栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

復興のきざし

2011-03-29 22:08:36 | Weblog
朝、灯油とガソリンを入れにスタンドに行ってみた。

あらまぁ~

何事もなかったように

普通に営業していて、まったくすんなりと入れることが出来た。

数日前のあの行列はなんだったんだ?

聞くところによると

1リットル200円で販売していたスタンドもあったそうだ。

ひどいなぁ。

ラジオを聞いていたら

「うばい合えば足りなくなり、わけ合えばあまる。」

そんな諺があるそうで

とても耳に残った。

窯の補修に使おうと

建築用の断熱ウールを売っている店を探してみたが

見つからない。

あるホームセンターに行ったら

「あそこの天井からぶら下がっているやつですか?」

「え?」

見上げると、この間の地震で壊れた天井から

断熱ウールがぶらさがっている。

「そうそう、あれです。」

「残念ながら、最近は置いてないんです。あれを売るわけにもいかないし。・・・」

またある建材店に行ったら

「ないです。」

「扱ってないってことですか?」

「いや、この震災で入荷しないんですよ。」

「そうなんですか・・・。」

お店も地震の被害で

やっと営業しているような状況で

改めて地震の大きさを感じた次第。

聞くところによると

3月の初旬にオープンしたばかりの

真岡のケーズデンキ

地震の被害甚大で

店の前で細々と販売していたとか

この春ケーズデンキに入社が決まった子の

父親が語っていた。

本来なら研修があったはずなのだが

もう直ちに手伝いに来てくれと言われたそうで

緊急事態ということみたい。

買い物に行った妻が

「商品が有るような、無いような・・・薄暗い店内で活気が無いわ~。」

それでも

少しずつ復興しているようだ。