日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ホークス首位堅守で70勝到達!武田翔太は約1か月ぶりの白星で今季12勝目。

2016年08月30日 | HAWKS

ギリギリながらパリーグ首位を守り続けている福岡ソフトバンクホークス。30日からは西武プリンスドームで埼玉西武ライオンズとの3連戦です。ペナントレースも佳境に突入、2位・日ハムを引き離したいところです。30日の初戦は西武・岸孝之VSソフトバンク・武田翔太の先発で始まりました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク      埼玉西武
1(一)中村晃      (右)金子侑司
2(二)本多雄一    (中)秋山翔吾
3(中)柳田悠岐    (二)浅村栄斗
4(指)内川聖一    (一)メヒア
5(左)長谷川勇也   (三)中村剛也
6(三)松田宣浩    (指)森友哉
7(右)江川智晃    (左)栗山巧
8(遊)今宮健太    (遊)呉念庭
9(捕)細川亨      (捕)炭谷銀仁朗
 (投)武田翔太    (投)岸孝之


ホークスは初回、1死から本多がヒットで出塁するが、柳田が併殺打に倒れて無得点。2回には内川と松田のヒットで1死1,2塁のチャンスを作ったが、江川と今宮が続けて三振に倒れて無得点に終わります。
ホークス先発・武田は、2回裏に中村剛に2塁打を許すと、2死2塁で栗山にスライダーを打ち返され、左中間へのタイムリー2塁打を浴びて先制点を許します。
1点を追うホークスは3回、細川の内野安打、本多のレフト前ヒット、柳田の四球で満塁のチャンスを掴む。内川三振で2死後、長谷川の押し出し四球で1-1の同点。なおも満塁で松田が西武先発・岸の6球目を叩き、ライト前へのタイムリーヒット。2人の走者が生還し、ホークスが3-1と勝ち越します。
味方の援護を貰った武田ですが、4回に先頭のメヒアに2塁打を許すと、内野ゴロの間に1点を失う。さらに6回、2死1塁で森友哉にライト線へのヒットを許す。味方の守備がもたつく間に1塁走者が生還し、3-3の同点。不運なタイムリーを浴びた武田、味方のリードを守れず。
追いつかれたホークスだが、7回に中村晃がレフトへ2塁打を放つと、1死3塁と一打勝ち越しのチャンスに柳田が気氏の直球を捉え、レフト前タイムリーヒット。ホークスが4-3と勝ち越しに成功。なおも2死1塁で長谷川が岸の直球を狙い打ち!左中間スタンドに飛び込む2ラン本塁打!ホークスはこの回に3点を挙げ、6-3と西武を突き放します。
その後、武田が7回を3者凡退に抑えると、8回は2番手・森唯斗、9回は3番手・サファテが西武の反撃を退けてゲームセット。ホークスが6-3で西武に競り勝ちました。



2016年8月30日 パリーグ 西武プリンス
西武 対 ソフトバンク 18回戦
<ソフトバンク11勝6敗1分け 観衆:18,832人>
H|003 000 300|6
L|010 101 000|3
[勝] 武田(12勝6敗)
[負] 岸(7勝7敗)
[S] サファテ(0勝6敗38S)
[本] 長谷川(ソフトバンク/8号)



西武との3連戦の初戦は、ホークスが3回に3点を奪ったんですが、6回に同点に追いつかれ、流れが西武に傾くかと思われました。しかし、7回に柳田選手の勝ち越し打&長谷川選手のホームランで3点を挙げて勝負あり。日曜日のロッテ戦で総崩れだった中継ぎ陣も、森投手とサファテ投手が無失点ピッチングを見せました。初戦を制したホークス、これで今季70勝到達です。
先発の武田投手は、7回まで133球を投げ、被安打6・6奪三振・2四球・3失点の内容。8月2日の西武戦以来の白星で今季12勝目を飾りました。初回に3者凡退に抑えて上々の立ち上がりかと思いきや、2回に先制点を許す。4回と6回の失点は、いずれも先頭打者の出塁が失点に繋がりました。それでも味方打線の援護に助けられ、4週間ぶりの白星を手にしました。
打線の方はチーム全体で10安打。江川選手にヒットが出れば先発全員安打でしたが。打のヒーローとなった長谷川選手は、この試合3打点をマーク。3回の第2打席で押し出し四球を選ぶと、7回の打席で岸投手の直球を振り抜いて2ラン本塁打を放ちました。自身にとって2ヶ月ぶりのホームランは、勝利を決定付ける一発となりました。最近打撃好調の柳田選手は、7回に勝ち越しタイムリーを放ち、5試合連続打点をマークしております。
この日は首位・ホークスが勝ち、2位・日本ハムが楽天に敗れたため、ゲーム差が「0.5」に変わりました。もし31日の試合でホークスが勝利し、日ハムが敗れれば、ホークスに優勝マジックが点灯します。今度こそマジック点灯してくれないと困るぞ。
そんな31日の予告先発は、西武・多和田真三郎VSソフトバンク・中田賢一となっています。中田投手は先週の楽天戦で7回まで投げて6個の四球を与えながらも、2安打無失点と粘りのピッチングを見せて今季4勝目を手にしています。水曜日も西武に勝って、マジック点灯を決めてほしい!







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夏休み最後の日曜日!キーンランドカップ&新潟2歳ステークス

2016年08月28日 | 競馬

夏休み最後の日曜日だった28日は、札幌競馬場で短距離重賞・キーンランドカップ、新潟競馬場で2歳馬の重賞競走・新潟2歳ステークスが行われました。もうすぐ夏競馬も終わりです。



札幌メイン・第11回キーンランドカップ(GⅢ・芝1200m 14頭立て)は、「函館スプリントステークス組」から⑤ソルヴェイグ、④シュウジ、⑫レッツゴードンキ、⑩アクティブミノル、③エポワス、⑥オメガヴェンデッタが参戦。他にも昨年の函館2歳女王⑭ブランボヌール、2連勝中の3歳牝馬⑬ナックビーナス、函館1200mで連勝した⑧ホッコーサラスター、CBC賞4着⑦サドンストームなどが出走しました。
スタートは少しばらつきがあり、①セカンドテーブルが出遅れる。アクティブミノルが好スタートを決めたが、シュウジがスーッと先手を奪う。ナックビーナスが3番手につけ、ソルヴェイグと②ファントムロードが4,5番手で並ぶ。6番手にブランボヌール、内側7番手にエポワス、8番手⑪オデュッセウス、レッツゴードンキは外側9番手に控える。中団より後ろのグループには、10番手にセカンドテーブル、11番手オメガヴェンデッタ、12番手⑨サトノルパン、13番手にサドンストーム、最後方にホッコーサラスターという展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、シュウジが持ったまま先頭キープ。アクティブはジョッキーの手が動き気味。ナックが3番手追走、ソルヴェイグとブランボはまだ4番手集団で待機、ドンキは中団からどこまで追い上げられるか。
4コーナーを回って最後の直線コースに差し掛かり、逃げるシュウジがラストスパートを仕掛け、後続との差を離そうとする。2番手争いはナックビーナス・ブランボヌール・ソルヴェイグが競り合う。しかし、ゴール残り100mでブランボが2番手に上がり、ゴール前で逃げるシュウジをかわしてFINISH!昨年の函館2歳女王・ブランボヌール、差し切り勝ちで重賞2勝目を挙げました!


サマースプリントシリーズ第5戦・キーンランドカップは、単勝2番人気のブランボヌールが優勝。1番人気だったシュウジはスタートから先頭をひた走りながらも、最後にかわされて2着。直線で一旦は差を拡げたけど、押し切れませんでした。これで函館SSに続いての2着ですね。3着には3番人気・レッツゴードンキが入り、人気上位馬が1~3着に入りました。函館SSとの連勝を狙ったソルヴェイグは4着に終わりました。
昨年の函館2歳ステークス以来の勝利で、通算3勝目&重賞2勝目のブランボヌールに騎乗した戸崎圭太騎手は、この夏だけで重賞5勝目をマーク。「サマージョッキーズシリーズ」では、ここまで31ポイントを獲得して現在トップです。ブランボは3,4コーナー辺りでは6番手に控えていましたが、最後の直線で外から追い上げました。ラスト100mの瞬発力は凄かったし、51キロの軽い斤量が活きたなあと思いました。シュウジも前走から1キロ増の53キロでよく走ったんだけど…。2キロの斤量差は大きい。
これでブランボヌールは1200m戦で3戦全勝。キーンランドで勝ったことでスプリンターズステークスの優先出走権を獲得しました。ディープインパクト産駒初のスプリントGⅠ馬誕生となるか?

