寒い冬には、花が咲かない植物は多いですが、
暖かくなっても花が咲かない植物があります。
その中から身の周りからシダ植物を探してみました。
シダ植物の特徴は、
根、葉、茎の区別があり、花が咲かないので種子もできない植物。
シダは耐陰性があるものが多く、室内で育てやすい植物です。
葉が特徴的なものが多いため、観葉植物としても人気がありますが、
散歩して見つけたものだけですので、野生で見慣れたものだけです。
シダ植物は、マツバラン類・ヒカゲノカズラ類・トクサ類・シダ類の4群から構成。
全く名前が分からないので、葉の形から名前を調べてみました。
松江の花図鑑 のシダ植物等を参考にささせてもらいましたが、品種が多くて
よく分かっていませんので、間違っていたらご教示お願い致します。
*(シダ植物は世界に約1万種類あり、日本には約700種類があるようです)
▼ヤマイタチシダ(山鼬羊歯)
オシダ科オシダ属 常緑性シダ植物、本州〜九州の山地の林縁に生える。
2回羽状浅裂~全裂、先端は長細くなる、羽片は光沢のない緑色で、辺縁は反曲する 羽片先の辺縁は全縁 。
▼?? 胞子嚢の付き方が違うので上のものと違うのかどうか?葉だけ見ても良く分かららず
▼ハシゴシダ(梯子羊歯)
ヒメシダ科ヒメシダ属、関東以西~九州の林下のやや乾いた所に生える。
葉身は広披針形の2回羽状深裂、光沢のない黄緑色〜緑色、柔らかい紙質。
▼オクマワラビ(雄熊蕨)?
オシダ科オシダ属 常緑シダ植物 北海道〜九州の低地から山地までの林縁に生える。
根茎は太く直立。葉柄基部に広披針形、光沢のある黒褐色〜褐色の鱗片が密生し、
中軸では黒褐色で狭披針形の鱗片がまばらにつく
▼ヤブソテツ(藪蘇鉄)
オシダ科ヤブソテツ属、常緑シダ植物、本州〜九州の平地から山地までの林床、林縁に生える。
葉身は単羽状複葉。側羽片は10〜25対つき、基部は円形〜切形で耳垂が目立たない。
辺縁は波状で先端には鋸歯がある。
▼アイノイノモトソウ(あい井の許草)
イノモトソウ科イノモトソウ属、東北南部以西〜九州の人里近い所に生える。イノモトソウ×オオバノイノモトソウの雑種と推定 され、
外見はイノモトソウ似とオオバノイノモトソウ似のものがあるが、
いずれも中軸にイノモトソウと同じような翼ができる。 下右:葉の裏側
▼オオバノイノモトソウ(大葉井許草)
イノモトソウ科イノモトソウ属、
丘陵地から山地の林内に生え、1年中緑の葉をつける、写真は小さな個体。
同じ仲間のイノモトソウより葉が大きいことからその名が付いたが、
オオバノイノモトソウは葉軸に平たく突き出た部分がないことでも見分けがつく。
▼ノキシノブ(軒忍)
ウラボシ科ノキシノブ属、常緑シダ植物、
樹の樹皮や崖、傾斜が急な場所の地表などに生える。
葉は長さ12〜30cm。先端側、基部とも細くなる。
番外編
▼フユノハナワラビ(冬の花蕨)
ハナヤスリ科ハナワラビ属、冬緑性シダ植物、本州〜九州の向陽の山野に生える。
上部につく胞子嚢穂は2回〜3回羽状に分岐し、円錐状に丸い胞子嚢をつけ、秋に熟した後に枯れる。
▼カタヒバ(片檜葉)
イワヒバ科イワヒバ属、常緑性シダ植物、宮城県以南〜九州の山林中の岩上や樹冠に生える。
葉は黄緑色で、葉状枝は集まらずに開き、垂れ下がる。
背葉の辺縁には白膜はなく、先端は鋭尖状。右:葉の裏側
似たイヌカタバミかもしれないです。
当初シダとして葉の表面を撮っていましたが、花が咲かず種がなし、で胞子で増えるとなると、
その胞子嚢(ほうしのう)が、葉先や、ふちに付いたり、葉の裏に付くもの等があり、
これらにより見分けることになります。随分と色々な付き方があります。
又、花が咲かない植物にコケ植物もありますが、その違いは、
葉や茎や根の区別がない胞子植物です。
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