花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

身近な野草花、ノハラアザミ、ミズタマソウ、イノコズチ、ヤブマオ、他

2021-08-28 | 野草(花)
相変わらずに地味な野草ばかりですが、咲いているのを見ると撮ってしまいます。

ノハラアザミ(野薊)
キク科アザミ属、多年草、花期:8月~10月、
頭花は枝の先に直立又はやや横向きにつき、ほとんど柄がなく、2~3個集合してつく。
総苞は幅1.5~2㎝の鐘形で粘らない。 総苞片は斜上します。
ノアザミとよく似て違いが分かり難いが、総苞や咲く時期からノハラアザミとしたが、

ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科ミズタマソウ属、多年草、花期:8月~9月、
花弁、萼、雄しべが2個という珍しい2数性。花弁は2裂するので4枚にも見える。
子房下位花であり萼の下(後)にカギ状の毛をつけた子房がある。


イノコズチ(ヒカゲイノコズチ:日陰猪子槌)  
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、林下や竹藪に多い。
枝は疎らに広がり、葉と共に対生し、葉は長楕円形で両端が尖り、短い柄がある。
枝の先に細い細い穂状花序で、花被片は長さ4~5mm、

ヒナタイノコズチ(日向猪子槌)
ヒユ科イノコズチ属、多年草、花期:8月~9月、日当たりの良い空き地、道端等に生える。
茎は太く紫褐色を帯び毛が多い。葉は倒卵状の楕円形、先は鋭く尖る。
枝先に穂状花序を出し、密にはなを付ける。開花時には開くが、果時には下を向く。

アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
キク科タカサブロウ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:9月~10月、帰化植物。
日本在来種のタカサブロウに比べ、葉が細く鋸状の細かいギザギザがある。
頭花はタカサブロウよりも小さく、周辺の舌状花がたくさんあるので花弁が重なって、
やや乱れる感じがある。種子(痩果)の断面は菱形で、黒褐色に熟し、
こぶ状の突起があって縁には灰白色の部分がある。
和名の由来は高三郎という人が、この草の茎を使って文字を書いたという説と、
古名のタタラビソウが転訛したものという説があり、はっきりしない。

ヤブマオ
イラクサ科カラムシ属、多年草、花期:8月~10月、
葉は対生、長さ10~15cmの卵状長楕円形で質はやや厚くざらつき縁に粗い鋸歯がある。
下部には雄花序を上部には雌花序をだす。

アマチャヅル(甘茶蔓 )
ウリ科アマチャヅル属、つる性多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。 
アマチャヅル茶がブームになったときがあるが、今ではあまり売られていない。 
葉腋の円錐花序に小さな花をまばらにつける。花は黄緑色、直径4~5㎜。
花冠は5裂して平開し、先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し、花冠の間から先が小さく先が見える。
雄花は雄しべ5個。雌花は雌しべ1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。
写真は雄花です。

オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
茎は淡紅色を帯び、直立または斜上して高さ20〜40cmになる。
腺体は円形。腺体の付属体はよく発達し、白い花びらのように見える。
さく果は直径約1.7mmの卵球形で無毛。
コニシキソウは、今回撮っていませんが、20/09/01にも同じようなもの投稿済。
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