サマースプリントシリーズは5戦を終えて、アイビスサマーダッシュで連覇を果たしたベルカントが19点で首位。函館SS優勝のソルヴェイグが13点で2位(キーンランド4着で3点獲得)。函館と札幌で2着のシュウジが2戦合計10点。さらに北九州記念を勝ったバクシンテイオー、CBC賞を勝ったレッドファルクスも10点で並んでいます。9月11日に最終戦のセントウルステークス(GⅡ)を残していますが、いまのところ上位陣は出走予定なし。ベルカントのシリーズ連覇は決定的か?




新潟メイン・第36回新潟2歳ステークス(GⅢ・芝1600m)には、2017年のクラシックを目指す2歳馬15頭が集結。新馬戦で2馬身半差の快勝を見せた②モーヴサファイア、新種牡馬・ルーラーシップ産駒の③イブキ、メンバー唯一のディープインパクト産駒⑪キャスパリーグ、スクリーンヒーロー産駒⑮マイネルパラディ(鞍上は弟・柴田未崎)、ダリア賞2着⑭マイネルバールマン(兄・柴田大知が騎乗)、福島新馬戦で8馬身差の圧勝⑧アピールバイオ(ルーキー・木幡巧也騎乗)、他にも⑨サンライズソア、⑩ヴゼットジョリー、⑫オーバースペックなどが出走しました。
スタートでイブキがポンと飛び出したが、アピールバイオがハナに立つ。サンライズソアが2番手につけ、マイネルバールマンが3番手。4番手グループはイブキ・キャスパリーグ・マイネルパラディの3頭が並び、7番手グループには⑤ワールドツアラー、④マテラフィールド、ヴゼットジョリー、⑬クイントゥープルの4頭が固まっている。後方集団はモーヴサファイア、⑦ウインシトリン、13番手⑥アンジュシャルマン、14番手①チシャーキャット、オーバースペックが最後方を追走する。
外回り3,4コーナー中間点を過ぎ、アピールが先頭、バールマンが2番手、ソア3番手。イブキは好位の4番手をキープ。キャスパとヴゼットも中団から追い出しにかかる。中団より後ろのモーヴは、長い直線のところで最内に進路を取った。
新潟名物659mの直線に差し掛かり、ゴール残り600mを切って、先頭争いはイブキ、サンライズソア、アピールバイオの3頭が競り合う。残り400mを切り、外からヴセットジョリーが先頭集団に追いつく。最内を走るモーヴサファイアは伸びないか?ラスト100mでヴセットが抜け出し、大外からスペックが追い込んだが、ヴゼットジョリー先頭ゴールイン。牝馬のヴゼットジョリーが2016年の新潟2歳チャンピオンに輝きました。


新潟の2歳王者を決める一戦は、単勝3番人気のヴセットジョリーが制しました。オーバースペックが最後方から追い込んで2着、2番人気のイブキが3着入線。1番人気だったモーヴサファイアは伸びずに8着に終わっています。
デビュー2戦目のヴゼットジョリーは、新馬戦に続いての連勝で重賞初制覇。栗東・中内田充正厩舎所属で、父・ローエングリン、母・フレンチビキニという血統。中内田厩舎は開業3年目で重賞初勝利となりました。新潟2歳ステークス初勝利の福永祐一騎手は、前日にJRA通算1900勝を達成し、この2日間で5勝を挙げました。
ヴゼットは7月23日の中京での新馬戦で、外から末脚を伸ばして差し切り勝ち。2戦目の今回も突き抜けるような走りで、2着に1馬身1/4差をつけての快勝を飾りました。まだ序盤ですけど、現時点で2歳牝馬の中でトップといえるでしょう。この先は秋に2歳重賞を挟んで、12月の阪神ジュベナイルフィリーズへと進むと思われます。ヴセットジョリーには更なる活躍を期待したいものです。


来週は夏競馬最終日。新潟競馬場ではサマー2000シリーズ最終戦・新潟記念、小倉競馬場では「小倉2歳ステークス」が行われます。
新潟記念には、七夕賞を勝ったマイネルミラノ、函館記念を制したマイネルミラノ、小倉記念を制したクランモンタナ
が登録。他にもダコール、ベルーフ、エキストラエンド、2連勝中の上がり馬・アデイインザライフ、ルミナスウォリアー、エーシンマックスなどが出走予定。
小倉2歳ステークスは、フェニックス賞を勝ったクインズサリナ、ひまわり賞を勝ったカシノマスト、メイソンジュニア、レーヌミノル、ドゥモワゼル、テイエムヒッタマゲなどが出走を予定しています。





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ホークス打線完全復活!2日連続の2ケタ得点でロッテに大勝!

2016年08月27日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスは26日から福岡ヤフオクドームで千葉ロッテマリーンズとの3連戦を戦っており、26日の初戦は11-3で快勝しました。柳田悠岐選手のホームランが出れば、投げては和田毅投手が14勝目をマークしました。ソフトバンク・千賀滉大VSロッテ・関谷亮太の先発で始まった27日の2戦目も、ホークス打線が爆発しました。



両チームのスタメン 
  ソフトバンク      千葉ロッテ
1(左)中村晃      (中)岡田幸文
2(二)本多雄一    (右)荻野貴司
3(中)柳田悠岐    (左)角中勝也
4(一)内川聖一    (指)デスパイネ
5(指)長谷川勇也   (遊)鈴木大地
6(三)松田宣浩    (二)ナバーロ
7(右)江川智晃    (一)井上晴哉
8(捕)鶴岡慎也    (捕)田村龍弘
9(遊)今宮健太    (三)細谷圭
 (投)千賀滉大    (投)関谷亮太



ホークスは初回、先頭の中村がセンター前ヒット、続く本多が犠打を決め、1死2塁で柳田がロッテ先発・関谷の変化球をセンターへ弾き返すタイムリーヒットで1点を先制。このあと、長谷川四球、松田の内野安打で2死満塁と攻め立て、江川の押し出し四球で2点目を奪います。
2回には今宮ヒット、本多四球で1死1,2塁のチャンスの場面で再び柳田が登場。今度は4球目のチェンジアップを叩き、レフト前へのタイムリーヒットを放ち1点追加。なおも1死満塁で長谷川が詰まりながらもセンター前に運ぶタイムリーヒットで4点目。さらに松田にもタイムリーが生まれ、この回に3点を挙げて5-0とリードを拡げます。
3回、今宮と本多のヒットで1死1,2塁。3回で3打席目の柳田が関谷の初球ストレートをジャストミート!左中間スタンドへの3ラン本塁打が飛び出し8-0!これだけでは終わりません。4番・内川もストレートを捉え、レフトスタンド中段への完璧なソロ本塁打。2者連続アーチで9-0とロッテを突き放しました。
ホークス先発の千賀は、3回まで無失点に抑えていましたが、4回にデスパイネにレフトへのソロ本塁打を浴びて1点を失うと、6回には荻野にレフトホームランテラスへの一発を浴びてしまう。このあとヒットと2つの四球を与えて2死満塁のピンチを背負ったが、途中出場・江村直也を投手ゴロに打ち取り、ロッテの反撃を防いだ。千賀は6回2失点でマウンドを降りました。
9-2と7点リードに変わったホークスは、6回裏に先頭の松田がロッテ2番手・田中靖洋からライトスタンドへのソロ本塁打を放ち、10点目に到達。その後、2本のヒットで1死1,3塁→中村内野ゴロの間に11点目が入ると、相手のバッテリーエラーで12点目。12-2と一方的な展開に。
8回にロッテに1点を返されたが、その裏に1死1塁で中村がロッテ3番手・東條大樹からライトスタンドへの2ラン本塁打を放ち2点を追加。一発攻勢でロッテ投手陣を粉砕したホークス、14-3の大勝です。



