どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

Perfume 、またもや懐に隠した刃をキラッと(*^o^*)

2020年01月31日 21時27分00秒 | Perfume
こういうパフォーマンスを生のステージで観てみたいものだ...。



このホンの一部分だけ見せてくれるミュージカルシーン...伸び伸びと歌い舞う美しい三人...これだけで涙してしまうのです(´;ω;`)

歌唱法には腹式と胸式があるのだそうで...。

専門的知識は皆無な私ですが、おそらく中田ヤスタカによる通常のテクノ楽曲は胸式中心。

広島アクターズスクール時代は徹底して腹式を学んだ彼女らは、この胸式に戸惑い、なかなか馴染めなかった...そんなことまで思い浮かべながら見入ってしまいました。

以降、三人は腹式を封印し、懐に隠したワケですが、そんな例えは、小津安二郎さんの思想からで...。

「確かに(懐に)刃物がある。それがどんなものか、いつ抜かれるか。客はわくわくしながらそれを待っててくれるのさ」高橋治著「絢爛たる影絵」より

いつもは見せない、その秘めた刃(ポテンシャル)を必要とされるとき、惜しみなく最大限に披露してくれる!

ファンはそこに感動するし、魅了されてしまうのです。

足先をパタパタさせて人魚を表現も美しく、可愛い...はぁ...(*´д`*)

Disneyマイ・ミュージック・ストーリー」...週末にでも時間とってジックリみたいと思います...楽しみ(^_^)



いだてん、最高すぎて...。

2020年01月30日 20時17分00秒 | TV
本日、Twitter公式アカウントも幕となりました。

本当に素晴らしい大河ドラマでした...気持ちというか余韻が強すぎて、年を越しても引き摺ってます...(´д`)

あまりにも最高すぎたなと...新しく始まった「麒麟がくる」見ても退屈に感じて盛り上がらないという...なんだか古いフォーマットに引き戻されたみたいな感覚でね(^_^;

主人公、主に前半の朴訥な金栗四三、そして後半の狂気の塊・田畑政治...明治・大正・昭和と時代の変遷と移行の描写もスムーズでしたし、折々に登場する選手達の造形もよかった...何度も涙しました。

昭和の戦争も逃げずに取り込み、神宮競技場の学徒出陣も今までのない描き込みをしていたと思います。

ストーリーテラーとしての志ん生の扱いもバランス良かった...最終回に全ての伏線が東京オリンピックに集約され、完璧なドラマ構成を成し...群像劇としても申し分なく見事としか言いようがないです(*^o^*)

こんなに素晴らしいドラマだったのに...年間通じて視聴率は最低レベルだったと...対して「麒麟がくる」で最高レベル...戦国・幕末しか許さない空気感でバリバリですね(^_^;...こうなると今後明治以降の時代を描くドラマは望み薄なんでしょう...残念な気持ちでいっぱいです(×_×)

あぁ...でもそんなの関係ない...今は只ひたすら恋しくてしょうがないのです...(´д`)



東映動画まつり2020 @ユジク阿佐ヶ谷(4)

2020年01月29日 22時30分00秒 | イベント・ライブ
「わんぱく王子の大蛇退治」終映後、ただちにロビーへ移動!

お楽しみである、小田部羊一さんのトークイベントです(^_^)

お話しを聞くのは今回で3回目ほどになりますが、本当に穏やかな紳士という感じで、とても和やかな空気に包まれるんです(*^o^*)

「わんぱく王子〜」は小田部さんが入社して2〜3年ほどの時、「動画」としてクレジットされているが、実際は「原画」として参加した想い出深い作品で、シネスコのワイドスクリーンで大きく映し出されることを強く意識して臨んでいたそうです(逆にTVアニメの時代は画面も小さいし誤魔化しも効くと思ったし、リテイクも大かた目をつぶっていたと)。

今回デジタルリマスター版をみて、あまりに鮮明で細かい粗までみえて冷や汗ものだと(^_^;

当時の東映動画はあらゆる作画から撮影まで部署が一箇所に集まり、まさにアニメの工場という感じで、楽しかったし色々と教わりもした。「わんぱく王子〜」は最初「虹のかけ橋」というタイトルだったが、格調高すぎて判りやすいタイトルになったと(これは「太陽の王子ホルスの大冒険」が企画当初「チキサニの太陽」だったことと同じですね)。

