「事故(笑)」
「...事故というか、本当に人生の中で想定外の出来事で...」
冗談交じりにおどけた表情でPerfumeのブレイクについて語るMIKIKO先生(^_^)
昨夜放送の「ESPRIT JAPON」でMIKIKO先生を取り上げていましたが、短い時間枠ながら、非常に内容が濃くて含蓄のある良い番組でした。
この人の話し方、自らの言葉に頷くように、一言一言を丁寧に区切り、噛みしめるように伝わりやすい...本当に良い先生なんだなと感じますね(^_^)
「5年生から教えていて、3人が自分達でPerfumeってグループを作って、その担当の先生になって、そっからずっとなんですね。」
広島ローカルアイドルとしてのデビュー曲「omajinai★ペロリ」の振り付け指導する先生の姿(右奥)。
「彼女たちが東京に出てきた時も売れてなかったし、ほんとに誰も売れると思ってなかったくらい...5人くらいのお客さんの前で...踊ってみたり という日々を繰り返していたから...愛情だけで売れなくても、ずっと振り付けていく、いきたいグループ。だったからニューヨークに行っても、止めずにビデオレターで送っていたしという...」
シングル「チョコレイト・ディスコ」・「Twinkle Snow Powdery Snow」の頃になりますが、まさにPerfumeはシングル3枚とアルバム1枚を出した後での崖っぷち状態。その上、MIKIKO先生も不在という絶体絶命だったワケなんです(´д`)
のっちもインタビューで当時を振り返り「誰もが『終わりだな、解散か、これで終わっちゃうのかあ』って思った時」(ROCKIN'ON JAPAN 2013年11月号)だったので、先生がこんな風に思うのも謙遜でも大袈裟なことでもなかったんですね。
しかし、ここで驚いてしまうのは、Perfume自身のアグレッシブさと、自己プロデュース能力です!先生からの振り付けビデオがあるとは言っても、それを消化して物にするのは並大抵の力量ではない。MVを自らディレクションする姿にただならぬオーラを感じます。
「ニューヨークにいるときは日本の情報を見ないようにしていたからPerfumeが売れてることを知らなくて、帰ってきてみたら『え?ポスターに3人がいるんだけど!?』みたいな...本当に浦島太郎状態で」
先生もビックリΣ(゜Д゜)だったワケで(笑)
一番弟子とも言うべき、Perfumeの3人がたくましく成長していた姿を見る...これ以上、師匠にとって嬉しいことはないと思うし、Perfumeもその後の快進撃で恩返しを続けている...。
大いなる運命を感じないワケにはいかない両者の出会いと関係です。
もう一つMIKIKO先生の話で興味深かったのは、独自のダンスを開眼していくプロセス。これがまた先日テレビで知った「いき」の思想とマッチするもので(^_^)
「ニューヨークで日本の文化を発表しますっていう舞台を観に行ったんです。で、そんな事をやるんだろうと興味を持って観に行ったんですけど。やっぱり着物きて太鼓叩いて和の表現だったんですけど、それは確かに間違ってるとか正解はあるとは思ってないけど、自分がやりたいのはそれじゃないなと思って。なので敢えて日本っぽくするというよりも、そこを意識しないようにするというか」
それって、九鬼周造言うところの「派手」「野暮」「下品」にあたる要素だと思うし、海外に自国の文化を発信する時やってしまいがちな事なんですよね。
「日本人の体型に似合うものプラス、緻密さというか細やかさみたいなのが日本独特の良さでもあるなと思うので、それが知らず知らずの内にフリに反映されるようになったと思っています」
MIKIKO先生が主宰されている ELEVEN PLAY 、Perfume 、そして BABYMETAL ...。
外見的なことよりも、内面で表現する...歌舞伎ではなく、能に共通する世界観。そこから滲み出る微かな色気や可愛らしさ...Perfumeを初めて知った瞬間に、感覚的にそんなところが良いと思いましたし、今現在、海外で受け入れられているのもそんな思想に裏付けられているからだと思うんです。
九鬼同様に海外留学した結果、現地の文化にドップリつかっているうちに、逆に自国の文化に目覚めた...MIKIKO先生もダンスや付随する舞台演出で覚醒されたのでしょうね。
これからも先生の活躍を本当に楽しみにしております\(^o^)/
