秋の花粉症と言えば、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラと思っていましたが、
イネ科のススキ等もそうでした。
イネ科の花は、花粉媒介 を風によっておこなう 風媒花 です。
この時期になると、ススキも穂先に花が沢山付いています、
それも動かしてみると花粉が飛ぶのが見えました。
今回は身近にあるイネ科の花を取り上げてみました。
(花が小さいので、今回はその部分は少し大きい画面にしています。)
▼ススキ(芒、薄 ) 別名:カヤ(茅)、尾花(秋の七草の一つ)
イネ科ススキ属 多年草 花期:9~10月
イネ科植物の中でも特に生命力が強く、頑丈に育つ植物です。
目立たない小さな花を咲かせます。
花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、
穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。
鳴子のようにぶら下がっているのが雄しべ、毛虫のようなものが雌しべです。
雄しべの色が黄色のものや、雌しべが白色や紫色のものもあります。
小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。 これを芒(のぎ)という。
ススキのなかで小穂の基毛が紫色のものを、品種ムラサキススキという。
▼タチスズメノヒエ(立ち雀の稗)
イネ科スズメノヒエ属 多年草 花期:10~12月
小穂は花軸に2〜3列に並び、卵形、鋭頭、シマスズメノヒエよりやや小さく長さ2〜3mm、
淡緑色または紫色を帯び、縁に長い絹毛がが密生する。まだ咲き始めです。
スズメノヒエは似たものが多いので間違っていたらごめんなさい。
▼ヌカキビ(糠黍)
イネ科キビ属 1年草 花期:7~10月
花穂は長さ幅とも15~30cmの卵円形となり、細い枝をまばらに出し、よく枝分かれします。
小穂は長さ2~2.6mmの楕円形で、ときに紫色を帯びます。
小穂は長さ2~2.6mmの楕円形で、ときに紫色を帯びます。
▼ノガリヤス(野刈安) 別名:サイトウガヤ(西塔茅)
イネ科ノガリヤス属 多年草 花期:8~10月
花序は円錐形で長さ15〜25cm。小穂は長さ4mm、1小花。
芒は護穎の基部から出て小穂より著しく長い。
▼フウチソウ(風知草) 別名:ウラハグサ(裏葉草)
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月
多数の茎が株立ちになって垂れ下がり、数枚の長さ15cm前後の細長い葉をつけます。
この葉はつけ根でねじ曲がっていて、表が裏に、裏が表になっているので「裏葉草」
という名になっています。 庭の花からです。
ウラハグサ属、多年草、花期:8月~9月
多数の茎が株立ちになって垂れ下がり、数枚の長さ15cm前後の細長い葉をつけます。
この葉はつけ根でねじ曲がっていて、表が裏に、裏が表になっているので「裏葉草」
という名になっています。 庭の花からです。
葉を楽しむもので花を気にする人はほとんどいないでしょう。
▼ササクサ(笹草)
イネ科ササクサ属 多年草 花期:8~10月
ササに似た葉を持つ背の低い草で、種子はひっつき虫である。
小穂は先のとがったほぼ円筒形で、先がとがっているのでドングリを思い切り細くしたような形である。先端には短い刺が多数あり、そこに逆刺が密生している。
▼ケチヂミザサ(毛縮笹)
イネ科チヂミザサ属 多年草 花期:8~9月
花軸に毛があり、まばらに小穂をつける。小穂は狭卵形で長さ3〜3.8mm、2小花からなるが
第1小花は不完全、柔らかい毛がある。
▼コチヂミザサ
チヂミザサには、茎や花序軸に開出する毛の多いもの、少ないものなどあり、
毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分ける場合がある。
相変わらずイネ科の花は他の種類の花と違い、小さくて花の形はみな同じようですね。
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