極彩色に溢れた日本画調の美しい背景は、美術の小山礼司さんの熱い想いで実現されたものだそうです。

キャラクターデザインは森やすじさんを中核とし、スタッフ皆でアイデアを出し合ったものですが、方向性としては埴輪をモチーフにしたとのこと...観ているこちら側としては自然に受け止めてますが、この作品で古代日本のイメージが定着したとも言えますよね。

制作にあたって、ディズニーを代表する西洋の「マス」(塊)に対し、東洋の「フォルム」(平面)を念頭においてデザインを進めていったとのことですが、今回の鑑賞で物凄く仰る意味が伝わってきた気がします。立体的な奥行き感ではなく、絵巻ものや屏風絵のような端正な世界観...川でイザナミがスサノオの身体を洗う美しいシーンが脳裏に浮かびます(^_^)

小田部さんが抱く「わんぱく王子〜」のイメージは串団子らしく、小さな場面(エピソード)一つ一つが塊で、それを串で繋いで一本の映画にしている...確かに元となる「古事記」は当時に起きた様々な事件や政治的な出来事を神話としてアレンジしている感があって、スサノオがツクヨミやアマテラスに会いにいく時の物々しさと警戒する様子は、どこか異様で穏やかでない雰囲気がありますし、本作にもそれがありありと映し出されています。

やはりクライマックスである八岐大蛇との格闘で、月岡貞夫さん、竹内留吉さん、彦根範夫さん達と一緒に創り出していったのが思い入れが深いと...。天翔る白馬アメノハヤコマも最初はもっとリアルな馬のフォルムだったが、ブラッシュアップしてシンプルなデザインになっていったそうです。

本作が世界に与えた影響で、現在の作品「サムライジャック」や「ロングウェイノース」があり、特に「サムライ〜」のアクションにそれを強く感じる...東映動画はスタイルではなく、方向を示したのだと。

60年近く経っても決して古くない...温故知新とも言えますし、小津安二郎さんも言う「古いくならないことが新しいことだと」に通じますね(^_^)

そんな中からタネを見つけて欲しいという小田部さんのメッセージでトークイベントは締めくくられました。

流行を追いかけるようなものは、結局は二匹目三匹目のドジョウを追うことでしかなく、アッと言う間に廃れて消えていく...東映動画の名作群(特に昭和30年代のもの)はそんなものに囚われていませんし、後世にキチンとした形で遺し伝えていく文化だと思います。

いいお話しが聞けて、今回も嬉しく大満足です(*^o^*)



東映動画まつり2020 @ユジク阿佐ヶ谷(3)

2020年01月28日 22時30分00秒 | 映画
昔、子供のために作られた漫画映画を今は大人が静かに鑑賞している...なにか不思議な光景だなぁと(^_^;

ということで、前回「わんわん忠臣蔵」に引き続き「わんぱく王子の大蛇退治」の感想を。

こちらはデジタルリマスター版として世界初上映となる記念すべき鑑賞となりました(*^o^*)

映像ソースは来月初旬に発売予定の「Blu-ray BOX(初回生産限定)」と同じだろうと思いますが、色彩が非常に豊かに鮮明になっていて、素晴らしい仕上がりになってました!

野山一面に咲く草花の美しさ、画面いっぱいに大写しになることが多い真っ赤な太陽...特に赤系は下手すると下品になり勝ちなんですが、丁寧な処理が感じられて深みのある色合いに眼福しきり(*^o^*)

DVD版はもちろん所持していて何度も見てますが、もうまるで印象が違う!あれ?こんな作品だったっけ?(良い意味で)と、別バージョンでも見るかのような違いを感じてしまいましたねぇ...。

ミニシアターといえども映画館のスクリーンで観るのは初めての経験になると思うんですが、キャラクターの動きも細かく、微細な動作やタメがとてもよく見て取れて凄かった...クライマックス、アメノハヤコマに跨がり、大蛇と闘うシーンは特にっ!!

