日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ボクシング界の怪物・井上尚弥、今年も年末の試合で衝撃KO勝ち!

2017年12月30日 | Sports

今回は久しぶりにボクシングネタです。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ「井上尚弥(大橋ジム)VSヨアン・ボワイヨ(フランス)」戦が30日、横浜文化体育館で行われました。チャンピオンの井上選手は、現在までWBO王者を6度防衛中で、今回が7度目の防衛戦でしたが、衝撃的なKOシーンを見せてくれました!


第1ラウンド開始から井上が相手に圧力をかけ、45秒過ぎに左のジャブがボワイヨの顔面を捉えます。ボワイヨも手数で対抗するが、井上がしっかりとガード。1分26秒辺りに連打でロープに追い詰めると、2分23秒に右フックが顔面にヒットし、ボワイヨがグラつく。そして残り16秒のところで井上の左フックがボワイヨの顎を捉え、ボワイヨが崩れ落ちるようにダウン!ボワイヨもなんとか立ち上がり第1ラウンドが終了。
第2ラウンドも井上が積極的に仕掛け、左右のボディブロー、右ストレートを見せる。ボワイヨは井上の重たいパンチを何度も浴びつづけるが、耐え続ける。このラウンドも井上が優位に進めた。
迎えた第3ラウンド、35秒に井上の左ボディブローがボワイヨの右わき腹に直撃。モロに喰らったボワイヨは、その数秒後に跪くようにダウン。この試合2度目のダウンを奪った井上はさらに猛攻。1分過ぎに相手をロープに追い詰め、またも左ボディで3度目のダウン。ボワイヨはパンチから逃れようと足を使うが、井上が追撃。最後はボディ連打でトドメを刺してレフェリーストップ。3R1分40秒、井上尚弥がTKO勝ちで7度目の防衛に成功しました。


もう本当に強すぎる!日本ボクシング界が誇る「モンスター」井上尚弥選手が、挑戦者のボワイヨ選手から4度のダウンを奪い圧勝。相手はフランス国内で3階級制覇、ここまで31連勝中と実績十分。身長でも162センチの井上選手を上回る170センチということで、少し難敵かと思われましたが、井上選手が力の差を見せつけました。パンチ一発一発の音が重たかったし、左右のフックが強烈でしたなあ。勝負を決めた第3ラウンドでは、ボディで3度もダウンを奪いました。
試合後のインタビューで「スーパーフライ級を卒業したい」と宣言。今年の井上選手は、5月のリカルド・ロドリゲス(米国)戦で3RTKO勝ち、9月にはアメリカで防衛戦を行い、アントニオ・ニエベスに6回終了TKO勝ち、今回も序盤でKO勝ちを収めて7度目の防衛に成功。
これで15戦全勝で13KO、今回の勝利で5戦連続KO防衛&世界タイトル戦で通算9度目のKO勝利となりました。試合後には「スーパーフライ級は今回で卒業し、来年はバンタム級で挑みたい」と宣言。スーパーフライでKO勝ちを量産した井上選手なら、バンタム級で3階級制覇達成できるでしょう!2018年もド派手なKOで日本中を大いに沸かせてほしい!




この日は世界タイトルマッチがもう1試合あり、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチは、チャンピオンの拳四朗選手(本名・寺地拳四朗。BMBジム)が、挑戦者でWBC同級11位のヒルベルト・ペドロサ選手(パナマ)に4回TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功しました。
第1ラウンドに拳四朗が左のジャブで優位に立つ。2ラウンド目はペドロサが前に出るが、拳四朗が素早い動きで相手の攻撃をかわすと、相手のボディにパンチを打ち込む。第3ラウンドでは、1分15秒辺りで連打を見せると、左ジャブが的確に当たる。
拳四朗のペース進む中で迎えた第4ラウンド。19~20秒に拳四朗の右ストレートがペドロサの顔面にクリーンヒット。ペドロサがロープまで吹っ飛ぶと、拳四朗がラッシュを仕掛ける。ペドロサがクリンチで逃れた後も拳四朗が攻め続け、左ボディ→右アッパー→右フックでダウンを奪う。ペドロサが立ち上がると、なおもラッシュを見せ、最後はボディ連打で2度目のダウンを奪ったところで試合終了。4R1分12秒で拳四朗のTKO勝ちとなりました。

拳四朗選手は今年5月にガニガン・ロペスから同級王座を奪取、10月のペドロ・ゲバラ戦では2-0の判定勝ちで初防衛成功。2試合とも比嘉大吾選手&村田諒太選手の前座扱い、今回の防衛戦は初めて生中継での試合でしたが、「北斗百裂拳」で相手をノックアウト。全国区デビューを最高の結果で終えました。
拳四朗選手のお父さんである寺地永さんも嘗てはプロボクサーで、現役時代は日本ミドル級王座と東洋太平洋ライトヘビー級王座のタイトルを獲得。引退後はBMBジムの会長に就任し、息子を世界王者に育て上げました。
大みそかにはWBA王者の田口良一選手とIBF王者のミラン・メリンド選手の王座統一戦が実施。その勝者と拳四朗が、来年あたりに直接対決する可能性もあるかも…。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京大賞典2017 コパノリッキーがラストランでGⅠ11勝の新記録達成!

2017年12月29日 | 競馬

2017年のダート競馬の総決算・第63回東京大賞典(GⅠ・2000m 16頭立て)が29日、東京・大井競馬場で行われました。史上最多タイのGⅠ10勝を挙げている⑬コパノリッキーは、今回のレースがラストラン。東京大賞典を勝った⑫ケイティブレイブ、昨年の優勝馬⑤アポロケンタッキー、2年前の優勝馬③サウンドトゥルー、韓国GⅠ馬⑮ロンドンタウン、JBCクラシック3着①ミツバ、武蔵野ステークスを勝った⑩インカンテーションのJRA勢7頭に加え、今年のジャパンダートダービーを制した⑧ヒガシウィルウィン(船橋)、昨年の羽田盃覇者②タービランス(北海道)、東京ダービー馬⑦バルダッサーレ(大井)、④サブノクロヒョウ(大井)なども参戦しました。



単勝の人気は、1番人気ケイティブレイブ(3.5倍)、2番人気サウンドトゥルー(4.0倍)、3番人気コパノリッキー(4.7倍)。4番人気以降はインカンテーション(5.9倍)、ミツバ(7.1倍)、アポロケンタッキー、ヒガシウィルウィン、ロンドンタウンと続きました。

スタートは16頭横一線。最初の先行争いで、コパノリッキー、ケイティブレイブ、ミツバの3頭の中から、リッキーが先手を奪い、ケイブレ2番手。インカンテーションが3番手につけ、ミツバ4番手、ロンドンタウン5番手、ヒガシウィルウィン6番手。サウンドトゥルー13番手、アポロケンタッキーは後方2番手でスタンド前を通過します。
1コーナーの時点で早くも縦長の状態となり、2コーナーから向正面のところで、コパノリッキーが先頭をひた走り、2番手ケイティブレイブ、3番手インカンテーション、4番手ミツバ、5番手ロンドンタウン。離れた6,7番手にヒガシウィルウィンとバルダッサーレ、8番手タービランス、9番手サブノクロヒョウ(大井)、10番手サウンドトゥルー、11番手⑥コスモカット(大井)、12番手アポロケンタッキー、13番手⑨サンドプラチナ(大井)。後方は⑯セイファルコン(川崎)、⑪シャドウパーティー(大井)、⑭ハーキュリーズ(浦和)と続く。
3コーナーを回り、リッキーが自らのペースで逃げ続け、ケイブレがピタリと2番手を追走。3番手のインカンの外側からバルダッサーレが接近するが、すぐにミツバとロンドンタウンにかわされる。中団まで押し上げたサウトゥルが大外に持ち出し、アポケンも追い込み勝負。
最後の直線コースに差し掛かり、コパノリッキーがラストスパートを仕掛け、2番手との差を拡げる。ケイティブレイブも2番手をキープし続けるが、サウンドトゥルーが追い込む。ゴール残り100mを切り、リッキーが突き放し、サウトゥルがケイブレをかわして2番手に上がったが、コパノリッキーが先頭でゴールイン!2着にサウンドトゥルー、ケイティブレイブが3番手でゴール。ダート最強馬・コパノリッキー、現役最後のレースで圧勝しました!


