立川シネマシティ企画上映「航空映画セレクション」第1弾。
小林旭さん主演で、空自が舞台であるものの、熱血日活アクションそのものではありました(^_^;
小林さん演じる榊拓次は二等空尉で、創設まもない空自のアクロバットチームの一員。実兄が営む民間航空会社のイザコザ絡めてストーリーが展開するんですが、まぁとにかく話しの決着はコブシで強引に解決するって感じで、マイトガイ炸裂なワケで、内容の評価云々するのは野暮ってもんでしょう(*^o^*)
パネル展示もされてましたが、とにかくメカ好きとしてはF86(通称・セイバー)を愛でるべき映画ですね!
フィルム上映ですが、デジタルのカッチリさとは違う暖かみと深みのある映像も堪能できました。
富士山をバックにドーンとスクリーンいっぱいに編隊を組むF86の美しさったらありません。
上映後のトークショー。写真左から、司会・杉山潔さん(本企画の主催者)、石川潤一さん(航空・軍事ジャーナリスト)、岡部いさくさん(軍事評論家)、神野幸久さん(「航空ファン」編集次長)。
岡部さんなんか、タイトルテロップが邪魔だ!と盛んに仰ってました(笑)
オタク濃度の濃ゆいトークで楽しかったですが、1961(昭和36)年の頃はチームのネーミングが定まってなかったようですね。
最初は「天竜」としていたものの、発音しにくいということで、コールサイン「インパルス・ブルー」をひっくり返して「ブルー・インパルス」になったり。
作中では「ブルー」としか言って無い感じでしたが、機体に「Blue Impulse」の文字が書かれていたりと過渡期だったようです。
印象的なシーンとしては小林さんが上司の死に接し、F86のエアインテークに頭を突っ込んで「バカヤロー!!」と叫んだり、兄貴の会社で食事するシーンでボリュームタップリで美味そうなクジラ肉齧りつくところ。当時は貧しさの象徴としてクジラ肉を出してますが、時代を経て今では高級品になってしまった皮肉さを感じさせられました。
笹森礼子さん演じる紅一点・マキちゃんも可愛かったなぁ(*^o^*)
トークでも皆さん盛んに仰ってましたが、とにかくF86をここまで(しかも動く映像で)観ることができて貴重な作品らしく、ましてや映画館のスクリーンで鑑賞するのは皆さん含めて初めてだったようです。
その上、コクピット内の計器類もちゃんと機能しているかのように動いていて、これまた貴重...今では規制が強くて難しいそうです。
いや〜自分もこんな機会に接することができて嬉しかったですねぇ(*´д`*)
明後日24日(月)までの上映ですので、興味のある方は是非!!!
上映会の最後に次回予定の「今日もわれ大空にあり」の予告編も魅せてもらえました。
こっちも三橋達也さんや佐藤充さんなどギトギトに濃ゆい面々で面白そう...。
あぁ凄くみたいのですが、タイミング的に難しそう...来週なのかと勘違いしていたんですよねぇ...(´д`)