どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

PERFECT DAYS、深く味わう

2024年08月25日 17時38分00秒 | DVD・Blu-ray
本編Blu-rayと、メイキング本「ヴィム・ヴェンダース パーフェクト・デイズ ダイアリーズ 逆光」を併せて購入。

ホントしては高額なものだったが、その価値は充分と感じた。

監督とプロデューサーの交流と往復書簡を惜しむことなく盛り込まれ、作品がどういう経緯で着想され出来上がっていったか...まるで一緒に体感しているような気分になった。

監督・ヴィム・ヴェンダーズさんは本当に小津さんを敬愛してやまない人なんだなと改めて...。

本のタイトル「逆光」の意味...巻末に語られているが、ちょっとウルッときてしまった(´;ω;`)

個人的にも良い作品に出会えたなぁとシミジミ...。

今回Blu-ray鑑賞で気づいた反復とズレ。

主人公・平山が毎朝仕事に出かける様子が繰り返し写していくのだが、ほんの僅か...日の出が遅くなっていくのだ。

繰り返される日常、同じようで少しずつ変化していく日々...さりげない「反復とズレ」。

このキメ細かい描写に唸ってしまった次第...(*^o^*)



君たちはどう生きるか、早いもので...。

2024年07月15日 19時15分00秒 | DVD・Blu-ray
公開からちょうど一年経ったのか。

円盤も購入、先日BSで放送されたドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 宮崎駿と青サギと...『君たちはどう生きるか』への道」と併せて鑑賞した。

同作の期間中、高畑勲さんや大塚康生さん、そして同世代の関連者や若いスタッフなど...あまりに多くの人々との別れがあったのだなぁと。

何故あのような暗澹とした作風になったのか、ちょっと判ったような気がした。

特に高畑さんの影は色濃く、どうにかして成仏させなければという想いが強い。

サギの着ぐるみを纏った鈴木敏夫さんに手を引かれて、どうにかゴールに辿り着けた...というところか。

それとは別にドキュメンタリーで意外な姿も。

アニメーター・マロこと米林宏昌さんの担当カットのリテイクで、作監・本田雄さんと意見対立していたところだ。

リテイクを主張していたのは宮﨑さんではなく、本田さんだというところ。

そんな姿を初めて見たような気がした。

米林さんを気遣っているようにも感じたが、そんな振る舞いをするようになったのかと。

一方で宮﨑さんは生きている限り、鉛筆を動かし続ける人なんだなとも改めて。

現在は短編作を作っていると聞くが、はたしてどうなるのか。



シン・ウルトラマン、購入

2023年04月13日 20時20分00秒 | DVD・Blu-ray
Blu-ray特別版3枚組をチョイス(^_^)

「シン・仮面ライダー」が話題(?)を集める中、ちょっと地味な存在っぽく登場(^_^;

円盤まで買って見てみたかったのは

この映像特典のため!

監督・樋口真嗣さん

なぜかショッパイ表情で登場(笑)

個人的な白眉はエキストラ300人動員の巨大・長澤まさみさんのシーンですな(*^o^*)

懐かしいねぇ...私も張り切って大暴れした!

ほとんどカットされてたけどね...(´д`)

でもまぁ...良い思い出な一作になったなと。



戦国自衛隊、4Kデジタルリマスター!

2022年08月23日 20時35分00秒 | DVD・Blu-ray
いきなりで正直ビックリなんですけど(^_^;

セット内容も「4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray+特典Blu-ray+CD 計4枚組」と天こ盛り\(^o^)/

特典映像は17年前に発売・購入した「DTSコレクターズ・エディション [DVD]」とほぼ被ってるんですが、良いな〜欲しいな〜と思ったのが、「完全資料集成(A4/ソフトカバー/190ページ以上)」という本!

新たに発掘されたスチール他、関係者のインタビューで構成されたブックレット...う〜む...これ普通に書籍として出してくれれば良いのに〜!!

10月28日発売か〜悩みそ〜(´д`)

それとは別として...記念イベント上映して欲しいっすね!

