンプステークスを勝った④マイネルプロンプト、②ミヤジタイガ、③シンキングダンサーも参戦しました。



スタートでマイネルプロンプトとタイセイドリームの2頭が良い飛び出しを見せ、オジュウチョウサンはまずまずのスタート。最初の5号障害(生垣)で、ミヤジタイガ、オジュウチョウサン、マイネルプロンプトの3頭が同時に飛越。正面スタンド前で、ミヤジタイガが先頭、マイネルプロンプト2番手、オジュウチョウサンは3番手を追走。内側4番手にニホンピロバロン、5番手タイセイドリーム。6番手集団はシンキングダンサー・⑥ラピッドシップ・ルペールノエルの3頭が並び、9番手⑪ヤマニンシルフ、10番手⑨シゲルボスザル、最後方に⑦トーアツキヒカリ。
1,2コーナー中間の3号障害、バンケットを過ぎたところで、オジュウが2番手に浮上して先頭のタイガに接近。同時にバロンも3番手進出。11頭は最初の大障害コースに入り、大竹柵障害をタイガとオジュウが同時に飛越すると、後続の各馬もクリアしていく。
左回りでミヤジタイガが再び単独先頭。オジュウチョウサンは内側に入り、ニホンピロバロンと並走する。マイネルプロンプト4番手、タイセイドリーム5番手、シンキングダンサー6番手。その後はラピッドシップ、ルペールノエル、ヤマニンシルフ、シゲルボスザル、 トーアツキヒカリと続く。
3コーナーのバンケットを通過し、2度目の大障害コースへ。大生垣障害を目前に、オジュウは右側に進路変更。そして、大生垣障害をオジュウ・バロン・タイガの3頭が並んでジャンプ。プロンプトもタイドリ、シンキングもクリアし、最後方のツキヒカリまで落馬なし。
順回りに戻り、2号障害(生垣)をタイガとオジュウが並んで飛越した後、1コーナーでタイガがまたも単独先頭。後続の3番手争いでは、プロンプトがバロンをかわす勢い。タイドリとシンキングも前を追いかける。
2コーナーのバンケットを上った後は、芝の外回りコースに出る。4番手のプロンプトが早めに仕掛け、オジュウをかわしにかかる。しかし、オジュウはバランスを崩しながらも2番手を譲らない。3コーナーの9号ハードル障害で、今度はタイドリとシンキングが襲い掛かり、さらには内側のバロンも先頭争いに加わる。オジュウ4連覇へ正念場か?3,4コーナーの9号障害を飛越後、オジュウがついに先頭に躍り出るが、外側でシンギングが必死に並びかける。
4コーナーを回って、残すは正面スタンド前のハードル障害。オジュウチョウサンとシンキングダンサーがほとんど同時に飛越。そして残り200mでオジュウチョウサンがラストスパート!シンギングダンサーを突き放し、そのまま1着ゴールイン!オジュウチョウサンが見事に中山GJ4連覇を達成しました!


【中山グランドジャンプ 全着順】
1着⑤オジュウチョウサン  4分47秒6
2着③シンキングダンサー  2馬身1/2
3着④マイネルプロンプト   7馬身
4着⑥ラピッドシップ     クビ差
5着⑩タイセイドリーム    クビ差
6着①ニホンピロバロン
7着⑨ルペールノエル
8着②ミヤジタイガ
9着⑪ヤマニンシルフ
中止⑧トーアツキヒカリ
中止⑪シゲルボスザル

【払戻金】
単勝 ⑤ 110円
複勝 ⑤ 110円  ③ 320円  ④ 200円
枠連 (3)-(5) 1,430円
馬連 ③-⑤ 1,390円
馬単 ⑤-③ 1,660円
ワイド ③-⑤  580円
    ④-⑤  280円
    ③-④ 1,580円
3連複 ③-④-⑤ 2,430円
3連単 ⑤-③-④ 7,270円