東京大賞典 全着順&払戻金
1着⑬コパノリッキー    2分04秒2
2着③サウンドトゥルー    3馬身
3着⑫ケイティブレイブ   2馬身1/2
4着⑤アポロケンタッキー  1馬身1/4
5着⑮ロンドンタウン     1/2馬身
6着①ミツバ
7着⑩インカンテーション
8着⑧ヒガシウィルウィン
9着②タービランス
10着④サブノクロヒョウ
11着⑦バルダッサーレ
12着⑯セイファルコン
13着⑨サンドプラチナ
14着⑥コスモカット
15着⑪シャドウパーティー
16着⑭ハーキュリーズ

単勝 ⑬ 470円 3番人気
複勝 ⑬ 150円 ③ 130円 ⑫ 120円
枠連 2⃣-7⃣  950円
枠単 7⃣-2⃣ 1,920円
馬連 ③-⑬  970円
馬単 ⑬-③ 1,950円
ワイド ③-⑬ 340円 ⑫-⑬ 270円 ③-⑫ 210円
3連複 ③-⑫-⑬  690円
3連単 ⑬-③-⑫ 4,470円


今年最後のGⅠレースは、3番人気のコパノリッキーが優勝。スタートから先頭に立つと、そのまま先頭をキープ。ラストの直線では後続を引き離し、2着に3馬身差をつけての圧勝。最後のレースで快心のレースを見せ、有終の美を飾りました。2着には大外から追い込んだサウンドトゥルー、3着には1番人気のケイティブレイブ。前回覇者のアポロケンタッキーは4着、7着のインカンテーションまでJRA勢が独占。ヒガシウィルウィンが地方勢最高の8着でした。
コパノリッキーは東京大賞典4度目の挑戦で念願の初勝利。さらには、GⅠ競走通算11勝目の新記録を達成。ダート界のレジェンドが最高の形で有終の美を飾りましたね。田辺裕信騎手と小林祥晃オーナー、村山明調教師は東京大賞典初勝利です。田辺騎手はリッキーでGⅠ初勝利を果たし、その後もJBCクラシックで優勝したり、MCS南部杯で連覇を経験。このコンビでGⅠを6勝もしました。

コパノリッキーは2014年のフェブラリーステークスで優勝してから一躍ダート界のトップホースになり、その年にGⅠ3勝。5歳時の2015年にGⅠを2勝、昨年はかしわ記念、帝王賞、南部杯とGⅠ3連勝。7歳になった今年も衰えを見せない活躍ぶりでした。2度の骨折を経験しながらもその度に復活、それに4年続けてGⅠ勝ちを収めた。この馬も思い出に残る名馬の一頭だと思います。
今後は北海道のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬になりますが、シンジケート60口が満口になっているそうだ。数年後にはリッキー産駒たちがダート戦線を盛り上げ、GⅠ馬を輩出しているかもしれませんね。コパノリッキーさん、長い間本当にお疲れ様でした。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新設GⅠ・ホープフルステークス!2歳中距離王はタイムフライヤー!

2017年12月29日 | 競馬

キタサンブラックの有終の美から4日経った28日は、中山競馬場で2017年最後の中央GⅠ競走「第34回ホープフルステークス(GⅠ・芝2000m 17頭立て)」が行われました。「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」が、2014年から中山に舞台を移してリニューアルされ、今年GⅠ競走に昇格。昨年はレイデオロが勝利し、後に日本ダービー馬となりました。
今年のホープフルステークスは、レイデオロと同じく藤沢和雄厩舎所属&キャロットファームの⑪フラットレー、モーリスの弟⑩ルーカス、京都2歳ステークス2着⑦タイムフライヤー、デイリー杯2歳ステークスを勝った⑮ジャンダルム、中山2000mの芙蓉ステークスを勝った⑨サンリヴァル、2000mで2戦2勝の⑫ジュンヴァルロ、⑤トライン、⑧シャルルマーニュなどが「2歳中距離王」の座をかけて参戦しました。



単勝のオッズは、1番人気タイムフライヤー(4.2倍)、2番人気はルーカスとフラットレーが並び(5.2倍)、4番人気ジャンダルム(6.5倍)、5番人気のサンリヴァル(7.1倍)まで10倍以下。その後はトライン、ジュンヴァルロ、⑬ステイフーリッシュ、シャルルマーニュ、⑰ナスノシンフォニーと続きました。

スタートで大外枠のナスノシンフォニーが外によれてしまう。正面スタンド前の先行争いで、トライン・サンリヴァル・ジュンヴァルロの3頭が先行し、②トーセンクリーガー4番手あたり。シャルルマーニュとルーカスとジャンダルムは中団につけ、フラットレーとタイムフライヤーは中団より後ろの位置。出遅れたナスノシンフォニーは16番手、⑭ワークアンドラブが大きく離れて最後方でゴール板を通過します。
1,2コーナーを回って向正面に差し掛かり、先頭グループはトライン,サンリヴァル,ジュンヴァルロの3頭が競り合い、4番手に③ウォーターパルフェ、内側5番手トーセンクリーガー、シャルルマーニュが6番手を追走。7番手④ロードアクシス、内側8番手①リュヌルージュ、外側9番手の位置にルーカスがいる。その後ろの10番手グループは、⑥マイハートビート・フラットレー・ジャンダルムの3頭が横並び。さらに13~15番手の位置には⑯シャフトオブライト・ステイフーリッシュ・ナスノシンフォニーの3頭が固まって、16番手にタイムフライヤー、ワークアンドラブがポツンとしんがり。
3コーナーを過ぎ、先頭争いはリヴァルとヴァルロの2頭が並び、トラインはズルズルと後退。パルフェが3番手に上がり、シャルル5番手、ルーカス6番手、ダルムは外に持ち出した。フラットレーは中団馬群だが、クリストフ・ルメールの手が動いている。後方待機だったフライヤーが中団まで押し上げてきた。
4コーナーから最後の直線に入り、先頭のサンリヴァルが内側で粘るが、真ん中からルーカスとジャンダルム、一番外からタイムフライヤーが脚を伸ばす。ゴール残り200mでフライヤーが先頭に躍り出ると、ダルムが内で食い下がる。ルーカスは脚が止まって後退。代わってフーリッシュが3番手に上がり、前の2頭を追う。そしてゴール前でフライヤーが抜け出し1着ゴールイン!ジャンダルムが2着、ステイフーリッシュが3番手でフィニッシュしました。


