花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

似た花同士、オケラ、カシワバハグマ、コウヤボウキ。

2023-10-25 | 花の写真
似た花同士のものはいくらでもありますが、今回のこの3つも似ていると
思いませんか?
コウヤボウキだけが我が家の近くでは花がやや遅くなりました。

オケラ(朮 )
キク科オケラ属 多年草 花期:9月~10月、
雌雄異株。雌花と両性花がある。 根茎は木質でかたく、太くて長く、節があって芳香がある。
茎頂に白色または淡紅紫色で目立つ花をつけ、径2 cmのアザミに似た筒状花だけの房状の頭状花となる。
花を囲む苞葉が、魚の骨を並べたようでそれが特徴です。  
雄しべと雌しべの両方を持つ両性株と、雌しべだけが機能する雌株がある。
葯筒から伸びた雌しべは柱頭が2裂するのが見られるのでこれは両性株のようです。 
苞葉の魚の骨を並べたような部分を撮りそこねてましたので追加しておきます。
花後の苞葉です。

カシワバハグマ( 柏葉白熊 )
キク科コウヤボウキ属、多年草、花期:9月~11月、
茎は枝分かれせず高さ30~80cmになる。先に穂状に頭花をつける 。
ハグマとはチベットに産するヤクの尾の毛のことです。
葉はやや大きく、長さ10~20cmになる卵状長楕円形で、カシワの葉に似ています。



コウヤボウキ(高野箒)
キク科コウヤボウキ属、落葉小低木、花期:9月~10月、
枝は細く、灰褐色でいちじるしく枝分かれする。
1年生枝に卵形の葉を互生し、枝先に白色の頭花を付ける。筒状花が10数個集まったもの 。
和名は、この枝を高野山で箒に利用したことによる。
葉は2型あリ、1年目の枝には卵形の葉が互生し、2年目の枝にはやや細い葉になりますが、
1年目の枝の先に花が咲くので目立つのは卵形の葉です。

いずれの花も近縁種で似た名前オオバナオケラ、ホソバオケラ、カコマハグマ等
あるようですが、代表的なものとしてください。
又、花の細かい部分まで表現出来ていませんが、
似た花の雰囲気だけでも感じていただけたら幸いです。
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