平成最後の障害GⅠ競走は、単勝1.1倍の圧倒的1番人気のオジュウチョウサンが中山グランドジャンプ4連覇。JRA史上初となる同一重賞4年連続優勝を果たしました。これで障害GⅠ通算6勝目、障害戦の連勝も11に伸ばしました。鞍上の石神深一騎手は、なんと障害GⅠ7連勝。昨年の中山大障害ではニホンピロバロンに騎乗してました。
3,4コーナーでオジュウチョウサンと競り合ったシンキングダンサーが2着、3着争いはマイネルプロンプトが入りました。3番人気のタイセイドリームが5着、2番人気のニホンピロバロンは6着。今年は9頭が完走し、トーアツキヒカリとシゲルボスザルの2頭が最終障害で落馬競走中止。ツキヒカリとボスザルは共に異常はありませんでしたが、ツキヒカリ鞍上の五十嵐雄祐騎手は胸椎圧迫骨折の疑いで船橋市内の病院に搬送されたそうです。

この日のオジュウチョウサンは、飛越の際に危ない場面が2回もあったし、終盤に他馬たちに競り合いを懸けられたときは「もしかしたら…」って思ったけど、4コーナーになっても石神騎手が手綱を持ったまま。最後はシンキングダンサーを振り切り、2馬身半差の完勝をおさめました。タイセイドリームやニホンピロバロン、マイネルプロンプトも全力でオジュウを倒そうとしたけど、絶対王者が一枚どころか二,三枚上手でした。それに石神騎手の騎乗ぶりも素晴らしかった。内側に走ろうと大竹柵の時は左側、大生垣の時は右側に進路を取っていました。
平成時代はシンボリクリエンス、ブロードマインド、ポレール、ゴーカイ、カラジ、キングジョイ、アップトゥデイトが障害界の一時代を築きました。そして現在はオジュウチョウサンがグランドジャンプで4連覇を果たし、平地でも2勝を挙げ、有馬記念にも出走しました。次走参戦予定の宝塚記念でもファン投票で上位にランクされるんじゃないかなと思います。「令和」になっても障害界の絶対王者でいてほしいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また新たな女傑誕生か!?グランアレグリアが桜花賞レコードで圧勝!

2019年04月07日 | 競馬

2,019年の3歳牝馬三冠の第1戦・第79回桜花賞(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が7日、阪神競馬場で行われました。昨年の最優秀2歳牝馬で現在4連勝中の⑮ダノンファンタジー、朝日杯FS3着以来のレースとなる⑧グランアレグリア、クイーンカップを勝った④クロノジェネシス、阪神ジュベナイルフィリーズ2着⑭ビーチサンバ、エルフィンステークス覇者⑨アクアミラビリス、フィリーズレビュー1着同着の⑱プールヴィルと⑫ノーワン、チューリップ賞2着⑯シゲルピンクダイヤ、①シェーングランツ、②エールヴォアなどが参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がダノンファンタジー(2.7倍)、2番人気グランアレグリア(3.4倍)、クロノジェネシスが3番人気(5.7倍)。4番人気以降は、ビーチサンバ、アクアミラビリス、シェーングランツ、シゲルピンクダイヤ、エールヴォア、⑤ルガールカルムと続きました。

スタートでシゲルピンクダイヤと⑰レッドアステルの2頭が少し出遅れる。外回り3コーナーに向かっての先行争いで、プールヴィルが⑪メイショウケイメイをかわして先頭に立つ。メイショウケイメイ2番手、3番手に⑬ジュランビル、内側4番手⑥ホウオウカトリーヌ、5番手にグランアレグリアが控える。その後ろにダノンファンタジーが追走するが、折り合いを欠いているか?7番手にアクアミラビリス、クロノジェネシスは8番手。9番手ノーワン、外側10番手からビーチサンバが早めに動く。11番手グループは③ノーブルスコア・ルガールカルム・⑦アウィルアウェイの3頭が並ぶ。後方勢は、シゲルピンクダイヤとエールヴォアが14,15番手で並走し、16番手レッドアステル、17番手シェーングランツ、⑩フィリアプーラが最後方を進む。
外回りの3,4コーナー中間を過ぎ、残り800mを切ったところでグラアレが動き出し、前を行くプールヴィルとジュランを抜いて早くも先頭に浮上。ダノファンは4,5番手につけ、ビーサンとミラビリスは6,7番手、クロジェネは中団を追走、グランツとピンクダイヤは依然として後方の位置。
4コーナーを回って直線コースに入り、グランアレグリアが先頭、プールヴィルが内側2番手で頑張っている。3番手からダノンファンタジーが追い上げるが、グラアレが突き放しにかかる。後続からはシゲルピンクダイヤ、クロノジェネシス、ビーチサンバも追い込み、ダノンファンタジーも2番手に上がるが、グランアレグリアがそのまま1着ゴールイン!平成最後の桜の女王はグランアレグリアに輝きました!