「天翔る」という言葉をここまで具現化した作品は前にも後にもない、超絶な動画に溜め息しかありませんでした...。

あらためて素晴らしいアニメーションをありがとうございます!と感謝の念で観てしまいましたね...(*´д`*)

同年制作の「わんわん忠臣蔵」が目指した欧米風スタイリッシュ感とは好対照で、こちらは動く日本画という感じです。

あまり詳しくはないですが、横山大観とか東山魁夷とか...色鮮やかで艶やかな日本画の世界が画面の中で躍動している...まさにそんな印象です。

やはりデジタルリマスターの意義はあるよなぁとツクヅク...褪色して赤茶けたまま何十年も放置されつづけて可哀想な扱いでしたが、ようやく息を吹き返して、本当に蘇ったなと。

世界の多くの人に観て欲しいし、ディズニーアニメとは全く方向が異なる作風を今こそ見直し、再評価されるべきだなと強く感じた次第です!

そしてもちろん「Blu-ray BOX(初回生産限定)」も入手し、手元において時折ジックリ鑑賞していきたいと(^_^)

次回は上映後に行われた、小田部羊一さんのトークイベントを!


東映動画まつり2020 @ユジク阿佐ヶ谷(2)

2020年01月27日 23時35分00秒 | 映画
と言う事で、2作鑑賞の感想をザックリと...。

まずは「わんわん忠臣蔵」、東京初上映なのだそう(本当の初上映はどこだったんだろう(^_^;)。

初見ではない筈なんだけど、それに近い感覚でしたね。昔TVで放映していたのを観たという程度なんで、赤茶っぽく褪色し、ブラウン管の不鮮明な映像のせいもあり、ひどく古ぼけた印象しかなく...ちゃんと観てなかったんだなというのが正直なところなんですよね...(´д`)

それもあって...デジタルリマスターの威力をまざまざと見せつけられたという感じでして、こんなにも鮮明で、情報量が多い作品だったのかと圧倒されました。色彩設計も極彩色を抑えて渋めな方向でしたが、リマスタリングによる色合いが再現されていて、気持ちよく鑑賞できました(^_^)

ディズニー映画を強く意識しているのが濃厚で、スタイリッシュな映像を目指している...特に主人公・ロックが大人になるため?都会に出てくるシーン、その街並みがとてもバタ臭くて、アメリカナイズって感じなんですよ。軒を並べるビルや店の看板や置かれている商品に至るまで、ビッシリと英文字で書き込まれている(よく見ると、日本語のローマ字でスタッフの名前だったりして遊んでます(*^o^*))。

原案とレイアウトで手塚治虫さんが参加しているのもあって...野良犬が住む、大きな橋の下の土管とかね...どことなく「ウェストサイド物語」風でもある。

アクションは思ってた以上にダイナミックで、ワイド画面を活かしたカメラワークが凄かったなぁと。冒頭ウサギを追いかけ回すキツネのシーンが迫力あるしツカミはOK!ですし、確か終盤に遊園地のジェットコースターで闘うシーンがあったよなと記憶してましたけど、思った以上にスピード感タップリで、長尺だけど観る者を飽きさせない派手なシーンが展開されて感心してしまいました(*^o^*)

作画監督をつとめたのは大工原章さん。自由奔放なアクションが得意だったと見聞きしてましたが、あらためてその力量に驚かされた次第です。

ただストーリーとしては「忠臣蔵」のタイトルってどうなんだろう?って感じでしたね。復讐劇ではあるし、討ち入りっぽく雪の中で決行されているのはそれっぽいんだけど、取り入れた要素はそれくらいな感じ。47匹の犬が...てのも大して意味をなしていないし。

どこか中途半端なまま、とりあえず形にしたという感じは否めないけど、当時の東映動画の力量がどれほどのものだったのか感じとれる作品でしたね(^_^)

次回「わんぱく王子の大蛇退治」へと続きます(^_^)



東映動画まつり2020 @ユジク阿佐ヶ谷(1)

2020年01月26日 19時15分00秒 | 映画
「わんわん忠臣蔵」と「わんぱく王子の大蛇退治」を鑑賞。

「わんぱく王子〜」は小田部羊一さんのトークイベント付きです(*^o^*)

いつもながら丁寧な上映案内。

そして素晴らしいのはロビーの壁面いっぱいの黒板アートです!

