花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

小さな花の野草、雑草花、ミツバ、コバノカモメズル、ハエドクソウ、他

2020-07-07 | 野草
近所散策で見つけた、小さな花の雑草などを選んでみました。

ミツバ(三葉)
セリ科ミツバ属、多年草、花期:6月~7月、
枝の先から複散形花序をまばらにだし、白色の小さな花をつける。
花柄に長短があるので、花序はセリ科らしい傘形にはならない。


コバノカモメズル(小葉鴨蔓)
ガハイモ科カモメズル属、つる性多年草、花期:7月~9月、
葉腋に短い花柄を出し、分岐した小花柄の先に暗紫色の小さい(径1cm程)花をつける。

ヤブカラシ(藪枯)   別名:ヤブガラシ
ブドウ科ヤブカラシ属、つる性多年草、花期:6月~8月、
花序は扁平な集散花序で、突起毛がある。花は径5mm。萼片は低い。
花弁は4個あり、卵状三角形で長さ3mm、淡緑色、平開し 、雄蕊は4個、
葯は長楕円形。花盤は平らに広がり、はじめ紅色、のちに橙色に変わる。

ニガクサ(苦草)
シソ科ニガクサ属、多年草、花期:7月~9月、
枝先に長さ3〜10cmの花穂をだし、淡紅色の小さな花をつける。花冠は長さ1〜1.2cm。
上唇は小さくて深く2裂する。下唇は3裂し 中央裂片が非常に大きく、舌のように垂れ下がる。 

イヌトウバナ(犬塔花)
シソ科トウバナ属、多年草、花期:8月~10月、
花冠は白色で淡紅紫色を帯び長さ6〜7mm。 
花が段状に付くのでトウバナ(塔花)という。
トウバナ属にはトウバナ、イヌトウバナ、ヤマトウバナ、ミヤマトウバナなどがあり区別が難しい。
 萼片に長い毛があるのでイヌトウバナとしたが、、

 
ハエドクソウ(蝿毒草)
ハエドクソウ科ハエドクソウ属、多年草、花期:7月~8月、
茎頂や葉腋から細長い穂状花序を出し、小さな白色の花をまばらにつける。 
似た花にナガバハエドクソウがあるが、上唇が先が2裂したその両サイドが肩状に広くなっている点 、
ナガバは肩状部がなくほっそりとしている。
ハエドクソウの葉は、基部が心形~切型になる点が特徴、ナガバは葉柄が少し長い。

チダケサシ(乳茸刺)
ユキノシタ科チダケサシ属、多年草、花期:7月~8月、
やや湿った山野にはえる、花茎の先に淡紅色ほとんど白色の小さな花を多数つける。
名の由来は、食用キノコのチダケを茎に刺して持ち帰るため、のようです 。
アカショウマのよく似ていますが、花穂の形が、底辺が細い三角形がチダケサシ、
底辺が広い三角形ならアカショウマの可能性があります。


アキノタムラソウ(秋の田村草)
シソ科アキギリ属、多年草、花期:7月~11月、
茎の上部に長さ10〜25cmの花穂をだし、長さ1〜1.3cmの青紫色の唇形花を数段輪生する。
花冠の外側には白い毛が多い。
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