今朝、出勤時のF市の上空。雲ひとつない空に下弦の月と飛行機雲。
大河ドラマ「天地人」が終わった。徳川幕府に屈したという残念な思いはあるけども、上杉家の爽やかな人間愛思想が幕末まで連綿と受け継がれたというナレーションでその想いが吹っ切れた。来年からは「竜馬伝」、新進気鋭の青春群像が描かれることだろう。これも楽しみだ。
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1月までは大河ドラマも空くと思っていたのに、なんと「坂の上の雲」が放送された。明治期の若者の熱い血潮が感じられる、大河ドラマの上を行くスケールで描かれた作品だという。3部まであって、3年がかりで放送されるとも知った。1回が90分なので、映画並みに見ごたえもある。
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この坂の上の雲、出演者がまたすごい。豪華キャストだ。まさにNHKが総力を挙げたといっても過言ではないほど。それに映像技術の粋を結集した特撮・編集と海外ロケ、見知らぬ明治が蘇ってくる興奮さえ覚える。
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最近はドラマが面白い。それもシナリオと出演者がしっかりしているものほど、視聴率が良いとの情報もある。ちゃらちゃらしたお笑い系やアイドル系の演技に辟易しているのだ。民放でも「仁」や「不毛地帯」など、シリアスなドラマが人気がある。我が家も普段はドラマを見ないが、最近は放送日が楽しみになってきている。
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それと引き替えではないが、NHKの朝の連ドラを見なくなった。もちろん会社に勤めている私ではない。妻が、だ。 面白くない、と云うのだ。ドラマに華がないし、ストーリーも何となくつまらないという。視聴者の舌が奢ってきたのだろうか。<o:p></o:p>
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やはり出勤途中で。暖冬なのでしょうか、菜の花が咲いていました。
不況風が吹き荒れている世の中、軽薄短小ではなく、本物志向というか、重厚長大が見直されているかのようだ。 どっしりと腰をすえて本来の日本人の姿を思い起させてくれるドラマを求めているのではないか、と考えたりする。明治の時代が良いとは思わないが、若者に夢があった時代、世の中を変えようと頑張った時代、それらが私を熱くさせてくれる。 「仁」もだが「坂の上の雲」、楽しみだ。
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