日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

川崎記念2019 ミツバが7歳にして念願のGⅠ制覇!

2019年01月30日 | 競馬

2019年最初のダートGⅠ競走・第68回川崎記念(GⅠ・ダート2100m 11頭立て)が30日、川崎競馬場で行われました。JRA勢からは、前回の川崎記念覇者②ケイティブレイブ、おととしの優勝馬⑧オールブラッシュ、不振脱出を狙う⑤アポロケンタッキーといったGⅠ馬3頭の他に、名古屋グランプリ2着⑥ミツバ、④コパノチャーリー、⑨サルサディオーネの6頭が参戦。地方勢からは川崎所属の⑩ツィンクルソード、①ポッドジョイ(大井)、③アサクサポイント(愛知)らが参戦しました。




好スタートを決めたサルサディオーネが先頭に立つと、コパノチャーリーが2番手、3番手にミツバ、ケイティブレイブは4番手、アポロケンタッキーが5番手。中団6番手にオールブラッシュ、7番手ポットジョイ、8番手にツィンクルソード、9番手⑦カガノカリスマ(笠松)。後方は⑪コスモマイギフト(笠松)とアサクサポイントが並ぶ。
1周目の4コーナーを回ってスタンド前に差し掛かるところで、サルサディオーネが単騎の逃げを打つが、オールブラッシュが外から上がって2番手まで進出。ケイティブレイブは4番手、アポロケンタッキー5番手、ミツバ6番手でスタンド前を通過した。
1コーナーを回ったところで縦長の展開になり、2周目向正面に入り、サルサが単独先頭、ブラッシュ2番手、ケイブレとコパチャリが3,4番手で並ぶ。その後ろの5番手にアポケン、ミツバ6番手。その後はポット、ツィンクル、カガカリ、アサクサ、マイギフトと続く。
3コーナーで今度はブラッシュが先頭に立ち、ケイブレ2番手、ミツバ3番手。アポケンが4番手に上がり、サルサは後退。
最後の直線コースで、内からオールブラッシュ、ミツバ、ケイティブレイブの3頭が競り合う。残り200mで3頭が並び、ラスト100mあたりでミツバが抜け出してゴールイン!2番手にケイティブレイブ、オールブラッシュは最後遅れました。


川崎記念 全着順&払戻金

1着⑥ミツバ       2分15秒0
2着②ケイティブレイブ  2馬身1/2
3着⑧オールブラッシュ   クビ差
4着⑧アポロケンタッキー 1馬身1/2 
5着④コパノチャーリー   大差
6着⑦カガノカリスマ 
7着⑨サルサディオーネ
8着①ポッドジョイ 
9着③アサクサポイント
10着⑩ツィンクルソード
11着⑪コスモマイギフト

単勝 ⑥ 700円
複勝 ⑥ 120円 ② 100円 ⑧ 100円
枠連複 2⃣-6⃣  280円
枠連単 6⃣-2⃣ 1,410円
馬連複 ②-⑥  270円
馬連単 ⑥-② 1,240円
ワイド ②-⑥ 130円
    ⑥-⑧ 200円
    ②-⑧ 120円
三連複 ②-⑥-⑧  220円
三連単 ⑥-②-⑧ 2,960円



今年最初のダートGⅠは、ケイティブレイブ、オールブラッシュ、ミツバの3頭が激しく叩き合い、ゴール前抜け出したミツバが1着になりました。連覇を狙ったケイティブレイブは2着、オールブラッシュは3着でした。アポロケンタッキーはその後の4着、カガノカリスマが地方勢最先着の6着に入り、もう1頭の中央馬・サルサディオーネは7着でした。
勝ったミツバは、7歳にして念願のダートGⅠ初制覇。昨年とおととしのマーキュリーカップ(盛岡)で連覇していて、重賞レースは通算3勝目。父のカネヒキリは、10年前の2009年にこのレースを勝っており、父子制覇となります。また、カネヒキリ産駒はGⅠ級のレースで初勝利。カネヒキリも天国で喜んでるだろうなぁ。
ミツバは2周目の向正面時点では5番手を追走し、3,4コーナーのところでは3番手。直線ではオールブラッシュとケイティブレイブの間に入り、狭い所から強引に突き抜け、最後は2着に2馬身半の差をつけました。ミツバも和田竜二騎手も凄い根性を出しましたねぇ。最近のダート界はルヴァンスレーヴ、オメガパフューム、コパノキッキングといった4歳世代の活躍が目立つけど、たまには遅咲きのベテラン馬がGⅠを勝つのも良いですね。ミツバ陣営のみなさん、GⅠ初勝利おめでとうございます。





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ダノンスマッシュ新スプリント王に一歩近づく!根岸ステークスはコパノキッキングが快勝。

2019年01月27日 | 競馬

1月最後の日曜日だった27日は、東京競馬場でダート重賞の根岸ステークス、京都競馬場は今年最初のスプリント重賞・シルクロードステークスでした。春のGⅠに繋がるレースで、勝ち名乗りを上げたのは?



京都メイン・第24回シルクロードステークス(GⅢ・芝1200m 18頭立て)は、スプリンターズステークス2着⑩ラブカンプー、京阪杯を勝った②ダノンスマッシュ、2017年の高松宮記念覇者⑭セイウンコウセイ、①ナインテイルズ・⑯アンヴァル・⑱ティーハーフ・⑦リョーノテソーロの「淀単距離ステークス組」、昨年のサマースプリントシリーズ王者⑰アレスバローズ、⑬ダイメイプリンセス、⑥ラインスピリット、⑨ペイシャフェリシタなどが参戦しました。
スタートで④キングハートが出遅れ。ダノンスマッシュとラブカンプーが好スタートを決めたが、セイウンコウセイがハナを奪い取る。ラブカンプーは2番手を追走し、ラインスピリット3番手、4番手に⑮トウショウピスト。5番手グループにはダノンスマッシュ・⑤ビップライブリー・⑫ライトフェアリーの3頭が一団となる。8番手にアンヴァル、その後ろの中団グループはナインテイルズ・リョーノテソーロ・アレスバローズ・ダイメイプリンセス・ペイシャフェリシタが控える。後方勢は14番手から⑧エスティタート、15番手⑪サイタスリーレッド、16番手③フミノムーン、17番手ティーハーフ、最後方キングハートという展開。
内回り3,4コーナー中間を過ぎ、先頭のコウセイは積極果敢な走りを見せ、2番手争いはカンプーとアンヴァル、さらに大外からアレスバも加わる。ダノスマとテイルズは中団馬群の内側。
4コーナーを回って直線コースに入っても、セイウンコウセイが先頭だが、2番手に上がったアレスバローズが残り200mのところでコウセイをかわす。さらにエスティタート、アンヴァル、ティーハーフも追い上げ、ダノンスマッシュも馬群を割ってやって来た。そして残り100mを切ってダノンスマッシュがまとめて抜き去り、そのまま1着でゴール!ゴール前突き抜けたダノンスマッシュが、京阪杯に続いての重賞制覇!

