発売から10日近く経ち、マスコミやネットなどの各メディアのプレビュー、そして購入者の感想で、大体の感じが伝わってきてますね。
一番の長所としては、やはり目立つRetinaディスプレイ。面積比で4倍も高密度化した威力は相当なインパクトがあるようで、一度目にしたら最後、元には戻れないという声もあったり。。。
その一方で「どこが?iPad2もキレイだし、そんなに変わらないじゃない?」と言う声も(^_^;
まぁ。。。こういうのって理屈を説明しても、判らない人は永遠に判らないもんなんですけどね。地アナと地デジ、DVDとBlu-rayの違いもわかんない(わかろうとしない?)人もいますし(苦笑)
一方で気になる点としては、発熱問題ですかね。2と比べて、4-5度程度高めみたいです。OSのアップデートなどで徐々に改善される可能性もありますけど、これから夏場に向けては、ちょっと不安もありで。
これも高解像度化の影響かもしれませんね。CPUやRAM容量もアップしてますが、使用感があまりかわらないのは、表向きの性能を支えるためのようで、プラマイ0みたいな感じになっているんでしょうね。
iPad2ユーザーはあまり買い換える必要はないのかもしれません。初代ユーザー(私)は気になりますけど(^_^;
でもストレージの容量がなぁ。。。で、ズッと引っ掛かってますが。
さて、ジョブズ亡き後も、株も売り上げも保有資産も超順調状態を維持しているAppleですが、そんな同社の組織としての考察と今後について、本格的にまとめた一冊が出ました。
「
インサイド・アップル」です。
ジョブズの名が付いてりゃ売れるでしょう的な本も沢山量産されて、食傷気味でしたけど(笑)、この本は一味も二味も違う感じ。
Appleは、このまま順調に成長を続けるのか、それとも10数年前までの迷走状態に戻ってしまうのか、今回の新しいiPadリリースを期にマスコミなんかはヒマネタよろしく喧し~く採り上げちゃってますが、冷静な目で取材・分析している感じの同書は、いろんな意味で今一番の参考文献な気がしますね。
まだ冒頭しか読んでませんけど、「アップルの経営が見事だとするなら、その手法はどういうものだろう。グーグルの職場環境はひとつのポップカルチャーとなったー『なぁ、パジャマで出社しても、職場で朝食シリアルを食べても、キックボードに乗ってほかのエンジニアと決闘してもいいんだぜ、ヒャッホー!』。」と言う一節には笑えました(*^o^*)
ちょっと前から、自由で天国みたいな職場環境が話題になったGoogleやFacebookとはある意味真逆な伝統があるApple。竜巻のようなオーラ全開で社内を歩き回り、社員をビビリまくりにしたジョブズさんはもういないので(笑)、以前ほどじゃなくなっているんでしょうけど、こんな独特の企業文化で成功してしまった例は、特に米国の企業としては珍しいんでしょうねぇ。
ジョブズさんは織田信長みたいな人で、かつて本能寺の変同様な追放劇があり、その後の明智光秀体制みたいなギクシャクとして全くうまくいかない時代が。
本当に殺されたワケではないジョブズ信長が復帰し、成功しましたけど、さらに後継者としては豊臣秀吉みたいな人が良いんですかねぇ(^_^;
陽気なキャラとして想起されるのはウォズさんですが、後継者として復活ってのはカナリ無理がありそうですし(´Д`;)、アイブさんはちょっと弱い感じだし、フォーストールさんではイマイチ器でない感じ。
まぁクックさんが、どううまく繋いでいってくれるか楽しみでもあるんですが。。。
ともあれ、ファンとしてアレコレ考えさせてくれる面白そうな本です(^_^)/