2016年8月27日 パリーグ ヤフオクドーム
ソフトバンク 対 ロッテ 21回戦
<ソフトバンク14勝6敗1分け 観衆:38,500人>
ロ|000 101 010|3
ソ|234 003 02X|14
[勝] 千賀(11勝1敗)
[負] 関谷(4勝4敗)
[本] デスパイネ(ロッテ/23号)、荻野(ロッテ/3号)
[本] 柳田(ソフトバンク/16号)、内川(ソフトバンク/14号)
   松田(ソフトバンク/23号)、中村晃(ソフトバンク/6号)



最近ホークスが負けてばっかりというのもあるけど、リオデジャネイロ五輪に力を入れていたので、ホークスのことを書くのは久しぶりになります。この日もホークス打線が爆発し、3回までに9得点を挙げてロッテ先発・関谷投手をノックアウト。その後も追加点を積み重ね、終わってみれば14得点。2日連続の2ケタ得点でロッテに連勝です。この2日間で25得点って凄いなぁ…。ホークスは2カードぶりの勝ち越しで首位キープ、一方のロッテは5連敗と元気がありません…。それでもまだパリーグ3位とAクラスをキープしているんだよな。
この日の打線は先発全員安打を記録し、チーム全体で16安打。ホームランも4本生まれました。柳田選手は関谷投手から3打席連続ヒットを放ち、5打点の大当たり。1打席目にセンター前へのクリーンヒット、2打席目は流し打ち、3打席目は初球を完璧に捉えて3ラン本塁打。柳田選手は木曜日の楽天戦、金曜日のロッテ戦に続き、3試合連続本塁打。自身にとってもこれが初めてだそうです。柳田選手が打ち出すと、打線も元気になりますね。
打のヒーロー・柳田選手の他にも、6回にソロ弾を放った松田選手が3安打2打点の猛打賞。8回にダメ押しの2ランを放った中村選手は、これが自己最多となる6号本塁打。最近は1番で固定され、水曜日から4試合連続ヒットです。
先発の千賀投手は、6回まで99球を投げ、被安打5・5奪三振・3四死球・2失点の内容で今季11勝目。3回までは無失点の好投、許した失点もソロ本塁打の2発。6回に1点失った後、満塁のピンチを作りながらも反撃を退けました。先週の日本ハム戦で自身初の10勝目を挙げた千賀投手は3連勝。勝利数でも武田翔太投手に並びました。先発の柱に成長したなぁ。
ホークス連勝で迎える28日の3戦目は、ソフトバンク・岩嵜翔VSロッテ・涌井秀章の予告先発で行われます。岩嵜投手は先々週のロッテ戦で8回まで無失点の好投を見せております。3試合で1勝0敗、防御率も0.54です。夏休み最後の日曜日の試合も勝って、ロッテに同一カード3連勝&首位を守れるか?




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リオデジャネイロ五輪閉幕!4年後は東京が舞台だ!

2016年08月23日 | Sports

南米大陸で初めての五輪開催だった「2016リオデジャネイロオリンピック」は、現地時間21日に閉会式が行われ、17日間に渡る熱戦に幕を下ろしました。日本は今大会、金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個、合計41個のメダルを獲得。前回のロンドンの38個を超える、史上最多のメダル獲得数となりました。メダル総数では全体7位、金メダル獲得数でも6位と大健闘でした。



閉会式では、開会式と同じく十種競技の右代啓祐選手が旗手を務め、バドミントン女子ダブルスの高橋礼華&松友美佐紀ペア、ケンブリッジ飛鳥選手ら男子400mリレーのメンバーたちも参加。4連覇を逃して号泣していた女子レスリングの吉田沙保里選手も、笑顔で閉会式に参加しておりました。
五輪旗の引き継ぎセレモニーでは、小池百合子東京都知事が着物姿で登場し、リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長からトーマス・バッハIOC会長に渡されると、小池知事が五輪旗を受け取ってから旗を振りました。

ここからは椎名林檎プロデュースの「トーキョーショー」。「君が代」が流れている間にフィールドに日の丸が描かれると、2011年の東日本大震災の際に世界中からの支援を貰ったことへの感謝の気持ちを表す意味で、「OBRIGADO」 「THANK YOU」など世界各国の「ありがとう」の人文字が浮かび上がりました。
「WARMING UP TOKYO 2020」のVTRでは、キャプテン翼、ドラえもん、パックマン、ハローキティ、スーパーマリオといった日本生まれのアニメやゲームのキャラクターが登場。赤い球をリオへ届けるためのリレーでは、北島康介氏(水泳)が投げると、高橋尚子さん(マラソン)→大空翼のオーバーヘッドキック→ボクサー&パックマンと繋ぎ、安倍晋三首相がボールをキャッチ。さらに安倍首相がマリオに変身すると、渋谷のスクランブル交差点でドラえもんがやって来て、秘密道具の土管を使ってリオに貫通させる。ドラえもんのおかげで渋谷からリオへ一気にワープ!そして、フィールドのど真ん中から安倍マリオが現れました!
ダンスショーでは、中田ヤスタカさんが作曲したBGMに乗せて、青森大学男子新体操部のメンバーを中心としたダンサーたちが華やかな踊りで会場を沸かせました。フィナーレでは「応援の舞」、手旗信号で「ありがとう」、「おもてなしの舞」を披露すると、東京五輪のエンブレム、富士山の影絵、土管から東京スカイツリーがニョキっと出てきて、安倍首相の「SEE YOU IN TOKYO」で、トーキョーショーは幕を閉じました。




さて、ここからは日本勢のリオ五輪を振り返りたいと思います。
柔道は、前回金メダルゼロだった男子が、73キロ級・大野将平選手と90キロ級・ベイカー茉秋選手が金メダル。さらに史上初の全階級メダル獲得を果たし、井上康生監督も男泣きを見せました。女子でも70キロ級の田知本遥選手が金メダルを獲得するなど、5階級でメダル。男女合わせて史上最多の12個のメダル。お家芸復活を印象付けました。
水泳では、男子400m個人メドレーで萩野公介選手が金メダル、瀬戸大也選手が銅メダル。男子800m自由形リレーでも52年ぶりのメダルを手にしました。女子でもキャプテンを務めた金藤理絵選手が女子200m平泳ぎで金メダル、バタフライの星奈津美選手が2大会連続のメダル獲得。競泳は金2個、銀2個、銅3個を獲得しました。シンクロナイズドスイミングもデュエットとチームで銅メダル。
金メダル4個を獲得した女子レスリングは、登坂絵莉選手、土性沙羅、川井梨紗子選手の若手3選手が金メダル。一方で、五輪4連覇を目指したベテランは明暗が分かれ、伊調馨選手が逆転で4連覇を果たしたのに対し、吉田沙保里選手は決勝で敗れて銀メダル。絶対女王の敗戦に日本中がショックを受けました。

今大会は団体種目でのメダルが相次ぎました。体操男子団体がアテネ以来の金メダル。卓球団体は男子が銀メダル、女子は銅メダル。水谷隼選手が派手なガッツポーズを見せれば、女子キャプテン・福原愛選手は安堵の涙を浮かべました。「足を引っ張ってばっかりだった」と言ってたけど、チームメイトの石川佳純選手、伊藤美誠選手に助けられましたね。
そして、陸上の男子4×100mリレーでは、日本が37秒60のアジア新記録で銀メダル。北京の銅メダルを上回る過去最高の成績を収めました。予選で「ボルト不在」のジャマイカに先着すると、決勝ではアメリカに先着しました。

「逆転金メダル」も相次ぎ、体操個人総合の内村航平選手は、5種目を終えてオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)に次ぐ2位でしたが、最後の鉄棒競技でベルニャエフを逆転して2連覇を達成。内村選手の鉄棒の着地は完璧でした。女子バドミントンダブルスのタカマツペアも、第3ゲームで16-19と崖っぷちに追い込まれたけど、5連続ポイントを奪って大逆転勝利。猛攻シーンは見ていて熱くなりましたよ~!レスリングの登坂選手と伊調選手も残り数秒で相手のバックを取って逆転金メダル。執念でもぎ取った勝利です。

若手選手も大活躍し、卓球・伊藤選手は団体戦の3位決定戦でシンガポールのエースに勝利し、銅メダル獲得に貢献。体操の白井健三選手は、団体戦で床と跳馬で完璧な演技を見せれば、種目別の跳馬では新技の「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を成功させて銅メダル。東京五輪では個人総合での出場を目指しているそうで、内村選手の後継者になれるか期待したい。
競泳・池江璃花子選手は女子100mバタフライで日本新記録を連発。決勝では6位でしたが、56秒86をマーク。帰国後は広島高校総体に出場し、100mと50mの自由形で優勝しています。あと、高飛び込みの板橋美波選手も初めての五輪で8位入賞。日本の女子選手が飛込競技で入賞したのは20年ぶりだそうです。池江選手と板橋選手はまだ16歳。4年後に向けてさらに飛躍することでしょう。
レスリングフリースタイル男子57kg級で銀メダルを獲得した樋口黎選手(20歳)は、準決勝で昨年の世界選手権2位のハサンサブズアリ・ラヒミ(イラン)を破り、決勝ではウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)に敗れたものの、世界王者を相手に大健闘。初めての世界大会でいきなり銀メダル、4年後は日本のエース級になってるかも?