アメノハヤコマに跨がるスサノオと八岐大蛇の空戦シーンを大きく描き、猿飛佐助・ペロ・ホルス・パイニャン・ロックが観客席にという構成...ちょっと生意気そうなホルスが素敵です(^_^)

描かれていたのはアニメーターの伊奈さんという方のようで、私が到着した11時45分ころ最後の仕上げをしていた模様...イベントのため来場された小田部さんとツーショット写真が出てました。

反対側の壁には「わんぱく王子〜」関連のセル画や設定資料が展示。

すばらしい...溜め息しか出てきません...。

今日2作連続で観て気になったのは、この「アカハナ」というウサギのキャラ。

このキャラ、「わんわん〜」でも「ラビ」という名でほぼ同じデザインで登場してました。

両作共に1963(昭和38)年のもの...関連というか繋がり感はないし...なんかの都合で使い回したのかな?(^_^;

そしてロビー中央の関連グッズ。

ドンと鎮座している小田部さんと奥山玲子さんの画集...ほしい!!...けど1冊1万超の価格と書籍の大きさに圧倒されて手が出ません(汗)

記念として今回は下記2点を購入。

五味洋子さんによる「アニメーションの宝箱」...以前から気になってた本でしたが、ジャケ買いも含めて(^_^;

そして森やすじさんイラストのクリアファイル。

会場の紹介で盛り沢山になってしまった(^_^;

作品感想は次回に...。


メモのデジタル化

2020年01月25日 20時51分00秒 | 生活
なかなか徹底できませんねぇ...。

仕事の打ち合わせでノートPCやiPadでメモする人は珍しくなくなり、自分も時には頑張ってやってみようとか思うんだけど...どうもシックリこない。いろんなメモツールやアプリも試してはみたけどね。

電話なんかの聞き書きなんかだともっとダメで、打ち込みや変換ミスに気がとられて追いつかないという...(´д`)

今現在は割り切って紙やメモ帳にしています。

紙の上で自由に空間を使って、無意識にレイアウトを構成していく感覚のほうが良いかなと。

この自由さ...アプリでもそういうの有るにはあるけど、それでも何かが違うんだよなぁ...。



西武園ゆうえんちに...。

2020年01月24日 21時11分00秒 | 話題
昭和の街が出現するのだそう。

小学生時代の遠足から始まって、何度も行ってるし、同市内でもあるので馴染み深い場所...だいたいあの辺りに造られるんだろうなと見当もつきます。

100億円の予算ってのもビックリですが、どんなクオリティなんだろう...昔ながらの遊園地も強い個性を持たせてテーマパーク化しないと生き残れない...「三丁目の夕日」みたいな映画の中にドップリと浸れるような本物志向でないと飽きられるし、たちまち廃れてダメになるのが関の山(^_^;

興味もあるし、地元民としても応援したい気持ちもある。

中途半端ではない、リピーターになりたくなっちゃうくらいなクオリティを期待します(^_^)



五輪選手団の公式服

2020年01月23日 21時50分00秒 | 話題
デザイン、いろいろ捏ねくりまわしてきたけど...。

単色の赤・白の組み合わせが一番シックリきますね。

赤ジャケットに白パンツ(スカート)が良いんだが、今度は逆転させたのか...赤は重いからなぁ...バランス的に微妙ですねぇ(^_^;

どうみても珍奇でバカっぽいシドニー大会の虹色マントとか、アテネ大会の花柄に比べればマシですけどね(*^o^*)



宍戸錠さん、逝去

2020年01月22日 22時39分00秒 | 話題
享年86歳...私の父と同い年の同学年か...。

カッコイイ名前ですが、芸名ではなく本名だったんですね。

「錠」は、生まれた時点で末っ子だったので、錠をかける(生み納め)の意味だったそうな(^_^;

若き日の日活時代「エースのジョー」とか「殺し屋ジョー」とか、豪快さとエッジの効いた個性の強いキャラで、小林旭さんなどを向こうに回して大活躍のイメージもあります(人差し指を立てて、左右に動かしながら「チッチッチ」とやるキザな素振りは宍戸さんが)が始めたポーズあんだとか...私の世代的にはバラエティ番組に出てくるオジサンで、ギャングのボスなどセルフパロディーで笑わせてくれる面白い人という感じでしたね(^_^)

「ゲバゲバ90分」とか「カリキュラマシーン」で見せてくれたシチュエーションギャグで笑わせてもらったもんです。

親の世代は消えつつあるんだよなぁ...と...なんだか身につまされる想いです。

ご冥福をお祈りします。お疲れ様でした。

合掌。