【桜花賞 全着順】 
1着⑧グランアレグリア    1分32秒7
2着⑯シゲルピンクダイヤ   2馬身1/2
3着④クロノジェネシス     クビ差
4着⑮ダノンファンタジー    ハナ差
5着⑭ビーチサンバ       クビ差
6着⑱プールヴィル
7着②エールヴォア
8着⑬ジュランビル
9着①シェーングランツ
10着⑦アウィルアウェイ
11着⑫ノーワン
12着⑪メイショウケイメイ
13着⑩アクアミラビリス
14着⑰レッドアステル
15着⑨フィリアプーラ
16着⑥ホウオウカトリーヌ
17着③ノーブルスコア
18着⑤ルガールカルム

【払戻金】
単勝 ⑧ 340円
複勝 ⑧ 170円 ⑯ 400円  ④ 200円
枠連 4⃣-8⃣ 3,110円
馬連 ⑧-⑯ 4,410円
馬単 ⑧-⑯ 5,700円
ワイド ⑧-⑯ 1,280円
    ④-⑧  420円
    ④-⑯ 1,410円
3連複 ④-⑧-⑯ 5,990円
3連単 ⑧-⑯-④ 31,810円



2019年のクラシック開幕戦は、単勝2番人気のグランアレグリアが、2着に2馬身半の差をつけての圧勝を飾りました。勝ちタイム1分32秒7は、桜花賞レコードです。2着争いは混戦となりましたが、後方から追い込んだシゲルピンクダイヤが2着を確保。3着には3番人気のクロノジェネシス。1番人気だったダノンファンタジーは4着。序盤で引っ掛かる場面があり、直線で一旦は2番手まで浮上しましたが、グラアレを捕らえられず、逆にゴール前で後続勢にかわされてしまいました。これで桜花賞で1番人気馬は5連敗。阪神JF勝ち馬に至っては9連敗となりました。
GⅠ初勝利のグランアレグリアは、昨年10月のサウジアラビアロイヤルカップ以来となる通算3勝目で、重賞2勝目。今年のJRA・GⅠ初勝利を挙げたクリストフ・ルメール騎手は、昨年のアーモンドアイに続いての桜花賞2連覇を達成。グラアレを管理する藤沢和雄調教師は、2004年のダンスインザムード以来15年ぶりの同レース勝利。
新元号・令和を直前にして、またしても怪物級の牝馬が誕生の予感がしました。3コーナーで早めに仕掛け、4コーナーのところで早くも先頭に浮上。直線でも脚の勢いは止まらず、後続との差を拡げました。前走の朝日杯フューチュリティステークスでは、1牡馬を相手に3着。その後はトライアル競走を使わず、桜花賞に直行。前走から「中111日」での参戦で見事に圧勝。アーモンドアイが持っていた「1分33秒1」の桜花賞レコードと、「中89日」を上回る最長記録を同時に更新しました。
異次元の強さで牝馬1冠目を獲得し、2冠目のオークスも期待したくなりますが、ルメール騎手が「2400mは厳しいかな」と発言。次走はNHKマイルカップが現実的だろうけど、個人的には安田記念に挑戦してもらいたいなって思います。桜花賞馬のグランアレグリアが香港最強マイラー・ビューティージェネレーションを倒したら、めっちゃ気持ちいいだろうな。