連日に渡る日本のメダルラッシュに沸いたリオデジャネイロ五輪も閉幕。メダル獲得数も史上最多を記録し、2020年の東京五輪にいい弾みがついたと思います。五輪期間中は毎日興奮と感動しっぱなしだったので、これから先「リオ五輪ロス」になっちゃいそうです。9月7日からは障害者スポーツの祭典「リオパラリンピック」が始まります。五輪同様のメダルラッシュが起きるといいですね。
4年後は東京が舞台。その時まで生きていたい…。東京五輪開幕まで1430日。数字的には長く感じるけど、あっという間に過ぎていきます。4年後はリオよりもっと盛り上がってほしいです。リオ五輪日本選手団の皆さん、本当にお疲れ様でした!






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日曜日は堀厩舎デー!WIN5は史上初の4億円超え!

2016年08月22日 | 競馬

夏休みも終盤を迎えた21日は、小倉競馬場でサマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念、札幌競馬場では夏競馬唯一のGⅡ競走・札幌記念が行われました。札幌記念にはアジアのマイル王・モーリスが参戦。2000mの距離を克服なるか?



小倉メイン・第51回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ・芝1200m)は、13頭が出走したんですが、⑩フルールシチーが競走除外となり、12頭立てになりました。アイビスサマーダッシュを連覇した⑤ベルカントが、北九州でも連覇に挑戦。他にも「バーデンバーデンカップ組」の⑧オウノミチ・⑫ジャストドゥイング・⑦バクシンテイオー、アイビスSD3着⑪プリンセスムーン、CBC賞2着⑬ラヴァーズポイント、④ベルルミエール、③ローズミラクルなどが参戦しました。
スタートで⑦マイネルエテルネルとベルカントが好ダッシュを見せたのに対し、ベルルミエールは少し出遅れた。先行争いでジャストドゥイングとラヴァーズポイントの8枠2頭が前を行き、ベルカントは3番手を追走し、外側の4番手にプリンセスムーンがつける。5番手集団には①ラインスピリット、②ヤマニンプチガトー、ローズミラクル、マイネルエテルネルの4頭が固まっている。9番手にオウノミチ、10番手⑥メイショウライナー、ベルルミエールと⑦バクシンテイオーが後方で並走している。
3,4コーナー中間点を過ぎ、先頭集団はドゥイング、ラヴァーズ、ベルカント、プリムンの4頭。外からオウノミチも先頭集団に加わろうとする。ゴール残り400mのところで、ベルカントが先頭に浮上。直線コースに入り、ジャストドゥイングとベルカントの2頭が競り合い、3番手からオウノミチとプリンセスムーンが追いかけ、大外からバクシンテイオーも猛追。ゴール残り100mでベルカントが抜け出したかと思ったら、バクテイが凄い脚で襲い掛かり、ゴール前でベルカントを差し切ってゴールイン!バクシンテイオー、ベルカントの北九州記念連覇を阻みました!

サマースプリント第4戦は、単勝7番人気の伏兵・バクシンテイオーが、大外からの追い込みを決めて優勝。単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推されたベルカントは、4コーナーで押し出されるように先頭に立ちましたが、ゴール前で買わされて2着。連覇は逃したものの、トップハンデ・56キロの斤量でよく力を出し切りました。3番人気のオウノミチが3着に入り、2番人気のラヴァーズポイントは11着でした。
7歳にして重賞初勝利のバクシンテイオーは、堀宣行厩舎所属で、父・サクラバクシンオー、母・アウトオブザウィムという血統。2014年の新潟日報賞以来、実に2年ぶりの勝利を挙げ、通算6勝目です。この日はスタートからしんがりの位置に控え、4コーナーのところで大外に出すと、鋭い末脚で後続をごぼう抜き。上がり3ハロンは34.2秒でした。重賞を勝ったことも嬉しいけど、スプリンターズステークスに向けて賞金を加算できたのは大きいと思います。スプリンターズでも波乱を演出できるかどうか?




札幌のメイン・第52回札幌記念(GⅡ・芝2000m 16頭立て)は、2000mに挑む⑮モーリスには、ジョアン・モレイラ騎手が騎乗。モーリスの他にも、2014年オークス馬①ヌーヴォレコルト、2013年2歳女王⑭レッドリヴェール、中山金杯を勝った⑦ヤマカツエース、N今年のHKマイルカップ3着②レインボーライン、昨年2着の⑨ヒットザターゲット、3着の⑯ダービーフィズ、⑬ネオリアリズム、⑫レッドソロモンなどが出走しました。
スタンド前でのスタートは、16頭綺麗に横一線。モーリスもいいスタートを見せる。⑥マイネルフロストが前に出るが、ネオリアリズムが馬なりでハナを奪う。レッドリヴェールが2,3番手、ヤマカツエースとヌーヴォレコルトは4,5番手の位置。モーリスは中団のポジションでスタンド前を過ぎて1コーナーを回った。
1コーナーで早くも縦長の状態となり、ネオリアリズムが単独先頭、2番手にマイネルフロスト、3番手レッドリヴェール、その後ろの4番手にヌーヴォレコルト、5番手にヤマカツエースが追走する。6番手に⑧トーセンレーヴ、④メイショウスザンナと⑩ダンツキャンサーが7,8番手で並走、9番手ヒットザターゲット、内側の10番手にダービーフィズ、モーリスは11番手で控えている。12番手のレインボーラインはモーリスの尻尾をじっくり見る感じ。後方は、⑪スーパームーン、⑤ロジチャリス、⑫レッドソロモン、③ハギノハイブリッドと続く。
3コーナーを回り、リアリズムがマイペースで逃げ、2番手のフロストが差を詰めにかかる。ヤマカツがヌーヴォとリヴェールを捕らえて3番手に進出。モーリスとレインボーはまだ中団より後ろのポジション。
4コーナーのところでモーリスが大外からグイグイと捲るように上昇。ネオリアリズムは先頭で直線コースに入り、後続を離しにかかる。ヤマカツエースとヌーヴォレコルトが必死に追い上げ、外からモーリスが襲い掛かる!ゴール残り100mでモーリスが2番手に上がったが、ネオリアリズムがそのまま先頭でゴールイン!モーリスはリアリズムを捕らえられず2着…。


モーリス参戦で注目が集まった今年の札幌記念でしたが、5番人気・ネオリアリズムの逃げ切り勝ちに終わりました。モーリスは直線で2番手まで追い上げたものの、リアリズムから2馬身差の2着に敗れました。3着には3歳馬・レインボーラインが入り、2番人気・ヌーヴォレコルトが4着、3番人気・ヤマカツエースが5着でした。
ネオリアリズムは4度目の重賞緒戦で初制覇。中山金杯で7着、小倉大賞典で3着、前走の函館記念では6着でしたが、今回はGⅠ馬3頭を破っての勝利。スタート後に先頭を奪うと、最後の直線で引き離しました。札幌コースの相性の良さ、それにクリストフ・ルメール騎手が上手くスローペースに持ち込ませたのが勝因といえるでしょう。これで札幌コースでは3戦3勝。私も「札幌巧者」を正直軽視してたな…。
モーリスは2000mで2着に入ったけど、道悪で本来の力が発揮できなかったし、終始外側を走らされた印象を受けました。3,4コーナーで中団の後ろから一気に追い上げたけど、ゴール前脚が止まったようにも見えたし…。これで安田記念に続いての2着敗戦となったモーリス、秋は得意のマイルで巻き返したいところだ。
ところで今回の札幌記念は、勝ったネオリアリズムと、2着のモーリスは同じ堀厩舎。北九州記念で同じ厩舎のバクシンテイオーが勝っており、南北で堀厩舎の馬が大活躍した1日でした。堀厩舎は本当に層が厚いわ。


