花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

庭の花(4月-3)キバナカタクリ、イチリンソウ、ニリンソウ、ムサシアブミ、他。

2022-04-15 | 自宅の花
今日は冬に後戻りしたような小雨模様の寒い一日です。
家の周りの木々もすっかりと萌黄色に様変わりしているのですが、
自宅からの野草を主にした花達です、例年とあまり変わり映えしてません。

キバナカタクリ(黄花片栗)   別名:セイヨウカタクリ、アメリカカタクリ
ユリ科カタクリ属、多年草、花期:3月~4月、
アメリカやカナダの山地に自生するカタクリで、にほんには園芸用として持ち込まれた。
毎年1株だけですが咲いてくれます。


イチリンソウ(一輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、花期:4月~5月、
白い花びらに見えるのは萼片で、5~6枚、花びらはありません。花茎の先に花を一輪咲かせる
ことからイチリンソウという。
雨模様だと花は閉じたままです。

ニリンソウ(二輪草)    
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、  花期:4月~5月、
普通は2本の長い4花柄の先端に白い花を付ける、片方が少し小さい。
若葉はヤマトリカブトの葉に似ているので山菜採りは注意必要。
ニリンソウは、二輪だけとは限りません、3輪のときや4輪の時もあるようです。


八重咲きニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属、多年草、花期:4月~5月、
鉢植えですが、今年咲いてくれました、ニリンソウよりは小形の花です。
通常のニリンソウは5〜8枚ぐらいの単花弁のように見えるものですが、
(花弁のように見えるものが萼片です)三段咲きニリンソウは三段に咲く珍しいものです。

我が家に、他に珍しい三段咲きニリンソウもありますが、まだ蕾です。
下のニリンソウ、ヤエザキニリンソウの花の写真と見比べて下さい。違いがわかりましたか?
ニリンソウ               八重咲ニリンソウ

ムサシアブミ(武蔵鐙)
サトイモ科テンナンショウ属、多年草、花期:3月~5月、
偽茎は淡緑色で直立し、葉柄より短い葉は2枚、小葉は3枚で、仏炎苞は暗紫色で隆起する白いすじがある。
口辺部(仏炎苞の上部の脇)は広い耳状、付属体は大きく白い棒状。
和名の武蔵鐙は、仏炎苞の形を鐙に例えたもの。
芽が出ていない時は、狸や野良猫等の獣道になっていましたので、自然のままと思っていたが、
やむを得ず回りに棒を立てて迂回してもらいました。

シャガ(射干)
アヤメ科アヤメ属、多年草、中国東部~ミャンマー原産、花期:4月~5月、
常緑性で、湿った林の下に群落となって生える。種が出来ず地表を這う根茎でよく増える。
アヤメ形の中型花で、花被は6枚で淡紫色、外側の3枚に淡橙色の斑点がある。
葉は片側に斜生する。


コバンソウ(小判草)  別名:タワラムギ
イネ科コバンソウ属、1年草、花期:5月~6月、
花序は幅の広い円錐形をして、糸状の細い柄に1〜個の小穂をつけ下垂する。
小穂は長さ1~2cm  幅1cm程、10数個の膨らんだ小花が左右に並び、熟すと黄褐色になる。
小判に似た形の小穂をつけることから名付けられた 。
花の形と言われても花の気がしませんが、よく見るとイネ科らしく雄しべが飛び出ているのが分かります。
野草花もまだでてきますが今日はこの位にしておきます。
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庭の花木(4月-3) シャクナゲ、ハナズオウ、シジミバナ、卜半、他。

2022-04-13 | 自宅の花木
気がつけば庭の花木も寂しいながらも咲いてくれています。
桜やミツバツツジ等の花が一杯咲かせる華やかさのものとは趣が違いますが、
少しづつでも咲いてくれれば本当に嬉しいものです。

セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)
ツツジ科ツツジ属、常緑低木、花期:4月~5月、
西洋シャクナゲは、欧米で育成された園芸品種を総称して言う。
日本産シャクナゲより丈夫で花色等品種も多い。
日本産シャクナゲもいろいろな品種があります。
未だ咲いていないシャクナゲの株もあります。