もちろんKADOKAWAさんお膝元のサクラタウン・ジャパンパビリオン ホールで(*^o^*)




アニメ版ジャイアントロボを堪能(^_^)

2020年07月19日 20時02分00秒 | DVD・Blu-ray
「ジャイアントロボ THE ANIMATION ~ 地球が静止する日 ~」 7エピソードをまとめた「アルティメットBlu-ray BOX」です。

期間限定生産とありますが、まだ買えるようです(倍以上の値がついてビックリですが(^_^;)。

1992年から1998年まで、足かけ6年に渉ったOVAの大作でしたが、最終話はなかなか出なかったので未完で終わってしまうのかヤキモキした記憶も...。

庵野秀明さんもキーアニメーターとして、また友人も作画で参加していて、個人的にも思い入れが深いんです。

シリーズ中盤の時期からエヴァンゲリオンとも被っているので、スタッフの奪い合いが起きたのか、終盤にかけてリリースの間隔がドンドン長くなっていった感じでしたね。

作画はもう言うまでもなく素晴らしく、今見ても遜色ないどころか、デジタルエフェクトやCGに頼らない、手描きならではの職人芸的な映像をタップリ堪能(*^o^*)

序盤の走行する列車でのアクションシーンなんかもう理屈を越えた移動感があって溜まらない魅力が満載です。

ストーリーは...今見るとガンダムのシャアとセイラの関係をベースにしたみたいな復讐ものですし、中盤はちょっとダラダラとクドい感じになっちゃうんですが、横山光輝作品群からイイ感じで抽出されたキャラが多数登場し、そのテイストが楽しめるかどうかで評価も変わってくる作品ですね(サリーちゃんとか赤影とかウヒョ〜なワケですw)。

90年代にLDで購入してましたが、ロボの大胆なアレンジと実写シリーズと余りに懸け離れた世界観に困惑しながらも、作画の魅力に引っ張られて、リリースを毎回楽しみにしていた頃の気持ちに戻って鑑賞してました。

このBlu-rayセットはHDリマスターが施され、所々処理があまいかなというカットもあるものの全体的にはシャキッと鮮明で満足感が高い逸品です(^_^)

今は高額なボックスセットでなく、安価な米国版も出ていますので、興味あれば是非!



坂の上の雲、あらためて...

2020年01月05日 18時35分00秒 | DVD・Blu-ray
なんとなく年末年始になるとラックから取り出して観たくなるドラマシリーズなんです(^_^)

日露戦争における陸軍と海軍の死闘を描いた第3部(4話分)のみなんですが...8年も前の作品とは思えない...本当に正直な感想ですし、よくこんなハイクオリティな作品作れたよなぁ...としか言葉がでません。

陸軍の秋山好古、海軍の秋山真之の兄弟、そして文化人として秋山兄弟と同郷の正岡子規らを軸とした群像劇としても良く出来ていますし、陸海とも戦闘シーンが一つも安っぽくない。それどころか映画を含めて未だにこれを越えた作品とお目に掛かっていないと断言できるほどです。

人間と戦争をテーマとして実にバランスも良いですし、現時点で映画館で上映しても遜色ないと思います(...というか大きなスクリーンと極音環境で観てみたい(´д`))。

大河ドラマとしても構想されていたようですが、最終的には衛星放送で、どこかコソコソっと放送していた感もあって、なんか不遇な扱いもされていて可哀想な作品でもあります。

テーマも内容も違うけど、昨年の大河「いだてん」でちょっと払拭された感もありましたが、世の中的にはあまり受け入れられていたとも思えず...。

明治期のドラマをもっと取り上げて良いと個人的には思うけど、時代的にイケイケな時期ですし、原作者・司馬遼太郎さんの「戦争賛美につながる」懸念があって、どうしても壁になっているとも。

難しいテーマではありますが、今後もチャレンジしていってほしい時代だなと改めて思った次第。



シャイニング、4Kデジタルリマスター版

2020年01月03日 19時11分00秒 | DVD・Blu-ray
言わずと知れたホラー映画の大傑作です(^_^)

昨秋にリリースされていたのですが、購入にちょっと躊躇してまして...。

まず4Kの再生環境を持っていないこと...通常の2K版のみのパッケージが出ないのかなと。今の段階でも動きがないので、もう無いかなと判断。

まぁ2KBDも同梱されていて問題ないので、購入を決めた次第。4K版は将来環境を整えたときのお楽しみに...という感じで(シャイニングが最初の一枚になるとは(^_^;)。


それとねぇ...今も公開中の続編「ドクター・スリープ」に合わせて、デジタルリマスター版の上映をやるんじゃないかなぁと勝手に期待していまして...これもどうやら期待外れ(´д`)

手元で気軽に観ることができるのは有り難いんだけど、映画館で味わいたいんだよよなぁ...って思うんですが、そんな嬉しいニュースは今のところ聞きません。

まぁ...そんな悩みを抱えつつ、待つよりも早いとこ観たいので正月のタイミングで購入した次第。

144分の北米公開版は恐らく初めて目に出来るし、鮮やかな画質で良い感じ(*^o^*)



日日是好日、Blu-ray購入

2019年06月10日 21時25分00秒 | DVD・Blu-ray
もちろん豪華版で(*^o^*)

メイキング含めて楽しみにしていました!

