菅直人首相の辞任に伴う民主党代表選挙が29日に実施され、海江田万里、野田佳彦、前原誠司、鹿野道彦、馬淵澄夫の5氏が新代表に立候補し、1回目の投票で海江田氏が143票でトップ、野田氏が102票で2位、前原氏74票で3位という結果に終わりました。海江田VS野田の決選投票では、野田氏が215票を獲得したのに対し、海江田氏は177票。これにより野田氏が逆転で新代表に選出されました。
激戦から一夜明けた30日、首班指名選挙が衆参両院の本会議で行われました。衆議院では、野田氏が308票を獲得し、谷垣禎一氏(自民)が118票、山口那津男氏(公明)21票、志位和夫氏9票、福島みずほ氏6票、渡辺喜美氏5票、平沼赳夫氏4票、小沢一郎氏1票、海江田万里氏1、鳩山邦夫氏1票、横粂勝仁氏1票という結果に。衆議院では大差の圧勝で野田氏を指名。
一方で参議院では、1回目の投票で野田氏が110票、谷垣氏が85票を獲得しましたが、投票数240票の過半数を達していなかったため、決選投票に。決選投票の結果、野田氏110票、谷垣氏107票、白票が24票。参議院でも野田氏が指名され、これにより野田佳彦氏の第95代内閣総理大臣が決定しました。
首相に指名された後、民主党内の新役員人事に取り組み、幹事長には参議院会長を務める輿石東氏、政調会長には前原誠司氏、国対委員長には平野博文元官房長官が内定しました。輿石氏を幹事長に充てる事で、民主党内の融和を図る狙いがあるとみられます。とはいえ、政権与党の幹事長に参議院議員を起用するなんて異例ですよねえ。参院のドンが衆議院議員たちと渡り合えるかどうか…。「主流派(脱小沢)」と「非主流派(小沢・鳩山派)」の対立が解消されるのか今後も気になるところです。
野田新首相は早稲田大学出身で松下政経塾の1期生。1993年の衆議院選挙で日本新党公認として初当選を果たしますが、96年に一度落選。2000年に民主党公認で出馬して復活当選。以降国会対策委員長を2度歴任し、2009年には鳩山内閣で財務副大臣、2010年には菅内閣で財務大臣を務めました。
千葉県議会時代から駅前での早朝演説を欠かさず続けたことで、党内での演説のうまさに定評があるそうです。前日の代表選の演説でも「どじょうが金魚のまねしてもしょうがない」と発言しております。「泥臭い政治」を目指す野田総理、震災復興、原発問題、デフレ脱却、超円高、日米・アジア問題、ねじれ国会など様々な課題が残されています。増税推進派でもあるので、消費税UPの可能性が高まる予感も。消費者にとっては痛手になるぞ…。
民主党が政権を取ってからもう2年が経とうとしていますが、この2年間は迷走続き。鳩山氏が9か月、菅氏が1年3か月といずれも短命に終わりました。3人目はもう背水の陣であり、正念場と言えるでしょう。野田さんも短命に終わるのか、それとも2年近く続けられるのか?政治空白が無く、スムーズに動けばいいのですが…。
激戦から一夜明けた30日、首班指名選挙が衆参両院の本会議で行われました。衆議院では、野田氏が308票を獲得し、谷垣禎一氏(自民)が118票、山口那津男氏(公明)21票、志位和夫氏9票、福島みずほ氏6票、渡辺喜美氏5票、平沼赳夫氏4票、小沢一郎氏1票、海江田万里氏1、鳩山邦夫氏1票、横粂勝仁氏1票という結果に。衆議院では大差の圧勝で野田氏を指名。
一方で参議院では、1回目の投票で野田氏が110票、谷垣氏が85票を獲得しましたが、投票数240票の過半数を達していなかったため、決選投票に。決選投票の結果、野田氏110票、谷垣氏107票、白票が24票。参議院でも野田氏が指名され、これにより野田佳彦氏の第95代内閣総理大臣が決定しました。
首相に指名された後、民主党内の新役員人事に取り組み、幹事長には参議院会長を務める輿石東氏、政調会長には前原誠司氏、国対委員長には平野博文元官房長官が内定しました。輿石氏を幹事長に充てる事で、民主党内の融和を図る狙いがあるとみられます。とはいえ、政権与党の幹事長に参議院議員を起用するなんて異例ですよねえ。参院のドンが衆議院議員たちと渡り合えるかどうか…。「主流派(脱小沢)」と「非主流派(小沢・鳩山派)」の対立が解消されるのか今後も気になるところです。
野田新首相は早稲田大学出身で松下政経塾の1期生。1993年の衆議院選挙で日本新党公認として初当選を果たしますが、96年に一度落選。2000年に民主党公認で出馬して復活当選。以降国会対策委員長を2度歴任し、2009年には鳩山内閣で財務副大臣、2010年には菅内閣で財務大臣を務めました。
千葉県議会時代から駅前での早朝演説を欠かさず続けたことで、党内での演説のうまさに定評があるそうです。前日の代表選の演説でも「どじょうが金魚のまねしてもしょうがない」と発言しております。「泥臭い政治」を目指す野田総理、震災復興、原発問題、デフレ脱却、超円高、日米・アジア問題、ねじれ国会など様々な課題が残されています。増税推進派でもあるので、消費税UPの可能性が高まる予感も。消費者にとっては痛手になるぞ…。
民主党が政権を取ってからもう2年が経とうとしていますが、この2年間は迷走続き。鳩山氏が9か月、菅氏が1年3か月といずれも短命に終わりました。3人目はもう背水の陣であり、正念場と言えるでしょう。野田さんも短命に終わるのか、それとも2年近く続けられるのか?政治空白が無く、スムーズに動けばいいのですが…。