ハナズオウ(花蘇芳)
マメ科ハナズオウ属、中国原産、花期:4月、
葉に先立って花を付ける、花は花柄がなく枝かた直接花を付ける。
ハナズオウ白花

シジミバナ(蜆花)  別名:エクボバナ、ハゼバナ、コゴメバナ  
バラ科シモツケ属、落葉低木、中国原産、花期:4月、
葉腋から散形花序を出し、3~10個の白花が開き、八重咲きでやや平たい小球状、径8mm位。
今年は刈り込んだせいか花付きが悪いです。


ヤマブキ(山吹)
バラ科ヤマブキ属、落葉低木、花期:4月~5月、
径3-4cmの黄色5弁の花を、前年生枝の各葉腋に短枝を伸ばして1個咲かせます。
ヤエヤマブキは、太田道灌の歌で、実がならないことと蓑が無いの話も有名ですが、
雄しべが花弁化して、雌しべは退化しているため結実しません。 


ツバキ・卜半(ボクハン)    別名:月光
ツバキ科ツバキ属 常緑高低木、花期:3月~4月、
濃紅の外弁と、密集した白色の唐子弁(雄しべが小花弁に変形したもの)とのコントラストが美しい。小輪。  

ナツグミ(夏茱萸)
グミ科グミ属、落葉低木、花期:4月~5月、6月頃に赤く果実が熟す。
名は、夏に実が熟す、トゲのある木の実の説がある。
似たグミにトウグミがあるが、これはトゲがない茱萸です。
ルーペで見て、葉の表に鱗状毛があれば、ナツグミ、星状毛が有れば、トウグミ。
ブルーベリーの花ももう少しすると満開になりそうです。
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似た野草花(4月) 似た花のキケマン属の仲間。

2022-04-12 | 野草(花)
散歩中の野草からケシ科キケマン属を集めてみました。
微妙な違いですのでもしかしたら正しいことを祈っていますが、
お気付きのことがありましたら教えて下さい。

ムラサキケマン(紫華鬘)   別名:ヤブケマン
ケシ科キケマン属 越年草 花期:4月~6月、 
花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。
外側の花弁のうち上の花弁は後ろが袋状になってつきでる。内側の花弁2個は先端が合着している。  

シロヤブケマン
先端に紫色があっての白花をシロヤブケマン


ユキヤブケマン
完全な白花をユキヤブケマンというとありましたが微妙ですね。

ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
ケシ科キケマン属 越年草 花期:4月~7月、有毒植物
本州の近畿地方以北に分布し、山地の日当たりのよい、林縁、谷川の礫地などにふつうに生育する。
「ミヤマ」と名前がつくが、深山に自生することは少ない。
最初はキケマンと思っていましたが、詳細を見るとミヤマの方に近いかな、
果実を見ればより違いがハッキリするようです。

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケシ科キケマン属、多年草、花期:4月~5月、
エンゴサクの仲間は花や葉に変化が多く一見して見分けるのは難しいが、
複数の茎、小葉が2~3個に唇裂して、花色は淡い紅紫色~青紫色等なら ジロボウ、
花の下の苞に刻みがあり、小葉の形に変化があるのをヤマエンゴサクとしている。
前回と投稿した、

 
ヤマエンゴサク(山延胡索 )    別名:ヤブエンゴサク
ケシ科キケマン属、多年草、花期:4月~5月、
花の下の苞に刻みがあり、小葉の形に変化があるようなのでヤマエンゴサクとした。
 
苞葉のギザギザわかりますか?

今日の所はこの辺でお終いです。
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都立滝山公園 滝山城址の桜  ”密になりようがない散策”

2022-04-11 | 散策
昨日から夏日の暖かい日となりましたが、
我が家から徒歩で約20分位の場所にある滝山城址に4/7(木)
桜を見てみようと出掛けました。
4/2(土)に予定されていた滝山桜まつりは、今年もコロナ禍の為に中止となり、
用事があり少し行く時期が遅れたので人もチラホラと寂しかったです。

滝山自然公園は、標高約160mの丘陵地の中心部にあり、北側は多摩川が削った、
70mほどの高さの崖になっており、この地形を利用して、
滝山城*があったことでも知られています。
約5000本もの桜の木が植えられている、都内有数の桜の名所として人気のスポットです♪
の謳い文句でありますが、まだまだみんなの認知度は低いと思います。 

