どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

小津安二郎を味わう秋(^_^)

2015年08月31日 19時50分00秒 | 
酷暑の8月も終わり、いよいよ秋9月...。

楽しみもいろいろですが、まずはこの一冊を。

紀子 小津安二郎の戦後 (文藝春秋企画出版)」、和やかな表情で一服する小津サンのお顔が印象的でございます。

帯の紹介文
『「いやァ、もう戦争はこりごりじゃ」
「ウーム、全くなァ...」
 映画監督で皇軍兵士だった小津安二郎の戦後とは...日本映画きっての名作「晩春」「麦秋」「東京物語」をとおして小津安二郎の戦後を見つめる』

同帯背面
『「紀子三部作」とは、映画監督であり兵士であった男が、勝つはずだった正義の戦争に負けて、手のひらを返すように変節してしまった国家と国民を前にしたときに産み落とした映画である。言い換えれば、命を懸けてつくした国家と国民に裏切られた男の映画である。
 小津は、主人公の周吉の「周」の文字を自らの分身のように長く使ったが、紀子の「紀」は、例外はあるが、戦後の一時期、一九四九年から一九五三年にかけて重点的に使った。
 名付け親が名前に思いを託すように、小津安二郎は紀子という名前にある思いを託したのであろう。その思いとは何であり、「紀子三部作」とはいかなる意味を持った作品群だったのであろうか。』

「晩春」「麦秋」「東京物語」は私も大好きな作品群で、何度見ても新たな発見があり、見飽きることがないシャシンです(*´д`*)

12月にはいよいよ「晩春 デジタル修復版 [Blu-ray]」も出ますしね、じっくり再見、味わいたいと思います。



新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray BOX、購入

2015年08月30日 18時20分00秒 | アニメ
どうしようかなぁ...と結構迷ったんですけどね、結局買ってしまった(^_^;

それでは開封の儀といたしましょうか(笑)

Blu-rayを強調するかのような青い樹脂製のケース。Amazonのカスタマーレビューでも話題になってましたが、これは確かに傷つきやすそうだし、ちょっと触っただけで指紋やら汚れが簡単について目立ってしまいますよねぇ...。

私のは申し込みが遅めだったため、初期出荷で指摘された梱包方法を変えたのか、プチプチや薄い発泡材に包まれていたので、幸い目立った傷やヨゴレはありませんでした。

外装ケースから中身を出すと、10枚組ディスクを一つに綴じたケース(左)と、特典のブックレットなどが収納された箱(右)が。


まずはディスクケース。

書籍のページ組のように10枚が綴じてある形です。

これがレビューでも不評なように、ちょっと安っぽい造り(^_^;

ペラペラのセルロイド(?)の薄いシート状の表紙で、それを捲ると10枚のディスクが1枚ずつ独立して綴じられているのが見て取れます。

まぁそれは良いのですが、その閉じ方もまたチープ!

写真じゃ判りにくいと思いますが、透明の幅広テープで貼り付けてあるだけという(^_^;

これでは出し入れしているうちに剥がれてバラけてしまう感じです><;

なので素直に安いディスク収納ケースに移しましたよ。

いつも思うんですけど、奇をてらうデザインなんて必要ないんだけどね...肝心なのは中身ですし、取り出しにくい仕様は本末転倒。これで充分!

そして、特典のブックレットなどが収納された箱の中身。

分厚いブックレットは、主に90年代当時のいろいろをまとめた物って感じです。

懐かしのレーザーディスクのジャケット!

このデザイン秀逸で今でも一番好きなんですよねぇ...これをミニサイズにして紙ジャケにしてくれたほうが何倍も嬉しいよなぁ...(´д`)

それと同じくレーザーディスクに織り込まれていた「EVA友の会」。元のやつはもちろん所有してますので、このままキレイにとっておこう(^_^)

ことある毎に引っ張り出して見ていたDVDもお役御免でございます。

改めて見ると値段が1巻あたり21500円(*゜ロ゜)

3巻併せると64500円かぁ...そう思えば今回のBlu-rayは実質半値以下...レーザーディスク時代はもっと凄かったワケで、随分安くはなったんですよね(^_^;

まだ第1話しか見てませんけど、画質は素晴らしいです!セルやブックの重ねた時に生じる僅かな影も見て取れる(*^^*)

この影、別のタイトル(ヤマトだったか、ガンダムだったか)ですけど、プレビューで文句言ってる人がいてビックリ。デジタル化された現代のアニメしか触れてない若い人なのかもしれないんですけど、こういうアナログ的な要素が否定的に見られてしまう時代になっちゃったんですねぇ(^_^;



8月29日(土)のつぶやき

2015年08月30日 05時55分50秒 | 日記

@furaivou おめでとうございます(*^o^*)いやぁ…やっぱ流石です。サミットどんなんだかお話し聞くの楽しみにしてます!ちなみに自分は「Perfu」でした…まだまだ修行が足りません(^_^;



Hey Siri,give us a Hint.

2015年08月29日 17時40分00秒 | Apple
ん?

ヒントを?

なんだろ、この自虐的なメッセージは(^_^;

まぁ噂通りの iPhone 6s で間違いなさそうですね。一回りデカいプラスは出ないのかな?

