花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

芭蕉の花、芭蕉(ジャパニーズバナナ)とバナナの違い。

2022-11-14 | 花の写真

時々通る散歩コースに芭蕉が生えています。
ここ数年で随分と増えた気がしてましたが、花が無いなと思いつつ通り過ごしていた、
最近、思わず裏側を覗いて見たら、少し林になっていてやっぱり咲いていました。

バショウ(芭蕉)   英名:ジャパニーズ・バナナ、
バショウ科バショウ属、多年草、中国原産、花期:夏~秋
花や果実は,バナナにとてもよく似ていますが その見分け方は 、
バナナの苞は紫色なのに対し バショウの苞は緑色~薄黄色。
葉心から花穂を出し 大型の花序を形成します。
雌雄異花で 最初に苞の基部近くの雌花が咲き 果実ができ
花序はそのまま伸び続けて 先端の苞の間に雄花が咲き始めるという雌性先熟です。
多数の苞が重なったもので 1枚 1枚 めくれてその間にある雄花が咲きます。
花冠(かかん)は、筒状唇状、帯黄白色です。
まれに結実(けつじつ)して、長さ約6センチのバナナ状の果実がつきます。


 
と言う訳で上の写真の花は雄花ということになります。
早い時期に気付かず、雌花自身が撮っていませんので紹介出来ず申し訳ないです。

バショウ(芭蕉)とバナナの違い
バショウもバナナもバショウ科バショウ属の大型多年草です、木に見えるが草の分類です。
バショウは、中国原産です、寒さに強い植物で一見食べられそうに見えますが、
種が非常に多く、タンニンを含むので渋くて食用には適しない
日本では、主に庭等の観賞用と植えられているが、沖縄では、かってはこの植物を用いた工芸品が作られ、
その中でも芭蕉布(無形文化財)と呼ばれる織物が特に有名のようです。

実はヨーグルトに入れる等してバナナを毎日食しているが、小学校の時の事を思いだします、
オヤジは既に病で長い間床に伏していて、死ぬ前に”バナナ食べてみたいなぁ~”と言っていたの、
いくら貧しかったと言え今ならいくらでも食べさせてやれるのになぁ~との思いです。

バナナは、熱帯アジア、マレーシア原産です。
寒さに弱いため日本の気候では栽培できていません。
栽培されているバナナの多くは私達が普段食べている生食用と実が非常に硬く、
加熱しなければ食べられないブランテンバナナと呼ばれる加熱用のものに分けられます。

おまけですが、昔これも葉だけ見てバショウと勘違いしたものです。

チュウキンレン(地湧金蓮花)  別名:耐寒バナナ、チャイニーズ・イエロー・バナナ
バショウ科ムセラ属、亜熱帯性植物、中国雲南省原産 、
花序はふつう芽生えの2年目に出て、そのあとは毎年出ます。
苞は基部から1個ずつめくれていき、8~10個の花群が上向きにつきます。
開花は数か月続きます。
見た目は黄金色のハスの花のようなのですが、黄色の花のように見えるのは、
実は苞(ホウ)と呼ばれる花弁状の葉で、本当の花はその間に小さく細い筒のように咲いており、
目立ちません。

あるとこにはあるようですが、余り見掛けないようなので投稿しておきました。
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