花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

地味な野草花、キツネノマゴ、キンミズヒキ、イタドリ、他。

2023-10-03 | 野草(花)
またまた地味な野草からです、小さな花でよく咲いていますが、注目度は今一つ無いです。

キツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、1年草、花期:8月~10月、花径 7~8mm、
 野原や道端に普通に見られる、枝の先に穂状の花序を付け淡紅紫色の唇形の花を付ける。
名前の由来はよく分かっていない。
花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、
花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しい。


シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)
キツネノマゴの白花の品種、ある所にはよく見られます。

オオバコ(大葉子)
オオバコ科オオバコ属、多年草、花期:5月~9月、道端、空き地などに普通に生える。
大葉子は、幅の広い葉にちなんだ名で、中国名は、車前草(シャゼンソウ)といい、
この葉や種子(車前子)は咳止めや利尿薬として薬用に利用される。
花茎は10~20cmで先端に小花を多数穂状につけ、下から順に咲き上がり、
雌しべが熟した後雄しべが出る。(雌雄異熟の風媒花 )

キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属、多年草、花期:7月~10月、
花は、径6~11mmの黄色い5弁花で細い花穂に多数つく、果実はかぎ形の刺があり動物につく。

ヤブマメ(藪豆)
マメ科ヤブマメ属、つる性1年草、花期:8月~10月、野原、裏山で見れる。
花は15~20mmの淡紫色の蝶形の花を付ける。

イタドリ(虎杖)
タデ科タデ属、多年草、花期:7月~10月、雌雄異株、
葉は広卵形で長さ6~15cm、花の色や毛の多少など変化が多い。
花は、雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。

ベニイタドリ(紅虎杖)   別名:メイゲツソウ 

ノブキ(野蕗)
キク科ノブキ属、多年草、花期:8月~10月、
フキの葉にやや似ているが、葉の先がややとがり葉柄に狭い翼があるので見分けがつく。
頭花はまわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない。
頭花は直径約7mm。 そう果は放射状に並び、冠毛はなく、先の方に腺体がある 。

シソ(紫蘇 )の実も野生化して空き地にいっぱい。


今回も花らしい花はないですが、近くを歩いていると良く目にするものばかりでした。
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秋の野草花、ツリフネソウ、ツルボ、カラスノゴマ、他。

2023-10-01 | 野草(花)
花の顔ぶれも秋になってきました。
最初は花の形として花びららしくないものを集めていたのですが、
写真写りがよくなかったので、変更したら中途半端なものになってしまいました。

ツリフネソウ(釣船草 )
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は、葉の上部に斜めに立ち、紅紫色の花を付ける。
距はいちじるしく後ろに突き出て渦巻状になる。
この花が咲き始めると秋が来た感がします、初めてこの花を登山道で見て感動したが、
近所にいっぱい咲いているのにこれまた珍しくないんだとビックリしました。
キツリフネは6月末頃咲いていますが、道路より離れているのでボケ気味ですが、
 2021/05/24投稿済参照。 

ツルボ(蔓穂)   別名:サンダイガサ(産内4傘)
キジカクシ(ユリ)科ツルボ属、多年草、花期:8月~9月、
ツルボの名前には、球根の外側の皮をはがすとつるつるとした坊主頭に似ており
「つるぼうず=ツルボ」になったという面白い説があります。
秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、
淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。

カラスノゴマ(烏の胡麻)
アオイ科カラスノゴマ属、1年草、花期:8月~9月、
茎はまっすぐ伸びて、草丈は30cm~80cm。 葉は互生、長さ2~7cm、幅1.5~3.5cm。
花は葉腋に1個ずつつき、黄色で直径1.5~1.8㎝。
花弁は5個、萼弁は線状披針形で反り返り、雄しべは多数ありその間に雄しべより長い
仮雄しべが5個あります。 キツネノマゴと混同してますね。
秋にできる黒い種子はゴマのようだが、特に役に立たない=カラスが食べるゴマとして命名。

ノササゲ(野大角豆)
マメ科ノササゲ属、つる性多年草、花期:8月~9月、
花は総状に、淡黄色蝶形の花で長さ1.5~2cm、萼は筒形、豆果は倒披針形2~5cm。

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属、1年草、北米原産、花期:7月~9月、
花は帯青紫色でヌスビトハギよりやや大きく長さ7~8mm、節果は3~5節が多い。
実は特徴的で、ひっつき虫とも呼ばれていて、草叢でズボンに付くと取るのが大変です。
ヌスビトハギは、節果はふつう2個の小節果からなり 見分けやすい。

ユウガギク(柚香菊 )
キク科シオン(ヨメナ)属、多年草、花期:7月~10月、
和名は柚子の香りがするとつけられているが、ほとんど匂わない。
葉は薄く、長さ3~8㎝の披針形~卵状長楕円形、縁はしばしば羽状に中裂し、葉形は変化が多い。
花は直径約2.5㎝、淡紫色~白色。青味の強さ、花弁の幅や数も変化が多い。
カントウヨメナ等とよく似ていますが、茎上部で 細長い枝を四方に広げる。


野草花ではありませんが、畑で栽培されているものです。
パッションフルーツ     和名:クダモノトケイソウ(果物時計草)
トケイソウ科トケイソウ属 常緑多年草 ブラジル原産 花期:5月~7月  
さわやかで甘い香りと心地よい酸味が特徴の果実を付ける、八王子では良く見掛ける。
時計の文字盤を思わせる独特の花が咲きます。
果実は黒色の種を含む半透明のゼリー状の黄色い果肉で満たされ、種もプチプチと食べられます。

ノブキやヤマウド、ノダケなどは次回回しと致します。
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