ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

ヒヤリング

2008-05-16 21:48:56 | 紀行

     

  最近、動きが活発になって、エネルギー消費が凄まじい和音君。

 

  今日の九州は快晴の天気で、八代に出かけたがネクタイが窮屈に思えるほどの汗ばむ陽気だった。その帰りの快速電車でのこと。満員だったが、運良く私は博多駅でボックス席の通路側を確保できて、文庫本を読み始めた。幾分か空いたな、と思う3つ目か4つ目かの駅で外人が乗り込んで来た。男が一人、女が4人で皆20代と思われた。空いたとは言っても、大勢の客のため満席だったが、徐々に客が減り、その度に空いた席に女性たちが座って、結局私はその女性たちに囲まれることになった。

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どこの国の人だろうかとちらっと眺めると、どうも中南米の人らしい顔立ちであるが、どうも全員がそれぞれ異なる顔立ちだ。一人は明らかいにスペイン系の眼が大きいまる顔だし、その横はイタリア系らしい細面の鼻が高い人で、横手に座った人はメキシコ系の人のようだった。

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あまりじろじろ見るのは、失礼にあたると思って、時々ちらちらと顔を上げる程度だったが、その女性たちが声高に話し始めた。どのような会話なのだろうか、と私のヒヤリングの実力度を知る上にもちょうど良いと思って興味津々、聞き耳を立てていた。仲間の男性はレディファーストで最後まで立っていたが、彼がいる時は会話が英語だったと思う。わずかながら知っている単語が聞き取れたように思えるから。が、その男性も離れた席に座ったら、全然分からない言葉に変わった。どうもスペイン語らしいとは思うのだが、聞いたことがないので確信が持てない。

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彼らはラフな身なりで、どうも日本で生活しているようだ。決して旅行客ではない。となると彼らはそれぞれ人種が違うような気がするけど、結びつきは何なのだろう、と考えた。途中、会話の端々にでてくる日本の地名を聞くと、滞在期間が長いようだ。

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彼女らは、足が長くて長身なので、向かい席に座った膝の高さが私よりダントツに高いのは当たり前としても、驚いたのは笑顔のさわやかさと歯の白さだった。話しながらも良く笑う。根が快活なのだろうか。それに皆さん、歯が白くてきれいにそろっている。歯茎もまさに健康色そのものだった。 見ていても気持ちが良い笑顔・態度だった。

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結局、彼女ら国際大学がある駅で降りた。学生だったのだろう。ホームに流れる人波を見ていると、同じような外国人が多かったので、何かイベントが始まるのだろうか。

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というわけで、帰りの電車は退屈せずに済みました。それにしても、彼女らの快活さ、男性のマナーの良さ(席が空いても、年寄りの日本人に譲っていました)には感心しました

 

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コメント (19)
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