草花に雄花、雌花を別々に咲かせるものが多くあります。
一つの株に雄花、雌花を別々に付けるのを雌雄同株、別々の株に花を付ける雌雄異株としていますが、
実は余り気にしていないこ、知らなかったことも良くあります。
雄花、雌花については記録として後述しておきます。
家近くの谷地川沿いに多くのアレチウリの蔓が茂っています。
河原でも数十m四方一面に生えている場所もあり凄い繁殖力です。
他の植物を根こそぎ駆逐する恐れがあることから「特定外来生物」にも指定されているアレチウリです。
一つの株に雄花、雌花を別々に付けるのを雌雄同株、別々の株に花を付ける雌雄異株としていますが、
実は余り気にしていないこ、知らなかったことも良くあります。
雄花、雌花については記録として後述しておきます。
家近くの谷地川沿いに多くのアレチウリの蔓が茂っています。
河原でも数十m四方一面に生えている場所もあり凄い繁殖力です。
他の植物を根こそぎ駆逐する恐れがあることから「特定外来生物」にも指定されているアレチウリです。
▼アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属、1年草、北米原産、花期:8月~9月、雌雄同株。
黄白色の花をまばらにつける。雄花と雌花はそれぞれ別の花序につき、
雄花序は長さ10〜15cmでまばらに雄花がつく。
雄花は直径1cm。雄しべは花糸も葯も合着し、キノコのような形になっている。
これは雄花、右:花の中心の黒いのはアリが入り込んでいる
ウリ科アレチウリ属、1年草、北米原産、花期:8月~9月、雌雄同株。
黄白色の花をまばらにつける。雄花と雌花はそれぞれ別の花序につき、
雄花序は長さ10〜15cmでまばらに雄花がつく。
雄花は直径1cm。雄しべは花糸も葯も合着し、キノコのような形になっている。
これは雄花、右:花の中心の黒いのはアリが入り込んでいる
雌花序は短く、雌花が頭状に集まってつく。雌花の柱頭は3個。
果実は長卵形の液果が数個集まってつき、金平糖のように見える。
果実は長卵形の液果が数個集まってつき、金平糖のように見える。
ウリと名がついていますが、実も花も食用にならず厄介なだけの植物になっています。
▼カナムグラ(鉄葎)
アサ科カラハナソウ属、つる性1年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
葉や葉柄に下向きの刺がある。
花粉をまき散らす雄株雄花です
雄花は、枝先に大きな円錐状の花序に付く。花径約7mm、5個の雄しべの葯が垂れ下がる。
▼カナムグラ(鉄葎)
アサ科カラハナソウ属、つる性1年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
葉や葉柄に下向きの刺がある。
花粉をまき散らす雄株雄花です
雄花は、枝先に大きな円錐状の花序に付く。花径約7mm、5個の雄しべの葯が垂れ下がる。
ヒメウラナミジャノメやナミテントウの幼虫が来て受粉のお手伝い(?)
雌株は雄株に隠れる感じでむぐらの下の方にある。数個の雌花が花被片に包まれている。
若い雌花で、花後は赤茶色く変色する。
若い雌花で、花後は赤茶色く変色する。
雌花の雌しべが伸びている?余りこんな写真がないので半信半疑ですが、
雄株より遅れて伸びてくるのは、自家受粉を避けるため。
雄株より遅れて伸びてくるのは、自家受粉を避けるため。
▼イタドリ(虎杖) 別名:スカンポ
タデ科ソバカズラ(イタドリ)属、多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
荒れ地や斜面のどこにでも見られるが、花の色や毛の多少など変化が多い。
薬用植物で、秋に根を取り乾燥したものが虎杖根で、便秘、蕁麻疹などに煎じて使う。
和名は、疼(いた)みを取り去る効果があるので疼取りと名付けられた。
タデ科ソバカズラ(イタドリ)属、多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
荒れ地や斜面のどこにでも見られるが、花の色や毛の多少など変化が多い。
薬用植物で、秋に根を取り乾燥したものが虎杖根で、便秘、蕁麻疹などに煎じて使う。
和名は、疼(いた)みを取り去る効果があるので疼取りと名付けられた。
雄花では萼は深裂して裂片は開出し、雄しべは8個、萼より長く、雌しべはふつう発達しないが、
一部の花では発達して両性花となる。
雄株雄花
雌株雌花の若い果実。3個の翼が張り出す。雌花の拡大版は撮り損ねています。
花や実が赤いものをベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ぶそうです。
雌株雌花と若い果実。
雌株は、花が終わるとハート型の3稜ある果実ができ、秋に熟する。
ここで、雄花、雌花について基本的なことを記しておきます。
多くの花には、一つの花に雄しべと雌しべがあり虫等の助けを借りて受粉し、
種子を作り子孫を残していきます。
しかし、環境の変化で、種全体が無くならないようにするには遺伝子の多様性が必要になります。
そこで同じ固体との自家受精ではなく、別の固体との他家受精が必要になりました。
一つの花に雄しべ、雌しべがあるのは両性花、雄しべだけをもつのを雄花、雌しべをもつのを雌花としています。
種子を作り子孫を残していきます。
しかし、環境の変化で、種全体が無くならないようにするには遺伝子の多様性が必要になります。
そこで同じ固体との自家受精ではなく、別の固体との他家受精が必要になりました。
一つの花に雄しべ、雌しべがあるのは両性花、雄しべだけをもつのを雄花、雌しべをもつのを雌花としています。
両性花の中には、オシベとメシベの成熟の時期をずらす雌雄異熟システムがあります。
環境の変化があった場合に、種全体が全滅しないためには遺伝子の多様性が必要です。
その為には同じ固体との自家受精ではなく、別の固体との他家受精が必要です。
少しでも強い子孫を受け継げる仕組みですね。
これは、人間でも同じではないでしょうか、遠い地域の人と結婚した方が良い。
外国人との結婚もこれからは多くなるのでしょうか?
そして、コロナのウイルスも近くの人から移ると強いウイルスに変移するのかもと思っています。
余り強くなりすぎて他人に迷惑をかけるようでは良いことではないですが、
そんなことを感じてしまいました。
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