今年のスプリント戦線の幕開けを告げるシルクロードステークスは、1番人気のダノンスマッシュが差し切り勝ちを決めて優勝。2着には11番人気のエスティタート、3着にティーハーフ。2ケタ人気の馬が揃って馬券に絡みましたね~。3番人気のアンヴァルは4着、スタートから軽快に飛ばしたセイウンコウセイは15着。2番人気のラブカンプーは最下位の18着。ブービーのトウショウピストから7馬身も離されての大敗でした。カンプーの身に何があったのでしょうか…。
重賞2勝目のダノンスマッシュは、安田隆行厩舎に所属し、父・ロードカナロア、母はスピニングワイルドキャットという血統。父も現役時代に京阪杯とファンタジーステークスを連勝しました。前走の京阪杯は内ラチ沿いから抜け出しての快勝。今回も内側で控えていましたが、直線で前が詰まっていたのを見て、外側に進路変更。北村友一騎手の判断力も見事でしたね。2戦続けて1番人気で快勝し、高松宮記念に弾みがついたと思います。ダノスマも父のような名スプリンターになれるかな?




東京メイン・第33回根岸ステークス(GⅢ・ダート1400m 16頭立て)は、府中を得意としている⑫サンライズノヴァ、カペラステークスを制した⑪コパノキッキング、韓国スプリント覇者⑥モーニン、プロキオンステークスでレコードVの⑯マテラスカイ、昨年の3歳マイル王で今回ダート初挑戦③ケイアイノーテック、府中ダート1400mで勝利経験あり②ユラノトと③サトノファンタジー、南関東のエース⑮キタサンミカヅキ(船橋)などが出走しました。
バラついたスタートで始まったこのレース、サンライズノヴァと⑬メイショウウタゲが出遅れる。マテラスカイが勢いよく前に出て、2番手に⑩レッドゲルニカ、3番手⑭ノボバカラ、ユラノトが4番手。⑤ラブバレットと⑨ワンダーリーデルが5,6番手で並び、中団には①クインズサターン・⑧ヤマニンアプリメ・コパノキッキングの3頭が横一線、ケイアイノーテックは10番手を追走。11番手にキタサンミカヅキ、12~14番手のところにサトノファンタジー・モーニン・サンライズノヴァがいて、後方は⑦クロスケとメイショウウタゲ。
ゴール残り600mを切り、マテラが先頭、ゲルニカ2番手、バカラ3番手、ユラノト4番手、キッキングが5番手まで押し上がった。サンノヴァも大外に持ち出し、末脚にかける。
最後の直線を向いて、マテラスカイが粘り込みを図るが、ユラノトが最内を突き、ノボバカラも迫って来る。さらに外からコパノキッキングが飛んできている。サンライズノヴァは伸びてこない。残り200mでユラノトがマテラを捕らえるが、その直後にキッキングがかわして先頭に躍り出る。ユラノトも2番手をキープし、クインズサターンが3番手に上がったが、コパノキッキングが先頭ゴールイン!府中も4歳世代が勝ちました!

フェブラリーステークスの前哨戦・根岸ステークスは、単勝2番人気だったコパノキッキングが、3番人気のユラノトを抑えて優勝しました。ユラノトは内を突いて一旦は先頭に立ったけど、2着でした。3着のクインズサターンも内を上手くすくいましたなあ。1番人気だったサンライズノヴァは伸びを欠いて8着。船橋から参戦のマテラスカイは8着、初ダートのケイアイノーテックは10着。ダートの厳しさを痛感させられましたな。マテラスカイは残り200mで失速して13着に終わりました。
コパノキッキングは前走のカペラステークスに続いての重賞連覇で、自身4連勝をマーク。鞍上のオイシン・マーフィー騎手はJRA重賞初勝利。マーフィー騎手はイングランド出身の若手ジョッキーで、これまでにドバイターフやアイルランドチャンピオンステークス、クイーンエリザベス2世ステークスといった海外の大レースで優勝しています。昨年12月から短期免許で騎乗し、最終日だったこの日は5勝を挙げ、1か月半で25勝をマークしました。
前走のカペラステークスでは後方から一気にごぼう抜きを決め、この日は中団の位置から末脚を爆発させました。左回りは初めてだったけど、問題ありませんでした。次走はフェブラリーステークスに向かい、鞍上には藤田菜七子騎手を起用するとのこと。Drコパさん、本当に菜七子に任せていいんですか?








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大坂なおみが全豪オープンテニスで優勝!日本人初の世界ランキング1位へ!

2019年01月26日 | Sports

昨年9月の全米オープンテニスで日本人として初めての四大メジャー大会制覇を果たした大坂なおみ選手が、オーストラリア・メルボルンで開催中の「全豪オープンテニス」で2度目のメジャー制覇に挑みました。26日の決勝では、第8シードのペトラ・クビトバ選手(チェコ)と対戦。全豪初優勝&世界ランキング1位を懸けた一戦は、大熱戦となりました。



第1セット、先にサービス権を得た大坂はいきなりダブルフォルトを犯すも、その直後にサービスエースを決める。第2ゲーム以降は両者ともにサービスキープを続け、6-6のままタイブレークへ。最初のサービスで大坂がポイントを獲得すると、続くクビトバのサーブをリターンエース。これで流れを掴んだ大坂は、サービスエース、フォアハンドでポイントを重ね、最後はラリー戦からクビトバのバックハンドクロスがアウトとなり、大坂が7-2でタイブレークを制し、セットカウント7-6で第1セットを取ります。

第2セット。大坂のサービスゲームの第2ゲームで相手にブレークされたが、続く第3ゲームで大坂がブレーク返しに成功。さらに3ゲームを連取し、大坂が4-1とリード。ゲームカウント5-3と大坂リードで迎えた第9ゲーム、大坂が3連続ポイントを奪い、「0-40」とマッチポイントを迎える。しかし、クビトバが3連続ポイントで「40-40」のデュースとした後、ポイントを追加してサービスキープ。ピンチを脱したクビドバは、ここから4ゲームを連取。第2セットは5-7でクビドバが取り、セットカウントは1-1のイーブンに。

運命の最終セット。第1ゲームはクビトバがサービスキープ、2ゲーム目は大坂サービスキープ。両者1-1で迎えた3ゲーム目、大坂がブレークポイントを握り、バックハンドのクロスを決めてブレーク成功。5-4と大坂の1ブレークアップのリードで迎えた第10ゲーム。このゲームを取れば優勝が決まる大坂は、サービスエースで先取すると、フォアハンドのストレートを決めて「30-0」。さらにクビトバのバックハンドがアウトとなり、3連続ポイントでマッチポイント。最後は大坂のサーブをクビドバが返せずゲームセット。第3セットを6-4で取った大坂なおみが、全豪オープン初優勝を決めました!