滝山街道(国道411号)の「滝山城址下」バス停の脇に石碑が出来ていました。
入口の桜は枝垂桜です、     程なくしてお年寄りには少しキツイ坂道を昇る。
それから平坦に近い道に、公園案内板等があります。
三の丸址、1.5m程の空堀あとを見て、千畳敷址等を通り、
中の丸址の広場にでます。
トイレのある広場で、瓦屋根の建物は旧滝山山荘です。
例年ならこの広場でイベントが模様されていて大変に賑わいます。
中の丸からの眺望です。
手前が滝ケ原運動場、中程に流れる多摩川、そして拝島方面の街並みを眺める。

例年、桜がい満開の頃は至所に人が輪を作っているはずです。


中の丸址から本丸址に掛かっている引橋。
園内では土の堀(土塁)が入り組んだように掘られているのが見れる。
かっての滝山城では戦の時は外すことが出来たとされている。

本丸址も広場になっていますが、人は殆ど見かけませんでした。
ここも桜はありますが、殆ど葉桜になっています。ツツジがチラホラと咲いていた。
本丸址の奥の高台は、霞神社、金毘羅社などがあり、ここの北側でも眺望が良い。
本丸の眺望は、多摩川、狭山丘陵、秩父方面の眺望ができる。
拝島方面の奥に見えるのが狭山丘陵です。

本丸址側から戻り反対側に大池址の桜があります。
広い谷いっぱいに桜が植えられています。

綺麗に手入れされていましたので、本来ならこの桜の下で盛り上がったはずですが、
ごらんのように誰一人といませんでした。
この様子を見ながら帰途につきました。

*滝山城は、後北条氏、四代目氏政の弟、氏家が1559~1569年頃築城したとされ、
河岸段丘の地形を見事に活かした、関東屈指の城と言われました。
1569年に武田信玄の大軍に三の丸まで攻め込まれながら、少ない兵でしのぎぬいたと言われています。
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庭の花(4月-2)リナリア、アネモネ、ルピナス、プルモナリア、他

2022-04-08 | 自宅の花
ただ何でも載せれば良いというものではありませんが、
それでも、やはり咲いてくれてありがとうの意味でアップしてしまいました。

リナリア      和名:ヒメキンギョソウ
オオバコ(ゴマノハグサ)科ウンラン(リナリア)属、1年草、
リナリア フェアリーリップ キンギョのような形をした可憐な花を咲かせる。
花後切り戻せば再び新芽が開花し、長期間花を楽しめるようです。

アネモネ     和名:ボタンイチゲ
キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属、多年草、地中海沿岸原産、花期:4月~5月
品種は色々あるが、園芸的にはコロナリアを指し、様々な花色や花形がある。


ルピナス   別名:ハウチワマメ(葉団扇豆)、ノボリフジ
マめ科ルピナス科属 1年草 北米原産  花期:4月~6月、
小花が咲き上がる様子が藤を逆さまにしたようで昇り藤とも呼ばれる。
今は園芸センター等もいくらでも購入できますが、昔はこの花が珍しくて、
ガイドブック等でニュージーランドのルピナスを見て、1度は行ってみたいと
夢見ていましたが、ここだけは出掛けるチャンスを逸してしまい残念でした。
今では、ルピナスの繫殖力が強くて、既に毎年何千万円の予算を投じて駆除したこともあるらしいです。


ムスカリ    別名:グレープヒアシンス
キジカクシ科ムスカリ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:3月~5月、
丸い壺形の小花が、ブドウの房のように密集して咲く様子も愛嬌があります。
濃紫から淡青、白花などいくつかの品種があり、香りの強いものも見られます。

プリムラジュリアン
サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属、花期:11月~4月、
プリムラの種類は多いが、小型でカラフルな品種群をプリムラジュリアンと言う。

チューリップ
ユリ科チューリップ属、球根、中央アジア~地中海沿岸原産、花期:3月~5月、
春の花壇にはなくてはならないのがチューリップ。実に多くの園芸品種があり、
開花時期、品種、花姿で分類される。  花色は豊富で、花持ちは5日~7日位です。
花の色は分かりませんとのいい加減なものでしたが咲き始めてきました。