三回ほど映画館で鑑賞、それぞれ別のサウンド環境を味わいましたが、茶室の空気感...風や水といった繊細な音を聴き取りたかったので、ヘッドフォンで鑑賞しましたけど、これがもう思った通り全編にわたり瑞々しく耳を擽ってくれます(^_^)

この映画、テーマは「水」なんだなと改めて思いましたね。茶道で使う水もそうなんですけど、人生そのものを水の流れで表現し、それは人生の節目において川や海の情景で見せ、感じさせてくれます。

そこに大きなドラマはありません。誰にでも起こりえる出会いと別れがあるだけです。

ちょっとした喜びと哀しみがスパイスとして織り込まれている...それだけで充分なんだと思います。

武田先生演じる樹木希林さんが一人静かに珈琲を入れるシーン...。

そして典子の父が亡くなり、気持ちが沈む彼女にそっと手を重ね「桜が...哀しい想い出になっちゃったわねぇ...」と静かに囁く...これだけでも深いドラマを感じるし、映画になっているなと。

ラスト、武田先生が「あなたたちも教えてご覧なさい。教えることで教わることが一杯あります」の語りかけは、樹木希林さんご本人の...若い俳優へのメッセージとして心に響きました。

これからも大事な作品の一つとして、観つづけていきたい映画です(^_^)



小津安二郎、4KデジタルリマスターBlu-ray版の4作

2018年07月03日 20時35分00秒 | DVD・Blu-ray
6月末に先行して大映(角川)の「浮草」、そして本日松竹の「お茶漬けの味」「早春」「東京暮色」がそろい踏み(*^o^*)

パッケージのオマケ、「浮草」は公開当時の再現チラシ、松竹3作はそれぞれをテーマにしたポストカードです。中でも「早春」のポスカは美しい配色でデザイン的に秀逸。これをパッケージにすれば良かったのに...。

未見なのは「早春」のみ。他3作を観ての感想はこれまで書いた通りですが、シャキッと鮮明で階調表現の復元は本当に見事!

古い作品だし、これまでは不鮮明でキズだらけが当たり前と思ってきたワケですが、デジタル技術の発展が恩恵となり、美しい姿を取り戻した喜びに浸るばかりです(*^o^*)

それを手元において、いつでも鑑賞できるってのもねぇ...(^_^)

今回、大映作品の「浮草」は特に嬉しかったなぁ...と同時に取り残された感が強くなってきている東宝の2作「宗方姉妹」と「小早川家の秋」がいよいよ気になってきますね!

同社としては黒澤明作品が最優先だとは思うけど、来年くらいには観たいもんですよねぇ...。



Perfume、P.T.A. DVD vol.10

2018年03月28日 21時05分00秒 | DVD・Blu-ray
ファンクラブ会員として、年一回のお楽しみ!

パッケージデザインになぜかクルマが?

メニュー画面にも路面をあしらったもの...はっ(゜ロ゜)

チャプター3「3人だけのドライブ旅」と!!

まさか...そう!そのまさかが実現されてました\(^o^)/

なんとホンマに3人だけでリアルにクルマを運転してドライブしている模様を収録しているんです!

これは凄い...神がかってる企画(*^o^*)

都内某所から千葉船橋ららぽーとまでの往復、往路かしゆか、復路のっち...二年ぶりの運転とか...見てるこっちも怖い(^_^;

途中高速で、合流に怯えながらも辿り着き、買い物を楽しんで無事にゴールしております(^_^)

免許のないあ〜ちゃんは常に助手席、途中ビデオカメラで車内外を撮ったり、音楽かけたり、ホンマに楽しそう!

メンバーだけで遊んだり、どこかに行ったりという話しはよく話題にしてますが、かなりに素に近い状態で仲良くワーワーキャッキャしてて、ファンとして最高に嬉しい映像になってます(*^m^*)

仲の良さが自然に現れている...運転しているかしゆかに、あ〜ちゃんがポンと飴を口に入れてやったりとか、飲み物交換しあったりとか...家族間で無意識にやってるような事を普通な感じでやってる...。

次世代通信5Gを使っての「距離をなくせ」のメイキングもあったりして、今回のDVDはFC発足10周年に相応しく素晴らしい内容に\(^o^)/