大坂なおみ選手が全米に続き、全豪オープンも優勝!第2ゲームの第9ゲームで先にマッチポイントを握りながらも、5連続失点でブレーク失敗したときは「簡単に勝たせてもらえないなぁ」、第2セットを落とした時は「ヤバいかも」って思って見てました。クビトバ選手も粘り強く、執念のすごさを感じました。そんな難敵に競り勝って、2度目のメジャー制覇です。
全米の時はセリーナ・ウィリアムズ選手が試合中に審判に抗議を行い、表彰式でもブーイングが起きて、大坂選手も優勝した気分になれず、後味の悪さが残りました。でも今回は、客席全体で大坂選手の優勝を祝う拍手がありました。
大坂選手は今大会7試合戦い、1回戦と2回戦はストレート勝ち、3回戦の謝淑薇(シェ・シュウェイ)戦と4回戦のセバストワ戦は、第1セットを落としながらも逆転勝利。準々決勝のスビトリナ戦は2-0と快勝し、準決勝のプリスコバ戦はサービスエース15本を決めて決勝進出。今回の決勝でもサービスエースを9本も決めました。
全豪オープンを優勝したことで、今度のWTA(女子テニス協会)の世界ランキングで1位に浮上することは決定的。これは日本テニス界にとって歴史的快挙です。伊達公子さんと錦織圭選手の世界ランク4位も凄い成績ですが、大坂選手はトップ3どころか世界一です。昨年3月にツアー初優勝してから、1年以内で世界の頂点に立つって凄いですね。
大坂選手、全豪オープン優勝&世界ランキング1位おめでとうございます。今後も優勝回数を増やし続け、2020年東京五輪でのメダル獲得、アジア人で初のグランドスラム完全制覇を目指して頑張ってください。


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ダート界にまた新たな怪物現る!シャケトラが1年ぶりのレースでAJCC制覇!

2019年01月21日 | 競馬

1月20日は中山競馬場と中京競馬場でGⅡ競走がありました。新春開催最終日の中山はアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)が行われ、昨年の菊花賞馬・フィエールマンが登場。今週開幕の中京は、ダート重賞の東海ステークスでした。



中京メイン・第36回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ・ダート1800m 13頭立て)は、おととしの勝ち馬①グレンツェント、JBCレディスクラシック優勝⑦アンジュデジール、③チュウワウィザード&⑤スマハマの4歳世代コンビ、現在5連勝中の④インティなどが参戦しました。
スタートで⑩マイネルバサラが躓きかけたが、なんとか持ち直した。スタンド前の先行争いでインティとスマハマの2頭が前に出たが、インティがハナを奪ってスタンド前を通過。グレンツェント3番手、チュウワウィザードとアンジュデジールは5,6番手で1コーナーを回った。
2コーナーから向正面に入ったところで、インティが先頭、2番手にスマハマ、グレンツェントが内側3番手。4番手⑧モルトベーネ、5番手チュウワウィザード、アンジュデジールは6番手を追走。7番手にマイネルバサラ、8番手⑪コスモカナディアン、9番手に②アスカノロマン、10番手⑫メイショウスミトモ。後方勢は11番手⑥アングライフェン、12番手⑨シャイニービーム、最後方⑫カゼノコという展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、インティが先頭キープ。スマハマがピタリと2番手につけ、チュウワが3番手のグレンツェントに迫る。バサラが大外に持ち出し、デジールは中団馬群。
4コーナーを回って最後の直線コースに入っても、先頭のインティはまだ持ったまま。2番手からスマハマ、外側からチュウワウィザードが追い上げる。ゴール残り200mを切ってもインティは止まらない。チュウワが2番手に上がったが、インティがそのまま1着でゴールイン!インティが初めての重賞で逃げ切り勝ち!

ダート界にまた期待の1頭が現れました。単勝1.5倍の1番人気だったインティが影を踏ませぬ快走を見せて優勝。6連勝で重賞初勝利を果たしました。2番人気のチュウワウィザードは直線追い込んだものの、インティから2馬身差の2着。3着のスマハマは、昨年5月に左ひざを骨折し、今回が8か月ぶりの実戦でした。3番人気だったアンジュデジールは、ブービーの12着大敗。JBCレディスクラシック優勝&チャンピオンズカップ4着と実績では出走メンバー中で一番だったのに…。
勝ったインティは、栗東・野中賢二厩舎に所属し、父・ケイムホーム、母・キティ。東海ステークス2勝目の武豊騎手は、33年連続の重賞勝利を達成しました。この馬は2戦目の未勝利戦で7馬身差の圧勝を飾ると、3戦目の500万下で4馬身、4戦目の500万下も4馬身、5戦目の1000万下で10馬身差、前走の観月橋ステークスは5馬身差で勝利。5戦とも圧勝で、トータルで30馬身差をつけました。
今回はオープン昇級戦で、しかも初重賞がGⅡ、初めての左回り。好スタートから先手を奪い、最後の直線でも脚は止まらず、ムチ一発だけで2馬身差の快勝でした。勝ち時計1分49秒8は、チャンピオンズカップのルヴァンスレーヴより0.3秒速いタイムです。この勝利でフェブラリーステークスの優先出走権を獲得。次はGⅠ級の馬達が相手だし、マイル戦。もしGⅠを勝てたらすごいと思う…。





