花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

野草花(5月)ジュウニヒトエ、ヒルガオ、ヒルザキツキミソウ、タチシオデ、他。

2022-05-18 | 野草(花)
木々の花等とは違い、地面や草の陰でひっそりと咲いているのを見ることがあります。
初めて見るものは殆どありませんが、私は咲いてくれてありがとうの気持ちです。

ジューニヒトエ(十二単)
シソ科キランソウ属、多年草、花期:4月~5月、
穂状花序で、小さな青紫色ないし白い唇形の花を輪生させる。 花は幾重にも重なって咲く。
花が幾重にも重なって咲く様子を、女官の装束に見立てた名。
アジュガ(西洋ジュウニヒトエ)から見ると地味な花です。

ヒルガオ(昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属、つる性多年草、花期:6月~8月、
夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
奈良時代に朝廷が派遣した遣唐使が、中国(唐)よりアサガオ(朝顔)が持ち帰られたときに、
アサガオに対する呼び名としてヒルガオと呼ばれるようになったといわれている。
薄いピンク色で直径5 - 6cm の花を咲かせる。花の形は漏斗形。
葉は長楕円状披針形で,基部の両側が耳となって下向きに突き出す。
似た花にコヒルガオがあるが、葉の違いが分かりやすく、コヒルガオの
葉はほこ形で、基部の左右の耳はほぼ直角に張り出し,2裂するものが多い。

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)
アカバナ科マツヨイグサ 属、多年草、花期:5月~7月、
マツヨイグサの仲間は夜咲き、涼味を誘うものが多いのですが、この種は昼に咲き、
株全体を覆うほど多数の花が咲きます。

ツルマンネングサ(蔓万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属、多年草、中国原産、花期:5月~6月、
コモチマンネングサに似ていますが、
花を付けない茎は地を這い、茎の色は紅色を帯び、葉は3枚づつ輪生し
葯は橙赤色であることを現場で再確認しました。


ユキノシタ(雪ノ下)
ユキノシタ科ユキノシタ属、多年草、花期:5月~6月、
白色の花をつけ、5枚の花弁のうち上に3枚ある小さな花弁には、赤紫色の斑点がはいるのが特徴です。
名前の由来は諸説あります。1つ目が「雪が積もってもその下に緑の葉が見える」という説、
2つ目が「雪のように白い花の下に緑の葉を広げる」という説です。

タチシオデ (立牛尾菜 )
サルトルイバラ科シオデ属 多年草 花期:5月~6月、
茎は草質で、刺がなく、初め直立するが、成長すれば同属のシオデのようにつる状になって
他の植物に寄りかかり、からみつき、高さは1-2mになる。
葉腋から長い柄のある半球形になる散形花序をだし、黄緑色の花をつける。

シオデとタチシオデの見分け方は、
葉の裏側に光沢があるのはシオデ、光沢が無いのはタチシオデで、
花弁の場合反り返っているのはシオデ、反り返って無いのはタチシオデです。
花の咲く時期もシオデは、7~8月と遅い。過去のシオデを参照。

ハンショウヅル(半鐘蔓 )
キンポウゲ科センニンソウ属、落葉つる性低木、花期:5月~6月、
花は今年伸びた枝の葉腋に単生し、下向きに咲きます。
花は径2~3cmで鐘形となり、赤紫色で、花弁状の萼片が4個めだちます。
萼片は長さ2.5~3.5cm、幅0.6~1cmの楕円形で、先はとがって反り返り、縁に伏した毛がはえます。
花の形が半鐘に似てつる植物から付いた名前です。

ニガナ(苦菜)
キク科ニガナ属 多年草 花期:5月~7月、
茎は上部が枝分れし白汁を有し、苦味が多く、和名の由来にもなっている。
黄色の5弁花に見える舌状花を5〜7個もつ頭花を散状に開く。
雄蕊は筒状に合着し、先が二つに分かれた雌蕊を抱く。
茎葉はやや短く、基部は耳状になって茎を抱く。
ハナニガナ、シロバナニガナ、タカネニガナの母種。
野草花も歩いていると次から次へとありますが、全ての名前が分かるわけではないです。
特にイネ科植物は難しいですね。
いずれ纏めてアップしてみたいです。
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