北九州記念と札幌記念で単勝1倍台の馬が揃って敗戦。その影響で21日のWIN5も大変なことになりました。
対象レース1:小倉11R 北九州記念  ⑦バクシンテイオー(7番人気)
対象レース2:新潟11R NST賞  ①エイシンローリン(6番人気)
対象レース3:札幌11R 札幌記念 ⑬ネオリアリズム(5番人気)
対象レース4:小倉12R 3歳上500万下 ⑮セフティーエムアイ(15番人気!)
対象レース5:新潟12R 3歳上500万下 ⑰グラミスキャッスル(1番人気)


この日のWIN5の結果は、「⑦-①-⑬-⑮-⑰」の組み合わせで、払戻金は4億2012万7890円!WIN5の上限が6億円に引き上げられてからは、2015年9月13日の「3億9566万3730円」が最高配当でしたが、今回初めて4億円の壁を超えました。3場のメインで上位人気が総崩れ、小倉12レースで15番人気の馬が勝利。対象4レースが終了した時点で残り4票まで減り、新潟最終レースで1番人気が勝ち、的中は1票のみでした。
WIN5は現在、3場メイン&小倉と新潟の最終レースが対象の「Summer WIN5」を実施中で、ここ最近は1000万円オーバーの配当が続出しております。従来より難易度が上がる分、高額配当も期待できますね。来週以降も高額配当が出るか楽しみだ。






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日本陸上の歴史的な1日!男子4×100mリレーで銀メダル!競歩も日本初のメダル!

2016年08月21日 | Sports

リオデジャネイロ五輪の大会15日目は、日本陸上界にとって歴史的1日となりました。午前は男子50Km競歩で荒井広宙選手が銅メダルを獲得し、夜は男子4×100mリレーで日本が銀メダルを獲得しました!



男子50キロ競歩は、日本からは昨年の世界陸上銅メダリスト・谷井孝行、同4位の荒井広宙、森岡紘一朗の3選手が出場。
レースはヨアン・ディニ(フランス)が序盤から飛び出し、最初の5キロで後続に28秒差、15キロ通過時点で53秒差、20キロ通過時点で1分20秒以上の大差をつける。日本勢3人は、最初は集団の中にいたが、森岡が10キロ通過時点で遅れだすと、22キロ時点で谷井が脱落。半分の25キロ時点で、首位・ディニと2位グループの差が1分40秒に拡大。荒井は4番手で通過。
後半に入ったところで、エバン・ダンフィー(カナダ)が2位集団から抜け出し、荒井は30キロ通過時点で6位。32キロ時点で先頭だったディニがいきなりストップ。2位のダンフィーが追いついたところでレースに復帰したが、37キロ付近でディニがダウン。優勝争いから脱落した。
39キロ、新井を含む2位集団がダンフィーに追いつき、先頭&メダル争い、は荒井、ダンフィー、ジャレド・タレント(豪州)、マテイ・トート(スロバキア)、于偉(中国)の5人に。40キロのところで、タレントが先頭で通過すると、荒井も2番手で通過したが、ダンフィーとトートに追いつかれる。45キロ時点で、首位・タレント、2位・トート、荒井は3位に下がり、4番手のダンフィーに追われる状態。
ゴールまで残り2キロとなり、トートがタレントを抜いてトップに浮上。3位争いでは、荒井がダンフィーに一度はかわされたが、荒井が抜き返そうとしたところでダンフィーと接触。その直後にダンフィーがバランスを崩し、荒井がスパート。
終盤で先頭に立ったトートは、3時間40分58秒のタイムで金メダル。2位争いでは、新井がタレントとの差を縮めるが、タレントが3時間41分16秒で2着にゴールして銀メダル。荒井は3時間41分20秒で3着に入り銅メダル。谷井は3時間51分00秒で14位、森岡は3時間58分59秒で27位に終わりました。

ところが、ゴール後に緊急事態が発生。3着でゴールしたはずの荒井が、ダンフィーの進路を妨害したと判断されて失格処分。この裁定に日本チームが「不可抗力だ」と訴えて異議申し立てを行いました。その数時間後に荒井の失格が覆り、3位が確定しました。




夜に行われた男子4×100mリレー。日本(山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥)は前日の予選でジャマイカ・ブラジル・イギリスなどと同じ組に入り、37秒68のアジア新記録で1着。全体でもアメリカに次ぐ2位で決勝に進出しました。
決勝戦では、ジャマイカは第1走者にアサファ・パウエル、第2走者にヨハン・ブレーク、アンカーにはウサイン・ボルトが登場。アメリカもジャスティン・ガトリンが第2走者、タイソン・ゲイが第3走者、トレイボン・ブロメルアンカーに起用。アメリカもメダル態勢だ。カナダは200mで銀メダルのアンドレ・デグラッセを投入。
国の威信をかけた注目の一戦、日本第1走者・山県が好スタートを切ると、パウエルを上回るスピードで第2走者・飯塚にバトンを渡す。少し距離が長かったが、上手く繋いだ。飯塚もガトリンとブレークと渡り合い、第3走者・桐生にパス。桐生は3,4コーナー中間点で先頭に躍り出る!ジャマイカ&米国とほぼ同時にアンカーのケンブリッジにパス。ケンブリッジはボルトと競り合うが、ラスト50mでボルトが一気に抜け出し、ジャマイカが先頭でゴール!ケンブリッジは米国とカナダの追い上げを振り切り、2着フィニッシュ!!日本がこの種目で2度目のメダル、しかも史上最高の銀メダル!
3着争いは米国が3位、カナダが4位に入りましたが、米国が「リレーゾーン」より手前の位置でバトンの受け渡しを行ったとして失格となり、カナダが銅メダル、5位入線の中国が4位に繰り上がり。また、トリニダードトバゴも失格となりました。



男子50キロ競歩は、荒井選手3着ゴール→進路妨害で失格→日本側抗議→結局失格なし&銅メダル確定と二転三転しましたが、競歩で五輪史上初のメダリストが誕生しました。メダル確定時は「お騒がせしました」と話し、レース後にはダンフィー選手が荒井選手のところに寄ってきて、自ら謝罪&抱擁したそうです。ダンフィー選手も潔くていいですね。
荒井選手は昨年の世界選手権で4位入賞、それから1年後の五輪で銅メダル。ここまで来たら、来年以降の国際大会でさらに上の順位を目指してほしいですね。

男子4×100mリレーは、ジャマイカ、米国に次ぐ3番手争いになるかと思われたけど、米国に先着して銀メダル獲得。桐生選手が凄い加速力でジャマイカに先行したときは「もしかしたら」と思っていました。ケンブリッジ選手もボルト選手に必死に食らいつき、最後まで2着を死守しました。8年前の北京での銅メダルも凄かったけど、それを遥かに上回る興奮と感動でした。走破タイム37秒60は、予選で出したアジア記録をさらに更新しました。9秒台が1人もいない日本が、銀メダルを手にしたのは奇跡だと思います。
銀メダルの要因となったのは、日本が長年使用している「アンダーハンドパス」。今回はお互いの腕を伸ばし合って距離を稼ぐという「改良型アンダーハンドパス」を採用。失敗する可能性も高かったけど、予選から中国の持つアジア記録を破り、決勝でも強豪国と互角の勝負を演じました。ボルト選手も「日本のバトンパスは素晴らしい」と大絶賛。まさに日本の技術力の勝利といえます。日本が「アンダーハンドパス」でメダルを取ったことで、他の国が「日本流アンダー」を取り入れる国が増えるかもしれない…。

ここまで日本陸上チームは、女子マラソンで誰も入賞できず、トラック個人種目も惨敗続きでしたが、競歩とリレーでメダル獲得。このあとは、日本時間21日午前に男子やり投げの決勝に新井涼平選手が出場し、21日夜には男子マラソンがあります。男子も女子同様に入賞は難しいですが、完走目指して頑張ってほしいです。


