dtnkanother_Buchilog_Jaken

碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

ティッシュに貴賎はある

2008年06月16日 23時56分22秒 | 毘沙門天
見も知らぬ他人の会話の断片。「どの文脈でその言葉に至るワケ?」みたいな言葉の欠片。

そんな感じの街の声を拾いあげていく「毘沙門天」。今回は見も知らぬ他人ではなく、でたんKonoから採取したこの一言。

少し前の話しなんであるが、Konoと2人でどこかの呑み屋街を歩いていた時のこと。

黒いスーツにカラーシャツ、茶髪のにーちゃんが、まあ確かキャバクラ的な店やった気がするんやけど、スッと我々の前にポケットティッシュを差し出したんですわ。店の広告入りの。まあ、よくある繁華街の一点景やね。

何気にそれを受け取ると、こっちが2人で歩いてたからなんでしょうな。ふと手元みると2つくれてたんですわ。ここまでは何てことない話しやね。

で、2つあったんで1つをKonoにホイッと差し出すと、Konoがこれを受け取らんのです。で、「どしたんや?」と訊けば、「いや、いらん」と。「なんで?」と訊けば、「なんでも、いらん」と。

こうなると何でいらんのか気になるんが人情ってぇもんでしょう。以下はそっから後の大体の会話。

「何で?自分、ティッシュ使わんの?もしかしてエコ?」

「いや、エコやない。フツーに使うけど」

「これ、ティッシュやで?何か問題あんの?」

「いや、そのティッシュはいらんのや。問題あるのよ。」

「何で?キャバクラ広告入りやから?」

「まあ、そう言うことやな」

「え?マジで?そんなん言うなや~、キャバクラのでもティッシュはティッシュやんか?ティッシュに貴賎はないやろ~」

ここで出たのが、タイトルにもある、Konoの一言。

『いや、ティッシュに貴賎はあるんだよ。』

・・・忘れられない、Konoの名言である。娘がいるからねぇ。それはそうか~と妙に納得した、Kanotherなんであった。九州男児、かくあるべし。