17日(日)から始まった池袋・新文芸坐における「追悼・原節子」上映会も本日最終日!
小津安二郎の紀子三部作の内の二作同時上映ってことで、大勢のファンが詰めかけてました(^_^;
たぶん混むんだろうなぁと思い、「麦秋」2回目(上映開始14時35分)を目標にして14時チョイ前に着いたのですが甘かった...。
3階フロアに行くと、既に行列が伸びて、階段へ(汗)
最後列に並んでいたら、どうやら整理券を配布しているらしいということに気づき、慌てて係の人に尋ねると「1階の玄関前で配ってます」と...(´д`)
並んでいる人は、もっと早い時間に来ていて、整理券も色分けされ、黄色・ピンク・オレンジの順だかになっていたのです...わかりにくい...><
やべ~!!ってんで1階に急ぎ、もらった整理券が113番。
う~どうなっちゃうのかなぁ(´・ω・`)と心配になりましたが、まだ座れる範疇らしいので、とりあえずは大丈夫らしい。
そして14時25分から番号呼ばれて、階段に並び、思った以上に良い席を確保できましたわ(*^o^*)
そして「麦秋」上映!予定時間よりも20分くらい遅らせてました。
この作品も映画館で観るのは初めてなので、嬉しかったなぁ(*´д`*)
朝食・ケーキ・料亭・お茶漬けと...とにかく小津作品の中でも特に食事シーンが多くて楽しい、大好きな作品です。
高堂国典のノホホンとしたお爺さんとイタズラ小僧のふれ合いも良い味だしててね(^_^)
それだけに...フィルムの劣化がとても気になりましたね。コマ落ちやコマ飛びが多くて...この後に観た「晩春」が4Kデジタル修復とリマスタリングで素晴らしい画質のものなので、悲しいほどの差がありました(´д`)
紀子三部作として名高い作品ですので、是非「麦秋」も修復を期待したいものです。
いやいや...しかし映画館の銀幕で鑑賞する小津作品は本当に素晴らしいです。ローアングルが活きてみえて...これはテレビでは味わえない。
今回
初日の「東京物語」「東京暮色」、
23日(土)の「めし」「山の音」、そして本日「晩春」「麦秋」と、計6作品を楽しみましたが、あらためて全盛期時代の邦画の奥深さ・質の高さ・表現の豊かさを味わい噛みしめた次第です。
原節子は半世紀も前に映画界から姿を消し、私の世代にとっては幻というか伝説的な存在ですが、あらためて感謝し、ご冥福をお祈りします。
本当にありがとうございました。お疲れ様でした!