プルモナリア
ムラサキ科プルモナリア属、多年草、花期:3月~5月、
咲き始めはピンク色で次第に青色に変わるものも多く、2種類の花が混在しているように見えます。


鉢物、園芸種を主にしましたが、次回はまた野生種にします。
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庭の花木(4月) ウンナンオウバイ、ミツバツツジ、ボケ、クサボケ、他

2022-04-07 | 自宅の花木
春になり庭の木々も一斉に花を付け始めましたので、珍しくもなんともないですが、
例年通りに載せておきます。

オウバイモドキ(黄梅擬) 別名:ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
モクセイ科ソケイ属、常緑低木、中国西南部原産、花期:3月~4月、
枝はつる性で、四角形をしており、 枝垂(しだ)れる。
花の直径は4~5センチほどでオウバイより大きい。花びらが6~10枚に分裂するため、
二重あるいは八重先に見えるのが特徴。

ピンクユキヤナギ  別名:アカバナユキヤナギ(赤花雪柳)、フジノ・ピンク
バラ科シモツケ属、落葉低木、花期:3月~5月、
満開状態は、白いヤキヤナギと同じですが、赤花品種は、
赤いつぼみ~薄桃色の花が咲いていく姿はとてもかわいらしいです。
 
満開に咲ききるとユキヤナギと同じに見えています。

ミツバツツジ(三葉躑躅)  
ツツジ科ツツジ属、落葉低木、花期:3月~4月、
今はどこを歩いてもピンク色が目立ちます。
葉に先立ち径5cm程の紅紫の色花を1-3個開く、花冠径は、3-4cm、雄しべは5個。
深山に生えるトウゴクミツバツツジは、雄しべが10個ある。


ボケ(木瓜) 
バラ科ボケ属、落葉低木、 中国原産、花期:4月、
径2-3cmの5弁花を開く、園芸品種も多く、花の色も色々、八重などもある



クサボケ(草木瓜)
バラ科ボケ属、落葉低木、花期:3月~5月、
ボケよりひと回り小さい。
枝が横に広がって草状に立ち上り、葉が出ると共にオレンジ色の花を咲かせる


ヒサカキ(柃)
ツバキ科ヒサカキ属、常緑低木、花期:3月~4月、
姫榊(ヒメサカキ)が短縮されたと言われている。
神事で使う玉串には、本来は「サカキ」を使用するのですが、
関東より北ではサカキが入手しにくいため、代わりにヒサカキを使用します。
雌雄異株のようで、花径2.5~5mmで下向きに咲く。

モミジイチゴ(紅葉苺)   別名:キイチゴ
バラ科キイチゴ属、落葉低木、花期:4月~5月
花は下を向いて開き、しばしばとげがある。
5弁花で径3cm程の白色。 果実は球形で橙黄色に熟し味が良い。
取り敢えず咲いたものは載せていきたいと思っています。
今回はこれにて閉じておきます。
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庭の野草花(4月) イカリソウ、ヒトリシズカがあちこちに。

2022-04-06 | 自宅の花
昨日は都内の大学病院に通院の日でした。
久し振りに乗ったバス、電車でしたが、何処も桜等が見事に咲いていて、
さすが日本の国花だと実感いたしました。
こんな綺麗な景色を外国人にも見てもらいたかったですね。
今日は庭の花からです。あちこちに花を咲かせて沈む心を慰めてくれます。

イカリソウ(碇草)  別名:三枝九葉草(サンシクヨウソウ)
メギ科イカリソウ属、多年草、花期:4月~5月、
茎の先に花序を出し、淡紫色の花を数個下向きに開く、花弁には長さ1.5~2cmの長い距がある。
和名は、花の姿が船の碇に似ていることから、
又別名のは、葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつつけることから。 
 

バイカイカリソウ(梅花碇草 )
4個の内萼片は卵状披針形で花弁状になり、花弁と同じ長さになる。花弁は4個あり、
倒卵形で先端は鈍形で長さ6mm、基部にはイカリソウ属の特徴である碇状の距がなく、蜜腺がない。