大詰めとなったリオ五輪、大会15日目は陸上の他にも、シンクロナイズドスイミングで日本チームが銅メダル、レスリングの男子フリースタイル57Kg級で樋口黎選手が銀メダルを獲得しました。
これで日本は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個、総計41個を獲得。前回のロンドン五輪の38個を上回る、史上最多記録を更新しました。メダリストがさらに増えるのか、それとも打ち止めになるか?リオ五輪もあと少しで閉会式。なんか寂しくなるな…。




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【リオ五輪】 一つの時代にピリオドか。吉田沙保里が五輪4連覇を逃す。

2016年08月20日 | Sports

前日に日本勢が3階級で金メダルを獲得した女子レスリング。現地時間18日に行われた女子63キロ級で川井梨紗子選手が金メダルを獲得しましたが、4大会連続金メダルに挑んだ53キロ級の吉田沙保里選手が決勝戦で敗れ、4連覇の偉業を逃しました。



女子63キロ級の川井は、初戦を5-0で勝利すると、準々決勝はラトビアの選手に8-2で快勝。準決勝のイナ・トラジュコワ(ロシア)戦では、開始1分15秒過ぎに片足タックルで2ポイントを奪うと、1分40秒には両足タックルから相手をマットに叩き付けて4点を追加、さらにローリングで2点を追加。2分過ぎに片足タックル→バックを取って2点を獲得し、わずか2分10秒で10-0の大差でテクニカルフォール勝ち。
決勝戦ではベラルーシのマリア・ママシュクと戦い、第1ピリオド33秒に素早い両足タックルを仕掛けると、バックを取って2点を獲得。さらに連続攻撃を狙ったが、ママシュクが場外回避。2分47秒にママシュクが川井の片足を取ろうとしたが、川井がタックルを切った。
第2ピリオド開始15秒過ぎ、川井が相手を引き落としてバックに回ろうとしたが、ママシュクが素早く回避。残り2分となり、川井が片足タックルを取ると、一気にバックを取って2点追加。残り1分15秒には高速タックルを仕掛けたが、ママシュクが耐え抜く。残り20秒、ママシュクが川井の腕を取って大技を狙うも失敗。逆に川井が相手のバックを取り、ダメ押しの2点追加。試合は6-0で川井が勝利を収めました。


伊調馨に続いての五輪4連覇を狙う53Kg級・吉田は、2回戦のナタリア・シニシン(アゼルバイジャン)に4-0で勝利。準々決勝のイザベル・サンブ(セネガル)戦は、第1ピリオドの開始1分にバックで2点→ローリングで2点を挙げ、第1ピリオドだけで6点を挙げる。第2ピリオドも高速タックルで相手を倒して2点を挙げ、9-0と完勝。
準決勝のベツァベス・アルゲリョ(ベネズエラ)戦は、1-0とリードして迎えた1分55秒に相手の片足を取ると、そのまま場外へ押し込み1点を挙げる。2分30秒にはバックで2点を加え、4-0とリードを拡げる。第2ピリオドもバックで2点を追加し、6-0で勝利。3試合で1点も失わず、貫禄の決勝進出。4連覇まであと1勝。
そして決勝戦、吉田はヘレン・マルーリス(米国)と対戦。第1ピリオド開始から膠着状態が続いたが、1分30秒過ぎに吉田が片足タックルを仕掛けたが、マルーリスがバックを許さず。2分経過したところでマルーリスに「消極性」の注意が与えられ、30秒間の「アクティビティタイム」。この30秒間で両者得点が入らず、吉田に自動的に1点が入る。結局第1ピリオドは、吉田の1点リードで終了。
第2ピリオド、金メダルを確実なものにするためにも大きなポイントがほしいところだったが、23秒にマルーリスに一瞬の隙を突かれ、バックを取られて2点を失う。スコアも1-2と逆転された。挽回したい吉田だか、なかなかタックルが入れず。残り1分になろうとしたところで、場外に押し出されて2点を取られる。これで1-4と3点を追いかける展開に。逆転するには大技をねらうしかない吉田は、残り25秒に高速片足タックルを出すが、バックを取れず。さらに攻め込む吉田だったが、無情のタイムアップ。決勝戦で敗れた吉田、無念の銀メダルです…。


五輪4連覇に挑んだ吉田選手、準決勝まではベテランの持ち味を存分に発揮し、相手に1ポイントも与えず、危なげなく決勝まで進みました。決勝戦も勝てるだろうと思われましたが、まさかの敗戦を喫しました。決勝戦では自分のレスリングをさせてもらえず、逆に2度もバックを取られました。登坂選手や伊調選手は劣勢に立たされても終盤に逆転したけど、吉田選手には挽回する力がなかったのでしょう。試合終了と同時に泣き崩れ、表彰式でも表情は暗いままでした。
試合後のインタビューで、吉田選手は「日本選手団の主将として金メダルを取らなければいけないと思った」とコメント。1992年のバルセロナ大会で柔道の古賀稔彦選手が金メダルを獲得して以降、5大会続けてメダルなし。「日本選手団主将はメダルを取れない」というジンクスまで生まれましたが、吉田選手はそのジンクスを破りました。
世界大会16連覇、個人戦の連勝記録も207まで伸ばしたものの、その2つの記録もストップ。しかし、吉田選手が作り上げた大記録は、この先破られることはないと思います。

女子レスリングは今大会、従来の4階級から6階級に増え、日本は金メダル4個、銀メダル1個を獲得。63キロ級金メダリストの川井選手は、土性沙羅選手と同じく至学館大学に在籍中。吉田選手ばりの高速タックルを武器にポイントを量産。昨年の世界選手権では準優勝でしたが、今回のリオ五輪でシニアの国際大会で初優勝を果たしました。
女子レスリングを長い間牽引してきた吉田選手が銀メダル、吉田選手の後輩である若手の3選手(至学館組)が金メダルを獲得。このリオ五輪で吉田選手の時代に終止符が打たれ、世代交代が来たのかもしれません。





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崖っぷちからの大逆転勝利!高橋&松友ペア、バドミントン初の金メダル!

2016年08月19日 | Sports

大詰めを迎えたリオデジャネイロ五輪、大会14日目は、バドミントンで女子ダブルスの決勝戦が行われました。日本の高橋礼華&松友美佐紀ペアは、世界ランク1位の実力通り、準決勝まで順当に勝ち上がってきました。 決勝の相手は世界ランク6位のクリスティナ・ペデルセン&カミラ・リターユール(デンマーク)のペア。バドミントン競技で日本勢初の金メダルをかけた大一番は、壮絶な死闘となりました。


第1ゲームは、立ち上がりはシーソーゲームの展開となり、4-4からデンマークが3ポイント連取して4-7とするが、日本も逆に4連続ポイントを奪い、8-7と逆転する。しかし、デンマークがその後に13-15と勝ち越し、日本も1点差で追いかけるが、デンマークが先に20点目を挙げてセットポイントを迎え、デンマークの強打を日本が粘りのディフェンスで返すが、最後はリターユールのストレートへのスマッシュが決まり、第1ゲームはデンマークが21-18で勝利。
日本にとって後が無い状態で迎えた第2ゲーム、日本が序盤から猛攻を仕掛け、2-1から4ポイントを連取すると、11-5でブレイクを奪う。後半に入っても日本のリードは変わらず、21-9と12点の大差をつけて第2ゲームを取る。ゲームカウントも1-1のタイとなり、勝負は最終ゲームへ。

迎えた最終第3ゲーム。日本が5-4とリードするが、デンマークが4連続ポイントで5-8とする。日本も負けじと3ポイント返して8-8とする。日本が10点目を取った後、デンマークが「二度打ち」で10-10の同点とするも、高橋が前に落とすプレーで日本に11点目が入りブレイク。しかし、後半に入るとデンマークが4連続ポイントで流れを掴み、16-16から3連続ポイントを奪い、16-19と日本を突き放す。
追い込まれた日本ペアだったが、ここからドラマが生まれます。前衛の松友が相手コートの前に落として17点目を入れると、今度は松友がクロスへのスマッシュを決めて19-18と1点差に詰める。前衛・高橋がサーブ→ペダーセンとリターユールの強打を松友が返し、ラリー戦から松友が強烈なスマッシュを打ち抜いた!日本が3連続ポイントで19-19の同点に追いついた!勢いに乗る日本は、ラリーから高橋の強打→相手が返しきれずアウト!デンマーク側のミスで、日本が20-19とついに逆転してマッチポイント!次の1点を取れば金メダルが決まる場面で、ペダーセンが強打を連発→高橋&松友が返すと、高橋スマッシュ→ペダーセンのリターンがネットに当たって勝負あり!日本が5連続ポイントで21-19!ゲームカウント2-1で、高橋&松友ペアが金メダルを手にしました!