中山のメイン・第60回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ・芝2200m 11頭立て)は、菊花賞以来3か月ぶりのレースに臨む④フィエールマン、重賞2勝の中山巧者①ジェネラーレウーノ、昨年覇者⑤ダンビュライト、有馬記念参戦の⑪サクラアンプルール、中日新聞杯2着⑨ショウナンバッハ、⑩メートルダール、⑧シャケトラなどが出走しました。
スタンド前のスタートで、ジェネラーレウーノが好スタートを切ったが、⑦ステイインシアトルがハナに立った。ジェネラーレウーノは2番手争い、ダンビュライトは5番手、フィエールマンは6番手でスタンド前を通過。
1コーナーから外回りコースに向かうところで、ステイインシアトルがレースを引っ張り、ジェネラーレウーノは2番手追走。3番手に⑥ミライヘノツバサ、4番手にダンビュライト、5番手にシャケトラ。6番手③マイネルミラノ、そのすぐ外側7番手にフィエールマンがいる。②アクションスター・サクラアンプルール・メートルダールの3頭が8番手グループを形成し、ショウナンバッハが最後方。
3コーナーに差し掛かり、先頭のシアトルにジェネラーレとミラツバの2頭が並びかける。4番手からシャケトラ、ダンビュラ5番手、フィエールは6番手につける。
最後の直線のところで、今度はシャケトラが先頭。内側でジェネラーレウーノが抵抗し、外からメートルダールが追い込む。フィエールマンはシャケトラとメートルの間を割って入る。ゴール残り200mでシャケトラが抜け出し、フィエールがラスト100mで2番手に上がり、ゴール前でシャケトラに詰め寄ったが、シャケトラが僅差でゴール!フィエールマンは2着までか…。

60回目の節目を迎えたAJCCは、7番人気の伏兵・シャケトラが優勝。単勝1.7倍の1番人気だったフィエールマンはアタマ差の2着。直線で前が塞がれた分、追い出すタイミングが遅れたかも。3着のメートルダールは5番人気。2番人気のジェネラーレウーノは4着、3番人気のダンビュライトは6着に終わりました。
勝ったシャケトラは、2017年の日経賞以来となる重賞2勝目で、通算でも5勝目。おととしの有馬記念で6着の後、左脚を骨折して1年以上も休養し、今回のレースが復帰戦でした。道中は4番手で上手く折り合い、直線に入ったところで先頭に立ち、フィエールマンらの追撃を抑えました。ゴール直後には石橋脩騎手のガッツポーズが出ました。石橋騎手も久しぶりの重賞勝ち。
また、昨年7月に酒気帯び運転で逮捕され、半年間の調教停止処分から戻って来た角居勝彦調教師も復帰後初勝利となりました。シャケトラと共に、角居調教師も復活アピールですか。角居さん、もう二度と不祥事を起こさないでください。


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日本人横綱・稀勢の里、ケガに勝てず引退を表明。

2019年01月16日 | Sports

今月13日から両国国技館で大相撲初場所が開催中。昨年11月の九州場所で途中休場し、今場所で進退を懸けていた第72代横綱・稀勢の里関(田子ノ浦部屋所属、本名・萩原寛)ですが、初日から3連敗を喫しました。そして16日午前、田子ノ浦親方が稀勢の里関の引退を発表しました。2017年1月に横綱に昇進し、それからわずか2年で土俵を去ることになりました。


田子ノ浦親方は取材陣に対し「稀勢の里は出場しません。今日で引退です」と述べ、前日夜の話し合いで稀勢の里関本人から「引退させてください」という言葉があったと説明しました。
午後3時30分ごろから両国国技館内で引退会見を開き、年寄名・『荒磯』を襲名して後進の指導にあたる事を報告した後、「横綱として皆様の期待に添えられないというのは非常に悔いは残るが、私の土俵人生において一片の悔いもございません」と涙ながらに語りました。
記者との質疑応答では、やり切ったという気持ちが出て引退を決断したといい、今場所では「『これがだめなら』という気持ちがあるくらい稽古をしたが、初日から3連敗した」と話しました。
17年間の相撲人生で印象に残った一番の質問には「優勝を決めたおととしの初場所千秋楽の白鵬戦」を挙げ、大関昇進を決めた時の千秋楽では琴奨菊に負けたので、次に昇進するときは絶対に負けないという気持ちで臨んだと振り返りました。


稀勢の里関は、2017年の初場所で初優勝した後に第72代横綱に昇進。19年ぶりに日本出身力士の横綱が誕生し、「稀勢の里フィーバー」が沸き起こりました。新横綱として迎えた春場所では、初日から12連勝を続けましたが、13日の日馬富士戦で寄り倒しで敗れ、その際に左上腕部と左大胸筋を負傷。それでも強行出場を続け、12勝2敗で迎えた千秋楽で、当時大関だった照ノ富士との直接対決に勝ち、優勝決定戦でも照ノ富士を破り、2場所連続優勝。大ケガを乗り越えての逆転優勝に、日本中が感動しました。
しかし、劇的優勝の代償は大きく、2017年夏場所から2018年名古屋場所まで8場所連続休場。途中休場、3場所連続で15日間全休もありました。秋場所では15日間休まず出場して10勝5敗と復活を予感させましたが、その次の九州場所では初日から4連敗を喫し、右膝挫傷捻挫で5日目から休場しました。
復活をかけて臨んだ今場所でしたが、初日の御嶽海に寄り切られて黒星。2日目は逸ノ城にはたき込まれて2連敗。後がなくなった3日目は、栃煌山と対戦しましたが、左上手になりながらも廻しが取れず。逆に栃煌山に両差しを許して3敗目。これで昨年の秋場所千秋楽から8連敗(不戦敗除く)となり、横綱としてのワースト記録となりました。この日は錦木(東前頭2枚目)と対戦予定でしたが、引退により不戦敗。
通算成績では通算成績は800勝496敗97休でしたが、横綱での成績は在位12場所で36勝36敗97休。




2年近くケガに苦しんでいた稀勢の里関が、遂に引退を決断しました。優勝して横綱に昇進し、これから全盛期を迎えるかなと思っていたんですが、一昨年の春場所での左肩負傷から全てが狂い始めたように思えます。横綱ワーストの8連敗、通算勝利数も歴代最少、勝率も5割ちょうど。「横綱は勝って当たり前」なのに、不名誉な数字が並びます。左大胸筋断裂の大怪我を負わなかったら、あと3~5年は続けていたし、優勝回数も増えていたはずだ。
稀勢の里のように初場所で引退する横綱も多く、2001年には曙が両膝のケガにより場所後に引退。2003年には貴乃花が場所中に引退表明。2010年は朝青龍が初場所で優勝後、自らの不祥事で引退しました。
今年の初場所は稀勢の里が3連敗で引退を決断しましたが、他の上位陣も序盤から苦しんでいます。横綱の白鵬関は4連勝だけど、鶴竜関は2勝2敗。大関陣に至っては豪栄道と栃ノ心が初日から4連敗。稀勢の里と同じ茨城出身の高安関も4日目まで2敗を喫しています。高安には兄弟子の分まで頑張ってほしいところです。でも、次の日本人横綱は貴景勝か御嶽海のどちらかかも。


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第97回全国高校サッカー決勝戦!青森山田が平成最後の高校日本一に輝く!