「...事故というか、本当に人生の中で想定外の出来事で...」
冗談交じりにおどけた表情でPerfumeのブレイクについて語るMIKIKO先生(^_^)
昨夜放送の「ESPRIT JAPON」でMIKIKO先生を取り上げていましたが、短い時間枠ながら、非常に内容が濃くて含蓄のある良い番組でした。
この人の話し方、自らの言葉に頷くように、一言一言を丁寧に区切り、噛みしめるように伝わりやすい...本当に良い先生なんだなと感じますね(^_^)
「5年生から教えていて、3人が自分達でPerfumeってグループを作って、その担当の先生になって、そっからずっとなんですね。」
広島ローカルアイドルとしてのデビュー曲「omajinai★ペロリ」の振り付け指導する先生の姿(右奥)。
「彼女たちが東京に出てきた時も売れてなかったし、ほんとに誰も売れると思ってなかったくらい...5人くらいのお客さんの前で...踊ってみたり という日々を繰り返していたから...愛情だけで売れなくても、ずっと振り付けていく、いきたいグループ。だったからニューヨークに行っても、止めずにビデオレターで送っていたしという...」
シングル「チョコレイト・ディスコ」・「Twinkle Snow Powdery Snow」の頃になりますが、まさにPerfumeはシングル3枚とアルバム1枚を出した後での崖っぷち状態。その上、MIKIKO先生も不在という絶体絶命だったワケなんです(´д`)
のっちもインタビューで当時を振り返り「誰もが『終わりだな、解散か、これで終わっちゃうのかあ』って思った時」(ROCKIN'ON JAPAN 2013年11月号)だったので、先生がこんな風に思うのも謙遜でも大袈裟なことでもなかったんですね。
しかし、ここで驚いてしまうのは、Perfume自身のアグレッシブさと、自己プロデュース能力です!先生からの振り付けビデオがあるとは言っても、それを消化して物にするのは並大抵の力量ではない。MVを自らディレクションする姿にただならぬオーラを感じます。
「ニューヨークにいるときは日本の情報を見ないようにしていたからPerfumeが売れてることを知らなくて、帰ってきてみたら『え?ポスターに3人がいるんだけど!?』みたいな...本当に浦島太郎状態で」
先生もビックリΣ(゜Д゜)だったワケで(笑)
一番弟子とも言うべき、Perfumeの3人がたくましく成長していた姿を見る...これ以上、師匠にとって嬉しいことはないと思うし、Perfumeもその後の快進撃で恩返しを続けている...。
大いなる運命を感じないワケにはいかない両者の出会いと関係です。
もう一つMIKIKO先生の話で興味深かったのは、独自のダンスを開眼していくプロセス。これがまた先日テレビで知った「いき」の思想とマッチするもので(^_^)
「ニューヨークで日本の文化を発表しますっていう舞台を観に行ったんです。で、そんな事をやるんだろうと興味を持って観に行ったんですけど。やっぱり着物きて太鼓叩いて和の表現だったんですけど、それは確かに間違ってるとか正解はあるとは思ってないけど、自分がやりたいのはそれじゃないなと思って。なので敢えて日本っぽくするというよりも、そこを意識しないようにするというか」
それって、九鬼周造言うところの「派手」「野暮」「下品」にあたる要素だと思うし、海外に自国の文化を発信する時やってしまいがちな事なんですよね。
「日本人の体型に似合うものプラス、緻密さというか細やかさみたいなのが日本独特の良さでもあるなと思うので、それが知らず知らずの内にフリに反映されるようになったと思っています」
MIKIKO先生が主宰されている ELEVEN PLAY 、Perfume 、そして BABYMETAL ...。
外見的なことよりも、内面で表現する...歌舞伎ではなく、能に共通する世界観。そこから滲み出る微かな色気や可愛らしさ...Perfumeを初めて知った瞬間に、感覚的にそんなところが良いと思いましたし、今現在、海外で受け入れられているのもそんな思想に裏付けられているからだと思うんです。
九鬼同様に海外留学した結果、現地の文化にドップリつかっているうちに、逆に自国の文化に目覚めた...MIKIKO先生もダンスや付随する舞台演出で覚醒されたのでしょうね。
これからも先生の活躍を本当に楽しみにしております\(^o^)/