来週は牡馬クラシックの第1戦・皐月賞が行われます。ホープフルステークスを勝ったサートゥルナーリア、朝日杯覇者・アドマイヤマーズ、共同通信杯で2歳マイル王を破ったダノンキングリー、若葉ステークス圧勝のヴェロックス、弥生賞を勝ったメイショウテンゲン、スプリングステークスを制したエメラルファイト、毎日杯覇者・ランスオブプラーナ、その他にもファンタジスト、サトノルークス、アドマイヤジャスタ、ニシノデイジー、ラストドラフト、クラージュゲリエなどが登録しております。
皐月賞はサートゥル、マーズ、ダノキンの3強の争いになると思いますが、ヴェロックスとデイジーらが割って入れるかどうか…。最近の皐月は伏兵の馬が勝ち続けているので、今年もなんかありそうな予感がします。

その前日には春の障害GⅠ・中山グランドジャンプがあります。障害界の絶対王者・オジュウチョウサンをはじめ、中山大障害を勝ったニホンピロバロン、阪神スプリングジャンプでオジュウと互角の勝負を演じたタイセイドリーム、ペガサスジャンプステークスを勝ったマイネルプロンプトなどが出走予定。オジュウチョウサン、JRA史上初の同一重賞4連覇の偉業なるか!?







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成唯一の牝馬のダービー馬・ウオッカが蹄葉炎で死去。

2019年04月03日 | 競馬

2007年に牝馬で日本ダービーを制するなど、GⅠ競走で7勝を挙げたウオッカが、1日にイギリス・ニューマーケットの牧場で蹄葉炎のため亡くなりました。15歳でした。


報道によると、ウオッカは2月から配合のためにニューマーケットの牧場に滞在していましたが、3月10日に馬房内で右第3指骨粉砕骨折を発症。骨折部位をボルトで固定する手術も行われたそうですが、その後に両後肢に蹄葉炎を発症し、1日午後に安楽死の処置が取られたそうです。

ウオッカは2006年10月29日の京都競馬場での新馬戦でデビューし、デビュー3戦目の阪神ジュベナイルフィリーズでGⅠ初勝利。2007年にはエルフィンステークス、チューリップ賞を連勝しましたが、牝馬クラシックの初戦・桜花賞でダイワスカーレットに敗れて2着。桜花賞後は日本ダービーに参戦し、当日は3番人気でしたが、17頭の牡馬を破って優勝。1943年のクリフジ以来、64年ぶり史上3頭目のダービー制覇の偉業を成し遂げました。
その後は宝塚記念8着、秋華賞3着、エリザベス女王杯で出走取消など、不本意な結果が続きましたが、2008年の安田記念で1年ぶりのGⅠ勝利。その年の秋の天皇賞では、ダイワスカーレットとの死闘を演じ、長時間の写真判定の末にハナ差で優勝。年間でGⅠ2勝の活躍が評価され、2008年のJRA賞年度代表馬と最優秀4歳以上牝馬を受賞しました。
2009年には、ヴィクトリアマイルで7馬身差の圧勝、安田記念では前が塞がれて不利になるも、最後にディープスカイを差し切って2連覇を達成。ジャパンカップではオウケンブルースリとの接戦を制し、この年GⅠ3勝目。2年連続で年度代表馬に選ばれました。
2010年も活躍が期待されましたが、3月のドバイワールドカップの前哨戦「マクトゥームチャレンジラウンド3」で8着に敗れた後、鼻出血を発症していたことが発覚し、現役引退を表明。
引退後はアイルランドで繁殖生活を送り、シーザスターズ産駒のボラーレ、タニノアーバンシー、タニノフランケル、タニノミッションなど7頭の子供を産みました。


