二児の父、クラブマネジャーの星です。
ここ最近、妊婦対象運動教室や未就学児運動教室などの仕事も増えてきました。
しっかり勉強して臨んでいるつもりですが、伝わった、と実感することのほうが少なく、反省の日々です。
そんな私も家庭に戻れば、子育てに四苦八苦の毎日。
子育ては正真正銘の人間教育、そしてある意味「教育論」を学ぶいい機会です。
子供の接し方。私は、ガミガミ叱るのではなく褒めて育てるほうに「なびいて」いました。
ですが子供が成長するにつれて上手に、適度にちょうどよく褒めることが出来なくなってきています。
特にスポーツや運動をさせる上では、褒められてばかりいては、本当の自信はつきません。
しっかり、やるべきとをやって結果ではなく行動を褒め、挑戦したことを褒める。
大人にとっては簡単ですが子供にとって、気持ちをその方向に向けるのは難しいことです。(本当は大人でも難しい)
すこし話ははずれますが、私は根っからのスポーツ人間です。どうしても基準はそこなので、子供にとっては迷惑な話かもしれません。
(スポーツを子供に強要するわけではありません。子供にはスポーツをしてもらわなくて結構です。)
褒めて育てる。
それってどういうことだろうと。
褒められると気持ちがいいので自信のようなものがその時一瞬、感じるかもしれません。
ですが、自信が「おごり」に変わりやすく、プライドばかり高くなると失敗が必要以上に怖くなり、失敗しないように行動します。
これは何かを習得するならよくない傾向です。その失敗を乗り越えるような行動をしなければ成長はありません。
この間うちの子供が逆上がりが出来ました。
しかしちょっと高い鉄棒でやってみたら全く出来ない。そうすると、もう気持ちが落ち込んで挑戦すらしようとしません。
子供なので当たり前の行動かもしれませんが、これはちょっと寂しいしもったいない。
逆上がりを練習もなしで出来てしまったために、出来ない自分が受け入れられない。
気持ちに粘りがない。これではその運動神経はさび付くばかりです。
そもそも、鉄棒にぶらさがって自分の体をコントロールすることが楽しい遊びだったはず。
それがただただ楽しかったはずです。
では本当の自信をもたせるとはどういうことか。
交互におとずれる嬉しいこと悔しいことを、なにくそ精神でパワーに変えていくような、小さな失敗を気にしないようなそんな「鈍感力」も大事ではないかと思います。
行動すれば失敗は付き物です。失敗を楽しめとはいいませんが失敗しても気にせず行動できる大きさ、おおらかさ、それがたくましさにつながります。
もちろん、そこで真剣に挑戦する気持ちは精一杯褒めてあげたいです。
親としてはその姿こそ本当に「じーん」と来ます。
どう褒めて、どう失敗してもらうか。
子育てはそんな繰り返しですね。