三島由紀夫という人を知らなかったことを痛感した。
三島は若者との対話によって真摯にお互いを理解しようとしていたことが伝わってくる。
カリスマであり、ジェントルマンであり、優しさを感じた。
自分と意見の異なる部分はあっても、相手の話に耳を傾け、否定していない。
そのことから、自分の信条や行動に対する、揺るぎない覚悟や自信が伝わってくる。
「諸君の熱情は信じる」と断言した三島。
親米化し、旧来の日本的な価値観が失われていく世界で、人間の闘争本能を肯定していたのだと思う。
三島が、自決してまで守りたかった「日本人らしさ」とは何だったのだろうか。
ただし、現代の多様化した世界では、「日本人」という集団で同じ価値観を共有することはないかもしれない。
個人が自らの想いや置かれた状況で、「いかに生きるか」を考える必要がある。
そういう意味では、学生が共闘することで社会を変え得ると思えた時代がうらやましく思えた。
点数は、9点(10点満点)。
タイトル:三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実
製作年:2020年
製作国:日本
配給:ギャガ
監督:豊島圭介
出演者:三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎、篠原裕、宮澤章友、原昭弘、椎根和、清水寛、小川邦雄、平野啓一郎、内田樹、小熊英二、瀬戸内寂聴、東出昌大
上映時間:108分
三島は若者との対話によって真摯にお互いを理解しようとしていたことが伝わってくる。
カリスマであり、ジェントルマンであり、優しさを感じた。
自分と意見の異なる部分はあっても、相手の話に耳を傾け、否定していない。
そのことから、自分の信条や行動に対する、揺るぎない覚悟や自信が伝わってくる。
「諸君の熱情は信じる」と断言した三島。
親米化し、旧来の日本的な価値観が失われていく世界で、人間の闘争本能を肯定していたのだと思う。
三島が、自決してまで守りたかった「日本人らしさ」とは何だったのだろうか。
ただし、現代の多様化した世界では、「日本人」という集団で同じ価値観を共有することはないかもしれない。
個人が自らの想いや置かれた状況で、「いかに生きるか」を考える必要がある。
そういう意味では、学生が共闘することで社会を変え得ると思えた時代がうらやましく思えた。
点数は、9点(10点満点)。
タイトル:三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実
製作年:2020年
製作国:日本
配給:ギャガ
監督:豊島圭介
出演者:三島由紀夫、芥正彦、木村修、橋爪大三郎、篠原裕、宮澤章友、原昭弘、椎根和、清水寛、小川邦雄、平野啓一郎、内田樹、小熊英二、瀬戸内寂聴、東出昌大
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