日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

阪神巧者ゴールドシップ、史上初の宝塚記念2連覇!

2014年06月30日 | 競馬

2014年上半期のグランプリレース・第55回宝塚記念(GⅠ・芝2200m 12頭立て)が29日、阪神競馬場で行われました。12頭立ての少頭数ですが、豪華メンバーがそろい踏み。ファン投票第1位で初の連覇を狙う⑪ゴールドシップ、もう2着はイヤだ⑦ウインバリアシオン、ドバイシーマクラシック以来のレースとなる⑥ジェンティルドンナ、ヴィクトリアマイルで復活勝利を挙げた③ヴィルシーナ、昨年GⅠ3勝⑩メイショウマンボ、春の天皇賞3着の①ホッコーブレーヴ、②デニムアンドルビー、⑧トーセンジョーダンなどが出走しました。


単勝上位人気は、1番人気がゴールドシップ(2.7倍)、2番人気ウインバリアシオン(3.0倍)、ジェンティルドンナが3番人気(4.1倍)。4番人気以降は、メイショウマンボ、ホッコーブレーヴ、デニムアンドルビー、⑫フェイムゲーム、ヴィルシーナと続きました。
正面スタンド前でのスタートは、12頭綺麗にそろった。ゴールドシップは後方からのスタート。先攻争いでヴィルシーナが先手を取り、フェイムゲームが2番手につけ、⑤カレンミロティック3番手、ジェンティルドンナは4番手から。そしてゴールドシップが大外から一気に進出し、ジェンティルをかわして4番手で1コーナーを回った。
1,2コーナーから向正面に入り、ヴィルシーナが先頭、フェイムゲームが2番手、3番手カレンミロティック、ゴールドシップは4番手、その内側の5番手のデニムアンドルビーがゴルシに併せる。ジェンティルドンナは中団の6番手に下げた。その後ろの7,8番手にホッコーブレーヴとメイショウマンボ、ウインバリアシオンは9番手。後方は④ヒットザターゲット、トーセンジョーダン、⑨ヴェルデグリーンが最後方を追走する。
内回り3コーナーに差し掛かり、依然としてヴィルシーナが先頭をキープ。2番手のフェイムが徐々に接近。ミロティック、ゴルシ、デニルビの3頭が3番手集団を形成している。ジェンティルとマンボはまだ中団待機、後方ではジョーダンがヴァリアシオンを抜いた。4コーナーから最後の直線コースに入り、フェイムゲームとヴィルシーナが競り合い、外に持ち出したゴールドシップが3番手から追い上げる。ウインバリアシオンとジェンティルは伸びてこない。残り200mでゴルシが前の2頭をまとめて抜き去って単独先頭!ラスト100mで後続を引き離し、堂々1着でゴールイン!ゴールドシップは阪神に強い!宝塚記念史上初めての2連覇を果たしました!


宝塚記念 全着順&払戻金
1着 ⑪ゴールドシップ     2分13秒9
2着 ⑤カレンミロティック    3馬身
3着 ③ヴィルシーナ      1馬身1/4
4着 ④ヒットザターゲット    クビ
5着 ②デニムアンドルビー    ハナ
6着 ⑫フェイムゲーム      クビ
7着 ⑦ウインバリアシオン   3/4馬身
8着 ①ホッコーブレーヴ     ハナ
9着 ⑥ジェンティルドンナ   1馬身3/4
10着⑧トーセンジョーダン   1馬身1/4
11着⑩メイショウマンボ     クビ
12着⑨ヴェルデグリーン     4馬身

単勝 ⑪ 270円
複勝 ⑪ 170円 ⑤ 810円 ③ 820円
枠連 [5]-[8] 660円
馬連 ⑤-⑪ 8,990円
馬単 ⑪-⑤ 10,210円
ワイド ③-⑤ 9,110円 ③-⑪ 2,630円 ⑤-⑪ 2,130円
3連複 ③-⑤-⑪ 57,870円
3連単 ⑪-⑤-③ 251,440円


上半期の競馬界の総決算・宝塚記念は、ゴールドシップがファン投票1位&単勝1番人気の期待に見事に応えて快勝。昨年に続いての優勝で、宝塚記念史上初の連覇達成です。最後方からスタートすると、一気に4番手まで押し上げ、最後の直線で一気に突きぬけ、2着に3馬身差をつけての圧勝でした。2着には単勝9番人気だったカレンミロティックが入り、スタートからレースを引っ張り続けたヴィルシーナが3着に粘りました。ヴィルシーナは初めてジェンティルドンナに先着しましたね。2番人気だったウインバリアシオンは7着、3番人気・ジェンティルドンナは9着に終わりました。どちらも重たい馬場に苦しみましたね。ジェンティルに至っては過去最悪の成績ですよ。約3ヶ月の休み明けもそうだし、2走前の京都記念より馬体重が10キロも減っていた(478キロ→468キロ)のもあったかも。右回り&重たい馬場だとダメですな。
ゴールドシップは今回の勝利でGⅠ通算5勝目。鞍上の横山典弘騎手は、日本ダービーに続き、今年GⅠ2勝目。同レースは1991年のメジロアイアン以来、23年ぶり2度目の制覇となりました。ノリさんはゴルシの新パートナーに任命された後、3週続けて栗東トレセンに通い、調教を行ったそうです。調教をする度に信頼関係が強くなり、本番で素晴らしいパフォーマンスを披露したのでした。ステイゴールド産駒は宝塚記念3連覇、グランプリレースは6連勝となりました。
それにしてもゴールドシップは阪神コースだとよく走ります。これで6戦5勝・2着1回と連対率100%です。1年前に宝塚を勝った後、京都大賞典で5着、ジャパンカップで15着と大敗、有馬記念でも3着に敗れ、前走の春の天皇賞では7着でした。その間に須貝尚介厩舎の同期生・ジャスタウェイが世界ランキング1位になるまで急成長。ジャスタに立場を逆転されたんじゃないかと思われましたが、1年ぶりのGⅠ勝利で完全復活を印象付けたのと共に、須貝厩舎のエースの座を守りぬきました。
この後については未定だそうですが、できれば凱旋門賞に挑戦して欲しいなあと思っています。力の要る阪神の馬場で良い内容を出しているから、ロンシャンの馬場にも合うはずです。距離不安のあるジャスタウェイ、2400mのレースで勝てなかったハープスターよりは期待できるんだけど…。ゴルシよ、海外に行くなら今しかないぞ。




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【ブラジルW杯】決勝トーナメント開幕!ブラジルがPK戦の末、ベスト8入りを果たす。

2014年06月29日 | soccer

FIFAブラジルワールドカップは、グループリーグが終わり、いよいよ29日から決勝トーナメントに突入。ここからは「負けたら終わり」の戦いです。ベスト16の最初の試合は、ブラジルVSチリ(@ミネイロン・スタジアム/ベロオリゾンテ)の南米対決。開催国であるブラジルは、GLではネイマールの活躍により2勝1分けでA組首位通過。対するチリは、豪州とスペインを倒した後、オランダに敗れ、2勝1敗でB組2位。両国は前回大会の決勝T1回戦で対戦し、そのときはブラジルが2-0で勝利しています。ブラジルが開催国の意地を見せるのか、それともチリが番狂わせを起こすのか?


両チームのスタメン
[ブラジル代表]
GK 12 ジュリオ・セザール
DF 2 ダニエウ・アウベス
DF 3 チアゴ・シウバ
DF 4 ダビド・ルイス
DF 6 マルセロ
MF 5 フェルナンジーニョ
MF 11 オスカル
MF 17 ルイス・グスタボ
FW 7 フッキ
FW 9 フレッジ
FW 10 ネイマール

[チリ代表]
GK 1 クラウディオ・ブラーボ
DF 2 エウヘニオ・メナ
DF 17 ガリー・メデル
DF 18 ゴンサロ・ハラ
MF 4 マウリシオ・イスラ
MF 5 フランシスコ・シルバ
MF 8 アルトゥーロ・ビダル
MF 20 チャルレス・アランギス
MF 21 マルセロ・ディアス
FW 7 アレクシス・サンチェス
FW 11 エドゥアルド・バルガス



チリのキックオフで始まった前半、開始5分にブラジルが左サイドのコーナーキックのこぼれ球をマルセロがミドルシュートを放ったが、左に外れる。対するチリも6分、ディアスがダイレクトボレーを狙うもゴール右に逸れた。迎えた前半18分、ネイマールの左CKをチアゴシウバが頭で繋ぎ、ファーサイドにいたダビドルイスが左足で押し込みゴール!ブラジルがセットプレーで1点を奪う!
25分、ブラジルは自陣でチリの攻撃を抑えてからカウンターを仕掛け、ネイマールがドリブルで相手DFを振り切ってシュートまで持って行くも決まらず。チリは32分、ビダルがフッキのボールをカット、そのラストパスにサンチェスが流し込む!ブラジルのミスを上手く突いて、チリが1-1の同点に追いつきます。
36分、ブラジルは右サイドのオスカルのクロス→ネイマールがヘディングシュートするも不発。39分には右サイドのロングボール→PA内でネイマールが粘り、走り込んできたフレッジのシュートは大きく外れる。42分にはダニエウアウベスがミドルシュートを放つも、チリGKブラーボのセーブに阻まれる。前半アディショナルタイム、チリは高い位置でビダルがボールをカットすると、アランギスがシュートを狙うもブラジルDFにブロックされる。前半は1-1で折り返し。

後半4分、ブラジルはフェルナンジーニョがミドルを打つが、枠を捉えられない。後半9分、左サイドのクロスにフッキが胸トラップからヒザで押し込んで勝ち越しゴールかと思われたが、ハンドでゴール認められず。
後半11分、チリが先に選手交代。バルガスに代えてフェリペ・グティエレスを投入。ブラジルも18分にフレッジを下げてジョーが入る。後半19分、チリにビッグチャンス到来。ダイレクトパスで右サイドを崩し、イスラの折り返し→アランギスのシュート!しかし、ブラジルGK・セーザルがゴールを割らせない。
後半27分、ブラジルが2人目の交代。フェルナンジーニョOUT→ラミレスIN。29分、左サイドでフッキが突破してから低いクロスを入れ、ゴール前に詰めていたジョーが合わせるも、僅かにゴール右…。VTRではチリDFが足を出していたように見えたが。36分、ダニエウアウベスが中央でクロス→ネイマールがヘッドであわせたが、チリGK・ブラーボの正面。38分、フッキが個人技でDFを3人かわして右足を振りぬいたが、GKの正面。
チリは後半42分、ビダルに代えてマウリシオ・ピニージャを投入。アディショナルタイム、PA内でアランギスにボールが渡るが、ブラジルDF陣がシュートを打たせない。結局、1-1のまま90分終了。今大会初の延長戦へ。


延長開始早々、フッキがドリブルで仕掛け、左サイドでファウルを誘う。フッキが貰ったFKをネイマールが蹴るも、DFに当たりCK。続くCKもチャンスに至らず。3分、ブラジル・ジョーとチリGK・ブラーボが交錯し、ジョーに警告。9分、ジョーのシュートはダメ。11分、右サイドのフッキのクロス→オスカルのヘディングはGKにキャッチされる。13分、フッキが強烈な左足一閃!しかし、ブラーボに防がれた。延長前半終了間際、チリがやや左の位置でFKを獲得し、サンチェスが直接狙ったが、右に外れた。
延長後半、ブラジルはオスカル→ウィリアンが入る。後半1分、ネイマールの左CK→ジョーが飛び込むも外れる。ダメだジョー。チリはメデルが足を痛めて負傷退場、ホセ・ロハスが急遽入る。後半6分、チリ・ピニージャのロングシュートは枠外。延長残り5分、ブラジルが敵陣で攻め込むが、チリの堅い守備を崩しきれない。ボールを回し続けるブラジルだが、ビッグチャンスがなかなか生まれない。延長後半14分、チリはサンチェスのパスを受けたピニージャがシュートを狙ったが、クロスバー直撃。逆にブラジルはカウンターを仕掛けたが勝ち越し点奪えず。終了間際にはラミレスがシュートを狙うも左に逸れる。延長戦も決着つかず、勝負はPK戦へ。


運命のPK戦、先攻のブラジルの1人目・ダビドルイスは、強いキックでゴール左下に決める。対するチリ1人目・ピニージャは、ブラジルGK・セザールに止められた!
ブラジル2人目・ウィリアンは、左へ転がすもはずしてしまう。チリ2人目・サンチェスも失敗。セザールまた止めた!チリ2人連続失敗。ブラジル3人目・マルセロは右上に決める。チリGK・ブラーボも反応したが、一歩及ばず。チリ3人目・アランギスは右に叩き込んで成功。ブラジル4人目。フッキは、正面を狙うもブラーボに止められる。チリ4人目・ディアスは、中央に叩き込む。4人終えて2-2の同点。
ブラジル5人目、エースのネイマール登場。ネイマールは、しっかり左隅に流し込んだ。外せば負けのチリ5人目・ハラは、右を狙ったが、ポストに当たって勝負あり。ブラジルがPK戦を制し、準々決勝に進出しました!


南米対決PART1・ブラジルVSチリは、前半に両チーム1点ずつ取った後、後半~延長戦はお互い決め手を欠き、PK戦までもつれ込みましたが、ブラジルがPK戦を制してベスト8一番乗りを果たしました。ミスで同点とされ、フッキの勝ち越しゴールがハンドで取り消され、ネイマールが消えた時間帯もあったり、交代で登場した選手が仕事しなかったり、延長後半には攻め手が無くなり、終了間際に勝ち越されそうになりましたが、PK戦でGKのセザールが2本連続でセーブ。ブラジルにとっては本当に苦しい内容で、辛勝でした。ネイマールも思わず涙。嬉しさよりもプレッシャーから解放されて安堵の涙といったところでしょう。
敗れたチリは、ブラジルと互角に渡り合い、スペインに続いての金星奪取はならず。少ないチャンスをしっかりとモノにしたり、守備も堅かったです。GKのブラーボにもファインセーブが相次ぎましたね。延長戦終了間際のピニージャのシュートが決まっていれば…。
勝ったブラジルは、コロンビアVSウルグアイの勝者と準々決勝で戦います。6度目の優勝まであと3勝です。




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【ブラジルW杯】グループリーグ最終日。ベスト16入りチームが全て決まる。

2014年06月28日 | soccer

「2014 FIFA ブラジルワールドカップ」は、日本時間27日未明にグループGとグループHの最終戦が行われました。最後に決勝トーナメント進出を決めたチームは一体どこだったのか?



グループG ドイツ(1勝1分・勝ち点4)VSアメリカ(1勝1分・勝ち点4)@アレーナ・ペルナンブーコ(レシフェ)
ヨアヒム・レーヴ氏率いるドイツ代表とユルゲン・クリンスマン氏率いるアメリカ代表の「新旧ドイツ代表監督」が、レシフェで実現。1位通過をかけた一戦を制したのは?
試合序盤からドイツが主導権を握り、8分に左サイドのポドルスキがグラウンダーで折り返すが、味方に通らず。アメリカは22分、カウンターからズシがペナルティエリア左手前からシュートを狙ったが、クロスバーの上を越える。35分、ドイツは右サイドでボールを繋ぎ、ペナルティエリア内にいたエジルがシュートを打つが、アメリカGK・ハワードに防がれる。
ドイツは後半2分、 右サイドのジェローム・ボアテングのクロス→エジルがあわせに行ったが、アメリカDF・ゴンザレスがクリアします。7分には左サイドのクロスに途中出場のクローゼが頭で合わせるも決まらず。後半10分、右サイドのショートコーナー→エジルのクロス→メルテザッカーが上手く頭で合わせたが、米国GK・ハワードの好セーブに阻まれる。こぼれ球はPA左にいたミュラーが反応し、右足を振り抜きシュート。ボールはゴール右隅に突き刺さり、ドイツが1点を先制します!
勝ち点が欲しいアメリカは、後半アディショナルタイムにチャンス到来。カウンター攻撃で右サイドを突破すると、素早いパス回しでドイツDFを崩し、最後は途中出場・ベドヤが右足シュート。しかし、ドイツDFラームがスライディングでクリアします。さらに終了間際、左CKからデンプシーが飛び込んだが、わずかに枠を捉えられず。終盤のアメリカの反撃を凌いだドイツが、1-0で勝利し、勝ち点3を獲得しました。



グループG ポルトガル(1敗1分・勝ち点1)VSガーナ(1敗1分・勝ち点1)@ブラジリア・ナショナルスタジアム
共に勝ち点1で並んでいるポルトガルとガーナ。決勝トーナメントに進むには、大量点で勝つしかありません。
立ち上がりからポルトガルが攻めまくり、前半5分にクリスチアーノ・ロナウドが右サイドから思い切ってシュートを狙ったが、クロスバーに直撃してノーゴール。12分にはゴール正面でのFKをロナウドが直接狙ったが、GKの正面。19分には右サイドのペレイラのクロス→ゴール前にいたロナウドのヘディングシュートはガーナGK・ダウダに阻まれた。なかなか1点が入らない中で迎えた前半30分、ポルトガルは左サイドのベローゾが左足でクロスを上げ、ゴール前でガーナDF・ボイエがクリアミスしてゴールイン。オウンゴールでポルトガル1点先行。
後半、ガーナが反撃に出ます。後半6分にアサモア・ギャンが左サイドからミドルシュートを放つも、ゴール左に外れる。後半12分、カウンター攻撃を仕掛け、左サイドでクワドゥオ・アサモアがクロスを上げ、ファーサイドで詰めていたギャンが頭で叩きつけて同点ゴール!1-1と試合を振り出しに戻します。流れに乗るガーナは後半16分、ギャンのクロス→ワリスのヘッドはゴール右に外れて逆転ならず。
追いつかれたポルトガルは後半35分、左サイドでナニがクロスを上げると、ガーナDF陣にクリアされるが、ロナウドがこぼれ球を押し込み2-1と勝ち越し。しかし、ゴールを決めたロナウドに笑顔はなし。そう、もっと点を取らなければならないのだ。その2分後、左サイドのバレラとのワンツーからロナウドが狙うも決まらない。後半アディショナルタイム、ナニが右サイドでクロス→ロナウドが飛び込むもダメ!さらに終了直前、途中出場・バレラが浮き球のパスを出し、ロナウドが抜け出したが、シュートはGkの正面…。試合のほうは2-1でポルトガルが勝利するも、大量点は奪えなかった。


グループG最終順位
1位 ドイツ 2勝1分 勝ち点7(得失点+5)
2位 アメリカ 1勝1敗1分 勝ち点4(得失点0)
3位 ポルトガル 1勝1敗1分 勝ち点4(得失点-3)
4位 ガーナ 1分2敗 勝ち点1(得失点-5)


グループG最終戦は、ドイツがアメリカに1-0で勝利し、ポルトガルがガーナに2-1で競り勝ちました。最終順位では、ドイツが勝ち点7で首位通過。アメリカとポルトガルが勝ち点4で並びましたが、得失点差でアメリカが上回り2位。ポルトガルは最終戦で勝利したものの、グループステージ敗退決定。クリスチアーノ・ロナウドのW杯は終わりました。
G組はドイツとポルトガルが進むだろうと思われましたが、ポルトガルが敗退してしまいました。初戦のドイツ戦で1-4と大敗。2人の負傷者、守備の要・ペペの一発退場もありました。2戦目はアメリカに一旦は逆転されるも、終了間際に追いついて2-2の引き分けに持ち込んで勝ち点1を獲得。最終戦は大差で勝たなければならなかったんですが、2-1の辛勝。なんとか勝ったものの、勝ち抜けませんでした。やはり初戦の4失点が重くのしかかりましたね。
3戦目でようやく得点を挙げたロナウド選手は、惜しいシュートが4本以上ありました。普段の調子ならハットトリックできたはずなのに…。W杯前年にバロンドールを受賞した選手は優勝できないというジンクスがありますが、ロナウドもそのジンクスに陥ってしまいました。「バロンドールの呪い」恐るべし…。



グループF ベルギー(2勝・勝ち点6)VS韓国(1分1敗・勝ち点1)@サンパウロアリーナ
既に決勝トーナメント進出を決めているベルギーは、韓国と対戦。アジア最後の砦・韓国は、アジア勢未勝利を阻止できたのか?
前半はベルギーが優位に進め、25分にPA内のこぼれ球に反応したメルテンスがシュートを放つも大きくはずしてしまう。対する韓国は30分、キ・ソンヨンがドリブルで仕掛けてからミドルシュートを狙ったが、ベルギーGKの横っ飛びセーブに阻まれる。前半45分、ベルギー・デフールが、韓国FWキム・シンウクを倒してしまい一発レッドカードで退場処分となります。
数的不利となったベルギーは後半14分、メルテンスがゴール正面の位置からミドルシュートを狙ったが、韓国GK・キムスンギュに防がれる。その直後に韓国がカウンター攻撃を仕掛けるが、ソン・フンミンの右サイドクロスはバーを越える。両チーム無得点のまま迎えた後半33分、ベルギーはPA手前でオリギがミドルシュートを放つも、GKに阻まれる。しかし、こぼれ球をベルトンゲンが押し込んで1点を奪います。結局このゴールが決勝点となり、ベルギーが1-0で韓国を破って3連勝を果たしました。

グループF アルジェリア(1勝1敗・勝ち点3)VSロシア(1分1敗・勝ち点1)@アレーナ・ダ・バイシャーダ(クリチバ)
決勝トーナメント進出をかけたこの試合、アルジェリアは引き分け以上、ロシアは勝利が絶対条件。
試合は前半6分、ロシアは左サイドでコムバロフがクロスを上げ、ココリンのヘディングシュートが決まり、ロシアが先制点。アルジェリアは27分、左サイドのパス回しからメスバがシュートするもGKにキャッチされる。さらに29分、左CKをスリマニが頭で合わせたが、ロシアGKに阻まれる。前半はロシア1点リードで折り返します。
後半2分、ロシアはサメドフがココリンとのワンツーから抜け出してシュートするが、アルジェリアGK・エンボリが体を張ってセーブ。後半15分、アルジェリアは左サイドでFKを獲得し、ブラヒミのクロス→スリマニが頭で押し込み、1-1の同点!このまま終われば、アルジェリアがベスト16入りとなる。
1点が欲しいロシアは、後半17分にデニゾフがミドルを狙うもGKに弾かれ、25分にはケルジャコフが右から打っていくも、GKエンボリの正面。後半終了間際、左CKをコズロフが合わせるも枠を捉えられず。試合は1-1のまま引き分けに終わり、勝ち点1を挙げたアルジェリアが決勝トーナメント進出を決めました。


グループF 最終順位
1位 ベルギー 3勝0敗 勝ち点9
2位 アルジェリア 2勝1敗 勝ち点6
3位 ロシア 1分2敗 勝ち点1(得失点-1)
4位 韓国  1分2敗 勝ち点1(得失点-3)


F組はベルギーが3連勝で首位通過。2位のアルジェリアは4度目のW杯で初のグループリーグ突破となりました。韓国は最下位に終わり、アジア勢は全滅。アジア勢はGL12試合で3分け9敗。W杯未勝利は1990年のイタリア大会以来の屈辱。アジア出場枠の削減も避けられません。



これでグループリーグの全日程が終了。前回王者・スペイン、ドイツ大会の優勝国・イタリア、イングランド、ポルトガルといったヨーロッパの強豪国が次々と敗退する一方で、南米勢は5チーム、北中米勢3チームがベスト16入りを果たしました。C組2位のギリシャと、アルジェリアは初の決勝T進出。

29日から始まる決勝トーナメント1回戦の組み合わせはこうなりました。
①ブラジルVSチリ
②コロンビアVSウルグアイ
③オランダVSメキシコ
④コスタリカVSギリシャ
⑤フランスVSナイジェリア
⑥ドイツVSアルジェリア
⑦アルゼンチンVSスイス
⑧ベルギーVSアメリカ

1回戦初日の29日は、ブラジルVSチリ、コロンビアVSウルグアイの南米対決が2試合もあります。まるで「コパアメリカ」ですな。ウルグアイはエースのスアレスがイタリア戦での噛み付き行為で9試合の出場停止を受け、W杯追放となりました。それでもウルグアイにはセレッソ大阪のフォルランがいますからねえ。フォルランがスアレスの穴を埋めるんじゃないかと思います。ブラジルW杯も後半戦へ、決勝トーナメントも見逃せません!



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【ブラジルW杯】俺がエースだ!メッシ3試合連続ゴール!

2014年06月27日 | soccer

連日熱戦が続いているFIFAブラジルワールドカップ、大会14日目の26日未明(日本時間)は、グループEとグループFの第3戦が行われました。F組ではアルゼンチンのスーパーエースがまたしてもゴールを挙げ、E組では今大会2度目のハットトリックが誕生しました。



グループE スイス(1勝1敗・勝ち点3)VSホンジュラス(2敗・勝ち点0)@アレーナ・アマゾニア(マナウス)
決勝トーナメント進出にわずかな可能性を残しているスイスと、2連敗で敗退が決まっているホンジュラスの一戦は、スイスのシャキリが大活躍!
まず前半6分、右サイドのスローインから、シャキリがドリブルで中央へ切り込んで左足ミドルシュート。ボールはゴール左隅に突き刺さり、1点を先制。31分、カウンターからドルミッチが中央のシャキリへパスを送り、シャキリがドリブルで抜け出し、そのまま左足でゴール右隅に流し込み2点目を奪います。
後半に入ってもシャキリは果敢にゴールを狙います。後半14分、ペナルティエリア右のメーメディのパスを受けてシュートを打つもホンジュラスGKに阻まれる。後半26分、ロングボールに反応したドルミッチが左サイドを突破し、相手DFを1人かわしてからラストパス、最後はシャキリが左足シュートを決めてハットトリック達成。試合も3-0でスイスが快勝しています。


グループE フランス(2勝0敗・勝ち点6)VSエクアドル(1勝1敗・勝ち点3)@マラカナンスタジアム(リオデジャネイロ)
2連勝で先に決勝トーナメント進出を決めたフランスは、引き分け以上で首位通過。エクアドルは1点でも多く取って勝ち点3を取りたい。
フランスは前半11分、ペナルティエリア手前での混戦からグリーズマンが左足シュートを放つも、ゴール右に逸れる。15分には左サイド・ポグバのクロス→PA右にいたシソコが左足ダイレクトボレーを見せるが、エクアドルGKにキャッチされます。39分、左サイドのFKをポグバが頭で合わせるが、エクアドルGK・ドミンゲスのセーブに阻まれます。前半終了間際にはベンゼマがミドルを放つもGKにキャッチされる。
エクアドルは後半5分にアントニア・バレンシアが一発退場を受け、10人となりますが、後半9分にカウンターからチャンスが生まれ、エネル・バレンシアのパス→ノボアがフリーの位置からシュートを打ったが、ゴール右に外れる。後半37分、イバーラが右サイドから中央へ切れ込んでシュートするも、GKに防がれる。フランスは後半39分、ベンゼマがジルーとのワンツーからシュートを打ったが、GK正面に阻まれる。終了間際、右サイドのクロスにジルーが合わせるも決まらず。両チーム決定的なチャンスが生まれながらも、最後までゴールが生まれず、0-0の引き分けに終わりました。


E組最終結果
1位 フランス 2勝1分 勝ち点7
2位 スイス  2勝1敗 勝ち点6
3位 エクアドル 1勝1敗1分 勝ち点4
4位 ホンジュラス 0勝3敗 勝ち点0


グループE第3戦は、フランスとエクアドルがスコアレスドロー、スイスがホンジュラスに快勝して勝ち点3を獲得。この結果、フランスが勝ち点7で首位通過、最終戦で勝ち点3を奪ったスイスが勝ち点6で2位で決勝トーナメント進出。GL突破のチャンスがあったエクアドルは3位で敗退。ホンジュラスは3連敗で最下位となりました。
準優勝だった2006年のドイツ大会以来、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たしたフランスは、3試合で8得点を奪い、エースのベンゼマ選手がホンジュラス戦で2得点、スイス戦でも1ゴール2アシストの活躍を見せました。大会直前に司令塔のリベリー選手が腰痛で離脱してしまいましたが、リベリーの穴をチーム全体でカバー。4年前の南アフリカ大会のときは内紛騒ぎがありましたが、今大会はチームが一つにまとまっていますね。このまま仲間割れを起こさなければいいんですが。




グループF ボスニア・ヘルツェゴビナ(2敗・勝ち点0)VSイラン(1敗1分・勝ち点1)
今大会唯一の初出場チームであるボスニアでしたが、アルゼンチンとナイジェリアに敗れて、早々とGL敗退が決まりました。対するイランは、前回のアルゼンチン戦で善戦しながらも0-1で惜敗。ボスニアに勝って初の決勝トーナメント進出なるか?
試合は立ち上がりからボスニアペースで進み、前半9分に左サイドのクロスにジェコがヘッドで合わせるも、GKにキャッチされる。前半23分、中盤で味方のパスを受けたジェコが、ペナルティエリア手前の位置から右足を振り抜き、ゴール右隅に吸い込まれてボスニアが1点を先取します。イランは1分後の24分、ショジャエイがループシュートを放ったが、クロスバーに直撃して同点ならず。前半はボスニア1点リードで折り返します。
エンドが代わった後半、ボスニアは14分に相手陣内でボールを奪い、スヴェン・スシッチのスルーパス→抜け出したピャニッチが右足でゴールを決めて1点を追加。2点を追うイランは後半36分、グーチャンネジャドのシュートはGKに阻まれる。その1分後、CKのこぼれ球をグーチャンネジャドが押し込み1点を返します。しかしその1分後、ボスニアはカウンターを仕掛け、右サイドを抜け出したブルサイェビッチが、ドリブルからそのままシュートを決め、3-1と突き放しました。イランを下したボスニア・ヘルツェゴビナ、W杯3戦目で悲願の初勝利を挙げました。


グループF アルゼンチン(2勝・勝ち点6)VSナイジェリア(1勝1分・勝ち点4)@エスタジオ・ベイラ・リオ(ポルト・アレグレ)
主将を務めるメッシの活躍で2連勝を挙げたアルゼンチンと、引き分け以上でベスト16入りとなるナイジェリアは、W杯で4度目の対戦。過去の対戦成績はアルゼンチン3戦3勝。今回は試合序盤から試合が動きました。
前半4分、アルゼンチンは味方の縦パスを受けたディマリアが左サイドからシュートを狙うもポスト直撃、こぼれ球をメッシが左足で叩き込み、早々と1点を先制します。しかしその1分後にナイジェリアがすぐさま反撃し、ババドゥンデがドリブルで仕掛けてから左サイドへパス→アーメド・ムサの強烈な右足シュートが決まり、1-1の同点。
アルゼンチンは9分、メッシのスルーパスに反応したイグアインがシュートを打つも、左サイドネット直撃。30分にはディマリアが左足ミドルを狙ったが、ナイジェリアGKに防がれて勝ち越しならず。前半44分、右サイドでのFKをメッシが直接狙うも相手GKにセーブされる。アディショナルタイム、今度はゴールほぼ正面の位置でFKを獲得し、メッシが左足で直接蹴りこみ、ゴール右隅に決まった!メッシの2得点目でアルゼンチンが2-1と勝ち越します。
後半に入り、ナイジェリアは2分にアーメド・ムサがエメニケとのワンツーから抜け出し、最後は右足で流し込む。ナイジェリアが2-2と再び同点に持ち込みます。再び同点とされたアルゼンチンは後半5分、左サイドのCKをマルコス・ロホがヘディングシュートを決め、3-2と3たびリードを奪います。後半14分、左サイドのグラウンダークロス→メッシがワンタッチで合わせたが、ゴール左に外れてハットトリックならず。試合はこのまま3-2でアルゼンチンが勝利し、GL3連勝を果たしました。


F組最終成績
1位 アルゼンチン 3勝0敗 勝ち点9
2位 ナイジェリア 1勝1敗1分 勝ち点4
3位 ボスニア・ヘルツェゴビナ 1勝2敗 勝ち点3
4位 イラン  2敗1分 勝ち点1

グループFはアルゼンチンが3連勝で堂々の首位通過。ナイジェリアはアルゼンチン戦で敗れましたが、勝ち点4で2位通過。98年のフランス大会以来16年ぶりの決勝トーナメント進出を果たしました。初出場のボスニアは、最終戦で勝ち点3を挙げて3位。イランは未勝利で最下位。アジア勢はオーストラリアが3連敗、日本が1分2敗、イランも1分2敗。H組の韓国も2試合で1分1敗。4カ国合わせて8敗3分けと未だ勝ち星なし。韓国は27日にベルギーと対戦します。このままアジア未勝利のまま終わったら、次回のW杯ではアジア枠が削減されるんじゃないかと思います。 

メッシ選手はグループリーグ3試合で全て得点を挙げており、「さすが世界最強ストライカー」と言わんばかりの活躍ぶりを見せています。ボスニア戦では後半20分にゴールを決め、イラン戦では終了間際に劇的な決勝ゴール。そして今回のナイジェリア戦では先制弾とフリーキックを直接決め、2得点をマーク。FKが直接決まったのは、今大会初めてかな?3試合で4得点は、ブラジル・ネイマールと並んで得点ランキング首位タイです。この後の決勝トーナメントでもゴール量産となるでしょうか。やっぱりスーパースターは大舞台でしっかりと決めてきますね。日本にもメッシのような点取り屋が出てくるといいなあ。




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帝王賞2014 ワンダーアキュート待望のGⅠ2勝目!

2014年06月26日 | 競馬

上半期のダート総決算・第37回帝王賞(GⅠ・2000m 11頭立て)が25日、東京・大井競馬場で行われました。JRA勢6頭、地方勢5頭が出走した今年は、現在GⅠ連勝中の⑦コパノリッキー、今年重賞2勝の②ニホンピロアワーズ、GⅠでは上位に入りながらも2勝目が遠い⑩ワンダーアキュート、兵庫のエース①オオエライジン(兵庫)、2009年東京ダービー馬⑧サイレントスタメン(川崎)、大井記念2着③キスミープリンス(浦和)などが参戦しました。


単勝の上位人気は、コパノリッキーが1.9倍で1番人気。2番人気②ニホンピロアワーズ(3.0倍)、ワンダーアキュートが3番人気(4.4倍)。4番人気以降は⑨ムスカテール、④ソリタリーキング、⑥シビルウォーと中央勢が独占しました。
スタートは11頭綺麗に揃い、ワンダーアキュートが好スタートを見せたが、ニホンピロアワーズが先手を取り、コパノリッキーが2番手、アキュート3番手と人気上位3頭が先頭集団を形成。その後ろの4番手にソリタリーキング、オオエライジンが5番手、シビルウォーとムスカテールは後方でゴール板を通過した。
1,2コーナーから向正面に入り、アワーズが先頭、リッキーが2番手につけ、アキュートが少し離れて3番手追走。4番手にソリタリー、ライジン5番手、6番手グランシュヴァリエ(高知)、ムスカテールが7番手のキスミープリンスをかわし、シビルウォーと⑤ゴールドバシリスク(船橋)が9,10番手で並走し、サイレントスタメンが最後方という展開。
外回り3コーナーに入るところで、今度はコパノリッキーが先頭。ワンダーアキュートが差を詰め、ソリタリーキングも先頭集団に加わった。さらにムスカテールも5番手まで浮上してきた。4コーナー手前でコパノリッキー・ニホンピロアワーズ・ワンダーアキュートの3頭が並び、最後の直線内で粘るリッキーと外に持ち出したアキュートの2頭が競り合う。残り200mでワンダーアキュートが先頭に立ち、コパノリッキーを引き離してゴールイン!ワンダーアキュートが惜敗続きにピリオドを打ち、2度目のGⅠ制覇を果たしました!


帝王賞 全着順&払戻金
1着 ⑩ワンダーアキュート 2:03.5 (不良)
2着 ⑦コパノリッキー     2馬身
3着 ④ソリタリーキング    2馬身
4着 ②ニホンピロアワーズ   1馬身3/4
5着 ⑥シビルウォー     3馬身1/2
6着 ⑨ムスカテール     1馬身3/4
7着 ⑤ゴールドバシリスク  6馬身
8着 ⑧サイレントスタメン  3馬身
9着 ⑪グランシュヴァリエ  1馬身1/2
10着③キスミープリンス   大差
   ①オオエライジン    競走中止

単勝 ⑩ 440円
複勝 ⑩ 130円 ⑦ 120円 ④ 220円
枠複 [6]-[8]  340円
枠単 [8]ー[6] 1,070円
馬複 ⑦-⑩  340円
馬単 ⑩-⑦ 1,130円
ワイド ⑦-⑩ 180円 ④-⑩ 500円 ④-⑦ 470円
3連複 ④-⑦-⑩ 1,620円
3連単 ⑩-⑦-④ 7,470円



上半期の砂の王者を決める一戦は、単勝3番人気だったワンダーアキュートが制しました。道中は3番手で前を行くニホンピロアワーズとコパノリッキーの2頭を見る形で追走し、3,4コーナーで先頭の2頭と並び、直線で抜け出し、最後はリッキーに2馬身差をつけての快勝でした。GⅠ3連勝を狙ったコパノリッキーは、折り合いの悪さが響いて2着。2000mの距離の長さもあったと思いますが…。2番人気のニホンピロアワーズは4着に終わり、6着のムスカテールまで中央勢が入り、地方勢はゴールドバシリスクの7着が最高でした。なお、最後の直線でオオエライジンが馬体故障を発生して競走中止。左前球節部完全脱臼で予後不良となってしまいました。
勝ったワンダーアキュートは、2012年のJBCクラシック以来となるGⅠ2勝目で、重賞も通算6勝目。鞍上の武豊騎手は帝王賞4勝目を挙げ、GⅠ競走通算101勝目となりました。昨年11月のマイルCSで100勝目を挙げてから、次の1勝まで時間掛かりましたねえ。アキュートとユタカ騎手は、昨年のこのレースで初めてコンビを組み、2戦目の日本テレビ盃で勝利を挙げましたが、GⅠでは2着3回、3着2回となかなかビッグタイトルに届きませんでした。結成からちょうど1年を迎えたこの日、GⅠで勝つことができました。この後は秋のGⅠシリーズに向けて休養。老いてなおますます盛んな8歳馬は、これからもダート界の頂点を狙い続けます。


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【ブラジルW杯】ネイマールの2ゴールでブラジル快勝!オランダは3連勝でB組首位通過!

2014年06月25日 | soccer

ブラジルで開催中の「2014 FIFAワールドカップ」は、大会12日目の24日(日本時間)にAグループとBグループの第3戦合わせて4試合が行われました。この試合の結果で決勝トーナメント1回戦の組み合わせが決まります。開催国・ブラジルは、A組首位通過なるか?



グループA第3戦・ブラジル(1勝1分・勝ち点4)VSカメルーン(2敗・勝ち点0)@エスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリア
ここまで1勝1分・勝ち点4のブラジルは、既に敗退が決まっているカメルーンと対戦。サッカー王国の意地と誇りをかけた大事な一戦で、ブラジルの若き10番・ネイマールが再び輝きました。
試合開始からブラジルが攻め込み、前半3分にネイマールのスルーパス→右サイドのフッキの折り返し→パウリーニョが上手く合わせられず、こぼれ球をルイス・グスタボがペナルティエリア手前からシュートを打つも、カメルーンDFのブロックに阻まれる。迎えた前半17分、相手陣内でルイスグスタボがボールを奪ってすぐに左足でグラウンダーのクロスを入れ、ネイマールがワンタッチでゴール右隅に流し込む!ネイマールの2試合ぶりのゴールでブラジルが1点を先制します。ブラジルは20分、右サイド・フッキのクロスをネイマールが左足ダイレクトボレーを放つが、カメルーンの好守に阻まれる。
前半26分、カメルーンは左サイドのニョムが相手DFをかわしてペナルティエリア内に入り、ラストパスをマティブが押し込み、1-1の同点とします。追いつかれたブラジルは35分、マルセロの縦パスを受けたネイマールがドリブルで持ち込み、右足シュートを決めた!ネイマールこの日2点目のゴールで、ブラジルが2-1と勝ち越します。
勢いに乗るブラジルは、後半4分に左サイドのダビドルイスのクロス→フレッジがヘディングシュートを決めて3点目。後半39分には細かいパス回しで左サイドを崩し、最後はフェルナンジーニョのゴールでダメ押しの4点目。ブラジルが4-1でカメルーンに快勝し、グループリーグ2勝目を挙げました。


グループA メキシコ(1勝1分・勝ち点4)VS クロアチア(1勝1敗・勝ち点3)@アレナ・ペルナンブーコ(レシフェ)
共に自力での決勝トーナメント進出を狙うチーム同士の対決となったこの試合。メキシコは引き分け以上で2位以内が決まり、クロアチアは勝つしかありません。
前半14分、メキシコはエレーラがペナルティエリア手前から左足を鋭く振りぬいたが、シュートはクロスバー直撃。19分には右サイドのスルーパス→ペラルタが上手く押し込めず。クロアチアも29分、ベリシッチがシュートを狙うも枠を捉えられず。40分にはPA手前でFKを獲得し、スルナが直接狙うも決まらず。前半はお互い決め手を欠いてスコアレスで折り返します。
後半も一進一退の攻防が続きますが、後半27分にようやく試合が動きます。メキシコ左CKをラファエル・マルケスが頭で合わせてゴール!メキシコが試合の均衡を破り、1点を先制します。さらに3分後の後半30分、右サイド・ペラルタがグラウンダーで折り返し→ゴール前でフリーになっていたグアルダードが合わせて2点目。後半37分には右CKをマルケスがヘッドでそらすと、途中出場・エルナンデスが押し込み3点目。メキシコは10分間で3点を奪い、勝利を決定付けます。
ベスト16入りが厳しくなったクロアチアは、後半42分にラキティッチとのワンツーからベリシッチがゴールを決めて一矢を報いますが、終了直前にレビッチがレッドカードで一発退場となりジ・エンド。メキシコが3-1でクロアチアを破り勝ち点3を獲得し、決勝トーナメント進出を果たしました。



A組最終結果
1位 ブラジル 2勝1分 勝ち点7(得失点+5)
2位 メキシコ 2勝1分 勝ち点7(得失点+3)
3位 クロアチア 1勝2敗 勝ち点3
4位 カメルーン 0勝3敗 勝ち点0

グループAはブラジルとメキシコが共に勝ち点7で決勝トーナメント進出を果たし、得失点差でブラジルが1位通過、メキシコが2位で通過となりました。クロアチアはメキシコとの直接対決に敗れて3位、カメルーンは3連敗で最下位。試合中に仲間割れを起こし、チームメイトに頭突きしたりしてたもんなあ。前回大会も全敗を喫し、日韓大会の1敗も含めてW杯7連敗となりました。
見事に首位通過を果たしたブラジルは、エースのネイマールが3試合で4得点をマーク。今回のカメルーン戦でも2ゴールを挙げる活躍をみせました。その前に相手選手に突き飛ばされたことで、闘争本能に火がつきましたね。ネイマールの他にも「PK男」のフレッジにもゴールが生まれたりと、ブラジルの攻撃陣が本領発揮しました。決勝トーナメントでもネイマール旋風が吹き荒れるか?



グループB スペイン(2敗・勝ち点0)VSオーストラリア(2敗・勝ち点0)@アレナ・ダ・バイシャーダ(クリチーバ)
オランダとチリに連敗し、早々と敗退が決まってしまったスペイン。W杯最後の試合となるオーストラリア戦で勝利を挙げ、FIFAランク1位の意地を見せたいところでした。
試合は前半21分に右サイドのクロスをダビド・ビジャがボレーシュートを放つもハズレ。23分にはビジャのヒールパス→アルバのシュートはGK正面。32分にはビジャがDFを1人かわしてからグラウンダーで折り返すが、フェルナンド・トーレスとカソルラには合わず。迎えた36分、右サイドのカソルラのクロス→ビジャがヒールで合わせ、スペインがようやく先制点を奪います。
スペイン1点リードで迎えた後半24分、イニエスタが前線へスルーパスをいれ、トーレスがDFラインの裏へ抜け出し、そのまま右足で流し込んで2点目。さらに後半37分、途中出場・セスクが左足でクロスを上げ、ファーサイドのファン・マタが決めて3点目。スペインがオーストラリアに3-0で快勝。最後の試合で勝ち点3を手にしました。


グループB  オランダ(2勝・勝ち点6)VSチリ(2勝・勝ち点6)@サンパウロ・アリーナ
共に2連勝で決勝トーナメント進出を果たしたオランダとチリが、グループ首位をかけて直接対決。
前半13分、チリは左サイドのメナのクロス→バルガスがヘッドで合わせるも枠を外れる。23分にはサンチェスの左CKをグディエレスがシュートを放つも枠外。対するオランダも26分、左サイドのFKをスナイデルが直接狙うもGKにキャッチされる。35分、今度は右サイドでFKを獲得し、ロッベンが左足でセンタリング→デ・フライが飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール左。前半40分、ロッベンが自陣から一気にドリブルでPA内まで持ち込み、シュートまで持っていったが、ゴール右に外れる。チリは前半終了間際、FKからグティエレスが頭で合わせるも、わずかに右に外れる。
両チーム無得点で迎えた後半、先制点を取りたいオランダは、24分にデパイ、30分にフェルを投入。この交代策が功を奏し、後半31分にデパイがミドルシュートを放つも惜しくもGKの好守に阻まれる。その直後の右CKをショートで繋ぎ、ヤンマートのクロス→フェルがヘディングで合わせ、ゴール右隅に突き刺さってオランダが先制!首位通過に大きく近づきます。さらに後半アディショナルタイム、カウンターからロッベンが左サイドでグラウンダークロス→デパイが押し込んで追加点!途中から入ってきたデパイとフェルの活躍で、オランダが2-0でチリを破り3連勝!


グループB 最終順位
1位 オランダ 3勝0敗 勝ち点9
2位 チリ   2勝1敗 勝ち点6
3位 スペイン 1勝2敗 勝ち点3
4位 オーストラリア 0勝3敗 勝ち点0

グループBはオランダが3戦全勝で文句なしの首位通過。初戦のスペイン戦で5点を奪う大勝で勢いに乗り、2戦目はオーストラリアに競り勝ち、3戦目はチリとの直接対決を制しました。今回のチリ戦は、エースのファンペルシーが累積警告による出場停止で欠場。エース不在の中、デパイとフェルの若手選手が勝利に大きく貢献。フェル選手は後半30分から登場し、そのわずか2分後に豪快なヘディングシュートを決め、先制点をもたらしました。デパイ選手は前回の豪州戦に続き、2試合連続ゴールをたたき出しております。オランダはグループリーグ3試合で11得点。現時点で優勝に一番近いかもしれません。
前回チャンピオンのスペインは、最後の最後で意地を見せました。今大会初先発のビジャ、黄金時代を支え続けたトーレスが得点を挙げました。エースのビジャを初戦からスタメンで使えば、グループリーグ突破できていたのに…。 そのビジャは今大会限りで代表引退を表明しており、ラストマッチとなった豪州戦で自らゴールを決めて有終の美となりました。

これで決勝トーナメント1回戦の2試合の組み合わせが決まり、ブラジルVSチリの南米対決、オランダVSメキシコの対決となりました。強力な攻撃力を誇るオランダが、3試合で1失点のメキシコのゴールをこじ開けられるか注目です。

日本時間25日は、C組とD組の第3戦が行われます。D組はイタリアとウルグアイがベスト16進出をかけて直接対決。2連勝で1抜けしたコスタリカは、イングランドと対戦します。C組はコートジボワールVSギリシャ、日本VSコロンビアの2試合。日本代表はここまで2試合終えて1敗1分・勝ち点1で3位。決勝Tに進むためには、コロンビア戦で勝利し、2位のコートジボワールがギリシャに負ければ、ギリシャと得失点差の争いで決まります。崖っぷちに追い込まれた日本、奇跡の逆転突破なるか?




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マキシマムザホルモンのネットーク マンスリートーク2014年3月編②

2014年06月24日 | マキシマムザホルモン
マキシマムザホルモンのダイスケはんとナヲちゃんがMCを務めるYoutube限定プログラム「ネットーク」。最近はブラジルW杯とホークス交流戦のマッチレビューばかり載せていたので、「ネットーク」の書き起こしを忘れていました。ホルモンファンの皆様、本当に申し訳ございません。



「マンスリートーク3月編」の2回目は、3月15日に真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われた「NO MATTER LIVE」の裏話から。「NO MATTER LIVE」とは、北海道テレビ(テレビ朝日系列)のスノーボード情報番組「NO MATTER BOARD」が主催する北海道最大級の屋内ロックフェスティバルで、「No Matter」に縁のあるバンドが集まり、今年はホルモンのほかに10-FEET、MAN WITH A MISSION、KEMURI,POTSHOT、COCOBATなどが出演されました。HTBは「TOYOTA BIG AIR」をテレビ中継したりと、スノボに関しては北海道いや日本一力を入れています。
ナヲちゃんはHTBの瀬川さんと深い繋がりがあり、ホルモンが「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」を発売した時(2004年11月過ぎ)、ナヲちゃんが「この曲は激しすぎるのもあり、タイトルも危ないからラジオでは掛けられない」と話したら、瀬川さんが「ラジオで掛けられないなら、テレビで流せばいいじゃないか」と言って、「包丁ハサミ」を番組のオープニングテーマソングとして使用してくれたという。さらに瀬川さんはホルモンに対して「大人の言うこと聞いたらホルモンは面白くなくなるから、言うこと聞いちゃダメ。好きなようにやりなさい」とアドバイスを送りました。「包丁ハサミ」がテレビで流れた事により、北海道でのホルモンファン(腹ペコ)が急増。ライブで「包丁ハサミ」が演奏されると、会場が大いに盛り上がるんだとか。瀬川さんとの出会いが、ホルモンのバンド人生を大きく変えたといっても過言ではないでしょう。

ここからは「NO MATTER LIVE」の打ち上げ話。ライブ終了後、みんなでジンギスカンを食べた後、10-FEETとcoldrainのメンバー達とカラオケに行ったんですが、ダイちゃんは「カラオケに行くぞー!」と叫ぶナヲちゃんを見て、「大西ユカリさんかな?と思った」らしい。ナヲちゃん酔ってたのかしら。「こら新世界やでぇ~」ナヲちゃんその気になるな。カラオケ大会は大いに盛り上がり、翌朝に10-FEET・KOUICHIさんの声がカッサカサになっていたとか。「おはよう…。きのうちょっと歌いすぎたわぁ…」お疲れ様でした。


予襲復讐ツアーに戻り、24日のなんばHatch公演からファイナルシリーズに突入。大阪公演でのDragon Ashとの対バンは、ライブも凄かったんですが、打ち上げもヤバかったようで。
ダイちゃん曰く「記憶に残る一夜」となった打ち上げでは、ナヲちゃんは身動きが取れないまでに潰れてしまい、記憶が無くて台車で運ばれたそうだ。最初は「ゆず酒ロック」を飲んていたけど、少量しか入っていないから「サワーのグラスで持ってきて」とオーダー。サワーサイズで頼んだら、ロックの3杯分入っていたという。3杯目に飲んだときに記憶が無くなり、「気持ち悪いなあ」と思ってトイレに行こうとしてもいけない上代だった。挙句の果てには「そうです。私がスリップノットです」と言ってゴミ袋を被っていた。閉店時間によりお店を出るときは匍匐前進で進み、帰りのタクシーで運転手に「ゆっくり!とりあえずゆっくり!とにかくゆっくり行ってー」と指示を出していました。
ホテル到着後、マネージャー・しみゆうがミミカジルスタッフ・赤塚さんに電話し、「赤塚、いまからナヲちゃんとナヲちゃんのかばんとジャンパーだけが行くから。ピックアップして」と言いました。赤塚さんがナヲのバッグとジャンパーを持って行ったあと、しみゆうさんが匍匐前進で歩けないナヲちゃんを見て「台車持ってきて!」と台車を要求。台車で運ばれたナヲちゃんは「台車ってこんなに素敵なアイテムなんだ」と思いました。いやぁ、「ドナドナ」の牛みたいでしたよ。翌朝7時30分ごろ、ナヲちゃんはゴミ袋を見て「なにやってんねん!」と自分自身に突っ込んで起床。ベッドで寝ようとしたら、外からエレベーターが開く音がして、マキシマムザ亮君が「オエーッ」と嘔吐いてました。亮君も潰れたのか?ダイちゃんの話によると、亮君は2軒目のお店で飲んでいたときにDragon Ashのメンバーがたまたまやって来て、メンバー達に飲まされたらしい。「大阪で川北姉弟潰される!」これは事件だ!
1軒目での打ち上げは2つテーブルがあり、Aテーブルにはナヲ、DAドラム・桜井さん、降谷さん(Kj)の3人が同席。Bテーブルはダイちゃん、上ちゃん、DJ BOTS、DRI-V (ドライブ:ダンサー)と平和なテーブル。Aテーブルでナヲちゃんが泥酔しているところで、Bテーブルは上ちゃんによる「上原先生のHOW TO クライミング」が行われていました。DRI-Vさんがクライミングに興味があり、「クライミングパンツが一番踊りやすい」と言ったことから、クライミングトーク開始。上ちゃんはホルモンメンバー達にも見せなかったクライミング関係の写真を見せびらかしたり、喋ったりと止まらない。ダイちゃんとBOTSさんは無言でレモンサワーを酌み交わしていたのでした…。

以上、ナヲちゃん泥酔事件の回でした。



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函館SS&ユニコーンステークス。 ストレイトガールとアジアエクスプレス揃って惨敗。

2014年06月23日 | 競馬
ブラジルワールドカップで盛り上がる中、22日・日曜日は東京競馬場で3歳ダート重賞・ユニコーンステークス、函館競馬場で「サマースプリントシリーズ」の開幕戦・函館スプリントステークスが行われました。絶対に負けられない戦いは競馬界にもあるんです。



函館メイン・第21回函館スプリントステークス(GⅢ・芝1200m 14頭立て)は、函館巧者②ストレイトガール、オーシャンステークスを勝った⑤スマートオリオン、昨年の函館2歳チャンピオン⑨クリスマス、スプリント初挑戦の⑩ローブティサージュ、⑥フォーエバーマーク、2連勝中の⑫セイコーライコウなどが参戦しました。
揃ったスタートで始まったこのレース、先行争いでフォーエバーマークが先手を奪い、2番手に⑦メモリアルイヤー、3番手に⑪レオンビスティー、4番手にスマートオリオン、5番手⑭クリーンエコロジー。6番手グループにストレイトガール、④ツインクルスター、⑧アースソニックの3頭がが並ぶ。9番手に①ハノハノ、セイコーライコウが10番手。後方は③ガルボ、ローブティサージュ、クリスマス、⑬ヤマニンプチガトーと続く。
3,4コーナー中間点を過ぎ、先頭のマークにメモリアルとレオンが並びかける。ストガーとオリオンは馬場の内側を走っている。14頭一団の状態で最後の直線に差し掛かり、フォーエバーマークが依然として粘っている。ストレイトガールは内から抜け出そうとするが、前が塞がってズルズル後退。スマートオリオンも抜け出せない。残り100mでガルボが襲い掛かり、マークを捕らえて先頭。外からティサージュ、内からクリスマスも上がってきたが、ガルボが先頭でゴールイン!ベテランが夏の函館で久々の重賞勝ち!

サマースプリントシリーズ開幕戦を制したのは、単勝8番人気の7歳馬・ガルボでした。道中は中団よりやや後ろ目の位置で追走し、直線で真ん中から追い上げ、ゴール前で抜け出しての快勝でした。2着のローブティサージュは初めての短距離戦で好走、3着のクリスマスは函館1200mとの相性はいいですね。1番人気で11着と敗れたストレイトガールは前が詰まって失速。2番人気で9着のスマートオリオンも行き場を失いました。
勝ったガルボは、2012年のダービー卿チャレンジトロフィー以来、2年2ヶ月ぶりの重賞制覇で通算4勝目。鞍上の津村明秀騎手は1年3ヶ月ぶりの重賞勝利を果たしました。快心の勝利にガッツポーズも出ました。ガルボは冬から春にかけて活躍し、夏場は苦戦していましたが、この勝利で苦手の夏を克服したといえるでしょう。7歳になってもまだまだ衰えません。


東京メイン・第19回ユニコーンステークス(GⅢ・ダート1600m 16頭立て)は、昨年の朝日杯FSを制した②アジアエクスプレスがダート戦線に復帰。他には端午ステークスを勝った⑨メイショウパワーズ、ダート4戦3勝の⑮コーリンベリー、⑪レッドアルヴィス、⑦ペアン、⑫アンズチャン、⑩ワイルドダラー、④バンズームなどが出走しました。
芝コースからのスタートでバンズームと⑫アンズチャンが出遅れ。①メイショウイチオシもダッシュがつかなかった。ロケットスタートを決めたコーリンベリーが先頭、2番手に⑧ルミニズム、3番手に⑥ドリームカイザーがつける。4,5番手にペアンとメイショウパワーズが並走し、6番手にレッドアルヴィス。その内側の7番手にアジアエクスプレスがいる。アルヴィスとアジエクの間に⑩ワイルドダラー、9番手にペガサスジュニア、10番手③ニシケンモノノフ。11番手⑬ケルヴィンサイド、12番手⑯メイショウサルーテ、13番手イチオシ。バンズームと⑭タガノエッヴィーバが連れて上がり、アンズチャンが最後方という展開。
3,4コーナーを過ぎたところで、先頭争いはコーリンベリー、ルミニズム、パワーズ、にレッドアルヴィス、大外に持ち出したペガジュニの5頭が横並び。アジアエクスプレスはまだ馬群の中。直線コースに入り、逃げるコーリンをアルヴィスが並びかけ、残り200mで先頭に踊り出る。後続ではバンズームが3番手に躍り出るが、前の2頭には届かなそう。そしてアジエクは消えてしまった。先頭のレッドアルヴィスは後続を突き放して1着ゴールイン。コーリンベリーが粘って2着、バンズームは3着まで。

ダートに戻ってきたアジアエクスプレスのパフォーマンスに注目が集まったユニコーンステークスでしたが、全く見せ場がなく、直線で馬群に沈んで12着とまさかの惨敗に終わりました。異次元の強さを見せてくれるだろうと思っていましたが、負けっぷりがひどすぎです。「アジアの超特急」どころか「各駅鈍行」ですやん。オキザリス賞での圧勝、初芝での朝日杯制覇の勢いはどこへ?
このレースで勝ったレッドアルヴィスは、4コーナー手前で好位に進出し、残り400mで集団から抜け出してコーリンベリーと競り合い、最後は2馬身半差の快勝でした。重賞初勝利を挙げたアルヴィスは、父・ゴールドアリュール、母・チャールストンハーバーという血統。ゴールドアリュール産駒からまた1頭、砂のスター候補が誕生といったところでしょうか。今後はジャパンダートダービーに出走せず(そもそも登録してない)、秋に向けて休養すると思われます。ダート戦線の主役を目指してこれからも頑張って欲しいものです。


来週・29日は、上半期の総決算、第55回宝塚記念が阪神競馬場で行われます。ファン投票第1位のゴールドシップをはじめ、GⅠ2着4回のウインバリアシオン、昨年3着のジェンティルドンナ、他にもヴィクトリアマイルで復活勝利を挙げたヴィルシーナ、牝馬GⅠ3勝のメイショウマンボ、ヒットザターゲット、デニムアンドルビー、ホッコーブレーヴなどが出走します。ゴルシの連覇か、バリアシオンの悲願達成か、それともジェンティルのリベンジか?注目の一戦は15時40分発走です。


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ホークスが巨人に勝ち、交流戦首位浮上!さあ連覇に王手だ!

2014年06月22日 | HAWKS

神宮球場でのヤクルトとの2連戦に連勝し、交流戦2位に浮上した福岡ソフトバンクホークス。21日から東京ドームで首位の読売ジャイアンツと戦います。交流戦最後の2連戦は、優勝をかけた天王山です。もし21日の試合で巨人が勝つと、2度目の優勝決定。ホークスは勝って巨人の優勝を阻止するしかありません。天王山第1ラウンドの21日は、巨人は菅野孝之、ホークスは帆足和幸投手が先発しました。



スタメンはこちら
  巨人               福岡ソフトバンク
1(遊)坂本勇人          (左)中村  晃
2(二)片岡治大          (遊)今宮健太
3(右)亀井善行          (中)柳田悠岐
4(三)村田修一          (指)李  大浩
5(指)阿部慎之助         (右)長谷川勇也
6(左)アンダーソン        (三)松田宣浩
7(中)長野久義          (一)吉村裕基
8(一)ロペス            (二)本多雄一
9(捕)小林誠司          (捕)細川  亨
 (投)菅野智之          (投)帆足和幸
 

ホークスは1回に、今宮が菅野からレフト前ヒットを放って出塁し、2塁盗塁、柳田の内野ゴロの間に3塁まで進む。イデホが四球を選んで2死1,3塁とチャンスを拡げたが、長谷川が3球三振に倒れて2者残塁。2回には本多が内野安打&盗塁で2死2塁とするが、細川が倒れて無得点。
ホークス先発の帆足は、初回に味方のエラーでランナーを許すが、後続を退け0点に抑える。2回と3回も打たせて取るピッチングで巨人打線を寄せ付けません。
0-0で迎えた4回、ホークスは先頭のイデホが巨人先発・菅野の6球目のシュートを捉え、レフトへ文句なしの当たりは、レフトスタンド中段に飛び込むソロ本塁打。4番・イデホの一発でホークスが1点を先制します。長谷川三振で1死後、松田がレフトへの2塁打を放つと、続く吉村が菅野の初球を弾き返し、センター前タイムリーヒットで2塁走者・松田が生還して1点を追加。ホークスが菅野から2点を奪いました。
しかしその裏、帆足が片岡に四球を与えると、亀井にレフト前ヒットを許し、無死1,2塁のピンチを招く。村田を遊撃ゴロ併殺打に打ち取って2死としますが、阿部に直球を狙われ、右中間へのタイムリー2塁打を浴びて1点を失います。
4回に1点を失った帆足は、5回に長野にヒットを許すも、1死1塁で小林を併殺打に打ち取る。6回には2死から死球とヒットで2人のランナーを背負うが、阿部を投手ゴロに打ち取り同点阻止。7回も1死1塁からロペスを2塁ゴロ併殺打に仕留め、巨人の反撃を退けます。
帆足の粘りのピッチングに応えたいホークスは8回、先頭の中村が内野安打で出塁し、今宮が犠打で繋ぎ、2死3塁でイデホの場面で、菅野が暴投。中村が生還し、ホークスに大きな3点目が入ります。
その後、8回裏に2番手・五十嵐亮太が3者凡退に抑えると、9回は守護神サファテが2つの三振を奪って試合終了。ホークスが巨人に3-1で勝利しました。


◇交流戦 巨人-ソフトバンク3回戦 2014年6月21日(土)
(ソフトバンク3勝、14時1分、東京ドーム、試合時間 2時間56分 / 観客数 45,295人)
H 000 200 010  3
G 000 100 000  1
勝利投手[ソ] 帆足(4勝0敗)
敗戦投手[巨] 菅野(8勝3敗)
セーブ [ソ]サファテ (3勝19S)
本塁打 [ソ] 李大浩 11号(4回表ソロ)
バッテリー
[ソ] 帆足、五十嵐、サファテ-細川
[巨] 菅野- 小林、加藤


巨人との交流戦天王山の初戦は、ホークス4番・イデホ選手のホームランなど、巨人先発・菅野投手から3点を奪い、帆足投手が粘りの投球で7回1失点に抑え、3-1で初戦を制し、巨人の優勝を阻止ました。勝ったホークスは3連勝。勝率(鷹.667、巨.652)で巨人を上回って首位に立ちました!V逸寸前が一転、連覇に逆王手ですよ。22日の試合でホークスが引き分け以上なら、2年連続5度目の優勝となります。最後に笑うのはホークスだ!
先発の帆足投手は、7回まで97球を投げ、被安打6・2奪三振・2四死球・1失点という内容で今季4勝目。前回の6日の広島戦で完投勝利の後、リフレッシュのため登録抹消され、17日に1軍再合流。この日は初回からランナーを出し、4回には阿部選手のタイムリーで失点されましたが、その後も出塁を許しながらも再三のピンチを脱しました。菅野投手との投げあいに勝てないんじゃないかと思われましたが、よく投げ勝ちましたね。
打線の方はチーム全体で9安打。4回に先制の11号ホームランを放ったイデホ選手は、この日が自身32回目の誕生日。自らのバースデーを祝う一撃となりました。19日のヤクルト戦で久々の一発を打った後、20日に4安打、この試合も一発が飛び出し、3試合連続安打と調子を取り戻してますね。2点目のタイムリーヒットを打った吉村選手は、またもや先発起用にしっかりと応え、3試合連続で打点をマークしております。
この日はオリックスがヤクルトに敗れたため、交流戦優勝争いから脱落。パリーグ首位・オリックスと2位・ホークスとの差は僅か0.5ゲーム。「交流戦優勝決定戦」の22日の予告先発は、巨人・小山雄輝VSソフトバンク・飯田優也の若手投手対決。飯田投手は先週のDeNA戦で5回まで6個の三振を奪ったものの、敗戦投手となりました。打線もあまり援護できなかったもんなあ。優勝がかかった一番での登板だけど、巨人打線をしっかり抑えてプロ初勝利を挙げられるか?泣いても笑ってもこれが最後の試合。交流戦優勝とパリーグ首位返り咲きを同時に決めてほしい!


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逃げ切り勝ちでヤクルトに連勝!交流戦2位浮上で巨人との直接対決へ!

2014年06月21日 | HAWKS

ザックJAPANがギリシャ戦でスコアレスドローに終わり、日本中が落胆する1日となった20日は、プロ野球交流戦が1試合行われました。交流戦優勝にわずかな可能性を残している福岡ソフトバンクホークスは、この日も神宮球場で東京ヤクルトスワローズと対戦しました。


両チームのスタメン
  東京ヤクルト       福岡ソフトバンク
1(左)荒木貴裕       (左)中村  晃
2(中)上田剛史       (遊)今宮健太
3(二)山田哲人       (中)柳田悠岐
4(三)川端慎吾       (指)李  大浩
5(中)雄平          (右)長谷川勇也
6(遊)森岡良介       (三)松田宣浩
7(指)岩村明憲       (一)吉村裕基
8(捕)中村悠平       (二)本多雄一
9(一)武内晋一       (捕)細川  亨
 (投)古野正人       (投)スタンリッジ


ヤクルト・古野VSソフトバンク・スタンリッジの先発で始まったこの試合、0-0の無得点で迎えた3回、この回先頭の中村がレフトへの2塁打を打つと、今宮が四球を選び、無死1,2塁で柳田が古野の初球シュートを弾き返し、レフトへのタイムリー2塁打。2人のランナーが生還し、まず2点を先制。イデホがヒットで繋いで1,3塁とした後、長谷川のライト線を破るタイムリー2塁打で3点目。なおも走者2人を置いて、松田が左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打を放ち、さらに2点を追加。打った松田は、打者・吉村の場面で3塁への盗塁を成功させた。無死3塁で吉村も続き、レフト前タイムリーで6点目。3連続タイムリーを浴びたヤクルト先発・古野はノックアウト。この後、本多のヒット、細川三振ゲッツーで2死2塁となり、この回2回目の打席に立った中村がヤクルト2番手・赤川克紀からセンター前タイムリーヒットを放って7点目。ホークスはこの回、打者11人で一挙7得点を奪いました。
ホークス先発・スタンリッジは、3回裏に2つの四球を出すと、山田にセンター前タイムリーヒットを浴びて1点を失う。続く4回には雄平に甘く入ったスライダーを狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びてしまいます。
7-2と2点差に詰め寄られたホークスは5回、本多の2塁打、細川の犠打で1死3塁の場面で、中村がキッチリとセンターへの犠牲フライを放ち8点目。2死走者なしで、今宮が赤川のストレートを振り抜き、レフトスタンドに飛び込むソロ本塁打でさらに1点を加え、9-2と突き放します。
しかしその裏、スタンリッジが上田と山田に連続ヒットを許し、無死1,2塁で川端のセンター前タイムリーで1点を失う。なおも無死1,3塁で雄平に左中間への2点タイムリー2塁打を浴び、4連打で3点を失う。1死を取った後、岩村にもタイムリーヒットを打たれ、この回4失点目を喫したところでノックアウト…。この後、2番手の柳瀬明宏が後続を打ち取りました。
9-6と3点差に詰め寄られたホークスは、7回に2四球で2死1,2塁のチャンスを作るも、イデホが空振り三振に倒れて2者残塁。9回には今宮、柳田、イデホの3連打で2死満塁としましたが、長谷川が2塁ゴロに打ち取られて3者残塁。9回裏は守護神・サファテが1死からランナーを許すも、雄平を併殺打に討ち取って試合終了。序盤に大量点を奪ったホークスが、ヤクルトの反撃を振り切りました。


◇交流戦 ヤクルト-ソフトバンク最終戦 2014年6月20日(金)
(ソフトバンク2勝1敗1分、18時、神宮、試合時間 4時間9分 / 観客数 10,422人) 
SH 007 020 000  9
YS 001 140 000  6
勝利投手[ソ]森福(2勝0敗)
敗戦投手[ヤ]古野(3勝4敗)
セーブ [ソ]サファテ (3勝18S)
本塁打 [ソ]今宮 1号(5回表ソロ) [ヤ]雄平 12号(4回裏ソロ)
バッテリー
[ソ]スタンリッジ、柳瀬、森福、岡島、五十嵐、サファテ- 細川
[ヤ]古野、赤川、カーペンター、山本哲、岩橋- 中村



今回の試合は、3回に6連打で6点、さらには中村選手のタイムリーで一挙7点を奪い、5回には今宮選手のホームランなどで2点追加。一旦は9-2と7点リードもしていたんですが、先発のスタンリッジがその裏に4失点を喫して降板。その後は柳瀬投手、森福允彦投手など中継ぎ陣の継投で逃げ切りました。チームもヤクルトに連勝、ヤクルト戦は2勝1敗1分の勝ち越しに終わりました。
18安打を記録したホークス打線は、今宮選手が今季初ホームランを含む3安打1打点、イデホ選手が4安打の固め打ち。2安打2打点の中村選手は、2打席目にビッグイニングの口火を切る2塁打、3打席目には7点目となるセンター前ヒット、5回の第4打席ではキッチリと犠牲フライを放ちました。2安打をマークした柳田選手は、交流戦の打率は.385で12球団トップ。中村選手も交流戦で.379の高打率を残しております。交流戦首位打者争いは柳田と中村の2人に絞られたか?
先発投手のスタンリッジ投手は、4回1/3を投げて被安打10・3奪三振・2四死球・6失点。この間の阪神戦での快投から一転、ヤクルト打線に滅多打ちにされました。3回と4回に1点ずつ失い、5回には4連打などを浴びて4失点。5回途中で降板し、勝ち投手の権利を得られませんでした。今季ワーストともいえる内容に本人も「ノーコメント」と悔しさ爆発。秋山監督も「7点ももらって何をやっているんだよ」とスタンリッジの不甲斐ない投球内容におかんむりでした。
ホークスはこの日の試合に勝利し、オリックスを抜いて交流戦2位に浮上。勝ち星では下回ってますが(オリ14勝、鷹13勝)、勝率ではホークスが上回ってます(鷹.650、オリ.636)。21日からは東京ドームで交流戦首位の読売ジャイアンツとの2連戦。交流戦優勝をかけての直接対決です。天王山第1ラウンドの21日は、巨人・菅野智之VSソフトバンク・帆足和幸の予告先発で行われます。もしホークスが敗れると巨人の優勝が決まり、勝てば最終戦に持ち越しとなります。菅野投手を打ち崩して、巨人の優勝を阻止したい!



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