是枝監督のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作だが、大作と思わずに見たい作品だ。
「もし家族を選べたら」ということがテーマになっている。
家族というのは、配偶者以外は選ぶことができないし、配偶者もある時点からは、後戻りできないというか・・・。
どんな状況であれ、不満が一切ないことはないだろうから、
そこで折り合いをつけるしかないが、そう割り切れるのは歳をとってからだ。
ただ「選ぶ」ということは「選ばない」ことと表裏一体で、
選んだ目的が達せられなくなると別れにつながるということだ。
そこの切なさも表現されていて、一見、理想の家族のようにも見えるが、苦しさを伴っている。
DNAのつながりにも、それはそれで意味があるとも思わせてくれる。
結局、自分が今いる場所で最善のことを行っていくしかない現実をつきつけられる。
人それぞれに事情があって、そのことを必ずしも知らなくてもいいが、先入観で決めつけてしまってはいけない。
また、嫌なものでも見ようとしないと、より深い世界にはいけない。
点数は、8点(10点満点)。
タイトル:万引き家族
製作年:2018年
製作国:日本
配給:ギャガ
監督:是枝裕和
主演:リリー・フランキー、安藤サクラ
他出演者:松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、樹木希林
上映時間:120分
「もし家族を選べたら」ということがテーマになっている。
家族というのは、配偶者以外は選ぶことができないし、配偶者もある時点からは、後戻りできないというか・・・。
どんな状況であれ、不満が一切ないことはないだろうから、
そこで折り合いをつけるしかないが、そう割り切れるのは歳をとってからだ。
ただ「選ぶ」ということは「選ばない」ことと表裏一体で、
選んだ目的が達せられなくなると別れにつながるということだ。
そこの切なさも表現されていて、一見、理想の家族のようにも見えるが、苦しさを伴っている。
DNAのつながりにも、それはそれで意味があるとも思わせてくれる。
結局、自分が今いる場所で最善のことを行っていくしかない現実をつきつけられる。
人それぞれに事情があって、そのことを必ずしも知らなくてもいいが、先入観で決めつけてしまってはいけない。
また、嫌なものでも見ようとしないと、より深い世界にはいけない。
点数は、8点(10点満点)。
タイトル:万引き家族
製作年:2018年
製作国:日本
配給:ギャガ
監督:是枝裕和
主演:リリー・フランキー、安藤サクラ
他出演者:松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、樹木希林
上映時間:120分
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