ホープフルステークス 全着順&払戻金
1着⑦タイムフライヤー  2分01秒4
2着⑮ジャンダルム    1馬身1/4
3着⑬ステイフーリッシュ  クビ
4着⑨サンリヴァル    2馬身1/2
5着⑰ナスノシンフォニー  クビ
6着⑩ルーカス
7着⑥マイハートビート
8着③ウォーターパルフェ
9着④ロードアクシス
10着⑯シャフトオブライト
11着①リュヌルージュ
12着⑧シャルルマーニュ
13着⑪フラットレー
14着⑫ジュンヴァルロ
15着②トーセンクリーガー
16着⑭ワークアンドラブ
中止⑤トライン

単勝 ⑦ 420円
複勝 ⑦ 160円  ⑮ 230円  ⑬ 490円
枠連 4⃣-8⃣ 1,130円
馬連 ⑦-⑮ 1,440円
馬単 ⑦-⑮ 2,960円
ワイド ⑦-⑮ 570円  ⑦-⑬ 1,400円  ⑬-⑮ 2,840円
3連複 ⑦-⑬-⑮ 10,920円
3連単 ⑦-⑮-⑬ 52,380円


GⅠに昇格して最初のホープフルステークスは、1番人気のタイムフライヤーが快勝し、「2歳中距離王」の座に就きました。2着のジャンダルムはフライヤーと互角の勝負を見せましたものの力及ばず。ジャンダルム機上の武豊騎手は、有馬に続いてのGⅠ連勝とはならず。GⅠ完全制覇の夢は来年に持ち越しです。3着のステイフーリッシュは、今月10日にデビューしたばかりで、キャリア2戦目のGⅠで好走したから、来年は伸びると思います。
2番人気のルーカスは、最後の直線で先頭争いを見せたものの、馬群に沈んで6着。2000mは距離的に長かったのもあるけど、調教での放馬の影響が大きいだろう。スクリーンヒーロー産駒は古馬になってから強くなる傾向があるので、ルーカスの本格化はまだ時間がかかるでしょう。フラットレーは13着と惨敗。ルメール騎手は史上2人目の年間200勝に王手をかけていましたが、この日は未勝利に終わりました。そして、トラインがゴール手前で競走を中止。検査の結果、左後肢跛行と診断されました。
優勝したタイムフライヤーは、松田国英厩舎に所属し、父・ハーツクライ、母・タイムトラベリング。鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は、2013年の桜花賞(アユサン)以来となるJRA・GⅠ制覇で、通算2勝目。クリスチャンは10月28日から短期免許で来日し、2か月間で28勝を挙げ、重賞競走4勝を挙げる活躍を見せました。同馬を管理する松田調教師は、GⅠ通算17勝目です。

タイムフライヤーは新馬戦2着のあと、未勝利戦と萩ステークスで連勝。前走の京都2歳ステークスでは1番人気に推されながらも、グレイルにアタマ差の2着惜敗。今回のホープフルでは、序盤から後方で脚を溜め、3コーナーで捲るように上昇。最後の直線では外から末脚を伸ばし、ゴール前でもう一段ギアを上げました。ここまで5戦走って、1着3勝・2着2回、連対率で100%です。ダノンプレミアム、ワグネリアンに続き、2018年牡馬クラシック戦線に新星が誕生。中山2000mを経験したので、皐月賞でも人気上位に入って来ると思います。


2017年の中央競馬は28日を以って全日程終了。しかし、まだビッグレースが残っております。29日は大井競馬場でダートの総決算・東京大賞典が行われます。引退レースとなる⑪コパノリッキー、帝王賞を勝った⑩ケイティブレイブ、JBCクラシック覇者③サウンドトゥルー、連覇を狙う⑤アポロケンタッキー、韓国GⅠ馬⑮ロンドンタウン、今年の3歳ダート王⑧ヒガシウィルウィン(船橋)とGⅠ馬6頭が出走します。
阪神カップでのイスラボニータ、有馬記念でのキタサンブラックに続き、コパノリッキーもラストランで勝利を飾ることができるのかどうか。前々走のJBCスプリントで2着、前走のチャンピオンズカップでも2着と惜しいレースが続いているから、期待はかなり高まるが…。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貴乃花親方が相撲協会の理事解任へ。日馬富士は略式起訴

2017年12月28日 | Sports

今年10月に発生した元横綱・日馬富士の暴行事件で新たな展開です。28日に開かれた日本相撲協会の臨時理事会で、貴ノ岩の師匠であり、巡業部長だった貴乃花親方の理事解任を提案することを決めました。



20日の理事会では、現場に同席していた白鵬と鶴竜の両横綱に報酬を減額し、白鵬には1月の給与全額と2月の給与の半分、鶴竜には1月分の給与を支給せず。また、日馬富士の師匠だった伊勢ケ浜親方は理事を辞任し、役員待遇委員に降格。さらに八角理事長は3カ月の報酬全額を返上。しかし、貴乃花親方の処分は28日に先送りとなりました。
この日の理事会では、「巡業部長として傷害事件を相撲協会に報告する義務があったのにそれを怠った」、「危機管理委員会の聴取要請を再三拒否し続けた」という理由から、理事および巡業部長としての責任は重いとして、貴乃花親方の理事解任&2階級降格処分を決議しました。1月4日の評議員会で正式な処分が決まる見通しです。

相撲協会の厳罰順は、上から順に①解雇、②引退勧告、③降格、④業務停止、⑤出場停止、⑥報酬減額、⑦けん責の7種類あり、貴乃花親方への処分は4番目に重い「業務停止」の可能性が高いかと思われましたが、それよりも重い「降格」処分。厳罰の場合は稽古の指導が禁止されますが、「降格」の場合は指導OKで、給与も与えられます。現在は協会理事の身ですが、解任されて2階級降格となれば「役員待遇委員」に。ただし、2018年初場所後に行われる理事選挙および理事長選挙の出馬は可能だそうです。
貴乃花部屋は今度の初場所で貴景勝関が小結に昇進し、部屋初の三役力士が誕生しましたが、部屋周辺はお祝いムードはなく、厳戒態勢が続いています。貴乃花親方は報道陣の取材に応じず無言のまま。親方が口を開く日は何時になるのか?そして、理事復帰&理事長選出馬はあるのだろうか?


理事会が行われた同日、鳥取地方検察所が元横綱の日馬富士を傷害罪で略式起訴しました。検察によると、貴ノ岩のケガが軽くない、示談が成立していない、日馬富士がすでに引退するなど社会的制裁を受けた事から略式起訴に至りました。略式起訴ということで、罰金刑が言い渡されます。
この件について、日馬富士の弁護人が「日馬富士が描いていた人生が大きく変わり、無念な思いがあるが、すべて自分の責任だ。貴ノ岩関はもとよりファンや相撲協会など多くの皆さまにご迷惑をお掛けし、改めて深くおわび申し上げます」とコメントを出しました。また八角理事長も「厳粛に受け止め、二度とこのような事が起こらないよう再発防止に努めて参ります」と述べました。
貴ノ岩関は九州場所で全休だったため、初場所は十両3枚目に転落。もし初場所で全休しても、診断書を提出すれば3月の春場所で十両最下位の位置に留まるそうです。貴ノ岩本人の体調はどうなんでしょうかねえ。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後のまつりだ!キタサンブラック有馬記念制覇で有終の美!

