東京都美術館にて、「生誕300年記念 若冲展」を鑑賞。
なんと待ち時間は140分。列の途中に給水コーナがあったが、体調を崩す人もいたかも。
そこまでして見たいということだろう。
見終わって感じたのは、これほどの繊細な作品をよくもこれだけの数を残したものだということだ。若冲が絵師になったのが40歳ごろらしいので、84歳で亡くなるまでの40年余りの期間のことである。
見所は、「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅だろう。
これらを円状に配置して、回りながら見るという展示方法だった。
色の鮮やかさ、ひとつひとつの筆使いの細やかさ、大胆で動きのある構図といった技術的な部分と描いている対象への観察眼。過去及び現在のどの画家にもない個性を発揮している。
植物の虫食いや葉の枯れた様子、鳥の羽の一部が欠けたところも描いているが、これほどありのままに拘る若冲が写真を知っていたらどうしたのだろうと、ふと思った。
絵師が筆を執って描く絵画と写真は芸術としての表現が違うが、もし写真を知っていたら、もっと尖った表現を追求したのではとも思う。
やっぱり若冲の凄いところは、様々な技術を駆使しているのに、見る人に技術の存在を意識させず、描いている対象に興味を向けさせる部分だろう。
NHKスペシャル「若冲 天才絵師の謎に迫る」で一部について解説があったが、どうやって、こういった技を身につけていったのか。
まだ解明されていない謎が秘められているのだと思うと、益々興味が尽きない。
なんと待ち時間は140分。列の途中に給水コーナがあったが、体調を崩す人もいたかも。
そこまでして見たいということだろう。
見終わって感じたのは、これほどの繊細な作品をよくもこれだけの数を残したものだということだ。若冲が絵師になったのが40歳ごろらしいので、84歳で亡くなるまでの40年余りの期間のことである。
見所は、「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅だろう。
これらを円状に配置して、回りながら見るという展示方法だった。
色の鮮やかさ、ひとつひとつの筆使いの細やかさ、大胆で動きのある構図といった技術的な部分と描いている対象への観察眼。過去及び現在のどの画家にもない個性を発揮している。
植物の虫食いや葉の枯れた様子、鳥の羽の一部が欠けたところも描いているが、これほどありのままに拘る若冲が写真を知っていたらどうしたのだろうと、ふと思った。
絵師が筆を執って描く絵画と写真は芸術としての表現が違うが、もし写真を知っていたら、もっと尖った表現を追求したのではとも思う。
やっぱり若冲の凄いところは、様々な技術を駆使しているのに、見る人に技術の存在を意識させず、描いている対象に興味を向けさせる部分だろう。
NHKスペシャル「若冲 天才絵師の謎に迫る」で一部について解説があったが、どうやって、こういった技を身につけていったのか。
まだ解明されていない謎が秘められているのだと思うと、益々興味が尽きない。