ヒトリシズカ(一人静)   別名:ヨシノシズカ
センリョウ科チャラン属、多年草、花期:4月~5月、
茎は数本から多数が直立し、茎の先に4枚の葉が輪生状に対生し、
白色で長さ1~3cmの穂状花序を1個たてる。和名はこの姿からによる。
花弁は無く、雄しべの花糸3個が白く、長さ3mmが水平に出る。
  
 
                 右下:今では花後の白い雄しべがないものも混じる。
ヒトリシズカを出したらフタリシズカも載せたかったですが、まだ咲いていません、
5月の都忘れまで、1輪草、2輪草等も咲いてくれるはずです。
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春の野草花(4月)セリバヒエンソウ、ジロボウエンゴサク、スズメノエンドウ、他。

2022-04-04 | 野草(花)
今日も八王子は雨模様の最高気温9℃と寒い日が続いています。
明日も同じように雨の予想です。
3月の下旬から4月上旬に長雨が続くのを菜種梅雨と言うそうですが、
早く良い天候に回復してもらいたいです。
珍しい花は無く、また又小さな野草花の投稿ですのでアップも大小でいきます。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草 )   
キンポウゲ科ヒエンソウ属 1年草 中国原産 花期:4月~6月、
セリのような葉、ツバメが飛んでるような形の花からついた名。
セリバヒエンソウと言えば花色は青ですが、白花も見ましたので併せての投稿です。
花は、小花で面白い形と思いますが、繁殖力が強く、有毒草ですが薬草に利用される。

白花のセリバヒエンソウです。

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケシ科キケマン属、多年草、花期:4月~5月、
エンゴサクの仲間は花や葉に変化が多く一見して見分けるのは難しい。
似た花にヤマエンゴサクがあるが、私は、
花の下に付く葉(苞葉)に刻みが無いのをジロボウ、(エゾエンゴサクは花色が違う)
苞葉に刻みがあるのをヤマエンゴサクとしている。もちろん葉の形も違う。
スミレを太郎坊,ジロボウエンゴサクを次郎坊と呼ぶ,
花が花柄に対して鋭角についているので,引っかけて引っぱりあう、
ミレもジロボウエンゴサクも,蜜腺が長い距に包まれているが,いずれも虫にとっての
宝物をもっとも奥深い部屋に隠しておくための構造のようですね。
ムラサキケマン等は又後日に似たもの同士を集めてアップしたい。

カラスノエンドウ(烏野豌豆) 標準和名:ヤハズノエンドウ(矢筈豌豆 )
マメ科ソラマメ属 つる性越年草 花期:3月~6月、
畑や道端、空き地などでもよく見られる。誰もが見たことある小さな花です。
花の大きさ 10-15mm。

スズメノエンドウ(雀野豌豆)
マメ科ソラマメ属 つる性越年草 花期:3月~4月、
カラスノエンドウより全体的に小振りなのでスズメ。花の大きさ:3-4mm。
普通の場所に生えているものの、いざ探すとなるとなっかなか見つからない不思議な雑草。
ラスノエンドウとズメノエンドウの中間の大きさのカスマグサがありますが、
もっと見つけにくい様な気がしています。

キジムシロ(雉筵)
バラ科キジムシロ属、多年草、花期:4月~5月、
山野に普通に生えている。ヘビイチゴ、ミツバチスグリ等似た花が幾つかあるが、
拡大してみると全体的にあらい毛があるのでキジムシロとした。
正直言って咲き始めたばかりで葉の方を写していないので全てがキジムシロかどうか不明です。
花より副萼片が大きくて先端が鋸歯があるのはヤブヘビイチゴですのでこれかもしれません。 


ミツバツチグリ(三葉土栗)
バラ科キジムシロ属、多年草、花期:4月~6月、
キジムシロ属、ヘビイチゴ属、似た花が多いので判断は難しいが葉の形からミツバツチグリとしたが、
いずれにしてもこれらの黄色い似た花は、改めて全て出揃った所で整理して登場させます。

ワサビ(花ワサビ)
アブラナ科ワサビ属 多年草 花期:4月~10月、
ワサビはいうまでもなく、香辛料として利用されるているが、
自生品は根茎が細くて小さいので利用は難しい。
似たものにユリワサビがあるが、ワサビより小さく葉の鋸歯はと尖らないようです。