2017年12月24日 | 競馬

2017年の中央競馬の総決算・第62回有馬記念(GⅠ・芝2500m 16頭立て)が24日、中山競馬場で行われました。これまでGⅠ6勝を挙げている②キタサンブラックは今回が引退レース。宝塚記念を制した⑫サトノクラウンはライアン・ムーアとのコンビでグランプリ春秋連覇に挑戦。さらには、ジャパンカップでGⅠ初制覇を果たした⑩シュヴァルグラン、3歳世代の代表⑭スワーヴリチャード、牝馬2冠⑬ミッキークイーン、秋天3着⑧レインボーライン、こちらもラストラン③クイーンズリング、他にも⑦シャケトラ、⑪ルージュバック、①ヤマカツエースなどが参戦しました。


単勝のオッズは、キタサンブラックが1.9倍で1番人気。2番人気がスワーヴリチャード(4.5倍)、3番人気シュヴァルグラン(6.7倍)、4番人気のサトノクラウン(9.8倍)までが10倍以下。5番人気以降はミッキークイーン、ヤマカツエース、シャケトラ、クイーンズリング、レインボーライン、ルージュバックと続きました。

スタートは16頭綺麗に出揃う。キタサンブラックは絶好のスタートを決めると、そのままハナを切った。シャケトラが2番手につけ、3番手にヤマカツエース、外から⑮カレンミロティックが迫る。5番手クイーンズリング、6番手⑤トーセンビクトリー、⑥サトノクロニクル・③ブレスジャーニー・⑨サクラアンプルールが中団グループを形成。10番手の位置にサトノクラウン、その後ろの11番手にシュヴァルグランがつけている。後方は12番手レインボーライン、13,14番手にミッキークイーンとスワーヴリチャード、15番手ルージュバック、最後方に⑮サウンズオブアース。
1周目の正面スタンド前に差し掛かり、キタサンブラックが先頭で引っ張り、シャケトラが2番手追走、サトノクロニクルが7番手に上がり、ブレスジャーニー9番手。サトノクラウンとシュヴァルグランは中団待機。スワーヴリチャードとミッキークイーンは後方変わらず。
1,2コーナーを通過して向正面に入り、キタブラは前半1000mを61秒6で通過。これは完全にスローに持ち込んだか。シャケトラ2番手、ヤマカツとミロティックが3,4番手で並び、クイリンが5番手。6,7番手のところにクロニクルとビクトリーの2頭が並走。8番手アンプルール、内側9番手ブレジャニ、10番手シュヴァル、11番手サトクラ、その後ろの12番手スワリチャ、13番手レインボー、後方はミキクイ・アース・ルージュと続く。
3コーナーを回り、キタブラが依然として先頭だが、2番手のシャケトラが接近する。ビクトリーが外から上がって3番手まで浮上。スワリチャとシュヴァルも外に持ち出し、サトクラはまだ中団馬群の中。
16頭が一団で4コーナーを回って最後の直線へ。キタサンブラックがラストスパートをかけ、後続を離しにかかる。後続ではシャケトラが2番手で粘り、外からシュヴァルグランとスワーヴリチャードが追い込むが、サクラアンプルールが不利を受けて後退。ゴール残り100mでクイーンズリングが2番手に浮上!しかし、キタブラは後続を尻目に先頭をひた走り、そのまま先頭でゴールイン!中山2500mを逃げ切ったキタサンブラック、ラストランで有終の美を飾りました!


有馬記念 全着順&払戻金
1着②キタサンブラック  2分33秒6
2着③クイーンズリング  1馬身1/2
3着⑩シュヴァルグラン   ハナ
4着⑭スワーヴリチャード  クビ
5着⑪ルージュバック   1馬身1/4
6着⑦シャケトラ
7着⑯サウンズオブアース
8着⑧レインボーライン
9着⑥サトノクロニクル
10着①ヤマカツエース
11着⑬ミッキークイーン
12着④ブレスジャーニー
13着⑫サトノクラウン
14着⑤トーセンビクトリー
15着⑮カレンミロティック
16着⑨サクラアンプルール

単勝 ② 190円
複勝 ② 120円 ③ 550円 ⑩ 180円
枠連 1⃣-2⃣ 1,600円
馬連 ②-③ 3,170円
馬単 ②-③ 3,810円
ワイド ②-③ 1,180円 ②-⑩ 280円 ③-⑩ 2,760円
3連複 ②-③-⑩ 5,420円
3連単 ②-③-⑩ 25,040円


今年の有馬記念は、キタサンブラックが逃げ切って快勝。見事な有終の美を飾りました。2着には8番人気のクイーンズリングが入り、ラストラン2頭のワンツー決着となりました。枠連は白帽と黒帽の「パンダ馬券」、馬連と馬単は「引退馬券」でしたな。3番人気のシュヴァルグランは3着に入り、2番人気のスワーヴリチャードは4着。なお、最後の直線で斜行したとして、鞍上のミルコ・デムーロ騎手が2018年1月6日,7日の2日間の騎乗停止処分を受けました。春秋連覇を狙ったサトノクラウンは13着と惨敗。ムーア騎手は何しに日本に来たんでしょうか?
キタサンブラックは3度目の有馬記念初勝利。今年だけでGⅠ4勝目で、歴代最多タイとなる通算7勝目。鞍上の武豊騎手は2006年のディープインパクト以来、11年ぶり3度目の有馬制覇。オグリキャップ、ディープ、キタブラと勝った馬はみんな引退レースですやん。キタブラは今回の勝利で通算獲得賞金額が18億7684万3000円となり、テイエムオペラオーの「18億3518万9000円」を超え、JRA賞金王となりました。
改めて強すぎるなあ…。スタート時の飛び出しから先手を取るところは完璧だし、ペースの持ち込み方も絶妙。影をも踏ませぬ快走劇でした。武豊騎手の好騎乗としかいえませんわ。厳しいことを言いますと、キタブラに競りかけに行く馬がいなかったのが残念です。ライバル達が早めに仕掛けていたら、また展開が変わっていたと思う。今年の有馬は如何にもキタブラに勝たせてあげたいという雰囲気がプンプンだったので、正直面白くなかったです。まだ中山大障害の方がマシでした。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オジュウチョウサン障害GⅠ4連覇!イスラボニータが引退レースで劇的勝利!

2017年12月23日 | 競馬

有馬記念を前日に控えた12月23日(天皇誕生日)は、東西で注目の重賞競走が行われました。中山競馬場の「第140回中山大障害」は、障害GⅠ3連勝中のオジュウチョウサンが2年連続の春秋連覇に挑戦。阪神競馬場の「阪神カップ」は、GⅠ級のメンバーが集結しました。


第140回中山大障害(J・GⅠ 芝4100m 15頭立て)は、現役最強ジャンパー⑦オジュウチョウサン、2015年に障害GⅠ春秋連覇を達成した⑥アップトゥデイト、グランドジャンプ2着⑧サンレイデューク、秋陽ジャンプステークスを勝った④シンキングダンサー、昨年の中山大障害で3着だった⑮ルペールノエル、京都JSを制した⑬マイネルフィエスタ、平地で重賞経験のある⑭クランモンタナ、イルミネーションJS2着⑨ミヤジタイガなどが参戦しました。