2019年01月14日 | soccer


第97回全国高校サッカー選手権大会は、成人の日・14日に埼玉スタジアム2002で青森山田高校VS流通経済付属柏高校の決勝戦が行われました。青森山田は2年ぶりの決勝進出、流経大柏は昨年のリベンジに挑みます。どちらが勝っても2度目の優勝、平成最後の高校日本一に輝いたのは?


両チームのスタメン
 [青森山田高]
GK 1 飯田雅浩(3年)
DF 2 橋本峻弥(3年)
DF 3 豊島基矢(3年)
DF 4 二階堂正哉(3年)
DF 5 三國ケネディエブス(3年)
DF 15 澤田貴史(3年)
MF 6 天笠泰輝(3年)
MF 7 武田英寿(2年)
MF 10 檀崎竜孔(3年)
MF 11 バスケス・バイロン(3年)
FW 9 佐々木銀士(3年)

 [流通経済大柏高]
GK 1 松原颯汰(1年)
DF 3 須永竜生(3年)
DF 4 西尾颯大(3年)
DF 5 関川郁万(3年)
DF 28 横田大樹(3年)
MF 8 北島直樹(3年)
MF 9 岡本竜(3年)
MF 10 熊澤和希(3年)
MF 18 八木滉史(2年)
MF 20 藤井海和(1年)
FW 14 左部開斗(3年)


前半5分、流経大柏は右サイドで熊澤がロングスローを入れると、ファーサイドから関川がボレーシュートを放つが、相手にブロックされる。青森山田は前半9分、右サイドでバスケスがドリブルからグラウンダーのクロス→武田のシュートは相手DFに当たり、ゴール前詰めた佐々木が立て続けにシュートを打つも、決めきれない。
流経大柏も13分にFKから関川のヘッド、さらに北島のシュートは枠外。青森山田は24分に右サイドのロングスローからチャンスを作るもダメ。27分には檀崎がミドルシュートを放つも枠を捉えられず。
両チーム無得点で迎えた前半31分、流経大柏は右サイドからのCKを関川がヘディングで叩きつけてゴール!セットプレーで先制点を奪います!しかし前半40分、青森山田は自陣右サイドからのロングパスを受けた佐々木が、ドリブル突破からグラウンダーで折り返し、逆サイドを走り込んだ檀崎が左足でゴールネットを揺らす。速攻で流経大柏の守備を崩した青森山田が、1-1の同点に追いつきます。前半終了間際、青森山田は右サイドのFKのチャンス。武田が左足で蹴ったボールは、ワンバウンドしてからポスト左に直撃。前半は1-1の同点で折り返し。

後半、先にチャンスを迎えたのは青森山田でした。右サイドの澤田のロングスローから、武田が左足ボレーシュートを放つが、流経大柏GK松原の正面を突いた。後半18分、右サイドでバスケスがドリブルで持ち込み、切り返しでDF2人をかわすと、ペナルティエリア内でグラウンダーのクロス。檀崎が中央から右足のシュートを決め、青森山田が2点目!
逆転された流経大柏は、後半25分に左部が敵陣で相手ボールを奪い、ドリブルからシュートを狙ったが、山田DF三國に阻まれて同点ならず。残り10分を切ったところでDF関川が前線に上がり、後半42分に左CKから関川が飛び込んだが、渾身のヘディングシュートは決まらず。その1分後、青森山田は中盤での競り合いから天笠がスルーパス。途中出場のFW小松慧が抜け出し、中央突破から右足でゴール!終盤に追加点を挙げた青森山田が、3-1で流経大柏を破りました。





5万4194人の観衆を集めた今大会の決勝戦は、青森山田高校が逆転勝ちで2年ぶり2度目の優勝を飾りました。前半にセットプレーで先制点を許しましたが、10番を背負った檀崎選手が前半40分に同点ゴール、後半18分に勝ち越しゴールを奪いました。この日は右サイドからの攻撃が冴え渡ってましたね。バスケス・バイロン選手は個人技で相手DF陣を翻弄。ドリブルも早かったし、芸術的な切り返しからのグラウンダークロスで檀崎選手の逆転ゴールをアシストしました。ダメ押しの3点目を奪った小松選手は、準決勝に続いて途中出場でゴールを挙げました。短時間で結果を残す小松選手の決定力と、終盤の勝負強さは半端ないです。
青森山田は今大会、初戦だった2回戦の草津東(滋賀)戦で6得点、3回戦の大津(熊本)戦で3-0と勝利。準々決勝の矢板中央(栃木)戦は2-1と逆転勝ち。準決勝の尚志戦は、尚志のエース・染野唯月選手にハットトリックを許しながらも、3-3からのPK戦を制しました。準々決勝、準決勝、決勝と3試合連続で先制されたけど、3試合とも逆転勝ちを収めました。
流経大柏は昨年の雪辱ならず、2年連続の準優勝。DFの関川選手の先制点のヘディングシュートは、高さ・打点・タイミングが完璧でした。しかし、青森山田の猛攻を防ぎきれず3失点。準決勝まで1失点の堅守が崩壊しました…。小松選手にゴールを決められた時点で敗戦決定でしたね…。試合後に監督が「くそゲームだった」と発言。優勝を逃して悔しい気持ちはわかるが、もう少し言葉を選んでほしいです。



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日経新春杯も明け4歳世代!グローリーヴェイズ重賞初勝利!

2019年01月14日 | 競馬

1月の3日間連続開催の2日目だった13日は、京都競馬場で今年最初のGⅡ競走・第66回日経新春杯(GⅡ・芝2400m・16頭立て)が行われました。菊花賞5着②グローリーヴェイズ、ラジオNIKKEI賞でフィエールマンを破った⑫メイショウテッコン、④アフリカンゴールドといった明け4歳世代の他に、昨年2着⑮ロードヴァンドール、3着だった⑦ガンコ、2400mは得意の⑮ムイトオブリガード、目黒記念を勝った⑧ウインテンダネス、宝塚記念3着⑪ノーブルマーズ、⑤シュぺルミエール、⑩ルックトゥワイスも参戦しました。