もう少しまとめて報告した方が良かったものがありました、
投稿するには準備が悪すぎましたね、これからは気を付けたいと思います。
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春の野草花 カタクリ、セントウソウ、カキドオシ、キュウリグサ 他。

2022-04-01 | 野草(花)
散歩途中の道端にも多くの花が咲いているのが見られるようになりました。
相変わらず小さな花はうまく撮れていませんが勘弁して下さい。

カタクリ(片栗)   別名:カタカゴ
ユリ科カタクリ属、多年草、花期:4月
花は茎先に1輪咲き、花弁のつけ根にはW字形の模様があります。
花は夜や、気温の低い日には閉じて開きません。
普通の平地の道で見られるのは貴重で嬉しいですね。
庭のキバナカタクリも花芽うぃ付けています。

▼アメリカフウロ(亜米利加風露)
フウロソウ科フウロソウ属、越年草、北米原産、花期:5月~6月、
微細な毛を密生、葉腋に花柄を出し、直径5mmほどの淡紅色の5弁花を数個つける。

セントウソウ(仙洞草)
セリ科セントウソウ属、多年草、花期:4月~5月、木陰に生える。
小葉はさまざまな形がある。葉の間から伸びた細い花茎の先に複散形花序をだし、
小散形花序は、5個~10個の白色の小さな花をつける。花弁は5個で内側に曲がる

トウダイグサ(燈台草)
トウダイグサ科トウダイグサ属 越年草 花期:4月~6月、
茎の先にやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝をだす。
各枝先に2〜3個の総苞葉に抱かれるように小さな杯状花序がつく。
受粉後は果実が杯状花序から伸びでる。  
伸びた草の先に椀状の葉があり、その中に黄色い花が咲く様が、
油火を灯した燈台に似ていることからこの名が付いた。

 
カキドオシ(垣通し)
シソ科カキドオシ属、多年草、花期:3月~5月、
淡い紫紅色をした蝶形の花をつける。花の長さは12~18mmくらいである。
中央裂片は大きく前に突き出し、濃紫色の斑紋と白い毛が目立つ。
名の由来は、夏にはかけてどんどん草が伸びて、垣根を越して隣の家まで侵入することから。


ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
ハエドクソウ(ゴマノハグサ)科サギゴケ属、多年草、花期:3月~5月、
野や田の畔の湿り気のある野原に多い。
花が白いものをシロバナサギゴケと言う。花冠は紅紫色で長さ1.5〜2cm
中央部は隆起して黄色となり 赤褐色の斑紋がある

 

トキワハゼ(常盤爆)
ハエドクソウ(ゴマノハグサ)科サギゴケ属、1年草、花期:4月~10月、
茎の先に小さな花をまばらに付ける。花冠は淡紅紫色の唇形で長さ1cm未満
ムラサキサギゴケに似るが横に這う枝を出さない、花色が薄い、やや小ぶり、
上唇弁の裂け方、生息域等がやや違う。
写真では分かり難いですが、上唇は頂点が浅く裂けて、奥に雌しべと雄しべが隠れています。 

キュウリグサ(胡瓜草)
ムラサキ科キュウリグサ属、越年草、花期:3月~5月、
和名は、葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来する。
どこの畑でも見られるが、よく見ないと気がつかない。
直径約2mmの淡青紫色の5弁花を付ける、中心部は黄色い副花冠が目立つ。
ムラサキ科の特徴で花序の先が曲がる。これを「サソリ型花序」と呼ぶ。


ツクシ(土筆)
トクサ科トクサ属、ツクシは春の季節感あふれる食材です。今暫くすると一面に生えることも、
正しくは「杉菜(すぎな)」の胞子茎(ほうしけい)というものです。「付子」とも書く。
スギナと地下茎でつながっていてツクシの後に茎が細い緑の針金状のスギナの方が多く出て来る


畑とは言えない空き地にナズナ(薺)  別名:ペンペングサ が一面に、

ホトケノザも投稿済ですが、今が一番満開で一面に広がって見られます。

次から次へと野草花も生き生きとしてきました。これからは、花を撮るには困りませんね。
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