新色のローズゴールドが注目されてますね、あとは背面の iSight カメラの画素数がいよいよ1200万画素にパワーアップされると。

9月9日(日本時間10日)の発表会が楽しみです(^_^)

価格にもよるけど、128GBの容量ほしいし、購入の方向かなぁと。



8月28日(金)のつぶやき

2015年08月29日 05時55分39秒 | 日記

ブログ更新>Perfume、P.T.A.サミット結果発表~(^_^) #prfm #Perfume_um goo.gl/P5wU1J


次にファン同士で会う機会あったら、「ぱふゅのどっと屋Mです~w」ということになるのか(*^^*) #prfm #Perfume_um



Perfume、P.T.A.サミット結果発表~(^_^)

2015年08月28日 19時30分00秒 | 音楽
え?受かったのかって?

当たり前じゃないですか!

見事に...落ちましたよ\(^o^)/

まぁ受験直後の感想にも書いた通りなんですけどね、確信もって答えられたのが2~3割、迷ったのがやっぱり2~3割、全然判らなかったのが4~5割って正誤の予想は適確だった感じ。

公式サイトには「Perfumeバロメーター」なる基準レベルが掲載されております。

そして私がいただいたバロメーターは「Perfu(ぱふゅ)」でございました(^_^;

まだまだ修行が足りん!ってことですな><;

そして猛者は予想以上に多かったとみえて、O-WESTでの公演は2回に追加されたと(*゜ロ゜)

一回につき500人、計1000人の選ばれし者が...物凄い濃ゆい濃ゆい会場になるんでしょうねぇ...。

この公演は参加者だけの秘密になるんじゃろうか...運営様、スタッフ様、どうかどうかお願いです!せめてP.T.A.会員の我らに、Ustream中継のお恵みを...それが無理なら、次回のてP.T.A.DVDに収録でお裾分けでもいただければ幸いですm(_ _)m

後、残された楽しみは、映画の先行上映会ですねぇ...。当たってほしいなぁ(´д`)



日本のいちばん長い日、鑑賞(3)

2015年08月27日 21時41分30秒 | 映画
昨日観に行った原田眞人・松竹版、二度目の鑑賞についての感想です。

印象に残ったのは、登場人物の東條英機・下村宏・佐々木武雄、そして小道具としての「水」。

中嶋しゅうという俳優が、物凄い怪演ぶりを発揮!

なにしろ作品の冒頭からドアップで出てきますしね(^_^;

鈴木内閣発足に不服を述べたり、陸軍省に乗り込み青年将校に戦争継続を焚きつけてみたりした挙げ句、天皇に謁見しサザエの殻が陸軍だと変な例えをし、生物学専門の天皇にツッコミを入れられ凹んでしまうという(^_^ゞ

中嶋さん本人もこの役を抜擢されたことに驚いたそうですが、「好きに大きく動いてください」と言われ、「これは勝負だな!」と受け止め、それが画面にビリビリとしたスゴイ迫力を生み出していました。最近は舞台が多く、映画は久しぶりだそうですが、彼の演技は非常に印象に残りました。適役だと思います。

東條とは逆に和やかな空気を醸し出していたのが、情報局総裁の下村宏。演ずるのは久保酎吉。

明治・大正・昭和と今で言うメディア畑の人で、玉音放送を着想し、実現させたプロデューサーとも言える人物。

でも本作ではあまりそういう部分は強調されず、内閣の中で世間話をしたり、やたらと「遺言状は書きましたか?」と色んな人に問うてまわるという面白いオジサンとして描かれています(^_^)

宮城事件・反乱の兵に監禁された折、その兵士に向かって遺言状の話しをする始末には笑ってしまいました(^_^;

悪い意味で印象に残るのは佐々木大尉演ずる松山ケンイチ。

クーデターに呼応する形で横浜からトラックで乗り付け、首相官邸などを銃撃し、焼き討ちまでしてしまうのですが、松山さん、この役の意味するところが判ってないんじゃないかと思いました。友情出演らしいけど、なんでこの人なの?って感じ。

漫画っぽく悪目立ちし、作品の流れをぶち壊しにしていた感がありましたね。

佐々木役は、東宝版の天本英世さん(我々世代としては仮面ライダーの死神博士役が有名ですね)の方が狂気を含んでいて遙かに素晴らしいと思います。

さて、最後に小道具としての「水」。

これは全編通して、コップの水を呷るシーンが多く、とても印象的でした。

特に鈴木貫太郎は、どこでも、どんなシーンでも飲みまくり、阿南さんにも勧めるほどです(^_^ゞ

鈴木を演じる山崎努さんの水飲むシーンがまたとても美味そうなんですよね(^_^)

これは、観客に対しての熱中症対策への啓蒙なんですかね。確かに高齢者が多いワケだしね(^_^;

この作品は基本的に群像劇ですので、複数見るとその度に印象が変わって良いと感じました。

一回目はどうしても、昭和天皇・阿南・鈴木あたりの主役級に目が行ってしまうんですが、その他の配役が良い味を出していて、それを味わうには複数回みないとねという感じです。井田中佐ら、青年将校もなかなか良い雰囲気なんですよねぇ...。

良い映画って、空気感を醸し出していて、その中に長く浸っていたいなぁと思わされるんですが、本作にもそういった雰囲気が漂っています。

時代的にはトンデモナイ状態なんですけどね(^_^;

戦争映画って、いろいろ考えさせられますわ。

でもね、思ったのはドンパチやるだけが戦争映画じゃないんですよね。むしろ邦画はこういった人間ドラマにこそ名作が生じやすいと思いますし。

Blu-ray出るのが楽しみです。

東宝版のもデジタルリマスターで出してほしいんですけどね~(^_^)