この時期になると、イネ科植物が道端に生い茂ります。
イネ科の花と言っても、小さくて地味過ぎて興味を持ってもらえそうもないですね。
特にフウチソウ等は葉の色を楽しむもので、その葉も枯れると直ぐに刈り取られ、
花を見る機会はないのではないでしょうか?
▼フウチソウ(風知草) 別名:ウラハグサ(裏葉草)
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月(細かな穂を付け、地味な色合い)
花は、小穂(しょうすい)と呼ばれる構造をしています。
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月(細かな穂を付け、地味な色合い)
花は、小穂(しょうすい)と呼ばれる構造をしています。
これはイネ科など一部の植物に見られる独特の構造で、
穂がついているだけのように見えますが、この中に花が含まれています。
色も黄緑や褐色で一見すると花とわからないような見た目です。
風知草23/0516を参照。
▼ススキ(薄)
イネ科ススキ属、多年草、花期:7月~8月、尾花ともいい秋の七草の一つ。
隙間なく小穂が密生する。小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。
▼アシボソ(脚細)
イネ科アシボソ属、1年草、花期:9月~10月、
小穂に15mmほどになる芒(のげ)があるものとないものがあり、芒があるものをヒメアシボソ、
ないものをアシボソと呼んでいた。最近の図鑑では同一種内の変異であるとされ、
両者をあわせてアシボソと呼ぶことになっている。
イネ科アシボソ属、1年草、花期:9月~10月、
小穂に15mmほどになる芒(のげ)があるものとないものがあり、芒があるものをヒメアシボソ、
ないものをアシボソと呼んでいた。最近の図鑑では同一種内の変異であるとされ、
両者をあわせてアシボソと呼ぶことになっている。
▼カズノコグサ(ミノゴメ) ミノゴメ属 1~多年草 花期:6月~7月
短い枝の片側に2列の小穂を付ける。
▼スズメノヒエ(雀の稗)
スズメノヒエ属 多年草 花期:8〜9月
茎の先が3〜5個に分枝し、各枝に小穂を下向きに2列につけ、
小穂は楕円状円形、長さ2.5〜3mm、柱頭は黒色、葯は黄色、小穂は無毛。
▼シマスズメノヒエ(島雀稗)
イネ科スズメノヒエ属、多年草、南米原産、花期:9月~10月、
▼ヒシバ(雌日芝)
イネ科メヒシバ属、1年草、花期:8月~10月
細い茎で地表を這い、立ち上がった花茎の先に、数本の細い穂を放射状に伸ばす。
勢力の強い雑草としても知られる。▼
イネ科メヒシバ属、1年草、花期:8月~10月
細い茎で地表を這い、立ち上がった花茎の先に、数本の細い穂を放射状に伸ばす。
勢力の強い雑草としても知られる。▼
▼オヒシバ(雄日芝) オヒシバ属 1年草 花期:8~9月
花序は掌状に数個の花軸に分かれ、各花軸の外側に2列に小穂をつける。
▼セイバンモロコシ
イネ科モロコシ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~9月、帰化植物。
ススキに似ていて茎は太く、束生して大きな株となり、高さ1~2mにもなる。
▼イヌビエ(ケイヌビエ) イヌビエ属、1年草、稗に似ているが食用にならず。
ヒメイヌビエ、タイヌビエ等あるが、大きさや芒(のぎ)のあるなしで決まるが、
ヒメイヌビエ、タイヌビエ等あるが、大きさや芒(のぎ)のあるなしで決まるが、
▼アブラススキ(油薄)
イネ科アブラススキ属、多年草、花期:9月~10月、
茎や枝に油を引いたような艶があり、油臭く、外形がススキに似ているのでこの名がある。
茎は葉より高く立ち、90~120cmになる。
イネ科アブラススキ属、多年草、花期:9月~10月、
茎や枝に油を引いたような艶があり、油臭く、外形がススキに似ているのでこの名がある。
茎は葉より高く立ち、90~120cmになる。
▼チジミザサ/コチヂミザサ(小縮笹) ▼ケチヂミザサ(毛縮笹)
毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分ける場合がある。
▼チカラシバ(力芝)
イネ科チカラシバ属、多年草、花期:8月~10月、路傍や土手の周辺など群生する 。
茎の高さは50〜80cm、花序は円柱状、長さ10〜20cm。小穂は長さ7〜8mm。
第1小花は護穎だけで、1つの小穂に2つの小さな花がつきます。
イネ科チカラシバ属、多年草、花期:8月~10月、路傍や土手の周辺など群生する 。
茎の高さは50〜80cm、花序は円柱状、長さ10〜20cm。小穂は長さ7〜8mm。
第1小花は護穎だけで、1つの小穂に2つの小さな花がつきます。
▼ヌカキビ(糠黍)
イネ科キビ属、1年草、花期:8月~9月、湿った草地に多い。
花序の枝は細くよく枝分けし先端に長さ2mm程の小穂が小さく疎らに付く。
▼ミューレンベルギア・カピラリス
ネズミガヤ属(ミューレンベルギア属)
イネの花と銘打ちながら、マクロレンズで撮っている訳でなく、
載せた写真はひどいですね、取りあえず雰囲気だけですのでお許し下さい。
イネ科はまだまだありますが、少し多くなりましたので、
エノコログサ等の分かりやすいのは後回しとしました。
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