スタートは15頭揃って飛び出し、最初の5号生垣障害で、③スズカプレスト・⑩ユウキビバワンダー・オジュウチョウサン・クランモンタナの先頭グループが同時に飛越すると、後続も無事に飛越。正面スタンド前のところで、アップトゥデイトがスズカプレストをかわして先頭に上がると、後続を大きく引き離す。クランモンタナ3番手、オジュウチョウサン4番手、5番手にユウキビバワンダー、6番手ミヤジタイガ、7番手⑤テイエムオペラドン、8番手⑬マイネルフィエスタ、9番手サンレイデューク、10番手シンキングダンサー。その後はルペールノエル、②ビコーピリラニ、⑪サムライフォンテン、①ウインヤード、⑫クラシックマークと続く。
2コーナーのバンケット→向正面で、アップトゥが大逃げを打ち、プレストが2番手、3番手モンタナ、オジュウがその後ろの4番手を追走。15頭は大障害コースを通り、最初の難関・大竹柵障害へ。まず先頭のアップトゥデイトが先頭で飛越すると、オジュウチョウサンらも次々とクリア、最後方のクラシックマークまで全馬クリア。
左回りコースに入ったところで、アップトゥがまた差を拡げ、オジュウが単独2番手、モンタナ3番手、プレスト4番手後退。ミヤジ5番手、フィエスタ6番手、7番手オペラドン、8番手デューク、シンギングは9番手、ルペール10番手。15頭は2度目の大障害コースに入り、2度目の難所・大生垣(赤レンガ)に挑む。先頭のアップトゥデイト、2番手オジュウチョウサンが飛び越えると、他の各馬も続々とジャンプし、ここも落馬なし。
順回りコースに戻り、アップトゥデイトの大逃げが続くが、オジュウチョウサンが徐々に差を詰めようとする。3号障害で3秒差、4号の竹柵障害で約2秒差。後続では、ミヤジタイガが3番手に上がり、マイネルフィエスタ4番手に進出。先頭争いでは、アップトゥとオジュウの差が段々縮まり、最終障害で約1秒差!
優勝争いはアップトゥデイトとオジュウチョウサンの2頭に絞られ、平場勝負となった!アップトゥが先頭で芝直線コースに入るも、オジュウがピタリと射程圏内。ゴール残り200mでオジュウが外に持ち出すが、残り100mでもアップトゥが粘る。しかし、ゴール前でオジュウがついにアップトゥを捕らえ、1着ゴールイン!オジュウチョウサンが大逆転で大障害2連覇!やはり絶対王者は強かった!


伝統の障害重賞・中山大障害は、今までの大障害の中で一番興奮したレースだったと思います!アップトゥデイトが大差で逃げ続け、オジュウチョウサンが必死に猛追。直線での攻防はまさに意地のぶつかり合いでした。アップトゥデイトが粘る場面では、「逃げ切っちゃうの?」と思いましたが、最後の最後でオジュウチョウサンが差し切りました。10馬身以上も離されながらも、最後は勝ちきったオジュウは本当に強すぎるなって思いました。アップトゥも最後までスタミナが切れなかったし、GⅠ馬としての意地を見せてもらいました。
1着はオジュウチョウサン、2着にアップトゥデイト、大きく離れた3着争いはルペールノエルが3着に入り、3番人気のシンギングダンサーが僅差で4着。今年も15頭全馬完走しました。勝ちタイム4分36秒1は、中山4100mのコースレコード。1991年秋のシンボリモントルーが出した4分37秒2の記録を1秒1も更新。
オジュウチョウサンはこれで障害GⅠで4連勝、さらには重賞競走8連勝を達成。今年4月のグランドジャンプで優勝した後、右脚を骨折して半年も休養。復帰戦の10月の東京ハイジャンプでは、直線突き抜けて大差の圧勝。今回は単勝1.1倍の圧倒的人気を集め、見事に大障害2連覇を果たしました。この日のオジュウは何時になく危なかったけど、それでも強かったなあ。世間では「キタサンブラックは最強」だと言われているけど、オジュウチョウサンの方が最強だと思っています。



阪神のメイン・第12回阪神カップ(GⅡ・芝1400m 18頭立て)は、2014年皐月賞馬でこのレースを最後に引退する②イスラボニータ、マイルチャンピオンシップ2着⑩サングレーザー、4連勝中の3歳馬⑦モズアスコット、桜花賞馬⑤レーヌミノル、1400mで4勝の⑪アポロノシンザン、昨年の勝ち馬⑰シュウジ、さらにはCBC賞で復活を果たした⑱シャイニングレイ、京阪杯2着⑨ビッブライブリー、芝初挑戦の⑬モーニン、⑫ダンスディレクター、⑯ミスエルテなどが参戦しました。
スタートでシュウジが少し出遅れたのに対し、アポロノシンザンが好スタートを決めてハナを切る。2番手から⑮トウショウピスト、外からシャイニングレイが3番手に上がる。4,5番手にダンスディレクターと①オールザゴーが並び、6,7番手にビップライブリーとイスラボニータ、その後ろの8番手にレーヌミノルがつける。中団外側にモズアスコット、内側に④オールザゴー、11番手⑥キャンベルジュニア。12番手ミスエルテ、13番手⑧エポワス、14番手③タガノブルグ、その後ろの15番手にサングレーザーがいる。後方はモーニンと⑭サンライズメジャーが並走し、シュウジがポツンと最後方。
内回り3,4コーナー中間を過ぎ、アポロノが先頭、ピストが2番手、シャイニング3番手変わらず。ボニータとモズアスが中団で並走し、すぐ後ろにレーヌ9番手、ミスエルテ10番手。キャンジュニとレーザーはまだ中団後ろ。レーザーは外に持ち出した。
最後の直線コースに差し掛かり、アポロノシンザンがまだ先頭をひた走るが、真ん中からダンスディレクター、外からモズアスコットが追い込み、さらにはイスラボニータも突っ込んでくる。残り200mでディレクターが先頭に立ち、ボニータが外から接近。ゴール前で胴体となり、まったく並んでゴール!そして大外からサングレーザーが上がって来るも3番手まで。

関西では今年最後の重賞レース・阪神カップは、7番人気・ダンスディレクターと2番人気・イスラボニータの叩き合いとなりましたが、イスラボニータが接戦をモノにしました。ダンスディレクターは一旦先頭に立ちましたが、ゴール前で差されてハナ差の2着。3番人気のサングレーザーは3着、1番人気のモズアスコットは4着。初芝のモーニンが6着と健闘し、桜花賞馬のレーヌミノルは7着、前回覇者のシュウジは12着に終わっています。
勝ったイスラボニータは、読売マイラーズカップ以来の勝利を挙げ、通算で重賞6勝目。引退レースで見事に勝利し、有終の美を飾りました。道中は中団を走り、直線では馬群の中から追い上げ、ダンスディレクターとモズアスコットの間を割り込み、ゴール手前でディレクターをかわしました。ラストランで根性を出し切りましたね!
3歳時は3連勝で皐月賞を制し、ダービーでは2着。古馬になってからは2着と3着が多かったけど、それほど安定していたという証だと思います。今思うと、GⅠをもう1勝できたと思うけどなあ。イスラボニータさん、本当にお疲れさまでした。種牡馬でも優秀な成績を残し、余生をゆっくりお過ごしください。




さあそして、12月24日のクリスマスイヴは、中央競馬の総決算・有馬記念です!前日オッズでは、ラストランの①キタサンブラックが1.8倍で1番人気。3歳馬のスワーヴリチャードが5.0倍で2番人気、GⅠ連勝を狙う⑩シュヴァルグランが7.2倍で3番人気。その後は⑫サトノクラウン、⑬ミッキークイーン、①ヤマカツエース、⑦シャケトラ、③クイーンズリング、⑪ルージュバックと続いています。
キタブラはGⅠ7勝目、サトクラはグランプリ春秋連覇、シュヴァルはジャパンカップに続いてのGⅠ連勝がかかっています。23日の中山競馬はステイゴールド産駒が大活躍を見せ、オジュウチョウサンが中山大障害を制すると、メインのグレイトフルステークス(有馬と同じ2500m)ではステゴ産駒の馬が1~3着を独占。ということは、ステゴ産駒の⑧レインボーラインにもチャンスあるかもしれないぞ…。全国民注目の有馬記念は15時25分に発走します!













