花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

針葉樹(その2)マツ科マツ属より、クロマツ、アカマツ、ダイオウマツ、他。

2023-02-02 | 花木の写真
以前に針葉樹として、ヒマラヤ杉をとりあげましたが、そのつながりとして、
今回は、マツ科マツ属から散歩中で見たものを取り上げます。

マツ科は、北半球を代表する針葉樹のグループであり、
針葉樹では現在最も繁栄しているとみられている一群のようです。 
ちなみに南半球ではマツ科ではなく、マキ科とナンヨウスギ科の分化が著しく、
ヒノキ科は両半球の温帯地域に分布する。 by  Wikipedia .


クロマツ(黒松)      別名:雄松
マツ科マツ属 常緑針葉高木、花期:4月~5月、雌雄同株 。
樹皮は灰褐色。葉は2個ずつ束生し、長さ5~16cmの針状。

樹高が30mにもなり寿命も長いため、長い年月をかけて枝づくりと樹形を維持していくと、
風格がある庭の主木となる代表的な樹種です。

アカマツ(赤松)   別名:雌松
マツ科マツ属 針葉常緑高木、花期:4月
二葉松の代表品種です。樹皮は赤茶色で、内陸や低山に自生します。
葉は2個ずつ付く、雄花は若枝の下部につき、雌花は先端に付く。


ダイオウマツ、ダイオウショウ(大王松)
マツ科マツ属、針葉常緑高木、花期:4月~5月、
長さ20~60cmの葉っぱが3本ずつ束になっており、長く垂れ下がるのが特徴的。
松ぼっくりも15㎝と巨大です。

テーダマツ、タエダマツ
マツ科マツ属 針葉常緑高木、北米東南部原産  花期:4月~5月、
ダイオウショウと並んで大木となることで知られる。
アメリカンな名前の由来は学名「taeda(樹脂が多い)」にある。
見た目や触感はアカマツに似るが、アカマツよりも枝ぶりなどが荒い。
また、アカマツは葉が二本一組で生じるが、テーダマツは三本一組で生じるので区別できる。
葉の長さは10~15センチ程度で松類の中では長めだが、ダイオウショウよりは短い。   

枯れた松葉を長さ比較の参考までに載せておきます。青いスケールは長さ15cmです。


ゴヨウマツ(五葉松)   別名:ヒメコマツ、マルミゴヨウ
マツ科マツ属、針葉常緑高木、花期:初夏
五葉の松葉が特徴です。長さ2~6cmの松葉が5本で一房になっていることから五葉の松、
そこから五葉松の名がつきました。
樹皮は黒みを帯びていて、葉は青みのある灰緑色をしています。
ゴヨウマツは、自然に大きくしているものと庭で手入れしているものでは印象が違ってみえます。

マツの開花時期は春なので、きれいな雄花、雌花は撮れませんでした。
穂の下部にかたまっているのが雄花ですがまだ成長途中のようです。
雌花は穂先に付けるのですが春にならないと芽が出ていないですね。
 

松かさ、または松ぼっくりとは、松(マツ科マツ属)の果実のようなもの(毬果あるいは球果)のことである。
 松かさが一杯な木もありました。

松かさ(松ぼっくり)のうろこ状のひだ(鱗片)は、どんなマツ科植物の松かさでも軸に対して螺旋状に付くという特徴を持っているのです。

マツ科マツ属の中にも10数種類の樹木があるようですが、
日本に自生しているのは、上記の他にハイマツ、リュウキュウマツ、チョウセンゴヨウの6種のようです。
他の針葉樹にモミ属、トウヒ属、カラマツ属など多くありますが、
どれだけ見掛けるかわかりませんが、後日回しといたします。
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2 コメント

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こんにちは (shu)
2023-02-03 10:00:19
いつも楽しく勉強させていただいてます。
今回のテーマはマツですね。ヒマラヤスギを見落としていましたので、合わせて拝見しました。
マツと言えば、クロマツを雄松、アカマツを雌松と呼ぶので、昔のことですが、どちらも同じ種のマツの雌雄かと思っていました。
ゴヨウマツは山を歩いているとちょくちょく観ます。ダイオウマツ、テーダマツは多分観たことがありません。
アメリカへ行ったとき、ずいぶん大きなマツの樹があって、とりわけ松ぼっくりが大きくてびっくりしました。
日本のマツからパイナップルは連想しませんが、アメリカのマツを観るとパイナップルが容易に連想できました。
葉の長さもずいぶん違うのですね。これは覚えていませんでした。
ありがとうございました。
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shuさん こんにちは、 (MIMI69)
2023-02-03 16:49:21
コメントありがとうございました。
いつも行動的な様子をブログを通して拝見し羨ましくもあり、たゆまぬ努力に敬服いたしております。
松ぼっくりは1年以上かけて大きくなるのですが、
ダイオウマツの松ぼっくりは近所でぶら下がっているのは見たことがありますが、
まだ手にとって写真に撮ったことが無くて載せることができませんでした。
フラワーアレンジや工作に使用されたりして通販などでも売られているんですね。

松の木には、中学生の頃から実は思い入れがあります。
松の木は燃やすと火力が強いので、焼き物窯の燃料として使っていました。
しかし田舎では松枯れ病が流行りどんどん南から北に向けて枯れていく昔の思い出があります。
佐渡は「無名異焼」の本場ですので、
中学生の時に陶工部に入っていました。
もちろん昔の良い思い出話ですがとんだ余談でしたね。
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