この間年を越しちゃったか~と思ってたら、アッと言う間に2月になっちゃいました(^_^;
昨日までの雨模様もスッカリ変わり、安定した冬の晴れ模様に戻りましたね。
"20世紀少年第二章"昨日から封切りになり、さっそく初日で観てきました。第一章に関しては三部作のスタートですし、お手並み拝見的に、なるべく大きな優しい気持ちで(笑)感想を述べましたけれども、正直言って今回はそんな気分にはなれませんでしたねぇ。変に大作っぽい雰囲気ばかりが鼻につき、そのクセ中身がスカスカという最悪のパターンという感じです(^_^;
本作は遠藤カンナが主人公格なワケですが、演ずる平愛梨が力みすぎてガチガチで、硬軟併せ持つ性格の内の硬い部分ばかりが強調されて、柔らかで大きなカリスマ性が無く、こんな女の子に関わりたくないなぁって感じのカンナになってました(^_^; まぁ平愛梨さん、芸能人として崖っぷちだったようで、一所懸命に役に打ち込んだみたいですが、それが返って悪い方向に出てしまった感じでしょうか。
ユースケのサダキヨも上っ面な扮装ばかりに拘り、演技が伴っていない。軽くて深みが無いんですよね。この役はもっと実年齢に近いベテラン俳優に任せたほうが良かったんじゃないかなと思います。高須を演じた小池栄子もイマイチ。高須が原作の終盤に大きな役回りをしていく、大きな陰を持つ人物なのに、全く役作りができていませんでした。まぁ第三章に出さない前提であれば、ちょい役としてアリだとは思いますけれども。
唯一の救いは小泉響子役の木南晴夏ですかね。これは衆目の一致するところでしょうね(^_^) 本当に原作のイメージのままで、丸で漫画からそのまま実体化したみたいで、演技も自然に演じていましたね。造作もリアクションも見事でした。ほぼ言う事無しという感じです。
ストーリーについては原作5巻後半から15巻までのほぼ10巻分。これほどのボリュームを2時間程度に納めるのは当然厳しい作業だったと予想できます。端折りや簡略化はやむを得ないのですが、まぁまぁキレイに上手くまとめてはいたかなと。でも原作自体は冗長気味だったんで、圧縮は容易な方だとは思いますが(^_^;
でもそのまとめ方が返って平坦で単調な流れを産み、名場面のダイジェストのようになってしまってました。盛り上がるシーンもなぜかそんな風に伝わって来ず、退屈に見えて(^_^; 第一章より上映時間は短いのですが、逆に長く感じて、途中途中でウトウトと眠くなってしまう始末(´Д`;)
原作者が肝いりで脚本制作に参入したのも、いい結果をもたらしたとは到底思えず、監督の演出方針もイマイチ感がぬぐえずで、良いところが見えませんでした。展開される映像が軽く嘘くさく見えて、リアルに迫ってくるモノがない。心揺さぶられることも笑えることもなく、観客席は終始静まりかえってました。ココで泣け、ココで笑えと言わんばかりの説明調劇伴もシラケルばかりで…。
第三章も引き続き封切りで観るモチベーションがあるかと問われれば…、かなり微妙です(^_^; もうDVD待ちで良いかなと思い始めてますね。
この正月にWOWOWで"新幹線大爆破"を放送していて、久しぶりに観たのですが、物凄く心揺さぶられ感動して観た次第。
"20世紀少年"と比較するのは無理があるのかもしれませんけど、ちゃんと映画になっている!演じる俳優も骨太!と感じざるを得ませんでした。中学生の時にリアルタイムで観たんですが、当時は特撮シーンばかりに注目していたため、ガッカリ感が強かったのですよ(^_^; トシのためか、今観てみるとしっかりとした人間ドラマが描かれていて、これぞ映画と言った感じでした。演出も演技も濃厚で重厚なんですよね。
この10~20年の邦画全般に言えることですが、何故にこんなに軽くフワフワな作品ばかりになってしまったんだろうと嘆かざるを得ないです…。メディアと広告代理店の巧妙なの営業宣伝戦略で、興収自体は成功している事が多くなっているんでしょうが、肝心の中身はスカスカなモノばかりで、長期的に見るとこのままじゃ本当にヤバイなぁと。そんな中でもマレに良いモノも出てきたりはするんですけどねぇ…。