まさか早い内に天国に旅立つ、それも骨折からの蹄葉炎で安楽死…。突然の訃報なので、信じられない気持ちでいます。馬齢15歳を人間の年齢に換算すれば47~8歳だから、まだ若すぎます。息子のタニノフランケルがオープン入りして、重賞でも上位に入るくらいに成長したのに…。
GⅠ通算7勝の記録も凄いですが、日本ダービーで牡馬相手に3馬身差の圧勝、2008年秋の天皇賞でのダイワスカーレットとの死闘、絶望的な展開からの大逆転勝利を収めた2009年の安田記念と様々な名場面がありました。特に2008年の秋天は、先行したダイワスカーレットをウオッカが捕まえたと思ったら、ダイスカがゴール前で盛り返し、最後は並んでのゴール。写真判定も10分以上かかりました。同世代の牝馬2頭の激戦は、秋の天皇賞で一番印象に残るレースだと思います。
ウオッカとダイワスカーレットと同じ世代には、アストンマーチャン、ローブデコルテ、ピンクカメオ、エイジアンウインズ、クィーンスプマンテ、スリープレスナイトといったGⅠ馬を輩出。まさしく「牝馬史上最強世代」でした。
ウオッカ以降、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイといった最強クラスの牝馬が次々と誕生しています。今の牝馬の時代を生み出したのは、ウオッカのおかげではないでしょうか。心よりお悔やみ申し上げます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2ケタ得点で開幕4連勝!今宮が1試合2発!柳田も3戦連発だ!

2019年04月02日 | HAWKS

開幕3連戦で埼玉西武ライオンズを3タテし、最高のスタートを切った福岡ソフトバンクホークスは、2日から京セラドーム大阪に乗り込んでオリックスバファローズとの3連戦を戦います。カード初戦の2日は、ソフトバンク・東浜巨VSオリックス・アルバースの先発で始まりました。


  ソフトバンク      オリックス
1(二)牧原大成    (二)福田周平
2(遊)今宮健太    (中)西浦颯大
3(中)柳田悠岐    (指)メネセス
4(指)デスパイネ   (左)吉田正尚
5(左)グラシアル   (三)頓宮裕真
6(一)内川聖一    (右)小田裕也
7(三)松田宣浩    (一)マレーロ
8(右)上林誠知    (捕)若月健矢
9(捕)甲斐拓也    (遊)大城滉二
 (投)東浜巨     (投)アルバース


開幕4連勝を狙うホークスは、2回に1死からグラシアルと内川がヒットで出塁し、1死1,2塁で松田がオリックス先発・アルバースの6球目のボールを上手く打ち返し、センター前にタイムリーヒットを放ち1点を先制。なおも2人の走者を置いて、上林がセンターの頭上を越えるタイムリー3塁打を放って2点を追加。4連打で3点を奪います。
3回には今宮がアルバースの5球目をレフトポール際へ打ち上げ、高く上がった打球はポールに直撃してホームラン。4-0と点差を拡げます。しかしその裏、ホークス先発・東浜が2死3塁で西浦にショート強襲のセンター前タイムリーヒットを打たれて1点を返されます。
4-1とホークス3点リードの5回、ホークス先頭の牧原が相手のエラーで出塁すると、今宮がライト前にクリーンヒット。無死1,2塁で柳田がアルバースの6球目を狙い撃ち。ライトへの痛烈な当たりは、スタンドへグサリ。弾丸ライナーの3ラン本塁打で7-1とします。
大量援護を貰った東浜ですが、5回裏に四球とヒットの走者を背負い、1番・福田に右中間へのタイムリー2塁打を打たれて1点を失う。この後、内野ゴロでもう1点許すと、メネセスにもタイムリー2塁打を浴びてこの回3失点。7-4と3点差に詰められた。
終盤に入り、ホークスは7回に1死満塁からグラシアルのセンター犠牲フライで8点目を挙げると、内川の内野安打で再び満塁とし、松田のセンター前タイムリーで9点目。8回は1死3塁で今宮の場面で相手投手が暴投→3塁走者が生還して10点目。さらにその直後、今宮がオリックス5番手・岩本輝からレフトスタンドへのソロ本塁打を放ち11点目。今季初の2ケタ得点を挙げたホークス、オリックスに快勝です。


パリーグ 2019年4月2日(火)
オリックスVSソフトバンク 1回戦 京セラドーム
(ソフトバンク1勝、観衆36104人)
ソ|031 030 220|11
オ|001 030 000|4
勝:東浜(1勝)
負:アルバース(1敗)
本塁打
ソフトバンク: 今宮 1号,2号  柳田 3号



