ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

屋久島

2008-05-08 20:41:25 | 紀行

 宮之浦港から。

 

屋久島空港は雲一つなく晴れ渡り、海の水は碧く空は透明感を持っていた。遠くに見える山の尾根までがくっきりと映えて、木々がキラキラと光っているように見えた。 色とりどりのリュックサックを担いだ団体客たちに混ざって、プロペラ機のタラップを降りる。4年ぶりの屋久島だ。陽射しが射すように痛い。屋久島にはもう数十回も来ているが、こんなに晴れたのは初めてだ。私達を歓迎してくれてるようで、嬉しい。

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レンタカーを借りて、ご無沙汰していた電気工事店や役所に挨拶廻り。旧知の社長さんがすっかり白くなった頭を撫でて、にこにこして迎えてくれた。港近くの食堂で、トビウオの焼き魚定食で昼食を摂ったあと、午後からお客様の会社に入った。

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屋久島は水が豊かな島で、総雨量は六千ミリ以上である。この豊富な水資源を活用するために水力発電所を造り、その電気を産業用や家庭用として利用している。水力発電なのでクリーンエネルギーであり、世界遺産に登録されたのも頷ける。

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お客様は、この電力設備を運営している会社であり、10年ほど前から私達のPRが実を結んで、その設備類を納入してきたのだ。 案内を請うと、10年来のお付き合いである電力部のT部長は、取締役副所長に昇格していた。痩せてはいたが元気そうだった。私を見て、またお世話になります、と挨拶されたので、同じ九州の大学で学んだという個人的な付き合いを覚えてくれていたのだろう、嬉しかった。打合せはもう一人の取締役のI設備部長を交えて、2時間弱で終わったが、密度は濃かった。

 

。今回はお客様の要望を的確に抑えるためなので、楽といえば楽だったが、お客様にとっては新設備の導入に踏み切るかどうかの最終判断なので疎かにはできない。私としてもお客様に喜ばれる計画提案をしたいと強く思った。

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夕刻の飛行機に乗り、鹿児島で乗り換えて福岡空港に着いた。以前は福岡―鹿児島間はジェット機だったが、今回は往復ともプロペラ機、それも35人乗りのミニプロペラ機だった。九州新幹線が開業して、飛行機の利用客が激減しているのを実感した。

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8時に我が家に帰り着いた。連休明け早々の仕事だったが、遊びに近い出張だったので特に疲れも感じなかった。屋久島は妻も行ったことがなく、元気なうちに是非とも行きたいというので、今度チャンスがあったら、同伴で行くことにしよう。そんな話をしながら、10時になったので、明日は健康診断もあるし、早く寝ようと思っていたら・・・妻が財布が無い! と顔色を変えて捜しだした。

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コメント (8)
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