  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第62回有馬記念枠順発表!ラストランのキタサンブラックは1枠2番! 

2017年12月21日 | 競馬
今月24日に中山競馬場で開催される第62回有馬記念(芝2500m 16頭立て)の枠順抽選会が、21日に東京都内で行われました。今年の有馬記念は、ラストランとなるキタサンブラックをはじめ、ジャパンカップを制したシュヴァルグラン、宝塚記念馬・サトノクラウン、ダービー2着・スワーヴリチャード、GⅠ2勝・ミッキークイーン、レインボーラインら16頭が出走します。注目の枠順はこうなりました。




中山11R 第62回有馬記念(GⅠ・芝2500m 16頭立て)
1枠1番 ヤマカツエース(池添謙一)
1枠2番 キタサンブラック(武豊)
2枠3番 クイーンズリング(クリストフ・ルメール)
2枠4番 ブレスジャーニー(三浦皇成)
3枠5番 トーセンビクトリー(田辺裕信)
3枠6番 サトノクロニクル(戸崎圭太)
4枠7番 シャケトラ(福永祐一)
4枠8番 レインボーライン(岩田康誠)
5枠9番 サクラアンプルール(蛯名正義)
5枠10番 シュヴァルグラン(ヒュー・ボウマン)
6枠11番 ルージュバック(北村宏司)
6枠12番 サトノクラウン(ライアン・ムーア)
7枠13番 ミッキークイーン(浜中俊)
7枠14番 スワーヴリチャード(ミルコ・デムーロ)
8枠15番 カレンミロティック(川田将雅)
8枠16番 サウンズオブアース(クリスチャン・デムーロ)


ファン投票第1位のキタサンブラックは1枠2番、GⅠ連勝を狙うシュヴァルグランは5枠10番、ライアン・ムーア騎乗のサトノクラウンは6枠12番枠、今年GⅠ6勝のミルコ・デムーロ騎乗のスワーヴリチャードは7枠14番。現在リーディングトップのルメール騎手はクイーンズリングに乗り、2枠3番に入りました。


今回の有馬は、キタサンブラックが有終の美を飾れるかに注目が集まっているわけですけど、そのキタブラはまたも内枠を引き当てましたね~。武豊騎手は昨年の抽選会で1番枠を引き、今年は2番枠をゲット。抽選会を見て、「うわぁ、良い所に入ったな」って思いました。
ただ、2番枠は98年のグラスワンダー以降19年間未勝利、ファン投票1位の馬は3連敗中。それに「キタブラは叩き3走目は勝てない」という不安な面もあります。この春3走目の宝塚記念で大敗したし…。一昨年は3着、昨年は2着と惜敗。3度目の挑戦となる今年こそは1着になりたいところだが…。

キタサンブラックのライバル勢は、みんな外枠に入っちゃいました。シュヴァルグランのボウマン騎手は「3番か4番に入りたかった」と苦笑い、サトノクラウンの堀宜行調教師は「当日はいい枠だったねと言えるようにしたい」、スワーヴリチャードのミルコ騎手は「まあまあ、大丈夫です」と話しました。大舞台に強いミルコ騎手の神騎乗に期待。



さて、有馬記念といえば「この1年の世相を映すレース」と言われていますが、今年も性懲りなく世相サインを考えてみました。
・今年の有馬はクリスマスイブ…「⑫-②-④」
・今年の漢字は「北」…キタサンブラック、または北村騎手。
・表彰式プレゼンターを務めるのは、ロサンゼルスドジャースの前田健太投手。前田投手の背番号「18」から「1-8」、ドジャースのチームカラー「青と白」→枠連「1-4」、前田投手の誕生日は4月11日→馬連・馬単・ワイド「④-⑪」。
・二刀流・大谷翔平がエンゼルス移籍…背番号「17」から「1-7」、エンゼルスのチームカラー「赤と白」→枠連「1-3」、「二」刀流→2番枠か2枠の馬が来る?
・将棋・羽生善治氏が永世七冠、囲碁・井山裕太氏が七冠独占。 国民栄誉賞祝いに「7番の馬」か「7枠の馬」。それかGⅠ7勝目を狙うキタサンブラック、年間GⅠ7勝のミルコ騎手。
・藤井聡太四段が公式戦29連勝達成…「2-9」
・陸上男子100mで日本人初の9秒台…⑨サクラアンプルール
・松居「一」代&船越英「一」郎夫妻がようやく離婚成立…1枠1番・ヤマカツエースの鞍上である池添謙「一」が来そうで怖いが、まさかの福永祐「一」もあり得る。
・安室奈美恵、日馬富士、浅田真央、宮里藍と有名人の引退報道が多かった1年。 このレースで引退するキタサンブラック&クイーンズリング→「2-3」
・加藤一二三さんがプロ棋士引退後も大活躍中…「1-2-3」のひふみん馬券。
・稀勢の里が第72代横綱に昇進…「7-2」
・日馬富士暴行事件の被害者である貴ノ「岩」→「岩」田騎手
・ブルゾンちえみWith Bの「35億」→「3-5」、3枠5番
・サンシャイン池崎の「ジャスティス!」 ジャスティスを訳すと「正義」。ということは、蛯名正義のサクラアンプルールが空前絶後の番狂わせを起こす?
・元SMAPメンバーの新しい所属事務所「CUREN」、今年大ブレイクの滝沢カレン…⑮カレンミロティックで「波乱必至」  
・上野動物園の赤ちゃんパンダ「シャンシャン」…白黒のパンダ柄にちなんで枠連「1-2」、シャンシャンの誕生日は6月12日→「⑥-⑫」、6枠12番のサトノクラウン。
・JRAのイメージキャラクター。高畑充希…ミッキークイーン、松坂桃李…桃帽の8枠。(土屋太鳳と柳楽優弥は思いつきませんでした。ごめんよ)


大体がこじつけですが、みなさんも参考にしてみてください。信じるか信じないかはあなた次第です…。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またも無敗の2歳チャンピオンが誕生!ダノンプレミアムが圧勝で朝日杯制覇!