正面スタンド前のスタートで、メイショウテッコンが少し出遅れ。他の馬達は綺麗にそろった。最初の先行争いで、⑥サラスと⑭アイトーンの2頭が抜け出し、ロードヴァンドールが3番手に上がり、アフリカンゴールドは4番手。シュペルミエール・ガンコ・ムイトオブリガードは中団より前、グローリーヴェイズは9番手。ルックトゥワイスは13番手を進み、メイショウテッコンは13番手でスタンド前を通過した。
縦長の展開で向正面に入るところで、アイトーンが単独先頭、2番手にサラス、3番手にロードヴァンドール。その後ろの4番手集団は③エーティーサンダー・ガンコ・アフリカンゴールドの3頭が並び、7番手からウインテンダネスが接近。8番手シュペルミエール、9番手にムイトオブリガード、内側10番手にグローリーヴェイズ。11番手ルックトゥワイス、12番手ノーブルマーズ、13番手⑨ケントオー、14番手からメイショウテッコンが早めのスパート、15番手①マサハヤドリーム、最後方に⑬ダッシングブレイズ。
外回り3コーナーに向かうが、縦長だった馬群が一気に凝縮。後方に控えていたテッコンが外から一気にまくり、坂の下りで先頭を奪う。サラスがアイトーンをかわして2番手に浮上し、ヴェイズ,アフリカン,シュペル,ガンコが6番手集団を形成。トゥワイスとオブリガードは中団馬群。テンダネスは後方に下がった。
4コーナーから最後の直線に入り、後続を離したメイショウテッコンが先頭だが、2番手からグローリーヴェイズ、3番手からエーティーサンダー、外からシュペルミエールが差を詰める。ゴール残り200mを切り、ヴェイズがテッコンをかわして先頭。エーティー、シュペル、ノーブルが追い込み、ルックトゥワイスがゴール前襲い掛かるが、グローリーヴェイズが先頭でゴールイン!日経新春杯も明け4歳世代が勝利を収めました。



日経新春杯 全着順&払戻金
1着②グローリーヴェイズ  2分26秒2
2着⑩ルックトゥワイス    1/2馬身
3着⑤シュペルミエール    1/2馬身
4着⑪ノーブルマーズ     クビ差
5着③エーティーサンダー   クビ差
6着⑯ムイトオブリガード
7着⑨ケントオー
8着⑬ダッシングブレイズ
9着⑫メイショウテッコン
10着⑥サラス
11着⑧ウインテンダネス
12着①マサハヤドリーム
13着⑮ロードヴァンドール
14着⑭アイトーン
15着④アフリカンゴールド
16着⑦ガンコ

単勝 ② 270円
複勝 ② 140円 ⑩ 200円 ⑤ 190円
枠連 1⃣-5⃣ 1,280円
馬連 ②-⑩ 1,320円
馬単 ②-⑩ 1,950円
3連複 ②-⑤-⑩ 2,640円
3連単 ②-⑩-⑤ 10,530円
ワイド ②-⑩ 520円
    ②ー⑤ 430円
    ⑤-⑩ 690円



新春の伝統のハンデ重賞は、単勝1番人気のグローリーヴェイズがラストの直線で抜け出して優勝しました。大外から追い込んだルックトゥワイスが2着、3番人気のシュペルミエールが3着に入りました。2番人気のムイトオブリガードは6着。4歳世代のメイショウテッコンは9着。3コーナーで一気に先頭に立った瞬間、スタンドからどよめきが起こったけど、直線で押し切ることができませんでした。スタートで少し出遅れた事も敗因かもしれません。4番人気だったアフリカンゴールドはブービーの15着と大敗しました。
グローリーヴェイズはデビュー7戦目で重賞初制覇で。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、土曜日は未勝利でしたが、この日は4勝の固め打ち。ヴェイズはこれで通算3勝目ですが、全てミルコ騎手とのコンビで挙げております。
この馬は父がディープインパクトですが、母方がすごいんです。メジロツボネの祖母は、史上初の三冠牝馬・メジロラモーヌで、祖父はメジロライアン。ディープの血とメジロの血を持ってるから、春のGⅠで活躍も期待したくなります。

成人の日の月曜日は、中山競馬場で京成杯が行われます。前日オッズでは、⑬シークレットランが1番人気、⑤ランフォザローゼスが2番人気、⑦ラストドラフトが3番人気となっています。






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第97回全国高校サッカー選手権準決勝 青森山田と流経大柏が決勝へ。

2019年01月13日 | soccer

第97回全国高校サッカー選手権大会は、12日に埼玉スタジアム2002で準決勝2試合が行われました。第1試合の青森山田VS尚志の東北対決は激しい点の取り合い、第2試合では前回の準優勝校・流経大柏が、初出場校の瀬戸内高校に格の違いを見せつけました。




第1試合 青森山田高校(青森)VS 尚志高校(福島)
前半26分、右サイドでFKのチャンスを得た尚志は、DF沼田皇海がグラウンダーのボールを蹴ると、ニアサイドに飛び込んだFW染野唯月が右足でゴールに押し込む。尚志がセットプレーから1点を先行します。
1点を追う青森山田は後半10分、MFバスケス・バイロンが右サイドを突破すると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。MF檀崎竜孔がPKをしっかりと決め、1-1の同点とします。後半18分、左サイドのCKから、DF三国ケネディエブスが頭で合わせ、青森山田が2-1と勝ち越します。
後半23分、尚志は右サイドでFW加瀬直輝が染野にパスを送ると、染野がゴール前で切り返してから左足でゴールに流し込んで、2-2。さらに後半30分、左サイドでボールを回し、加瀬の絶妙なスルーパスが染野に渡り、最後は染野の右足シュートが決まり3点目!染野はこれでハットトリック達成!
しかし後半43分、青森山田が名門校の底力を見せます。GKのロングボールをDFの三国が頭で落とすと、途中出場のFW小松慧が右足でゴールに押し込んで3-3の同点に追いつく!さらに後半47分、小松が中盤で相手に競り勝つと、DFを振り切ってゴールに向かうが、尚志GK・森本涼太にシュートを止められて勝ち越しならず。
試合は3-3の同点で90分を終えてPK戦へ。青森山田は2人目の三国がシュートを外し、尚志は3人目の吉田泰授がクロスバーに当ててしまい失敗。迎えた4人目、青森山田はDF豊島基矢が成功したのに対し、尚志はフォファナ・マリックが失敗。決勝進出に王手をかけた青森山田は、5人目の藤原優大がゴール左に決めて勝負あり。PK戦は青森山田が4-2で勝利し、決勝進出を果たしました。



第2試合 流通経済大学付属柏高校(千葉) VS 瀬戸内高校(広島)
前回大会で準優勝の流経大柏と、西日本勢で唯一ベスト4に勝ち上がった瀬戸内高校の一戦は、序盤から試合が動きました。
前半4分、流経大柏はMF熊澤和希の縦パス→FW岡本竜がダイレクトで右足を振り抜いてゴールに突き刺して先制点を奪う。さらに前半10分、右サイドでMF西尾颯大がクロスを入れ、MF藤井海和が左足シュートを決めて追加点。前半10分で流経大柏が2点をリードします。
前半41分には、左サイドMF八木滉史のクロス→ファーサイドでDF関川郁万が頭で叩きつけ、流経大柏に3点目が生まれます。
瀬戸内は前半44分にFKの流れから、MF佐々木達也のシュートはサイドネット左に当たる。後半8分には関川のミドルシュートをGK井上大也が防ぎます。
だが後半9分、流経大柏は熊澤が右足トラップからの左足シュートが決まって4点目。後半29分にもCKからMF渡会武蔵がゴールに押し込んでダメ押しの5点目。流経大柏が瀬戸内に5-0と圧勝し、2年連続の決勝進出です。