本当にすごい試合でした!一進一退の攻防が続いたため、途中から心臓がバクバクしちゃいましたよ。第3ゲームで16-19とタカマツペアがリードされ、もはや万事休すかと思われましたが、そこから5連続ポイントを奪って奇跡の大逆転勝利。松友選手と高橋選手、追い込まれても冷静でしたね~。松友選手がネット際のドロップショット、さらにはクロススマッシュを次々と決めて見せれば、高橋選手も強打を連発。これには相手も返すことはできませんでした。
試合終了の瞬間、高橋選手が倒れこみ、朴柱奉ヘッドコーチもベンチから飛び出して選手たちを抱擁。朴柱奉コーチは、現役時代にバルセロナ五輪で男子ダブルスで金メダルを獲った韓国の名選手。日本バドミントン界の大躍進は、この人のおかげである事は言うまでもありません。
女子ダブルスはこれまでに、北京五輪で小椋久美子&潮田玲子ペアがベスト8、前田美順&末綱聡子ペアが4位入賞。ロンドン五輪では藤井瑞希&垣岩令佳ペアが銀メダル。そして今回のリオで、タカマツペアが日本に初めての金メダルをもたらしました。
高校時代にペアを結成し、インターハイ優勝、日本選手権で4度優勝。国際大会でもBWFスーパーシリーズファイナルズ、全英オープンを制覇。世界的に無名だった2人が世界ランキング1位にまで上り詰め、結成10年目で悲願の世界一。高橋選手、松友選手、金メダルおめでとうございます!


女子ダブルスの快挙も素晴らしかったんですが、女子シングルスでもメダル獲得です。奥原希望選手は準決勝でインドのプサルラ選手に0-2のストレート負けを喫して3位決定戦に回ることになっていましたが、相手の李雪芮選手(中国)が左ヒザ負傷により棄権したため、奥原選手が不戦勝により銅メダル決定。シングルでは男女通じて初のメダルとなりましたが、こんな形でメダルだなんて拍子抜けするわぁ~。そういえば、奥原選手が2011年の日本選手権で優勝したときも、相手選手が体調不良でドタキャン→奥原不戦勝だった気がします。
今回のリオ五輪は、女子ダブルスで金メダル、女子シングルスも銅メダルという結果に終わりました。今年4月に男子のエースだった桃田賢斗選手と田児賢一選手の闇カジノ通いが発覚し、バドミントン界に暗い影を落としましたが、女性陣がバドミントンのイメージダウンを払拭させました。バドミントン界の未来は、もっと明るくなるはずだ。




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すごいぞ日本女子レスリング!伊調馨が史上初の4連覇!登坂&土性も金メダル!

2016年08月19日 | Sports

リオデジャネイロ五輪の大会14日目は、女子レスリングで日本勢が3階級で金メダル獲得!日本レスリング界にとって歴史的な1日となりました。




女子48キロ級の登坂絵莉選手は、初戦の2回戦でジュルジズ・エシモワ(ウズベキスタン)に6-0で下すと、準々決勝のヘイリー・アウゲロ(米国)戦では、第2ピリオドに相手にバックを取られて1-2とリードされたが、登坂が体を入れ替えた後、ローリングなどの連続攻撃で一気に8ポイントを奪い、9-2と突き放す。その後も相手の片足を取ってから、体をひっくり返して4点追加。11-2の完勝で準決勝進出。
準決勝の孫亜楠(中国)戦、第1ピリオドにバックで2点を失ったが、第2ピリオドに登坂がバックで2点を返すと、アンクルホールドから3回続けてローリングを決めて8-2。その後「消極的姿勢」の注意を受けて1点取られたが、リードを守り切りタイムアップ。8-3で孫を下し、決勝進出&メダル確定。
決勝戦、登坂はロンドン五輪銀メダリストのマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)と対戦。第1ピリオド1分過ぎに、スタドニクが登坂を場外に押し込んで1点を先取。登坂はなかなか攻めることができないまま、第1ピリオドの3分間が終了。
第2ピリオド、「消極的」の注意を受けた登坂に30秒間の「アクティビティタイム」が与えられたが、技が出ないまま30秒が経過し、スタドニクに2点目が入る。試合時間残り48秒で登坂に1点が入ったが、まだ1-2と1点ビハインド。残り15秒で登坂が勝負を仕掛け、残り6秒で片足タックルで相手を倒し、その勢いでバックを取って2ポイント獲得!試合終了目前で登坂が3-2と逆転!劇的勝利で金メダル獲得です!



4大会連続金メダル獲得に挑む58キロ級・伊調馨選手は、初戦の2回戦でマルワ・アマリ(チュニジア)に11-0のテクニカルフォール勝ち。準々決勝のエリフジャレ・エシリルマク(トルコ)戦も3-1で勝利。準決勝のユリア・ラトケビッチ(アゼルバイジャン)戦では、わずか2分20秒で10点を挙げてテクニカルフォール勝ち。危なげなく決勝戦まで進出します。
決勝はワレリア・コブロワゾロボワ(ロシア)と対戦。第1ピリオドに伊調が相手の消極的姿勢で1点を先取するが、2分15秒すぎに伊調タックル→コブロワゾロボワがタックルを切ってから伊調の足を掴む。伊調も抵抗するが、バックを取られて2点を失う。第1ピリオドを終え、1-2とリードされる展開に。
第2ピリオド、30秒過ぎにコブロワゾロボワが両足タックルを狙うが、伊調が必死に守り抜く。1分25秒過ぎにコブロワゾロボワのタックルを切った伊調が、逆に片足タックルを仕掛けるもかわされる。残り30秒でコブロワゾロボワが片足を取ったが、伊調が相手を潰してからバックに回る。コブロワゾロボワも伊調の右足を掴むが、伊調が強引に離してバックを取って2点獲得!残り3秒で伊調が逆転し、4大会連続金メダルを達成しました!




69キロ級は土性沙羅が出場。1回戦はウクライナの選手に11-2と圧勝すると、2回戦はトルコの選手を相手に12-0のテクニカルフォール勝ち。準々決勝のドロシー・イーツ(カナダ)戦では、前半に1-2とリードされたが、後半にタックルとバックで6点を奪い勝利。準決勝のアンナイエンニュ・フランソン(スウェーデン)戦は、0-2と劣勢を強いられたが、第2ピリオド残り50秒にバックを奪い2-2の同点。残り15秒のところで相手に抱えこまれるが、土性が投げ返して4点を奪う。終了間際に大技を決めた土性が7-2で決勝進出。
決勝戦、ロンドン72キロ級金メダリストのナタリア・ボロベワ(ロシア)と対戦。第1ピリオドはボロベワが優位に進め、土性が「消極的姿勢」で1点を取られる。第2ピリオドも「アクティビティポイント」でポイントを奪えず1点を失う。0-2で迎えた残り1分30秒、土性が片足タックルを仕掛けるも、ボロベワがかわす。残り40秒で相手のバックをかわしきった後、片足タックルでテイクダウンを奪い、2-2の同点!このまま2-2で試合終了となったが、「ビッグポイント(大技の点数)」で上回った土性が判定勝ちで金メダル。



いやぁ~日本の女子レスリングは強いですねぇ!3階級制覇の金メダルラッシュです。決勝戦は3試合とも劇的な内容となり、登坂選手は残り6秒、伊調選手は残り3秒で逆転。土性選手はボロベワ選手に押し込まれながらも、ワンチャンスをモノにしました。劣勢になりながらも試合をひっくり返す執念ぶりはさすがです。
伊調選手はアテネ・北京・ロンドンに続いての金メダル。女子では史上初の個人種目4連覇を達成。男子でも4人しかいないという偉業ですから、伊調選手にも国民栄誉賞を与えてもいいと思います。4年後の東京五輪については「今は考えられない。とりあえず一区切りとしたい」と明言せず。4年後は36歳になるけど、5連覇を目標に現役続行するってこともありそうだ。
初出場で金メダルを獲得した登坂選手と土性選手は、至学館高校と至学館大学出身。先輩の登坂選手が先に金を獲得すると、後輩の土性選手も続きました。2人を指導する栄和人コーチも、試合終了後に小躍りしたり、選手に肩車されたりと喜び爆発しまくりでした。教え子が優勝すると嬉しいですよね。4年後は2人ともチームの中心選手になるだろうし、連覇も期待できるでしょう。

日本はこの日に女子レスリングで3個獲得し、今大会の金メダル獲得数は10個となりました。2ケタに達したのは2004年のアテネ以来です。卓球男子団体も銀メダルでしたので、ここまで金10個、銀5個、銅18個、合計で33個獲得しております。大会最終日までにメダルの総獲得数は幾つになるのでしょうか?



