田んぼへナイロンゴミ収集や草刈に出かけました。
いつも駐車しているところに山サクラの木があり、ひらひら舞い降りている様を始めて楽しんだ数分でした。道路が白くなってきました。
ゆっくりした山里での数分ですが、なかなか豪華な一人時間でした。
また、草を刈っていると、トンビが畦に飛んできて観察されているようでした。案外長く畦にいるので、声をかけてやりました。
するとおおきな翼を広げて飛んで行ってしまいました。
近くに止まっているのを見るのは初めてでした。いつも上から眺められているようなのに、今朝は近くにきてどんな白髪ばあさんか観察されているようでした。
誰一人いない山里で、静かな時間でいい時間でした。
午後2時からやっと冬タイヤからノーマルへ代えてもらう間、しばしイギリス詩を読みます。
今日は、アレクサダー ポウプの詩です。
Happy the man, whose wish and care
A few paternal acres bound,
Content to breathe his native air
In his own ground
略
Blest, who can unconcern 's dly find
Hours, days,and years,slide soft away
In health of body peace of mind,
Quiet by day,
Sound sleep by night; study and ease
わずか数エイカーとは言え、父祖伝来の
土地に住み、収穫を夢見て耕し、生まれた郷土の大気を
こころ行くばかり吸う
こういう人こそ幸福な人なのだ。
健康な肉体と静謐な心を持ち、
時間が日が、歳月が静かに過ぎゆくのを
悠々閑々として見守り、一日をおくる
こういう人こそ祝福された人なのだ。
夜には熟睡し、読書と休息とを
こころに沁みた久し振りの英詩でした。
イギリス名詩選からでした。
岩波文庫 32-273-1