高校サッカー準決勝は、青森山田と流経大柏の2チームが決勝戦に駒を進めました。
青森山田は尚志とのシーソーゲームの末にPK戦で勝利。チリ人選手のバスケス選手が獲得したPKを檀崎選手が決め、DFの三国選手のヘディング弾、後半41分からピッチに入った小松選手がファーストプレーで同点ゴールを挙げました。PK戦ではキャプテンでGKの飯田雅浩選手が、4人目のPKを止めて勝利に貢献。2度も先行され、PKでも先に失敗したけど、底力で尚志に競り勝ちました。
青森山田の勝負強さもすごかったけど、尚志高校の染野選手がハットトリックの大活躍。準決勝でハットトリックを達成したのは、大前元紀選手以来だそうです。3回戦から3試合連続ゴールを記録し、通算でも5ゴールを挙げており、大会得点ランクでトップタイです。2点目のシーンでは、ゴール前でGKとDF陣をかわしてから左足でゴール。3点目は加瀬選手のダイレクトスルーパスに反応して右足でゴールネットを揺らしました。加瀬選手のパスは素晴らしかったなぁ。
尚志高校は今大会、2回戦で東福岡高校を破ると、3回戦は前回王者・前橋育英に勝利。歴代優勝校を次々と破り、準決勝でも青森山田と激闘を演じました。快進撃を支えたエース・染野選手はまだ2年生なので、来年の選手権でも活躍を期待したいです。

流経大柏は瀬戸内相手に5得点のゴールラッシュ。前半に3得点、後半も2点を追加しました。熊澤選手は前半に縦パスで先制点をアシストすると、後半にはビューティフルなボレーシュートを決めました。攻撃力も凄いですが、3回戦から3試合連続無失点勝利と守備も堅いです。昨年の決勝では後半終了間際に失点して優勝を逃しましたが、今年こそは高校日本一となるか。

青森山田VS流経大柏の決勝戦は、成人の日の1月14日に行われます。どちらが勝っても2度目の優勝、平成最後の高校日本一の座を勝ち取るのはどっちだ?





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森保JAPANがトルクメニスタンに辛くも勝利。アジアの戦いは厳しいのだ。

2019年01月10日 | soccer

4年に一度のアジア王者決定戦「2019 AFCアジアカップ」が、今月5日からUAE(アラブ首長国連邦)で開幕。日本時間9日は、グループFの初戦・日本代表VSトルクメニスタン代表の試合が行われました。2大会ぶりのアジア制覇を目指す日本代表ですが、中島翔哉選手と浅野拓磨選手がケガで離脱、体調不良を訴える選手もいました。まずは初戦で白星発進と行きたいところでしたが、意外と厳しい戦いを強いられました。



スタメンはこちら
  [日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 20 槙野智章
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 9 南野拓実
MF 21 堂安律
FW 15 大迫勇也

[トルクメニスタン]
GK 1 オラズムハメドフ
DF 2 ババジャノフ
DF 4 サパロフ
DF 5 イリヤソフ
DF 6 バティロフ
DF 12 アンナオラゾフ
MF 7 アマノフ(Cap)
MF 8 ミンガゾフ
MF 19 アタエフ
MF 21 ホジャエフ
FW 9 オラズサヘドフ



日本はGKに権田が入り、ボランチにはDF冨安を起用。中島不在の左サイドには原口が入りました。


前半10分、日本は左サイドでのFKを柴崎が蹴ると、こぼれ球を拾った冨安が左足でシュートを放つが、相手に当たってゴールならず。前半12分、柴崎の浮き球パス→ゴール前で堂安が飛び込んだが、ヘディングシュートはGKの正面。
トルクメニスタンは17分、中盤でのロングボールからミンガゾフがDFラインの裏を抜け出し、オラズサヘドフがペナルティエリア左の位置からシュート。しかし、GK権田が間一髪で防ぐ。続く左サイドのCKをDFサパロフが頭で合わせたが、わずかにクロスバーを越える。
0-0で迎えた前半26分、トルクメニスタンはアマノフが左サイドから強烈な右足ミドルシュート。GK権田が反応するも、ゴールネットに突き刺さり、トルクメニスタンが1点を先制!
追いかける立場となった日本は、前半30分に大迫が反転してからシュートを放つも僅かにゴール右に逸れる。32分には冨安が右足ミドルを放つも、GKの好セーブに阻まれる。33分には左CKから大迫が合わせるも枠を捉えることができない。
前半36分、トルクメニスタンはアタエフがワントラップから左足シュート。これをGK権田がファインセーブ。あわや追加点を奪われるところだった。前半はトルクメニスタンの1点リードで折り返し。

後半、日本は立ち上がりから相手陣内を攻め続けます。後半6分に右サイドの堂安の左足クロス→ゴール前で原口がヘディングシュートを放つが、ゴール左に外れて同点ならず。
迎えた後半11分、左サイドで原口がグラウンダーのクロスを入れると、大迫が相手DFをかわして、右足シュートを決めて1-1の同点に追いつきます!さらに後半15分、日本はDF吉田のロングパス→左サイドで原口が頭で落とし、長友がGKと1VS1の場面で右足クロス→大迫が無人のゴールに押し込み、日本が2-1と勝ち越します。
リードを奪った日本は後半26分、大迫→南野と繋ぎ、南野からのパスを受けた堂安が反転してから左足シュート。ボールは相手DFに当たった後、ゴール右隅に吸い込まれる。堂安の大会初得点で日本に3点目が入ります。
しかし後半34分、トルクメニスタンはアタエフのスルーパス→アンナドゥルディエフがPA内でGK権田に倒されてPKを獲得。このPKをアタエフが決めて、3-2と1点差に詰め寄る。終盤にはトルクメニスタンが猛反撃を仕掛けるも、日本DF陣が凌ぎ切って試合終了。日本がトルクメニスタンに競り勝ちました。