2017年12月17日 | 競馬

2歳牡馬のマイル王決定戦・第69回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ・芝1600m 16頭立て)が17日、阪神競馬場で行われました。サウジアラビアロイヤルカップを勝ち、デビュー2連勝中の①ダノンプレミアム、京王杯2歳ステークス覇者③タワーオブロンドン、小倉2歳ステークスを勝った⑥アサクサゲンキ、2歳世代最初の重賞ウィナー⑪カシアス、新潟2歳ステークスを制した②フロンティアの重賞勝ち経験馬の他に、⑩ステルヴィオ&⑫ダノンスマッシュのロードカナロア産駒コンビ、ホッカイドウ競馬から移籍した⑭ダブルシャープ、デイリー杯3着⑤ケイアイノーテック、札幌2歳ステークス2着⑧ファストアプローチなどが参戦しました。


単勝のオッズは、ダノンプレミアムが1番人気(2.3倍)、タワーオブロンドン2番人気(3.9倍)、3番人気ステルヴィオ(5.3倍)。4番人気のダノンスマッシュ(8.7倍)までが一桁台で、5番人気以降はケイアイノーテック、フロンティア、ダブルシャープ、アサクサゲンキ、ファストアプローチと続きました。

スタートはバラつき、ダノンスマッシュと⑯イシマツ、④ライトオンキューが出遅れる。それに対してダノンプレミアムは好スタートを決めた。外回り3コーナーに向かっての先行争いで、ダノンプレミアム,アサクサゲンキ,ファストアプローチが競り合うところを、外から⑮ケイティクレバーが上昇して先手を奪いとる。ファストアプローチ2番手、ダノンプレミアムは3番手に控え、4番手にカシアス。5,6番手の位置にアサクサゲンキとダブルシャープが並び、その後ろにフロンティア,タワーオブロンドン,⑨ムスコローソの3頭が固まっている。10番手ケイアイノーテック、外側11番手⑬アイアンクロー、12番手ステルヴィオ、13番手ダノンスマッシュ。後方はライトオンキュー、⑦ヒシコスマー、イシマツと続く。
外回り3,4コーナー中間点を通過し、先頭を行くクレバーは前半800mを47.2秒で通過。ファストが2番手につけ、カシアス3番手、ダノプレはその内側の4番手に控え、タワロンはダノプレの背後についている。ゲンキは7番手、ステルヴィオ・フロンティア・ノーテックは中団追走、ダノスマは後方4番手。
4コーナーを回って最後の直線コースに入り、ケイティクレバーがまだ先頭だが、ゴール残り300mあたりでダノンプレミアムが先頭に躍り出る。後続からファストアプローチ、カシアス、さらにはタワーオブロンドンが内を突いて追い上げる。しかし、ダノプレが残り200mから一気に突き放した。そして2番手争いでは、ステルヴィオとケイアイノーテックが襲い掛かる。独走態勢のダノプレは、2番手に3馬身以上の差をつけて1着ゴール!これは強すぎる!ダノンプレミアム3連勝で2歳マイル王になりました!


朝日杯FS 全着順&払戻金
1着①ダノンプレミアム   1分33秒3
2着⑩ステルヴィオ     3馬身1/2
3着③タワーオブロンドン   クビ
4着⑤ケイアイノーテック   ハナ
5着⑫ダノンスマッシュ   3/4馬身
6着⑧ファストアプローチ
7着⑪カシアス
8着②フロンティア
9着⑭ダブルシャープ
10着⑥アサクサゲンキ
11着⑮ケイティクレバー
12着④ライトオンキュー
13着⑨ムスコローソ
14着⑬アイアンクロー
15着⑦ヒシコスマー
16着⑯イッテツ

単勝 ① 230円
複勝 ① 110円 ⑩ 140円 ③ 130円
枠連 1⃣-5⃣ 530円
馬連 ①-⑩ 550円
馬単 ①-⑩ 840円
ワイド ①-⑩ 230円 ①-③ 210円 ①-⑩ 330円
3連複 ①-③-⑩  700円
3連単 ①-⑩-③ 2,630円



先週の阪神ジュベナイルフィリーズのラッキーライラック、水曜日の全日本2歳優駿のルヴァンスレーヴに続き、この朝日杯FSでも無敗の2歳チャンピオンが誕生しました!1番人気に推されていたダノンプレミアムが圧勝。最後の直線で3番手からスッと抜け出すと、あとは後続を突き放すだけでした。ダノプレは前走のサウジアラビアロイヤルカップに続いての重賞2連勝、デビューから3戦3勝です。
2着には3番人気のステルヴィオ。大外から追い込んで、タワーオブロンドンをゴール前で捕らえました。2番人気のタワーオブロンドンは3着、4番人気のダノンスマッシュは出遅れが響いて4着でした。
デビューから3戦3勝のダノンプレミアムに騎乗した川田将雅騎手は、朝日杯初勝利で、今年のGⅠ競走2勝目。ゴール前でダノプレの首を撫で、勝利を称えるシーンも見られました。中内田調教師は開業4年目でGⅠ初制覇。今年は2歳重賞で4勝を挙げると、10月にJRA史上最速での通算100勝を達成。12月17日現在で45勝を挙げ、調教師リーディング部門で8位。まさしく大躍進の1年といえるでしょう。
それにしてもダノンプレミアムは強すぎる!新馬戦での圧勝劇、2戦目のサウジアラビアRCで完勝し、今回の朝日杯では他馬を寄せ付けず、圧巻のレースを披露。来年の牡馬クラシックが非常に楽しみな勝ちっぷりでした。2歳GⅠはまだホープフルステークスが残っているけど、最優秀2歳牡馬はダノプレで決まりかもしれません。来年の皐月賞では、ワグネリアンとダノンプレミアムの対決が見たい!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全日本2歳優駿2017 今年の2歳ダート王はルヴァンスレーヴ。

2017年12月13日 | 競馬

2017年の2歳ダート王決定戦・第68回全日本2歳優駿(GⅠ・1600m)が13日、川崎競馬場で行われました。⑩ダモンデ(北海道)競走除外で13頭立てで争われたこのレース、JRA勢からは、北海道2歳優駿を勝った⑧ドンフォルティス、兵庫ジュニアグランプリを勝った②ハヤブサマカオー、デビュー2戦2勝の⑨ルヴァンスレーヴ&③ダークリパルサー、現在2連勝中⑭ビッグスモーキーの5頭が参戦。地方勢は、ハイセイコー記念を制した⑪ハセノパイロ(船橋)、鎌倉記念覇者⑦リコーワルサー(大井)、平和賞2着①ドンビー(船橋)、⑫サザンヴィグラス(北海道)、⑥ソイカウボーイ(北海道)などが出走しました。


スタートでルヴァンスレーヴが出遅れ、最後方からの競馬。スタンド前の先行争いで、サザンヴィグラスがハナに立ち、ハヤブサマカオーが2番手。3番手グループにはダークリパルサー・ソイカウボーイ・ビッグスモーキーの3頭が並ぶ。ハセノパイロ6番手、ドンフォルティスは8,9番手の位置、ルヴァンスレーヴは11番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入ったところで、サザンヴィグラスが先頭、ハヤブサマカオーピッタリと2番手につけ、3番手にダークリパルサー、4番手ソイカウボーイ、5番手ハセノパイロ、外側6番手ビッグスモーキー、内側7番手に④ハッピーグリン(北海道)、8番手にドンフォルティス、9番手にルヴァンスレーヴ、10番手リコーワルサー、11番手ドンビー、後方は大きく離れて⑤トーセンブル(船橋)、⑬ミスターバッハ(船橋)と続く。
3,4コーナー中間を過ぎ、サザンが先頭でレースを引っ張り、ハヤブサが2番手キープ。3番手リバルサーのすぐ後ろに、ルヴァンスが4番手に押し上げる。後続ではハセパイとワルサーが6番手争い、ドンフォルは9番手。
最後の直線コースに差し掛かり、サザンヴィグラスが粘り込みを図るが、外からルヴァンスレーヴが接近し、残り200m辺りでサザンを捕らえて先頭。ドンフォルティスが大外から追い込むんで2番手に上がるが、ルヴァンスが先頭でゴールイン!ルヴァンスレーヴが重賞初挑戦で2歳ダート王者に輝きました!