なんだかちょっとネガティブな気持ちになってしまいました(^_^;
昨日までの雨模様もスッカリ変わり、安定した冬の晴れ模様に戻りましたね。
"20世紀少年第二章"昨日から封切りになり、さっそく初日で観てきました。第一章に関しては三部作のスタートですし、お手並み拝見的に、なるべく大きな優しい気持ちで(笑)感想を述べましたけれども、正直言って今回はそんな気分にはなれませんでしたねぇ。変に大作っぽい雰囲気ばかりが鼻につき、そのクセ中身がスカスカという最悪のパターンという感じです(^_^;
本作は遠藤カンナが主人公格なワケですが、演ずる平愛梨が力みすぎてガチガチで、硬軟併せ持つ性格の内の硬い部分ばかりが強調されて、柔らかで大きなカリスマ性が無く、こんな女の子に関わりたくないなぁって感じのカンナになってました(^_^; まぁ平愛梨さん、芸能人として崖っぷちだったようで、一所懸命に役に打ち込んだみたいですが、それが返って悪い方向に出てしまった感じでしょうか。
ユースケのサダキヨも上っ面な扮装ばかりに拘り、演技が伴っていない。軽くて深みが無いんですよね。この役はもっと実年齢に近いベテラン俳優に任せたほうが良かったんじゃないかなと思います。高須を演じた小池栄子もイマイチ。高須が原作の終盤に大きな役回りをしていく、大きな陰を持つ人物なのに、全く役作りができていませんでした。まぁ第三章に出さない前提であれば、ちょい役としてアリだとは思いますけれども。
唯一の救いは小泉響子役の木南晴夏ですかね。これは衆目の一致するところでしょうね(^_^) 本当に原作のイメージのままで、丸で漫画からそのまま実体化したみたいで、演技も自然に演じていましたね。造作もリアクションも見事でした。ほぼ言う事無しという感じです。
ストーリーについては原作5巻後半から15巻までのほぼ10巻分。これほどのボリュームを2時間程度に納めるのは当然厳しい作業だったと予想できます。端折りや簡略化はやむを得ないのですが、まぁまぁキレイに上手くまとめてはいたかなと。でも原作自体は冗長気味だったんで、圧縮は容易な方だとは思いますが(^_^;
でもそのまとめ方が返って平坦で単調な流れを産み、名場面のダイジェストのようになってしまってました。盛り上がるシーンもなぜかそんな風に伝わって来ず、退屈に見えて(^_^; 第一章より上映時間は短いのですが、逆に長く感じて、途中途中でウトウトと眠くなってしまう始末(´Д`;)
原作者が肝いりで脚本制作に参入したのも、いい結果をもたらしたとは到底思えず、監督の演出方針もイマイチ感がぬぐえずで、良いところが見えませんでした。展開される映像が軽く嘘くさく見えて、リアルに迫ってくるモノがない。心揺さぶられることも笑えることもなく、観客席は終始静まりかえってました。ココで泣け、ココで笑えと言わんばかりの説明調劇伴もシラケルばかりで…。
第三章も引き続き封切りで観るモチベーションがあるかと問われれば…、かなり微妙です(^_^; もうDVD待ちで良いかなと思い始めてますね。
この正月にWOWOWで"新幹線大爆破"を放送していて、久しぶりに観たのですが、物凄く心揺さぶられ感動して観た次第。
"20世紀少年"と比較するのは無理があるのかもしれませんけど、ちゃんと映画になっている!演じる俳優も骨太!と感じざるを得ませんでした。中学生の時にリアルタイムで観たんですが、当時は特撮シーンばかりに注目していたため、ガッカリ感が強かったのですよ(^_^; トシのためか、今観てみるとしっかりとした人間ドラマが描かれていて、これぞ映画と言った感じでした。演出も演技も濃厚で重厚なんですよね。
この10~20年の邦画全般に言えることですが、何故にこんなに軽くフワフワな作品ばかりになってしまったんだろうと嘆かざるを得ないです…。メディアと広告代理店の巧妙なの営業宣伝戦略で、興収自体は成功している事が多くなっているんでしょうが、肝心の中身はスカスカなモノばかりで、長期的に見るとこのままじゃ本当にヤバイなぁと。そんな中でもマレに良いモノも出てきたりはするんですけどねぇ…。
なんだかちょっとネガティブな気持ちになってしまいました(^_^;