昨日はホールトンとスタンドリッジの外国人投手コンビの乱調でロッテに敗れた福岡ソフトバンクホークス。今日もロッテとの対戦です。ソフトバンクの先発は、開幕投手候補の新垣渚。今年のオープン戦初先発は如何に?
新垣は初回から4回までロッテ打線に1人も走者を許さない完璧な投球内容を見せます。2回にはロッテの4番・サブロー(大村三郎)と大松を連続三振に仕留めて見せます。5回、この回の先頭打者・サブローのセンター前ヒットで初めてランナーを出すと、2死後この日スタメンマスクを被っていた橋本に四球を与えます。しかし、次のベニーを遊撃ゴロに仕留めて3アウト。新垣は5回を投げ終えたところでお役御免。
さて試合は、1回裏に相手守備陣の2つのエラー(川崎→オーティズがエラー、多村→今江エラー)と松中が四球を選んで1死満塁の絶好のチャンスを迎えましたが、松田が投手ゴロ併殺打で先制ならず。2回、先頭の柴原がセンター前にヒットを放つと、俊足を生かして2塁まで陥れます。1死後、江川がライト線を破る3塁打で1点を先制。この後、川崎のレフト前タイムリーで1点を追加し、この回2点を奪いました。
ソフトバンク2点リードで迎えた7回、3番手の西山道隆が四球と2塁打で無死2,3塁のピンチを招くと、神戸拓光に3ラン本塁打を浴びてしまい逆転されます。9回裏、ソフトバンクは荒金が四球で出塁しますが、代打の田上秀則が併殺打で倒れて2アウト、これで終わるかと思われましたが、江川がレフトへの2塁打を放ち同点のチャンスを迎えます。このチャンスに代打・小斉祐輔がライトへのタイムリーヒットで同点に追いつきます。試合は結局3-3で引き分けに終わりました。
オープン戦 2008/02/28(木)
ソフトバンク-ロッテ (ヤフードーム、18:00、29371人)
M 000 000 300 3
H 020 000 001 3
(九回規定により引き分け)
【投手】
(ロ)小林宏、清水、呉偲佑、小宮山、中郷、
高木、アブレイユ、神田-橋本、田中雅
(ソ)新垣、森福、西山、藤岡、ニコースキー-山崎
【本塁打】
(ロ)神戸2号3ラン(7回、西山)
今日先発の新垣投手、5回まで打者19人に対し1安打・1死四球・2奪三振・無失点と素晴らしい内容を見せました。昨年はランナーを出すと暴投してしまう場面が良くありましたが、今回は暴投ゼロ。キャンプでは不調気味で心配されていましたが、調子を取り戻してきたみたいですね。王監督が「安定していた。安心して見ていられたよ」と好評価を挙げていたそうで、開幕投手争いから一歩抜け出した感じ。ルーキーの大場投手には負けたくないですしね。その大場投手は、3月1日の巨人戦で初登板。杉内投手は同日に中継ぎで登板予定。内容次第では開幕投手争いに影響するかもしれないだけに、どちらも良い結果を残して欲しいものです。
打撃陣では江川智晃が3塁打と2塁打を放ちました。2回の3塁打は先制打、9回の3塁打は同点のきっかけを作りました。ここまで14打数7安打、打率5割。守備では左翼、右翼、一塁と3ポジション担当と忙しい一日だった江川選手、定位置確保が無い分、ポリバレント選手として頑張って欲しいと思います。
ロッテとの2連戦を1敗1分けで終わったソフトバンクは、3月1日から6連戦が始まります。ヤフードームでの試合は8日の広島戦まで続きます。まだ本塁打が1本もありませんが、3塁打が3本出ております。フェンス新調の効果もありますが、そろそろ一発が見たいですよねぇ。とにかくガンガン打って攻めまくれ!