開幕から好調のホークス打線が、12安打11得点の猛攻でオリックスに圧勝しました。2回に4連打で3点を奪い、今宮選手が1試合2本塁打を放つと、柳田選手が3試合連続アーチとなる3ラン本塁打。投手陣は5人の投手リレー。先発の東浜投手が5回まで5失点、中継ぎ陣は無失点に抑えました。ホークスは開幕から4連勝でパリーグの単独首位。両リーグで唯一の勝ちっぱなしです。この連勝がどこまで続くんだろうか。
先発の東浜投手は、5回まで96球を投げて、被安打7・2奪三振・2四球・4失点。初回から毎回ランナーを出し、3回に1点を失うと、5回には2本のタイムリー2塁打を浴びて3失点。先頭打者に四球を与えたのが悪かったです。大量援護に恵まれて勝ち投手になれたけど、良い内容ではありませんでした。
打線の方は、1試合で2本もホームランを打った今宮選手が、この試合3安打の固め打ち。1本目のホームランはレフトポールに当たり、2本目はレフトスタンドに飛び込む完璧な一打でした。1試合2本塁打はプロ入りしてから初めて。ここまで15打数9安打、打率も.600。背番号「2」から「6」に変わり、強打者へと進化しちゃったのか?
柳田選手はこの日もホームラン。5回に無死1,2塁から、高めのボールをフルスイングしてライトスタンドへ叩き込みました。ちなみに、3発とも今宮選手が出塁した後に打っております。シーズン序盤から本塁打を量産中、45本以上打ちそうな勢いだ。
他にも松田選手が2本のタイムリーヒットを打てば、2回に2点タイムリー3塁打を打った上林選手が4試合連続ヒットと好調をキープしています。

3日の予告先発は、オリックス・山本由伸VSソフトバンク・大竹耕太郎となっています。次の試合も打線が爆発し、連勝を伸ばせるか?あと、先発投手陣がみんな5回か6回で降板しているので、大竹投手には1イニングでも長く投げてほしい。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新元号ついに決定。2019年5月1日から『令和』になります。

2019年04月01日 | Weblog

2019年も4月に突入。同時に平成が終わるまで1か月となりました。4月1日は平成に代わる新たな元号が発表され、「令和」(れいわ、Reiwa)に決定しました。



新元号の選び方には、①読みやすくて書きやすい漢字2文字、②明治・大正・昭和・平成のアルファベット表記の頭文字「M・T・S・H」が重複しないことが挙げられていました。
4月1日午前11時40分過ぎ、菅義偉官房長官が会見で新元号を「令和」と発表し、その直後に「令和」と書かれた色紙を掲げました。
菅官房長官は新元号の出典を次のように述べ、「『令和』は『万葉集』の梅花の歌、32首の序文にある、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らすから引用したものだ」と明かしました。
その後、安倍総理大臣が会見を行い、令和を選んだ理由について「令和には人々が心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」、「万葉集は1200年前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書である」、「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代に引き継いでいく」、「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を咲かせることができる。そうした日本でありたいという願いを込め、令和に決定した」と述べました。

日本の元号は「大化」から始まり、新元号の「令和」は248番目。これまでは中国の古典から引用していましたが、今回初めて日本古典から引用しました。新元号がきっかけで万葉集ブームが起きるかもしれませんね。
「令和」にあやかった商品も作られ、「令和Tシャツ」が即完売になったり、東京・青山のキャンディ専門店では、切っても切っても「令和」の文字が出てくる金太郎飴を作成。人気バンドの「ゴールデンボンバー」は、新元号発表直後に曲を制作し、PVまで作ってしまいました。曲のタイトルはもちろん「令和」です。
埼玉の酒屋では新元号の予想クイズが行われ、的中者から抽選で1名様に「平成元年産の大吟醸」がプレゼントする予定でしたが、「令和」と予想した人はいませんでした。

新元号は「光」、「文」、「永」、「明」といった漢字が使われるだろうと思われましたが、全くの予想しなかった「令和」が発表されたときは間「えっ?」てなりました。まだ新元号に馴染めない部分がありますが、徐々に慣れてくると思います。「平成」は4月30日に終わり、「令和」は5月1日午前0字から施行します。
平成時代は不況も長く、忌まわしい事故と事件、震災や豪雨といった未曽有の災害が多かっので、新元号は平成より良い時代になってほしいですね。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする