とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

神秘のやきもの宋磁(出光美術館)

2018-06-07 23:59:00 | 美術館
出光美術館にて「神秘のやきもの宋磁」を鑑賞。

中国・宋代の陶磁器を宋磁といい、青磁、白磁などの単色でシンプルなフォルムのものから、
色彩を施した凝ったデザインのものまで、バラエティーに富む。

平安時代以降、日本にも輸入され、貴族のステイタスシンボルになり、贅沢品として扱われた。
後の時代には、模倣したデザインのものが日本でも作られるようになった。

青磁の色をエメラルドグリーンというと、質感が伝わらないが、
「青磁袴腰香炉」の色の深みは、写真でも伝わらないように見える。
重さだとか、手触りだとか、手に取ってみないとわからないことも多いだろう。
想像力を掻き立てられるのも、愉しさの一部だ。