森保ジャパンのアジアカップ初戦は、未知の相手・トルクメニスタンに楽勝かと思いましたが、厳しい戦いとなりました。前半に相手のミドルシュートで先制点を取られ、後半に大迫選手の連続ゴール、堂安選手ゴールで3点を奪ったものの、終盤にPKで1点差に迫られました。辛くも勝ち点3を獲得したけど、今後に不安を感じる内容でした。アジアカップは何が起きるので本当に怖い。日本代表がアジア王座を取り戻せるか心配だ。
日本の危機を救った大迫選手は、後半11分に切り返しから右足で同点ゴールを決めると、その4分後には無人のゴールに押し込んで勝ち越し点を挙げました。アシスト役の長友選手の右足クロスも「技あり」といった感じがあり、アウトサイドで蹴り上げました。大迫、今年も半端ないです!
日本の3点目のシーンは、大迫選手と南野選手のダイレクトパスから、堂安選手のおしゃれターンからの左足シュート。アジア杯初出場でしっかりとゴールを決めた堂安選手、日本代表のアジア杯最年少得点という記録を作りました。
トルクメニスタンはどんなチームなのか全くわからなかったけど、意外といいチームでした。アマノフ選手のミドルシュートは無回転だったし、DFサパロフ選手のヘディングシュート、アタエフ選手のシュートもインパクトがありました。FIFAランクは127位だけど、それ以上の力はあると思います。

初戦を白星で飾った日本代表は、13日にオマーン戦、17日にウズベキスタン戦が控えています。この後も難敵が揃っていますが、無敗でのグループステージ突破(できれば首位通過)を決めてほしいものだが…。あー、この先どうなるんだろう?






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2018年度JRA賞発表!アーモンドアイが文句無しの年度代表馬!

2019年01月08日 | 競馬

1年間で最も活躍した競走馬および騎手・調教師を選出する「2018年度JRA賞」の各部門賞の受賞馬が8日に発表され、年度代表馬には史上5頭目の牝馬三冠&ジャパンカップで驚異の2分20秒8のレコードタイムを叩き出したアーモンドアイが選ばれました。



各部門の受賞馬
【年度代表馬&最優秀3歳牝馬】アーモンドアイ
アーモンドアイは記者間の投票で満票の276票を獲得。満票での年度代表馬は2000年のテイエムオペラオー以来、史上2頭目の偉業。3歳牝馬でも満票を集め、2冠を獲得しています。

【最優秀2歳牡馬】アドマイヤマーズ
アドマイヤマーズはデビューから無傷の4連勝で朝日杯フューチュリティステークスを優勝。ホープフルステークスを勝ったサートゥルナーリアとの一騎打ちを制し、最優秀2歳牡馬を受賞しました。

【最優秀2歳牝馬】ダノンファンタジー
ダノンファンタジーはファンタジーステークスと阪神ジュベナイルフィリーズで重賞2勝をマーク。新馬戦ではグランアレグリアの2着に敗れた後、3連勝で2歳女王に輝きました。桜花賞ではグランアレグリアとの再戦が楽しみだ。

【最優秀3歳牡馬】ブラストワンピース
大激戦となった最優秀3歳牡馬争いは、有馬記念を勝ったブラストワンピースが114票を獲得。ダービー馬・ワグネリアン、ダート馬・ルヴァンスレーヴを抑えての受賞。

【最優秀4歳以上牡馬】レイデオロ
2017年のダービー馬・レイデオロは、オールカマーで復活勝利を飾ると、秋の天皇賞で自身2度目のGⅠタイトルを獲得。ファン投票1位で臨んだ有馬記念は惜しくも2着でした。

【最優秀4歳以上牝馬】リスグラシュー
GⅠ競走で4度も2着止まりだった「無冠の女王」が、エリザベス女王杯で念願のGⅠ初制覇。その次の香港ヴァーズでも2着と健闘。同世代のライバル・ディアドラを抑え、265票を集めました。

【最優秀短距離馬】ファインニードル
高松宮記念ではレッツゴードンキとの接戦を制すと、スプリンターズステークスも制してスプリントGⅠ春秋連覇を達成。国内では4戦4勝の成績を収めました。そんなファインニードルは最優秀短距離馬を手土産に現役引退、種牡馬入りすることを発表しました。

【最優秀ダートホース】ルヴァンスレーヴ
ジャパンダートダービーで「3歳ダート日本一」の座に就くと、秋はマイルチャンピオンシップ南部杯とチャンピオンズカップも優勝。1年でダートGⅠ3勝を挙げ、砂の頂点に上り詰めました。

【最優秀障害馬】オジュウチョウサン
3年連続で最優秀障害馬を受賞したオジュウチョウサンは、中山グランドジャンプでレコード勝ちの後、平地に挑戦。開成山特別で1着になると、2戦目の南武特別も勝利。ファン投票で有馬記念に出走して9着に終わりましたが、障害絶対王者の有馬挑戦は大きな話題を呼びました。次走は2月のダイヤモンドステークスに出走予定。平地重賞初制覇→春の天皇賞参戦もありそう。



騎手・調教師部門
【最多勝利調教師】藤原英昭 58勝
【最高勝率調教師】木村哲也 .215
【最多賞金獲得調教師】 友道康夫 17億0730万7100円
【優秀技術調教師】 木村哲也

【JRA最多勝利騎手】クリストフ・ルメール 215勝
【JRA最高勝率騎手】クリストフ・ルメール  .278
【JRA最多賞金獲得騎手】クリストフ・ルメール 46億6023万5000円
【騎手大賞】クリストフ・ルメール
【MVJ】クリストフ・ルメール
【最優秀障害騎手】 五十嵐雄祐 13勝
【最多勝利新人騎手】該当者なし
【特別賞】 武豊騎手 

騎手部門では、クリストフ・ルメール騎手が「5冠」を獲得。昨年のルメール騎手は215勝を挙げ、JRA年間最多勝記録を塗り替えると、GⅠ競走も8勝をマーク。特に秋のGⅠシリーズでは4週連続勝利を達成しました。また、9月に前人未到のJRA通算4000勝を達成した武豊騎手が特別賞を受賞しました。


昨年の競馬界は、3歳世代の活躍が凄かったです。アーモンドアイがGⅠを4勝すれば、ブラストワンピースが有馬記念を制覇。2頭ともシルクレーシングの馬だけど、昨年は本当にシルク軍団の年でした。さらにはマイルチャンピオンシップでステルヴィオが古馬勢を倒し、ダートでもルヴァンスレーヴとオメガパフュームがGⅠ勝ちを収めました。この世代は全体を通してレベルが高いなって思いますね。
アーモンドアイは今年3月にドバイに参戦予定。中距離のドバイターフを選ぶか、2410mのシーマクラシックの両にらみのようです。まずはドバイのGⅠを勝って、秋には凱旋門賞挑戦となるでしょうか。世界最強牝馬のエネイブル、ウィンクスとの頂上対決が実現してほしい…。





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