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【リオ五輪】大和撫子がリオで躍動!卓球女子団体は涙の銅メダル! シンクロも2大会ぶりのメダル!

2016年08月18日 | Sports

リオデジャネイロ五輪もいよいよ終盤戦。大会12日目の16日(現地時間)は、日本人女性アスリートが大活躍だった1日でした。



2大会連続メダルを目指す卓球女子日本代表(福原愛、石川佳純、伊藤美誠)ですが、準決勝はドイツに敗れて3位決定戦に回りました。この日の3位決定戦では、シンガポール代表と対戦。
第1試合・福原愛VSユ・モンユ戦は、第1ゲームは福原が9連続ポイントを奪うなどの猛攻で11-4と先取しますが、第2ゲームは5-11とユモンユが取り返し、第3ゲームもユモンユが3-11で勝利。第4ゲームは福原が11-4で勝利し、ゲームカウントも2-2の五分に。しかし、最終第5ゲームは5-11でユモンユが取り、ゲームカウント2-3で敗れ、日本が初戦を落としてしまう。
第2試合の石川佳純VSフェン・ティアンウェイ戦。第1ゲームはジュースに縺れた末、石川が12-10で勝利。これで勢いに乗った石川は、第2ゲーム(11-6)と第3ゲーム(11-7)も連取し、3-0のストレート勝ち。エース対決を制し、1勝1敗のタイに戻します。
第3試合は福原&伊藤VSユモンユ&ジョン・イーハンのダブルス戦。第1ゲーム9-11と競り負けたが、2ゲーム目は日本が10-9とゲームポイントを奪い、伊藤のバックハンドがエッジボールとなり、11-9で第2ゲームを取る。その後、第3ゲームを11-1と圧倒すると、第4ゲームは12-12から2ポイント連取して14-12。ゲームカウント3-1で日本がダブルス戦を制し、3試合を終えて日本が2勝1敗と勝ち越します。
メダルまであと1勝の第4試合、伊藤VSフェン・ティアンウェイ戦。第1ゲームはフェンが5-7とリードするが、伊藤がそこから5連続ポイントを奪い逆転。最後は伊藤のフォアをフェンが返せず、11-9と競り勝つ。続く第2ゲームも11-4で伊藤が取り、第3ゲームは一度は4-5とリードされながらも5連続ポイントを奪い、最後はフェンのフォアがアウトとなり、11-6で勝利。伊藤が格上相手に3-0で快勝し、日本が3勝1敗でシンガポールを下して銅メダルを獲得しました!

ドイツ戦で悔し涙を流した卓球女子チームが、3位決定戦でシンガポールを撃破。前回のロンドン五輪の銀メダルに続き、2大会連続のメダルを手にしました。初戦で福原選手が敗れましたが、2戦目以降は日本が3連勝。石川選手のストレート勝ちで波に乗り、チーム最年少の15歳・伊藤選手もダブルス戦とシングルス戦で2連勝をマークしました。
銅メダルが決まった瞬間、福原選手と石川選手がベンチでなきながら喜びを分かち合い、試合後のインタビューでも石川選手が「よかったぁ~、よかったぁ~」と連呼。メダルが期待されたシングルス戦ではまさかの初戦敗退でしたが、団体戦ではシングルスの悔しさを晴らすかのような活躍ぶりを見せました。福原選手も悔し涙ばかりだったけど、最後に嬉し涙。幼い時は練習中に泣きだしたりする事から「泣き虫愛ちゃん」と言われたけど、五輪メダリストとなった現在でもその姿は変わらないですね。
伊藤選手は初めての五輪で大いに躍動しました。「先輩2人を手ぶらで帰すわけにはいかない」と言っていましたが、その言葉通りの結果となりました。4年後の東京五輪では、福原選手&石川選手からエースの座を奪えるまでに成長してほしい。
男子は銀メダル以上、女子は銅メダルと卓球団体戦で男女アベックメダルの快挙。日本時間18日の朝に男子の団体決勝が行われますが、日本男子が中国にどこまで食い下がれるか注目です。




シンクロナイズドスイミングは、デュエットのフリールーティン決勝が行われました。日本の乾友紀子&三井梨紗子ペアは、予選を3位で通過。 決勝では「風姿雷伝」のBGMに乗せて、「風神雷神」をテーマにした演技を披露。最初のリフトからのスピン技を高く決めると、キレのある足技と豊かな表現力で会場を魅了。ラストの足技も一糸乱れずにフィニッシュ。最後までノーミスで演じきった乾&三井ペアは、FR決勝を94.9333点。総合でも188.0547点で3位に入り、銅メダルを獲得しました。

かつては6大会連続でメダルを獲得し、「日本のお家芸」とも言われていたシンクロでしたが、前回のロンドンで屈辱のメダル無し。それから4年後のリオで再びメダルを手にしました。「リフト→スピン」も抜群に良かったし、足の動きもブレてませんでしたね。この日は井村雅代ヘッドコーチの66回目の誕生日。いつもは選手にカミナリを落としまくる井村コーチも、この日ばかりは三井選手と乾選手を笑顔で労いました。井村コーチに最高のプレゼントを贈ることができましたね。
お家芸復活の兆しを見せたシンクロ、日本時間19日からは「チーム部門」が始まります。チーム部門は2004年のアテネ以降2大会続けてメダルなし。ライバルのスペイン、ウクライナを破ってメダル獲得となるか?




バドミントンは女子シングルスの準々決勝が行われ、奥原希望VS山口茜の日本人対決が実現。勝った方が日本勢初のベスト4進出となる一戦は、お互いが力を出し切った試合となりました。
まず第1ゲーム、山口のサーブを奥原がクロスへ打ち返して最初のポイントを奪ったが、山口が徐々に主導権を握る展開に。得意のジャンピングショットを決めると、11-9から6連続ポイントを奪う。そして20-11と山口がセットポイントを迎え、奥原の強打を悉く拾ってから、クロスへのスマッシュで21点目を挙げ、山口が21-11の大差で第1ゲームを取ります。
第2ゲームも山口が序盤にリードするが、奥原が徐々に反撃。4-6から4ポイントを連取して勝ち越すと、長いラリー戦で山口の体力を削らせ、力強いスマッシュでポイントを奪う。20-17と奥原セットポイントの場面で、奥原のショットを山口が反転しながら披露という美技を見せたが、最後は山口がミスして奥原21点目。第2ゲームは21-17で奥原が取り、ゲームカウント1-1のタイに持ち込む。
第3ゲームになると奥原が一方的な展開に。序盤に2度の3連続ポイントを挙げると、10-6から5ポイント連取するなど、山口を突き放す。最後は奥原のストレートを山口が返せずゲームセット。奥原が21-10と圧倒し、ゲームカウント2-1で奥原が山口を下しました。

バドミントン史上初の日本人対決は、奥原選手に軍配が上がり準決勝進出。最初のゲームでは奥原選手の動きが硬く、試合を優位に進めた山口選手が第1ゲームを取ったので、「あれ?奥原どうした?」と思いましたが、第2ゲーム以降は奥原選手のペースになり、最終ゲームでは11点差の大勝でした。山口選手も今まで1ゲームすら取れなかった相手から初めて1ゲーム奪い、最後まで力を出して戦えたので悔いは無いかもしれません。
奥原選手は準決勝でインドのブイ=シンデュ・プサルラ選手と対戦。最新の世界ランキングでは、奥原選手が6位、プラルラ選手は10位と格下です。ただ、プラルラ選手は準々決勝で世界2位の王儀涵選手に勝利しており、勢いに乗ってるかもしれません。インドの難敵を倒して、決勝に駒を進められるよう頑張ってください!




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