そろそろ広島遠征の話しをしようかな。

随分と引っ張っちまいやしたが、何で引っ張っちまったかってぇと、その後のカープの調子がイマイチで、あんまし気分が盛り上がらんかったからなんである。

７月初旬の広島遠征ではヤクルト戦２試合を観戦したんですが、結果は１分１敗。１戦目が引き分けだったんですが、その翌朝の地元紙（中国新聞）に、この引き分け試合に関するコラムが載ってました。

中国新聞では、スポーツ部の記者がカープについて書く「球炎」というコラムがあるんですが、「中継ぎ＆拙攻ショー」と題されたその日のコラム、これが７月のカープを全て物語っている名文ですので、長くなりますが引用しましょう。

『リーグで高い評価を受けている広島、ヤクルトの救援投手を一堂に集めた「広島中継ぎショー2008」（主催広島東洋カープ）が５日、広島市中区の広島市民球場で開かれた。両軍合わせて、今季最大級の12投手（先発２人は除く）が登場。会場には１万6,000人が詰めかけ、プロの技の競演を心ゆくまで楽しんだ。

両軍の先発投手が早く崩れ、ショーは五回裏に開幕。広島は６投手を出品した。人気は横山、シュルツ、永川、梅津の４人衆。抜群の安定性能に加え、４人で５回を65球でつないだ省エネ性能でも技術の高さを披露した。注目は、目下売り出し中の上野と、今年の新商品である岸本。ポイントとなる回を締め、層の厚みもアピール。拍手喝采の中、十二回に閉幕した。

20ホールドの押本、19セーブの林昌勇が披露されたヤクルトの中継ぎショーでは、「広島拙攻ショー2008」も同時開催。特に、５安打を集めながら無得点に終わった七、八回の攻めには不満が集中。「効率が悪すぎる」など、改善を求める声も多く聞かれた。

次回開催は未定。主催者は「耐久性能は未知数なので、連日の開催はできれば避けたい」と、先発陣、打撃陣の奮起に期待していた。』

我々が広島遠征時のヤクルト戦はカープ５割到達をかけた戦いだったんですがそれは叶わず、この数日後に何とか５割に到達するも翌日から２連敗、そして一進一退を繰り返した後に泥沼の７連敗という散々な７月だったんでした。

「連日の開催はできれば避けたい」というカープの『中継ぎ＆拙攻ショー』、実際には連日開催の７月だったんでした。３位を伺う成績だったのが、前半戦を終えたときは文句なしの５位。ガックシです。

頑張れ、カープ！８月反攻、期待しとるでっ・・・って、夕べはまたまたヤクルトに敗戦・・・今日は・・・今日は頼むで・・・

写真は「中継ぎ＆拙攻ショー」に疲れ果てて試合中に居眠ってしまったKono嘗めでの「中継ぎ＆拙攻ショー」が繰り広げられる市民球場の模様。ホント、この日は疲れやした・・・