全日本2歳優駿 全着順&払戻金
1着⑨ルヴァンスレーヴ 1分41秒6
2着⑧ドンフォルティス  1馬身
3着⑪ハセノパイロ    3馬身
4着③ダークリパルサー   クビ
5着⑭ビッグスモーキー  3/4馬身
6着⑦リコーワルサー
7着⑤トーセンブル
8着⑫サザンヴィグラス
9着④ハッピーグリン
10着②ハヤブサマカオー
11着①ドンビー
12着⑥ソイカウボーイ
13着⑬ミスターバッハ
除外⑩ダモンデ

単勝 ⑨ 180円 1番人気
複勝 ⑨ 120円 ⑧ 140円 ⑪ 480円
枠複 5⃣-6⃣ 390円
枠単 6⃣-5⃣ 610円
馬複 ⑧-⑨ 410円
馬単 ⑨-⑧ 560円
ワイド ⑧-⑨ 180円 ⑨-⑪ 800円 ⑧-⑪ 1,250円
3連複 ⑧-⑨-⑪ 3,100円
3連単 ⑨-⑧-⑪ 7,590円


ダート界の主役を目指す馬達が集まった全日本2歳優駿は、単勝1.8倍の断然1番人気だったルヴァンスレーヴが快勝。デビューから3連勝でGⅠ初制覇を果たしました。直線追い込んだドンフォルティスが2着、地方馬のハセノパイロが3着に入りました。4番人気のダークリパルサーは4着、2番人気のハヤブサマカオーは10着と大敗しました。
優勝したルヴァンスレーヴは、美浦・萩原清厩舎所属。父・シンボリクリスエス、母・マエストラーレ、母の父・ネオユニヴァースという血統。鞍上のミルコ・デムーロ騎手はこのレース初勝利、萩原清調教師は2011年のオーブルチェフに次いで2勝目です。
ルヴァンスはスタートで後手を踏み、後方追走を余儀なくされ、向正面で外を回される展開。しかし、3コーナーで捲るように押し上げ、直線で逃げるサザンフォルティスをかわすと、ドンフォルティスの追い上げを抑えました。ノーステッキで加速し、ミルコ騎手も完全に持ったまま。出遅れながらも最後に勝っちゃうんだから、この馬の能力はとても高いといえます。ぜひとも来年のケンタッキーダービーにもチャレンジしてほしいですし、日本ダート界のエースに上り詰めてほしいですね。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東アジアE-1選手権 日本代表が中国を下して2連勝!次戦は日韓決戦だ!

2017年12月13日 | soccer

サッカーの「2017 東アジアE-1選手権」は12日、味の素スタジアムで男子の部・第2戦が行われました。初戦で北朝鮮に勝利した日本代表は、中国代表と対戦。この試合で勝てば2連勝で勝ち点6となり、優勝に大きく前進します。日本にとって重要な第2戦も、終盤に試合が動きました。



スタメンはこちら
[日本代表]
GK 1 東口順昭
DF 3 昌子源(Cap)
DF 6 三浦弦太
DF 21 山本脩斗
DF 22 植田直通
MF 10 大島僚太
MF 13 土居聖真
MF 17 今野泰幸
FW 7 倉田秋
FW 11 小林悠
FW 14 伊東純也

[中国代表]
GK 23 王大雷
DF 2 劉奕鳴
DF 6 高准翼
DF 14 傅歓
DF 16 鄭錚
DF 17 李学鵬
MF 8 趙宇豪
MF 13 何超
FW 9 肖智
FW 20 韋世豪
FW 22 于大宝(Cap)


前半3分、日本は右サイドを突破した伊東がクロスを上げ、ゴール前で小林が頭で落とし、土居が合わせたが、ゴール左に外れる。5分にはカウンターの流れから大島がシュートを放つも相手DFに直撃。22分には右サイドで植田がクロス→ファーサイドで小林が飛び込むが、ヘディングシュートは枠を捉えられず。25分、大島が左太ももを痛めて試合続行不可能。急遽MF井手口陽介がピッチに入る。
中国は前半40分、右サイドでFKを獲得。李学鵬が左足で蹴ったが、GK東口にキャッチされる。日本は44分、中盤で井手口が相手ボールを奪うと、左サイドで土居がクロス→小林がダイビングヘッドを放ったが、大きく外れてしまう。前半終了間際には、土居がペナルティエリア内で倒れ、倉田がこぼれ球に反応するも、右足のシュートはポストを直撃。しかし、その前にオフサイドがあった。

0-0で迎えた後半開始1分、日本は今野→小林とつなぎ、倉田がミドルシュートを放つが、わずかにクロスバーの上。後半6分には敵陣で波状攻撃を見せたが、ゴールを奪えない。中国は後半10分、右サイドで傅歓→途中出場・張文釗のスルーパス→抜け出した于大宝がシュートを打ったが、GK東口が足で防いだ。日本にとっては危ないシーンだった。
後半19分、日本は右サイドで植田が伊東とのワンツーから抜け出したが、クロスは誰も合わせられず。21分には井手口がミドルを狙うもダメ。中国も後半25分に于大宝が飛び込むも枠外に終わる。
日本は後半30分に川又堅碁、後半37分に阿部浩之が入り、3枚の交代枠を使い切る。そして後半38分、川又のポストプレーからチャンスを作り、倉田の縦パス→川又のシュートはDFに当たるも、こぼれ球を小林が拾い、一旦はGKにシュートを防がれたが、2度目は右サイドからゴールに流し込む。日本にようやく1点が入ります。さらに後半43分、中盤でボールを拾ったDFの昌子が右足ロングシュート。高く上がったボールは、中国GKの頭上を越えてゴールネットに突き刺さった!昌子のスーパーゴールで日本が2点目!中国は試合終了間際に于大宝がPKで1点を返すも時既に遅し。日本が2-1で中国を下しました。



今回の試合は北朝鮮戦から7人の先発メンバーを入れ替えて臨みながらも、なかなかゴールシーンが生まれず、勝ち点1に留まるかと思われました。しかし、後半39分と後半43分にゴールが生まれました。最後のPKは余計でしたが、それでも中国に1点差で勝利。これで日本は今大会2連勝を飾り、勝ち点6で優勝に王手をかけました。4年ぶりの東アジア制覇、ハリルジャパンの初タイトルまであと少しです。
先制点を挙げた小林選手は、こぼれ球に素早く反応し、一回転しながら左足でゴールネットを揺らしました。今季のJリーグ得点王&MVPを受賞し、この大会でも活躍が期待されていましたが、2戦目で本領を発揮。ハリルホジッチ監督の起用に応え、W杯本大会入りへ結果を残しました。アシストした川又選手の献身的なプレーもよかったと思います。
ロングシュートを決めたキャプテンの昌子選手は代表戦初ゴール。相手のクリアボールを奪うと、ワントラップ入れてから右足を振り抜き、そのままゴールへ。およそ40mのシュートを決め、場内を大いに沸かせましたが、当の本人は終了間際の失点を悔やんでいました。

第2戦を終え、日本が2連勝で勝ち点6、北朝鮮との南北対決を制した韓国が1勝1敗・勝ち点4で2位。中国が3位、北朝鮮が最下位となっています。ハリルジャパンとなでしこジャパンが共に2連勝、アベック優勝もあり得ますね。
E-1選手権もいよいよ大詰め。女子代表は15日にフクダ電子アリーナで北朝鮮代表と対戦。直接対決で勝てば2010年以来の東アジア制覇となります。男子代表は16日に韓国代表戦が控えています。引き分け以上ならば優勝決定であります。2018年のW杯に弾みをつけるためにも、宿敵・韓国には負けたくないですね…。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする