花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

夏の野草花、ヤマホトトギス、ヒヨドリバナ、ノカンゾウ他。

2023-07-13 | 野草(花)
まだ梅雨明け宣言が出ていずに、真夏日の気温が連日続いております。
暑さを避けて家にこもり気味ですので、手持ちから野草花を幾つか取り上げます。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月
ホトトギスは花の模様が鳥のホトトギス(不如帰)のおなかの模様に似ているから。
茎先や上部の葉腋に散房花序をつけ、花被片が強く反りかえり、花糸にも紫色の斑点がある。
ヤマジノホトトギスと間違い易いですが違いは投稿済のここを参照して下さい。

チダケサシ(乳茸刺)
ユキノシタ科チダケサシ属 多年草 花期:7月~8月
花茎の先に淡紅色か殆ど白色の小さな花を多数つける。
和名は、チダケという食用キノコを、この茎に刺して持ち帰ることによる。
トリアシショウマやアカショウマなどに似ていて葉などの細かい所までの観察が必要です。

アメリカオニアザミ(セイヨウオニアアザミ)
キク科アザミ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:7月~10月、要注意外来生物に指定。
和名にアメリカとあるがヨーロッパ原産のアザミであり、
誤解をさけるためセイヨウオニアザミとも呼ばれる。
紅紫色の頭状花を咲かせる。根生葉は羽状に深裂しロゼット状になる。
葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、手袋をしていても貫通するため注意を要する
 
綿毛つきのオニアザミの種子はノアザミの倍ほどの大きさがあり、風に乗って広範囲に拡散され、爆発的に増えてくことが問題視されています。

ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科フジバカマ属、多年草、花期:8月~10月、
淡紫色または白色の小さな筒状花が多数集まって、散房状に咲かせます。
茎には紫色の斑点や短毛があります。 葉はざらざらしており短い葉柄があり、
対生に付きます。
この花にもフジバカマ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリ等似た花が多い。

コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓 )
ガガイモ科カモメヅル属、多年草、花期:7月~9月、
花は葉の腋から出る花柄の先にまばらに付く、花冠は暗紫色で6~8mm。

アキノタムラソウ(秋の田村草)
シソ科アキギリ属、多年草、東アジア原産、花期:7月~10月、
先端の青紫色の唇形花を何段かに輪生する。花冠は1~1.3cm、上段はやや直立し、下唇は3裂し、萼の内側に毛がある。
よく似たナツノタムラソウやシマジタムラソウは、雄しべが花の外にまっすぐに突き出る。
葯は花冠からいちじるしく超出する。

イヌトウバナ(犬塔花)
シソ科トウバナ属、多年草、花期:8月~10月、
花冠は白色で淡紅紫色を帯び長さ6〜7mm。萼は長さ5mm内外で開出する長白毛が多い。
草丈がありクルマバナと似ていて区別がつきませんが萼に長毛がありイヌトウバナとした。


ノカンゾウ(野萱草)
ユリ科ワスレグサ属、多年草、花期:7月~8月、
キスゲに似て一重咲きです。
葉の間から花茎を伸ばし、橙赤色のラッパ状の花が10個程咲く。一日花で昼間だけ咲く。

ヤブカンゾウ(藪萱草)
ユリ科ワスレグサ属、多年草、花期:7月~8月、
ノカンゾウの近縁種で八重咲きです。

<メモ>
昨日の八王子は、最高気温39.1℃で日本一だったとニュースにでました。
コロナ騒ぎの時は、感染症で37.5℃を発熱、38℃以上を高熱と定義していましたね。
気象庁の最高気温の定義では、夏日:25℃以上、
真夏日:30℃以上、高齢者や子供等は特に「熱中症のリスク」生じ、注意が必要。
猛暑日:35℃以上、2000年代以前の昔は、35℃以上になることが少なかった為に
  正式な気象用語としてなかった、2007年4月1日の改定し正式に採用。
この調子で40℃以上の日が多くなってきたらなんとするんでしょうか?
ところで、マスコミなどでは、酷暑日と言われることもあるようですが、
現在は、「猛暑日の俗称」ものすごくい暑さ、耐えがたい暑さとして使われている。
尚、最低気温では、熱帯夜:25℃以上 が決められているようです。
今日は、雨が時々降ったりして少しはましですが、予報では31℃です。
まだまだ、暑い日が暫くは続くようです、
線状降水帯の地方や大雨による土砂災害など各地でおきていますので、復興への大変さを
考えると、暑さ位で愚痴ってはいられませんね。
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