とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」(ねたばれ注意)

2018-12-21 23:59:00 | 映画
小松亮太のコンサートで紹介を受けて鑑賞。
踊るためのタンゴから聴くためのタンゴへ転化させたタンゴ界の革命児であり、
20世紀の偉大な作曲家アストル・ピアソラのドキュメンタリー。
息子のダニエル・ピアソラの依頼を受けて制作された作品。

ピアソラの生い立ちから、成功をつかむまで。
また、家族とのプライベートな映像など、素顔に迫る内容。

アルゼンチンから4歳でニューヨークへ移住し、バンドネオン奏者となり、アルゼンチンへ帰国。
パリでクラシックを学んで、タンゴと融合させたが、伝統的なタンゴファンからの非難を浴びる。
「過去を振り返るな。昨日成したことはゴミ」と息子に話した不屈の闘志で新しい音楽を切り拓いていった。

そう思ってみていると、ピアソラは音楽家というよりも、マフィアに見えてくる。

ピアソラは温かい家庭よりも音楽を選んだ。
息子の依頼で作られた映画なので、息子もそこは納得していたのだろう。
そういう意味では音楽が強い絆になったのだろう。深い。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:ピアソラ 永遠のリベルタンゴ
原題:PIAZZOLLA THE YEARS OF SHARK
製作年:2017年
製作国:アルゼンチン、フランス
配給:東北新社、クラシカ・ジャパン
監督:Daniel Rosenfeld
出演:Astor Piazzolla
上映時間:94分